”日本1の懐古趣味男”
1.「Poetry In Motion」
春カントリーっぽい音楽が合うのではないかと思って
ジョニー・ティロットソンの特集。1960。
2.「Dreamy Eyes」
この曲は非常に向こうでも人気があり、ジム・ピューターよくかける。
61年に35位まであがったが、実は58年にデビューシングルとして切られていた。
そのときは60何位ぐらいまでしかあがらない。2度出てきたのはかなりすごい。
3.「Princess Princess」
向こうでの「ポエトリー・イン・モーション」のB面はこの曲。
これは日本では第3弾ヒット。ジョニー・ティロットソンの場合、
アメリカで出されたレコードの順番と日本のレコードの順番も年代も(も違い)面白い。
たとえば、「ポエトリー・イン・モーション」日本では64年に紹介。
向こうでヒットしている曲がヒットしていなくて、日本でヒットした曲は
向こうでは全部B面だった。そういうことの一番多い人ではないか。
4.「Without You」
第7弾ヒット。
5.「Cutie Pie」
この曲(Without You)のB面が日本でのデビューヒット曲ということになった。
ゴールデンハーフスペシャルでもおなじみ。これが、63年、超超大ヒットした。
それからジョニー・ティロットソンのアメリカで以前に出ていたものをジャンジャン出し、
それが当たりに当たった。全部、ひっくり返しただけでなく、ただ流行らなかったB面を
A面に持ってきたという、レコード会社のディレクターの眼力すごいもの。
逆にジョニー・ティロットソンの密かにこよなく愛していた人たち
「キューティー・パイ」でかなりイメージ壊された、と言っている人もいる。
6.「It Keeps Right On A-Hurtin'」
「ポエトリー・イン・モーション」が彼のポップの代表曲ならば、
彼のカントリーサイド(ポップ・カントリー)タイプの代表曲。
なんといっても、レーベルがエヴェリーのいるケーデンス、むべなるかな。
このへん(前にかけたWithout Youのあたりから)カントリーがかって、
カントリーギラギラと続く。
7.「Send Me The Pillow That You Dream On」
次のヒット曲。ハンク・ロックリンの名作。
8.「Send Me The Pillow That You Dream On」/ Hank Locklin
オリジナル、とってもいい曲。ハンク・ロックリンというカントリーシンガーが歌った。
好きなのでかけてみる。「プリーズ・ヘルプ・ミー・アイム・フォーリン♪」というヒット曲も。
ジョニー・ティロットソンは好きでも、カントリーまではいけないという人も多いんじゃないか。
9.「You Can Never Stop Me Loving You」
13枚目のヒット曲。63年。これのB面が「Judy,Judy,Judy」
これがなんと「キューティー・パイ」の次に出された。
順番としてはヒッチャカメッチャカ。
日本でもカントリー当たらないという定説。
ポップサイドの方をジョニー・ティロットソンのイメージとして推したのじゃないか。
カントリーサイドを常にB面のほうに持ってきた。
「You Can Never Stop Me Loving You/Judy,Judy,Judy」のカップリング
日本では、ひっくり返されて出た。
この辺はカントリーと言ってもかなり、ポップがかって
また戻ってきている。このあと1枚出して、そのあと長い間いた
ケーデンスをMGMに移り、第1弾がビッグヒット。トップ10入った。
その曲が「Talk Back Tremblin' Lips」作者がジョンDラウダミルク。
来週がエヴァリー、その後が、ジョンDラウダミルク。
ポップカントリー、ジョニー・ティロットソンの甘い歌声、女性向けという感じ。