《要約版》(完全キキトリ版未着手)
【イントロ】
・小林旭のダンチョネ節・ズンドコ節のあたりの話をしたい。
・十字路のようなメロディ来ると思わなかった。
【遠藤実の若い頃】
・子供の頃、霧島さんの声に惹かれた(大瀧)
・鼻と頭の真ん中ぐらいから出る声。頭が大きくて共鳴板の役割(?)
・流しをやってて、この曲は三橋の歌だといって売った。
・何故かというと、S24〜5年頃、バラックをまわり
流しをやっていたが、直接人を相手にするので、お客は
自作というと「いい歌だね」と褒めてくれるのが心情。
【お月さん今晩は】
・メロディが先で、詞を松村先生に頼んだ。
・最初「地図にないような田舎の村で」という歌詞を自分で作った。
・「砂山の上の月」っていう歌詞に色がない。香りがない。と思ったらちょうど三橋美智也の「リンゴ村から」が流れてきた。
・元々、「こんな恋しい田舎の村」は「地図にないような田舎の村で」だったが、先生がなおした。
・田舎にいる人がそんなこといわないハズだと思っていた(大瀧)
・マブチさん、慶応出て芸能部に入り、久保幸江の鞄持ちを最初やっていた。まだ最初の頃。
【島倉千代子】
・音色的に島倉さんが好き。
・西沢さんの詞があったが、原稿が輝いて升目が盛り上がって見えた。
・当時1曲新人作曲が買い取りで900円。
・コロンビアで30万だと思って家でお祝いしたら3000円だった。
・当時、小さな家だが、西田佐知子など習いに来てた。
(LP2枚広げたぐらいの玄関)
・“からたち”の原稿があって、2曲作ったが、1曲はマイナーで作った。
・ディレクター(マブチ)のトコに持っていった。
・彼は最初演歌が大嫌いだったので、えらい冷たかった。
・松村先生の原稿をめちゃくちゃにして棄てたりと慇懃無礼だったが、だんだん大衆歌が好きになって仲良しになった。
・この曲も持っていったら「分からない」といわれた。
・西沢爽先生の書いたとおりに詞を生かすためにはワルツで入って「叫んでも」のところはワルツじゃおかしいので3/4、2/4が入る。
・結局、島倉さんに選んでもらうことにすることにした。
・待ち合わせまで時間があったので、駅前のパチンコ屋にいくとでまくる。これはいけると思った。
・千代子の反応は、「こういう歌は生まれて初めて。とても難しいです。
でも、今までどの先生も作ってない。難しい方をあえて挑戦したい!」
・それは彼女にとっても大きかったのでは(大瀧)
・間奏に「からたちの花」を入れてるのが良い(大瀧)
・あえて山田耕筰の叙情歌入れた。
・トニックで音が止まってセブンにはいるのが多い。
・「からたち からたち からたち」と3回繰り返した。
・この曲は私が作ったという感覚無い。
【小林旭】
・十字路が今でも好きだといっている。
・「ついてくるかい」でもう試した。
*注
「お月さん今晩は」松山恵子歌 松村又一作詞 遠藤実作曲 S32東芝
「からたち日記 」島倉千代子歌 西沢爽作詞 遠藤実作曲 S33コロンビア
「十字路」小林旭歌 西沢 爽 作詞 遠藤実作曲
(ここまで2006.10.3UP)