ワーシップリーダーとは・・

 

  二、ワーシップリーダーの心得

 私のような小さな者が心得などを偉そうに説くのも恐縮なものです

が、私がワーシップリードをするにあたって心がけていることをいく

つかお分かちしたいと思います。先にも書かせていただきましたが、

礼拝というのは、一人一人が神様と個人的に交わる場所であり、極

めて厳粛な場所です。その厳粛な場所で奉仕するには、やはり敬虔

に、十分に祈って備えていかなければいけないと思わされていま

す。そしてワーシップリーダーとして備える中で心がけるべきことが

いくつかあります。

 

  ・自分がまず礼拝者であること

 ワーシップリーダーとして実際に賛美する時に奉仕するにあたっ

て、一番大切なことは何でしょうか。当たり前のことを言うようです

が、それは神様を賛美するということです。自分が恵まれて神様を

礼拝していなければ、会衆をその状態に導くことなどできるはずもあ

りません。会衆はワーシップリーダーが恵まれて、確信に満ちて神

様を賛美している姿をみて「アーメン」と、神様を賛美することがdき

るのです。ワーシップリーダーこそ、自分の思いや心を犠牲にし、自

分の精神的な状況に関わらず、神様に感謝し、神様の素晴らしさを

賛美しなければならないのです。神様の御言葉と礼拝に飢え渇きを

もって、神様に近づく恵みに預かりましょう。そして、それは日曜日

の礼拝だけに限定されるものではありません。日頃から神様を賛美

し、礼拝する恵みを求める生活で神様に近づいていきましょう。

 私達が捧げるべき礼拝について、聖書は「あなたがたのからだを、

神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。」(ロ

ーマ人への手紙12章1節)と教えています。ここで、神様は極めて能

動的な礼拝を愛されることをみることができます。ある人はワーシッ

プリーダーが満たされて賛美している姿を見て恵まれ、またある人

は牧師先生が語られる説教を聞いて「今日のメッセージは良かっ

た」と帰っていきます。しかし、賛美は自分の思いと感謝を神様に捧

げ、それを受けた神が応えて働いてくださるということが恵みなので

あり、語られる御言葉はそれを自分のものとして得て、適応しながら

主と共に歩むことが恵みなのです。大胆に神様のみもとに近づきま

しょう!人々が生き生きと礼拝を捧げている姿は本当に美しいもの

です。私達は主が喜ばれるために、進んで自らの身体を捧げていき

たいと願います。

 

  ・ワーシップリーダーは運転手

 先の賛美についての分かち合いにおけるふたつ目のテーマで、

「賛美は神様行きの乗り物」ということを分かち合いました。礼拝な

どの場所でワーシップをリードする者は、その場での賛美という乗り

物の運転手だと言うことができます。そしてバンドチームが添乗員、

会衆は運転手に信頼して乗っている乗客をいうことができるでしょ

う。多くの乗客を乗り物に乗せている運転手は、安全運転を心がけ

なくてはなりません。自分の勝手な思いで別の道へ反れたり、興奮

して自分の世界だけで進んでいたり、目的地がわからないままでな

んとなく進んでいてはいけないのです。しっかり神様という目的地を

見据えて、確実に、しかも最短距離で届けなければいけません。ワ

ーシップリーダーは十分な祈りを持って備え、向上心を持って仕えて

いくことで、神様への道順を知ろうとしているのです。

 

  ・肉的なリードを拒絶する

 このことは私自身がいつも自分に言い聞かせていることです。ワ

ーシップリーダーというのは、ともすればすぐに自分が中心になって

いると思ってしまいがちです。そこまで極端でなくても、人にかっこよ

く見せるために振舞ったり、人から会衆に気に入られるために上手

に歌うことに気をとられていたり、リードしながら歌っている自分に陶

酔してしまったりというのは、弱い私達の陥りやすいサタンの罠で

す。常に今自分は神様を賛美し、神様に喜ばれているだろうかとい

うこと問うていかなければいけません。神様への賛美をこよなく愛し

ていたダビデでさえ、詩篇の中で「わが魂よ、主をほめたたえよ」と

何度も言い聞かせています。私達人間の思いというのはそれだけ弱

いものなのです。仕事もまともにやれず、失敗してばかりの平社員

が社長室に気軽に入れないように、罪を持ち、弱さをもっている私達

が神様の前に出て行くことなど、本当はとんでもないことなのです。

偉大な神様に対する恐れをもって、それでもその方に罪を赦されて

いるという喜びをもって、謙遜に神様に仕えることを心がけるように

しましょう。そのために私達には祈りが必要です。神様を礼拝する奉

仕に預かるとき、ただ自分の身体を神様だけが支配されるように祈

っていきましょう。

 

一、ワーシップリーダーの役割

二、ワーシップリーダーの心得

三、ワーシップリードの仕方

四、賛美の選曲について

五、本当のワーシップリーダー

 

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