Chart Maniacsによる
2001年Chart
座談会


2000年座談会 2001年座談会 2002年座談会 2005年座談会 2006年座談会

もはや恒例行事?のChart Mania座談会です。今年も2001年Billboard年間チャート発表後の12月22日に
Daboyさん、ノンナさん、いのっぴーさん、フィガロさん、Toshiさんに集まってもらい、2001年洋楽シーンを一緒
に振り返ってみました。音楽の趣向も世代も違うこの6人がそれぞれどんな話を展開していくのやら・・
それではごゆっくりとお楽しみを。


MORI: ようこそ!Chart Mania 座談会に。2001年Billboard年間チャートも出ましたことですし、ここで皆さんと
     一緒に今年の洋楽シーンを振り帰ってみようと思います。2時間ほどになりますけど宜しくお願いします。
     進行は参加者一人一人から今年の洋楽シーンについての感想を頂きながら進めていきたいと思います。
     ということでまず年齢順でDaboyさんから(笑)。

■ Daboyさんの2001年洋楽シーン

daboy:まず去年までのアイドルブームが完全に終わり、代わりにR&B系のダンスポップがヒットしまくりました。
     ロックでは去年から引き続きこれまでコアなロックファン向けだったヘヴィ・ロックが完全にメインストリーム
     なロックとなった。これが今年のアメリカの音楽シーンの大きな特徴だったと思います。
     大まかな感想はこういった感じでしょうか。
MORI:アイドルが別の売り方をし始めたというのは確かに感じます。
フィガロ:ブリトニーは元気だった。日本のテレビでもよく取り上げられてた。
ノンナ:正確に言えば、「アイドルブームは終わった」というより「終息に向かっている」と。来年以降、多くのアイドル
     が淘汰されまくるでしょう。 
daboy:そうですね。アイドルはまだ健在だけど、売り方がこれまでと変わってきた。Michell Branchなんかも
     一応アイドルだし(笑)。
ノンナ:ブランチ、かわいくなかったですよ(笑)。
daboy:ミュージックステーションを観たけれど、ブランチ歌が日本の女の子より下手だった。可愛かったけど(笑)。
     「Everywhere」(Michell Branch)はなかなかいい曲と思うんですけど、一曲だけ。 
いのっぴー:Usherもアイドル(笑)?
MORI:そのわりにO-townやEdens Crushなどが2001年の最初に売れました。ただヨーロッパではまだアイドル
     全盛。
ノンナ:Hear'Say。
daboy:これまでアイドルを支持してた層が一気にロックに流れたことも今年の大きな特徴でした。
     LifehouseとかLinkin Parkとか。
ノンナ:Lifehouse、Vocalはちっともカッコヨクないですけど。
フィガロ:Backstreet Boysのファンは今誰のファンになってるの?
daboy:元バックスのファンは大人になって、ロックに流れてるんじゃないですか。
MORI:NsyncとO-townに流れているとか。
ノンナ:O-townは「We Fit Togther」もそこそこだったし、3枚ヒットすればまあ合格?
MORI:O-townは楽曲にも恵まれていました。去年の座談会の時ちょうど「Liquid Dreams」がヒットしていて、これ
     何?みたいな話をしてました。ジャニーズ?みたいな(笑)。
daboy:「All or Nothing」は侮れない名曲でした。ちょっとBon Joviっぽかったけど。
TOSHI:「Liquid Dreams」の歌詞は頑張ったと思いましたけど。
ノンナ:「Liquid Dreams」ではバカにしますって。
daboy:歌詞で頑張ったって・・。

■ノンナさん(C-1 2001Champ)の2001年洋楽シーン

ノンナ:チャートと少し離れますが、まずベテランの復活!。Christopher Williams、Tony Terry、Miki Howard、
     Lisa Stansfield、Regina Belle、Kool& The Gangの新作が全部出たというのは恐ろしかったりします。
MORI: ・・・・
いのっぴー:Christopher Williams、渋い!(笑)。
MORI:Christpher Williamsって映画『New Jack City』に出ていた人ですね。
ノンナ:「I'm Dreaming」でおなじみの(注:「I'm Dreaming」は91年に全米89位。)
daboy:R&Bは改めて歌モノが再評価された年でしたね。
ノンナ:コケた人?ではSisqo、Jon B、、、。
いのっぴー:Sisqoは十分笑わせてもらったのでアリです(笑)。
daboy:Sisqoはどこがいけなかったんだろう?
いのっぴー:あのアルバムにGOサインを出したスタッフ。
ノンナ:「Dance For Me」は完全な二番煎じ、、、。いい曲もあったんですけど。
MORI:Sisqo、MTVの中で視聴者と踊っています(笑)。
daboy:アッシャーが復活したからかな、、。
いのっぴー:SisqoもNapsterに曲を流出させて作り直せばよかったのに。
ノンナ:アイドルはやはりブリ(Britney Spears)の年でした。Kylie Minogueがわかりやすい例だけど、脱アイドル
     な手法をアイドルバリバリの”今”やったというのは大きいと思う。「I'm A Slave For you」をむりやり
     押し付けてきた。よほど優秀なブレインがいる感じ。ブリはこの先10年は安泰という気がします。
MORI:Britneyは上手くアイドルから脱したと思いますよ。これから10年大活躍できそう。
daboy:「I'm Slave 4 U」はブリの趣味なのかなぁと思った。Justin(Nsync)は相当R&Bが好きみたいだし彼氏の
     影響でね。むしろスタッフがこれまでのMax Martin路線にこだわってたような。 
ノンナ:ブリのアルバムのスペシャル・サンクス欄にパパ、ママに続いて"J"の名前があります。
daboy:「Gone」(Nsync)なんてよくできたR&Bナンバーですから。ちょっとJustin君を見直しました。
フィガロ:Usherは発売延期とかして良かったんですよね?
daboy:Usher2曲連続で1位でしょ。前作並みの成功です。
MORI:男性ボーカルでここまで売れたのは90年代ざっと見てもそうないです。R kellyは作曲家としての才能が
     あったし、Montell Jordanも。純粋なメールボーカルっていたかなあ。
TOSHI:Joeはどんな位置付けなんでしょう?
ノンナ:Joeの新作、恐ろしく低い出足ですね。
daboy:楽曲支持じゃないかな。前作(注:『My Name Is Joe』全米2位)が出来すぎだったとも言えるけれど。
いのっぴー:新作、泣きのミディアムを連発してます。
MORI :Joeは優れた作曲家なんだけど、他のアーチストとの明確な違いというか特徴が少ないのが痛いですね。
ノンナ:ライブを見た限り、かなりかわいいし(笑)、キャラも立ってる人ですよ。
daboy:顔怖いです。
フィガロ:Brian Mcknightも頑張っていると思う。
MORI:Brian Mcnightもシングルヒットに左右されているような。
ノンナ:Brian Mcknightはファルセット全開のシングルだけが飛び抜けて良かった。

■ いのっぴーさんの2001年洋楽シーン

いのっぴー:今年はIsley Brothersの年だと思っていたら最後にAngie Stoneがとんでもないアルバムをリリース
     してビックリしました。あとオーガニック系のサウンドがシーンに完全に定着した感じがします。(今年活躍
     した)Alicia Keys と India.Arie は R&B というよりはTracy Chapman なんかのAdult Top 40 のくくり
     でした。
daboy:オーガニック系?コーヒーですか(笑)。 
いのっぴー:オーガニック系とはいわゆる 生演奏中心の R&B です。
MORI:昔ならトニートニートニーとか。
ノンナ:ニュークラシックソウル、、死語。Jill Scottのライブアルバムもぶっとんでました。
daboy:生演奏が戻ってきましたよね。ところでAngie Stoneの新作って、
      Erykah BaduやJill Scottの流れになるんですか?
いのっぴー:Jill Scott、Musiq Soulchild で当てた旬のプロデューサーAndre Harris (Touch Of Jazz)がそんな
     感じのサウンドです。Michael Jacksonの「Butterflies」も良かったし来年はきますよ。
ノンナ:元夫婦揃い踏み。Maxwellの新作も今年でしたね。Angie Stoneのアルバムは五つ星を付けたい出来
    でした。
MORI:Michael Jacksonの「Butterfly」がヒットしているのは、あれが”今”の音だからなんですね。そういうところは
     Michaelアザトイというか・・鋭いというか(笑)。
TOSHI :Craig Davidって、どんな評価ですか?
daboy:Craig DavidってUsherと同じポジションじゃないかな。R&Bフィールドではそれほど成功していないみたい
    だし。ルックス良い、曲良い、歌上手い、みたいな。
いのっぴー:Craig David は R&B とは思ってないけどアリだと思います。
ノンナ:Craig DavidはR&Bチャートではさっぱりでした。プロモ来日の時の印象はただのキタナイひげ面ゲーム
    大好き兄ちゃんでした(笑)。
MORI :Craig Davidは先に名前が出ていたJoeと同じように作曲家として才能があります。良いメロディが書ける
    才能はUK USを通してもかなりの才能ではないかと。
daboy:歌詞が都会的でお洒落ですね。
いのっぴー:Hip-Hopでは OutKast,Ludacris,Mystikal,Bubba Sparxxx あたりの東のリスナーでも聴ける南部
    アーティストがイケてました。
ノンナ:MACK10も南部になったし。
いのっぴー:東の Hip-Hop は手詰まりのような気がします。Jay-Z 『The Blueprint』 などは作品として良くできて
    いるけど来年以降の Hip-Hop シーンの主流になるとは思えないです。
MORI :鋭い意見が出ましたね。
ノンナ:BMRのしつこいウエッサイ特集からもわかるように(笑)、完全に西、南>東になってますね。
daboy:Mystikalの新作って良かったですか?
いのっぴー:Mystikalは最も旬のサウンドを感じます。前作よりシンプルになってます。
ノンナ:まさかこの人がメインストリームにくるとは4,5年前には夢にも思わなかった。
いのっぴー:Ludacris 級かそれ以上のセールスを記録すると思いますよ。
MORI :MystikalってずっとJB というかあの路線(デェェェーンジャ!!)で行くのかな。
TOSHI :Ludacrisは「笑」が売りみたいですが、良く分かりません。
daboy:ささやき路線(笑)?
ノンナ:売れて”怪しさ”の部分が薄まっちゃった。
いのっぴー:そうですね。あとNas は完全に終わった気がします。
daboy: 『Nastradums』で(笑)。
ノンナ:いや、スティルマティック(Still 『Illmatic』)って言ってますよ(笑)。

■ フィガロさんの2001年洋楽シーン

MORI:そういえばしばらくフィガロさん出てませんけど・・落ちてないですよね?。
いのっぴー:フィガロさ〜ん!
フィガロ:あ、そういうわけじゃなくて、トイレの水が止まらなくなっていて(笑)。
一同:納得(笑)
フィガロ :今年はGwen Stefaniが旬だった。あとJ.LO(Jennifer Lopez)。それからMadonnaのベストに新曲が入ら
     なかったのが不思議だった。全体であまり名曲がなかったと思う。しかも今年は11月からベストばっかり
     出てる・・。
daboy:Gwenちゃん生き返りましたね。フィーチャリングでこそ真価を発揮するLil Kimかよ!みたいな。
MORI:No Doubtが売れなくてもソロで生きそう。
daboy:むしろNo Doubtはいらないでしょう。
ノンナ:ブッチ・ビグに失礼だ(笑)!
フィガロ:個人的にMadonnaのコンサートに行けたのが良かった。
daboy:Madonnaは会社の状況が厳しくて仕方なしにベスト盤をリリースしたらしいです。マーベリックレーベルは
     Madonnaのアルバムでしか収入がないから。
TOSHI:それなりに売れましたしね。
ノンナ:ブランチさん(Michell Branch)が頑張ってます。
daboy:でも、ブランチさんはアルバムが売れてない。
MORI :Madonnaのベストは内容的にイマイチでした。せめて「Don't Cry For Me Algentina」のダンスミックス
    (Single ver)が入っていれば別だった。来年はAlanis Morissetteが売れるのでしょうか?。ちょっと心配
    ですね。Prodigyも来年ですしマーベリックは来年話題作ラッシュ?
フィガロ :今年の年間1位がLifehouseっていうのがびっくりです。今年Third Eye BlindのSemi Charmed Life
    (97/4)が出てたら1位になってたのではと思った。
MORI:鋭い!。
いのっぴー:最近はエアプレイ主体ですからね。Janet 『All For You』とかはどうでした?
フィガロ:『All For You』はあまり気に入っていません。DVD付きはすごく嬉しかったけれど『Janet.』とかに比べる
     となんとなくインパクトがないかな。
TOSHI :Michaelのことを思うと・・・。
daboy:シングルの寄せ集めみたいな気がするよね。
MORI:USで200万枚。それもブリちゃんの新作が400万枚というのを考えると。
いのっぴー:良くできたPopアルバムと思うのですけどR&B としては聴けない。
ノンナ:「Son Of A Gun Remix」でようやくR&Bな感じ。
daboy:Janetのアーティスト人気は既に落ちていて、シングルのヒットがあったから、MariahやMichaelのような
     結果にならなかったと思ってます。
フィガロ:そういえばMariah Careyのこけかたがすごかった。
MORI :今週のね。Mariahの「Never Too Far / Hero」(81位)はトドメという感じがします。その前に出た
     Best Albumの順位(52位)よりも酷い。
TOSHI:Boyz II Menを連想させます。
daboy:Mariah来年のスーパーボールで国家歌うらしいですよ。
ノンナ:ここまで落ち込む理由がわからないなぁ。たぶん衣装にだけ注目が集まるスーパーボウル。
フィガロ:Whitneyもちょっと心配ですね。
ノンナ:Whitneyは今年トップ10ヒット(「Star Spangled Banner」(5位)がでた(笑)。
daboy:Mariahはこれからって気もします。これまであまりにスーパースターすぎて他のアーティストの作品に
    参加する機会がなかったから。これからはかえって身軽になれるような気もします。そうすればどこかで
    復活のチャンスもあるんじゃないかと。もちろん90年代のような成功はもう無いだろうけどまだまだR&Bの
    世界でマライアが活躍する場ってあると思うんですけどね。 
ノンナ:とりあえずWestlifeと共演予定です(笑)。
MORI:Mariah、Michael、スーパースターになるにつれ周りと違いすぎてきて結局は”裸の王様”になっちゃった
     印象です。
TOSHI :Alicia KeysがMariahみたいになるか?
MORI:胸が来年倍に膨れていたら(笑)。
ノンナ:いやーん。絶対いやーん。
いのっぴー:MariahではBone Thugs-N-Harmony と組んだ曲とか好きでしたけどね。
ノンナ:Breakdown(注:『Honey』)?
いのっぴー:I Still Believe (Remix) とか。そういえばMonicaが心配。早くも終わってそうで。
TOSHI :Brandyって延期したんでしたっけ?
daboy:来年はMonica、Brandyがリリースされますね。
MORI:Brandyは1月5日にシングルエアプレイが解禁です。ロドニージャーキンス(「Boy Is Mine」)が
     作曲プロデュースしています。
いのっぴー:Brandy、アルバムが何度も延期になってるからヤバいかも。
daboy:ジャーキンス・プロってのが不安。ジャーキンスってもう旬じゃないでしょ?
フィガロ :janetのドーム公演はちゃんと満席になるのかな?
ノンナ:JanetのLiveは順調に売れてますよ。
フィガロ:パピヨン(注:あなたは私のパ〜ピヨンです)の影響もあるかな。
daboy:(話を戻して)Mariahのベスト盤、ヒット曲を手軽に集めるのにはなかなか良いと思いますよ。
MORI:確かに内容はMadonnaのベスト盤の数倍良い。
daboy:むしろ『#1's』のほうが酷い。 あのベストの後では『#1's』はもう商品価値ないです。
TOSHI:『#1's』、中古屋で280円でした。
MORI:Mariahのベストはチャートマニアのコレクションとして貴重になりますよ。これほどシングルを網羅
     しているベストは珍しいから。
いのっぴー:Jay-Z と R. Kelly がベスト盤をリリースしたら売れそう。
ノンナ:ロバート(R Kelly)さんは出してもいいころですね。
TOSHI:C-1なら外しますが。


■ TOSHIさんの2001年洋楽シーン

TOSHI :やはり今年はStaindが目立ちました。他にLinkin Park、Alien Ant Farm、Gorillazなど登場して
     面白い1年でした。Nickelbackなどの産業ロックの頑張りもありました。   
いのっぴー:Staind は凄かったですね。
daboy:モダンロック好きには堪らない1年だったでしょうね。PODまでトップ40入りしそうな勢いですから
     これは面白い♪。
MORI:StaindとかCreedには惹かれなかったですが、Gorillazは面白かったです。マイベストにも入れてます。
TOSHI:PODの40系ヒット(「Alive」)はちょっと予想外でした。
MORI:PODとかCreedの売れ方を見ると、どうしても90年代のPearl Jamでも同じようなヒットになった
     という気が。
TOSHI :Creed良いですよ。GorillazはSingle2枚は好きなんですが。
daboy:Creedは良いですよね。ここまで明快だとヘヴィロックは苦手でも聴けます。
いのっぴー:Creed、POD はクリスチャン・ロックって言われてますけど
     クリスチャン・ロックというのはサウンドに関係なく歌詞で区別されるんですか?
daboy:クリスチャン・ロックは歌詞の方向性なんでしょうね。Creedの音なんて悪魔賛歌でも別に良さそうだし。
     PODがあの音でキリスト教的なポジティヴな歌を歌ってるのなんてある意味笑えます。
TOSHI:他はMatchbox Twentyなどがオルタナ系から卒業。3 Doors Downが心配です。
daboy:3 Doors Downは微妙な位置ですよね、両方に足を突っ込んで。まあだからこその成功とも言える。
     去年くらいがちょうどその過渡期だったんでしょう。
TOSHI :そうですね。ジャンルに執着する気はないです。良いことだと。
MORI :今年のパワーロックブームというのはCreedがTop40向きにリミックスし直した去年のシングルヒット
     「Higher」が起点なんですよね。つまりTop40でも流れるロックが今の主流じゃないかと思っています。
daboy:80年代のJourneyやForeigner、80年代後半のヘヴィメタル勢がポップチャートでヒットしたのと近いものが
     あります。それは90年代の初めにPearl JamやMetalicaなんかのグランジやヘヴィロックを聴いてた
     世代がアダルト化したということなんだろうけど。
TOSHI:ここへ来てLinkin Park、POD、Creed、Nickelbackは来年の年間Top10候補達です。
いのっぴー:Limp Bizkit はまだ旬なんですか?
ノンナ:ウェス(注:Limp Bizkitの名物ギターリスト。脱退)の後釜が問題。
MORI:去年はロックだけじゃなくコアなカントリーやR&Bの中からTop40向きの曲が出て次々にエアプレイヒット
     しました。それが今年のシーンに繋がっていますね。去年ではカントリーでFaith Hill。R&BでJa Rule。
     やたらとシングルヒットが多いですよね。
TOSHI:Outkastも。
ノンナ:でもカントリーのシングルは30位以上なかなか上へいけない。Faith Hillの後に誰も続けてない、、、。
     Blake Sheltonは惜しかった。
TOSHI:カントリーヒット、数は結構多いんですけどね。
daboy:カントリーポップはどうだろう?もうちょっとピークを過ぎたような気もするけれど・・。
     Faith Hillの『パールハーバー』のテーマ「There You'll Be」も数年前だったら大ヒットですよ。
MORI:90年代はカントリー系ラジオだけのヒットでもアルバムがかなり売れましたけど、今はTop40ヒットが
     不可欠になってます。
ノンナ:そういう意味でGarth Brooksはやっぱりズ抜けた存在でした。
daboy:ガースは別格なんでしょう。
フィガロ:Shania twainってどうしてるんですか?
ノンナ:子作り→子育てへ
daboy:カントリー・ライフ(笑)
MORI :そして山口百恵のように引退・・ファンの皆さんウソです。
フィガロ:そろそろアルバムを出しそうですよね。
TOSHI :Celine Dionも復活しますしね。
ノンナ:カントリーポップ、Jessica AndrewsとかCyndi ThompsonとかKeith Urbanといった若手が頑張ってますが、
    ちょっと時間がかかるかな。
daboy:カントリーポップって去年のFaith Hillの年間1位(「Breathe」)がピークだったような気もするから、今Shania
     Twainの新作が出ても、前ほどは売れないように思う。
MORI:ノンナさんが挙げた3人などは凄くポップスとしても聞ける。
    でもDaboyさんのように「またTobyかよ」(注:MeantimeのBreakoutでカントリー曲のコメントに困っていた
    D○boyさんの名言)って人がいるのかも(笑)。
ノンナ:Toby 大好き。あとGeorge JonesやLee Greenwoodの復活はうれしかった。 
daboy:カントリーも2種類ありますから。ドカントリーとカントリーポップ。これは大きな違い。
MORI:Shania Twainが売れていたポップスの方法がJessica AndrewsやFaith Hill。さらにはBritneyちゃん
     にまで取られているようにも。
daboy:そういえばLeann Rimesの曲(「Can't Fight The Moonlight」)が40系で急上昇してるんですよ。 
フィガロ:サントラ『Coyote Ugly』もまだ売れてますね。
ノンナ:あんなにもめたカーブと再契約して話題のリアンですか。『Oh Brother』と『Coyote Ugly』のカントリー
    チャートでの売れ方は異常でした。
daboy:Curb Labelが再プッシュを始めたんでしょうね。ヒットするかもしれませんよ。『Oh Brother』は。
    「またTobyかよ!」の僕でもめちゃくちゃ良かったです。 アメリカっていいな♪そんなロックアルバムとして
    聴けるアルバムでした。
MORI:「Can't Fight The Moonlight」は殆ど歌謡曲。80年代にもあったような曲調で、でも結構好きなんですよ。
ノンナ:リアン奇跡の来日を懐かしむ、、、。
daboy:丸顔リアンちゃん♪
ノンナ :『Oh Brother』でAlison Clausが話題にのぼりました。嬉しかった。

■ MORIの2001年洋楽シーン

MORI:まず、今年は90年代のアーチストの没落ぶりが目立ちました、チャート的にですけど。入れ替えの時期
    なのかなあって思いますが、Mariahとかがいきなり売れなくなってビックリしました。
daboy:90年代のアーティストというだけで優れたアルバムを発表しながら酷い扱いを受けてたのも多かった。
MORI:70年代にあれほど売れていたBee Geesが80年代に入るとトタンに売れなくなった、あれです。
     Boys U MenやWhitenyもかつてのように売れないと思う。
フィガロ:Toni braxtonも消えてしまいそう。
ノンナ:Whitneyの離婚て本当なんだろうか。
MORI:ロックで言えば来年発売予定のPearl Jamもシングルヒットを出し続けるしかシーンに存在感を出せなく
     なるのではと予想してます。
TOSHI:Pearl JamのSingle Hitは想像できないですね。
daboy:Pearl Jamがシングルヒットを出したら怒るよ(笑)。これまでのお前らはなんだったんだって。 
TOSHI:でもCreedの流れでPearl Jamが売れたりして。
フィガロ:Lifehouseのボーカルの声ってPearl Jamのボーカルに似てません?
ノンナ:ソフトなEddie Vedder。
daboy:今のロックってEddie Vedderだらけですよね。CreedのScottも低くて軽いシャウトだし。
ノンナ:The Calling も。
daboy:みんなそろってシャウトの仕方が同じ。
TOSHI :The Calling、完全に同じ流れですよね。そういえばShaggyの話題が出てませんね。
MORI:では話を続けて、あとシングル盤が発売されなくなったのが今年の大きな特徴だと思うけど、逆にネット
     による音の配信が増えていて、それがポイントになってきていると思います。Toshiさんが言っていたShaggy
     もナプスター絡みでヒット。Usherも。そして極めつけはMichael Jackson。ネットによる音の流出がソニーに
     リリースを決心させました。最近、DaboyさんのHPなんかを見ればそうだけど音が完全にネットに流れて
     いたりして、それも大抵がオフィシアル絡みです。これというのは新しい流れではないかと
     ・・そう、80年代のMTVのような。

2001年事件簿:ネットとヒットチャート

@ 2001年1月 
Shaggyの「It Wasn't Me」がナプスターから大ヒット。アルバム『Hot Shot』は2001年で最も売れたアルバムとなった。


A 2001年6月 
Usherのニューアルバムが発売前にナプスターなどに音源が流出。アーチストサイドからアルバム発売が延期される。そして作り変えられたとされるアルバム『8701』はシングルヒットも影響して全米4位を記録した。延期前にシングルが不調だっただけに思わぬ幸運。


B 2001年10月 
2001年に最も期待されていたMichaelのアルバムはこれまで再三発売が延期されていたが、9月にラジオからネットに音源が流出。それを受けたSonyがネット音源流出を食い止めるためにラジオ解禁を1週間早める。しかし音源流出はさらに続きアルバム発売1週間前にはアルバム全曲は既にダウンロードされていた。

C 2001年12月 
Westlife やNatalie ImbrugriaなどのCDにコピーガード機能が付けられて発売された。この機能によりパソコンに音源を取り込んだりMDにダビングなどが出来なくなっている。また日本でも複数の会社から同じように複製が出来なくなるCDを発売することが発表された。


TOSHI:個人的には流出は重宝してたりします。
daboy:昔からそうなんだけどアメリカってアルバムを売りたいわけで、シングルはその宣伝手段でしかなかった
     わけです。いくら安くても、それがネットやラジオで手軽に配給できればもうシングル盤の意味なんて
     無くなってくる。
TOSHI:Mariah「名誉のSingle No.1作戦」で嫌われたのもあるんでしょうか?
daboy:SingleはR&B系のリミックスくらいでしょ。12インチとか。それも一部のマニア向けであって、それでもう
     大衆の嗜好を判断するのはもう限界にきているのではないかと。Mariahのようにシングル盤を50セントで
     配って、セールスポイントを稼いで1位になったって、それは何の意味もないでしょ? 
フィガロ:今年って初登場1位ってありました?
daboy:初登場1位はチャートルールが変わってからないんじゃなかったっけ?
MORI:90年代のMariahは安価のシングル盤発売によってNo1を連発してきましたが、その頃は必ずと言って
     いいほどエアプレイも伸ばしていました。しかし今年発売された「Loverboy」(2001年年間シングル
     セールス1位)はエアプレイがまったく付いてこなかった。なんかシングル盤とエアプレイの関係が希薄
     になっているような。それとエアプレイで最近はチャートインするから初登場1位はもう出ないでしょうね。
TOSHI :それでもそこそこ売れたのはある意味すごいですね。
フィガロ:今年のHighest debutってどの曲なんだろう
daboy:Janet「All For You」?

2001年Hightest Debut

1: Get Over Yourself / Eden's Crush (8位)
2: All For You / Janet (14位)
3: God Bless The USA / Lee Greenwood (16位)
4: Liquie Dream / O town (21位)
5: You Rock My World / Michael Jackson (34位)

MORI:さらに続けて、今年の洋楽シーンの印象ではそれまで地味なヒットを出していたアーチストがやたらに
     ビッグヒットを記録したのが強いです。Case、112。Mary J bligeも1位を6週もとるとは思わなかった。
TOSHI:OutkastもNo,1とりましたしね。
フィガロ:「Family Affair」(Mary J Blige)は僕の中で今年のベスト5に入るな。
ノンナ:Mary J Bligeの6週は謎ですね。もっといい曲はいくらでもあったし、Dr.Dreがらみのインパクトでしょうか。
MORI:Outkastなんかはこれからの10年をひっぱる素材だと思うけどCaseや112がこれからシーンを引っ張ると
     は思えない。地味な今年を象徴していると。
daboy:Mary J Bligeの1位などは、ある程度音楽そのものを作るという作業が90年代の各ジャンルで達成されて
    しまったからその方法論でもってポップシングルを作ったという印象を受けました。あれでも少しはMary J
    Bligeのキャラあってのヒットだと思う。
ノンナ:初めての”明るいメアリー”というのも関係あるかも。新鮮な組み合わせではあったし興奮は確かにした
    けど・・。
MORI:Maryについては不満ですね。これまでシングル盤を出さない、プロモーションもしないのがいきなり
    シングル盤出す、Dreを担ぎ出す、踊りだす(??)と来れば・・。
ノンナ:踊りだす(大爆笑)。気持ち悪かった。前作『Mary」とのギャップがありすぎてつらいっす。
daboy:長い目で見れば音楽シーンは音楽そのものを作る時代とそれを消化する時代に分けられるような気が
     します。90年代はまさに作る時代で、00年代は90年代の音楽を消化していく10年なんだと思います。
     ロックしかり、ヒップホップしかり。
TOSHI:今は80年代っぽさを感じますね。
daboy:80年代もまさに消化の時代だった。だから、Mary J Bligeのシングルはあれでよかったと思います。
     彼女は今のR&B・ヒップホップの基礎を作り上げた功労者なんだからナンバーワンヒットくらいあげたく
     なりません?
TOSHI:私も肯定派です。
フィガロ:アルバムはあまり良くなかったけどシングルは好きですよ、僕は。
daboy:今の女性R&Bシンガーの多くがメアリーから何らかの影響を受けてるのに、彼女たちの方がリッチになる
    なんて不公平です。
ノンナ:ナイス落ちです。daboyさん。
MORI:とりあえず私の今年のシーンの概観はそのぐらい。と!忘れていたYo!。Cathyが頑張りました、
    作曲家として。これが自分にとって今年一番でした(爆)
ノンナ:Cathyが頑張りましたね。完璧でした!!!
daboy:Mick Jaggerのアルバムが良かったです。(MORIさんに対抗♪)

2002年注目の人:Cathy Dennis

90年代初期「All Night Long」など4曲を全米Top10に送り込んだ女性シンガーのCathy Dennis。現在彼女はSong Writer、Producerとして活躍している。2001年に全米Top10に送り込んだS Club 7の「Never Had A Dream Come True」が彼女のソングライターとしての初のUSトップ10入りとなったが、これからKylie Minogueの「Can't Get You Out Of My Head」などが全米ヒットシーンを荒らすだろうことが予想される。

Cathy Dennis作プロデュースの主なヒット(99年〜)

「Never Had A Dream Come True」 S Club 7 ( UK 1 US 10)
「Two In A Million 」 S Club 7 ( UK 2 )
「Reach 」 S Club 7 ( UK 2)
「Natural」 S Club 7 ( UK 3)
「Have You Ever」 S Club 7 (UK 1)
「Can't Get You Out Of My Head」 Kylie Minogue (UK 1)


■ 2001 Best Song & Album

daboy:シングルはJanetの「All For You」、Eveの「Let Me Blow Ya Mind」、Alicia Keysの「Fallin'」あたりでしょう
    か。番外編としてBritney Spearsの「I'm A Slave 4 U」も名曲だった。アルバムはStrokes、Bob Dylan、
    『Oh Brother』サントラ、Mick Jaggerあたりかな。ついでにAaliyahも前半完璧だった。
ノンナ:そう、EVEとGwenとの共演はヤラレましたね。シングルはS Club 7の 「Never Had A Dream Come True」、
    Tim Rushlow「She Misses Him」。アルバムはNikka Costa、Res 、Bilalなんかも良かった。
TOSHI:Singleはもう一つ決まりません。U2「Walk On」、Gorillaz「Clint Eastwood」、Ja Rule「Put It On Me」とか。
    AlbumはファンのCreed、Incubusも良かったけど、Garbageですね。
daboy:最近Creedの「My Sacrifice」をめちゃ気にいってます。あの曲はカッコいい♪
ノンナ:ビデオはかっこ悪い(笑)いや、ダサかっこいいビデオなんだろうか。
TOSHI :Creedはプロモもジャケットも何なんでしょう。
daboy:ジャケも最低。見よ!Travisのセンスのいいジャケを。あれがイギリス人のお洒落感覚?。
ノンナ:TravisのPromosingleはただタイトルが書いてあるだけだし・・。Travisの1st Albumは今考えると笑えるん
    ですけど・・ギャプありすぎ。
フィガロ:シングルはJanet 「All For You」かな。アルバムはDaft Punkがお気に入りだった。
ノンナ:うーんJanet「Someone To Call My Lover」のほうじゃないのか。
daboy:「Someone To Call My Lover」も良かったですけど。
フィガロ:Madonnaの「what it feels like for a gril」のビデオは好きだった。ぜんぜん違うリミックスで。
daboy:Madonnaのビデオはスカッとして同時にメッセージもあって良かったですね。
TOSHI:「Don't Tell Me」のプロモも良かったです。
daboy:カントリーも今年のキーワードでした。Madonnaのビデオで思い出す。
MORI:HPにマイベストをアップしてますが、シングルの順位についてはかなりどうでもいいです。Aaliyahの
     「Rock The Boat」は聞くたびに引きずり込まれるというのがポイントでした。アルバムはBob Dylan。
     これは完璧です。シングルとアルバム通してKylie Minogueが良かった。あとBritney Spearsも。
     今年は全体的にS Club 7とかポップス系を多く聞きました。印象的だったのはAlicia keysのデビュー。
     でも思った以上にヒットしすぎでもっと地味に売れて欲しかったなあって思うのは贅沢でしょうか。
daboy:Alicia Keysはこれから地味になるはずです。もうあのアルバムから大ヒットシングルが出ようがないもの。
ノンナ:Jimmy Cozierとの曲(注:「Mr.Man」というレゲエチックな曲)を出したらヒットしそうだけど。
MORI:もう一人ビッグスターが誕生?としてはShakiraちゃんでしょうか。シングルはJa Rule
     (「Always On the Run」)に抜かれそうですが(注:1月5日付で抜かれました)。
daboy:シャキーラちゃんは中ブレイクくらいでしょうか。さすがにあの民族色満載の曲ではトップは狙えない。
     ちなみに今僕のPCの壁紙はShakiraちゃんです♪ 
TOSHI:いきなり悩殺から入ってます。
ノンナ:来年は大ブレイクの期待大ですね。
MORI:おっと、あと一人忘れていた。Christina Millianちゃんですよ。(自爆)
ノンナ:やせればかわいいミリアンちゃん、、、自分のことは棚にあげます。(AM to PMを歌いながら)
MORI:来年アルバムリリースを遅らしたことが吉と出たら良いんですけど。
ノンナ:忘れられそうな、、、みりあん、、、。
daboy:Cathy Dennisでも呼ぶ?
TOSHI:ちょっと中途半端な位置の印象です。
MORI:Cathy Dennisは第2のDiane warrenになって欲しいんですけどね。
    今年はS Club 7、Kylie Minogueと大ヒットが続いているから。
ノンナ:ハンナちゃんがかわいかった「Never had A Dream Come True」( S Club 7)のビデオ、、、。
daboy:Sクラブのビデオはヴォーカルが邪魔だった。ヴォーカルだけ「オールスター寒中水泳大会」みたいに
    モニターの別枠で歌ってればいいのに。
ノンナ:Joeのことですね。3勝1敗なグループです。(ちなみにNever..でのメインボーカルはJoe)


Rachel

Hannah

Tina

Joe
●??


■ 2002年の音楽シーンについて

ノンナ:Lauryn Hillの新作がこけそうな予感がする(根拠なし)。
daboy:Lauryn Hillの新作も注目ですよね。売れ線でくるのか?
MORI:Laurynって今のKelisやCity highにつながってるからまだ売れると思います。ただシングルが地味だと・・
     あとレコードレーベルのソニーが不調だから。
daboy:Laurynってもうやることがないと思うんですよ。前作で彼女の可能性はある程度出しつくしてしまった。
     Mary J Bligeが『Mary』でやったのと同じで。だからある程度売れ線にしないと評価だけ高くて、あまり
     セールスを稼げないアルバムになりそう。来年リリース予定のなかでは一番楽しみなアルバムではある
     けれど。
ノンナ:ポスト・デスチャがいいかげん出てきてほしい。Mis Teeqじゃムリかなあ、アメリカ進出。 
TOSHI:Mis Teeq、ルックスは日本向けかと。
ノンナ:プロモ来日の時、かわいかったですよ。
フィガロ:来年はCeline Dionのラスベガス公演は見てみたい。ノンナさん、凄い回数ですよね。
TOSHI :ロックはAdult受けする曲以外のHitが増えそうですね。
daboy:今のロックってほとんどアダルト受けなんだと思うんですよね。Linkin Parkも含めて。
ノンナ:こんなので満足してるんだろうか、Rock Fan。
TOSHI:「Crawling」(Linkin Park)が売れたわけでもないし。
daboy:来年の前半までは引き続き今の状態が続くのではないかと。Linkin Parkの「In The End」はそこそこヒット
     しそうです。もし彼らが来年Newアルバムを出せば100万枚とか狙えるかもしれません。
ノンナ:本当のロック好きはチャートから離れちゃってるんだろうな。
daboy:だからこそ、Strokesの「Last Nite」がモダンロックでヒットしているのがカッコいいんですよ。ヘヴィロック
    じゃないですけど。
TOSHI:Strokesはdaboyさん系向きだと思いますね(批判じゃないですよ)
MORI:来年はChristina aguilera、Limp bizkit、Madonnaとかの新作が出ます。他にTLCとかBrandyとかMonica
     とか・・こちらは売れるかどうか怪しいですが(笑)。
ノンナ:Limp Bizkitは多いに不安ですな。
フィガロ:アギレラ頑張らないとブリトニーとの差が一層広がりそう。
daboy:可能性としてはブリよりもアギレラの方にあると僕は思ってます。彼女はいろんなスタイルの歌を歌うこと
    ができるし。
ノンナ:ブリとアギレラの目指す方向性の違いははっきりしてきたしいいんじゃないですか。それぞれの道で。
ノンナ:宇多田ヒカルの全米進出も気になるところ一応。
MORI:宇多田ヒカルは来年全米シーンでブレイクして欲しいけどなあ。あとMandy Mooreももう少しなんとかして
    欲しい(自爆)。
ノンナ:大ブレイクならず、、、なマンディでした。
TOSHI :しっかりNowには入ってますが。
フィガロ:Madonnaって本当に休まない人ですね。でもまたうまくいくのだろうなって気がします。
daboy:次はどんな優れたプロデューサーを見つけてくるのかが楽しみですね。
ノンナ: ロドニー・ジャーキンスとMadonna・・。
daboy:Madonna今度はR&Bに行きそうな気もするんですけど。
ノンナ:聴きたいです、そんなMadonna。
ノンナ:オーディション系のアイドル乱発に終止符を打ってほしい。
MORI :80年代に音楽を聴き始めた自分とすれば、曲を自分で書かなくて何がアーチスト?って気持ちが
    あります。これは90年代に否定されちゃったけど。
daboy:アイドルはちょっともうダメでしょう。ヒットチャートの嗜好が変わってしまった。
MORI:来年以降に期待している才能としてはOutkast。ベストを出して一区切りという感じで次のアルバムが
     これからの10年を代表するぐらい重要になってきそうな予感がします。
daboy:来年はまたすごい新人が現れると思いますよ、入れ替えの時期だし。今期待しているアーティストの半分
     は期待ハズレに終わるのではないかと。
MORI:あとロックではプログレがブームになっているような感じで・・Mansun!今がチャンスだ。
TOSHI:UKものはデキに関係なくUSはうけつけないですね。ちょっとかわいそう。
daboy:この10年間ではRadioheadくらいですからね。
ノンナ:Radioheadも微妙な売れ方。
MORI:80年代が82年あたりからUKシーンが盛り上がっていて、UK勢が攻勢をかけるとかそうだったら
     面白いなあと。
ノンナ:UKモノと言えばDidoが売れた。
TOSHI:UKモノと言えばダンスもの、アイドルものばっか。
daboy:80年代のUK攻勢も彼らがアメリカの音楽をやっていたからであって、今のUKってもうアメリカの音楽
     の影響を受けてないでしょ?もうUK勢が大挙アメリカに攻勢を仕掛けてくることはないと思います。
     ときどき気まぐれなヒットがあるくらいで。Samantha MumbaとかS Club 7みたいに。
ノンナ:(Kylie Minogue、アメリカ再進出、、、)
ノンナ:(Atomic Kittenがアメリカ進出、、、、)
MORI:Kylie Minogueはまず来年最初のブレイクになりますよ。上手くいけば年間1位。
daboy:Kylie Minogueも単発ヒットだったら可能性はあるかも。Shakiraとお色気対決。
フィガロ:Kylie アメリカで頑張ってほしいな。そういう予定あるんですか?
ノンナ:Kylieの復活ってなんか気持ちいいなあ。
TOSHI :Can't Get You ... の反応はみてみたい。
daboy:Enyaに続くような落ち着いた女性ヴォーカルものが少しヒットしそうな気もします。去年のDidoみたいな。
     チャートがバラード好みになってるし・・。
フィガロ:Lisa LoebもJewelもだめっぽいですしね。
daboy:過去のアーティストはもうダメでしょう。女性ヴォーカルは新鮮さが生命線ですから。
daboy:それから来年はJa Ruleがひと暴れしそうです。
ノンナ:Hoobastankの大ブレイクに期待したりして、、、。
MORI:誰ですかHooba・・って。
ノンナ:「Crowring In the Dark」がロック系で受けてます。アルバム発売中(国内盤予定ナシ)。
TOSHI:PODとかIncubusみたいな感じ。

2002年注目のバンド:Hoobastank

Hoobastankとは南カリフォルニア出身、全米のメディアの間でIncubusと比較されている今注目の4人組バンド。バンド名の由来は男性のアソコをギュっと握られた時の「○△□×!!」ということから付けられた。 バンドの音としてはヘビイでありながら全体的にメロディが美しく00年代以降にトレンドとなっているTop40ヒットも十分に狙える作品となっている。

フィガロ:そろそろアジアもくるのではと思ってるけれど。
ノンナ:でも日本じゃないんだろうな。