昨晩は、ワールドカップの開会式でしたね。
そのころ、わたしは違う場所で大変な興奮を味わっておりました。
アメリカの「マーク・モリスダンスグループ」とチェロのヨーヨー・マの音楽と動きの公演を見に行っていたのです。
マーク・モリスはニューヨークの天才振り付け師といわれる方で、彼の率いるダンスカンパニーは、ダンス自体をパフォーマンスとして見せるというより、音楽をとても緻密に分析して、その要素(音程とかリズムとかビート、ニュアンスetc)を人の動きで表すというものです。
そう、まさにリトミックでよくする手法のコレグラフィーです。
耳慣れたバッハの無伴奏チェロ組曲や、シューマンの室内楽が、耳からとともに、目からも身体に浸透していく感動がありました。
実は、この夢のような日本公演は、FIFAワールドカップ日本組織委員会の公式オープニングイベントでした。
ワールドカップの開催国というのは、単に世界的スポーツイベントだけでなく、芸術や文化の面でも世界が集結するという、すごいことなんですね。
ロビーにヨーヨー・マやマーク・モリスのサインが書かれたサッカーボールが飾ってあったのがおかしかったです。
それにしても、渋谷の警官の数はすごかった・・・
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