2015年から2020年までの名PVG
ロサンゼルス出身のシンガーソングライターBillie Eilishの全米14位のヒット曲です。この曲が収録されたデビューアルバムはGrammy賞を総なめにするほど世界中で大ヒットしますが、独特の世界観を持った歌詞は魅力ですが、人気を決定づけたのはオカルティックなPVでした。このPVでは注射針が何本も刺さるシーンがありますが、「When
The Party Over」PVでは黒い涙を出したり、「Xanny」ではたばこを押し付けられたりと痛みの感じるものがあります。PV監督はMichael
Chaves。 Billie Eilish - Bad Guy (2019)ロサンゼルス出身のシンガーソングライターBillie Eilishの人気を決定づけたのはこの曲で、全米1位を獲得した他、世界中で大ヒットを記録しました。オーメンを思わせるようなブリッジや生首を入れたビニール袋などオカルティックな部分はありながら、どこかコミカルな作りで、Billie
Eilishの病的で、破天荒なキャラが一気にお茶の間に浸透しました。PV監督は数多くのヒットPVを手掛けるDave Mayers。 ジョージア州Lithia Springs出身のラッパーLil Nas Xの大ヒット曲で、全米では19週1位という記録を打ち立てました。カントリーをサンプリングしたラップで、後にはカントリーシンガーBilly Ray CyrusをフューチャーしたRemixの発売、そしてこの西部劇のキャラクターに扮したLil Nas Xが登場するPVによってスーパーヒットは生まれました。曲ののどかな雰囲気にマッチする全体に漂うまったりとした感じ、最後のテンガロンハットの集団と踊るシーンはほっこりします。PV監督はCalmatic。 スコットランドはWhitburn出身のシンガーソングライターLewis Capaldiの全米、全英ともに1位を記録した大ヒット曲です。この「Someone You Loved」のPVは全英ヒット時と全米ヒット時の2作品ありますが、ここで最初の方を取り上げます。Lewis Capaldiの親戚のPeter Capaldiが主演するPVは監督Filmmaker Phil Beastallによって撮影されました。妻の死に直面した夫のストーリーですが、このバックにかかるLewis Capaldiの切ない歌声とメロディが心に刺さります。 マンチェスターのエレクトロポップユニットChemical Brothersの2019年のアルバム『No Geography』(全英4位)からカットされたナンバーです。Chemical Brothersは数多くの名PVを生み出していますが、どこかシュールな映像と世界を生み出すMichael Gondry監督とのコンビでは「Let Forever Be」、「Star Guiter」「Go」とありますが、この「Got To Keep On」もその一つです。ダンサーが踊る非常にシンプルなものと思いきや、徐々にダンサーが繋がっていき独特のとろける世界が展開します。 Lil Tecca - Ransom (2019)ニューヨーク出身のラッパーLil Teccaの全米4位、全英7位を記録したヒット曲です。切ないメロディのループによるトラップナンバーですが、Juice WRLDの「Lucid Dreams」で人気となったCole BennettがPV監督をしています。フィットネスクラブのLil Teccaのシーンなど印象的なカットがあり、Juice WRLDと同じくアーチストのキャラを作り上げています。映像はアイディアたっぷりで楽しめます。 Khalid - Talk (2019)ジョージア州Fort Stewart出身のソウルシンガーKhalidの全米3位、全英9位に入った大ヒット曲です。シンセサイザーを使ったモダンなソウルサウンドですが、PVは赤や青のセットで踊るカラフルな映像が美しいもので、曲の華やかな雰囲気を増幅させています。PV監督はEmil Nava。 Lana Del Rey - Doin' Time (2019)ニューヨーク出身のシンガーソングライターLana Del Reyの2019年のアルバム『Norman Fucking Rockwell』(全米3位)からのシングルで、全米チャート59位を記録しています。映画のスコアサウンドのようなサウンドのLana Del Reyですが、この曲は1997年のオルタナロックバンドSublimeのカバー曲で、Lana Del Reyらしく映画のサントラのような重厚な感じになっています。PVは50フィートの巨人となったLanaがLAの街を歩くもので、キングコング映画あたりのレトロ映画を彷彿とさせます。PV監督はRich Lee。 ペンシルバニア出身のカントリーシンガーTaylor Swiftの全米2位を記録した曲です。PVはLGBTを取り上げたもので、Ellen DeGenresやHayley Kyoko、Adam Lambertなどなど数多くのゲスト出演がありますが、特に話題になったのは仲が悪いとされていたKaty Perryの出演で、PVの最後には仲直りを見せています。PV監督はTaylor SwiftとDrew Kirsch。2019年のMTV Video Music AwardのVideo Of The Yearを受賞しています。 フィラデルフィア出身のDJ MarshmelloがUKのロックバンドBastilleをフューチャーして全米、全英で2位を記録した曲です。歌詞が「Happier」ということでエンパワーなものですが、これに合わせたPVが素晴らしいものです。誕生日に子犬をもらった少女が犬ととともに人生を重ねるPVで、最後には別れの時がやってきます。ラストで子供にストーリーが引き継がれる終わり方はとても感動的です。Miranda Cosgroveが主演で、PV監督はDaniel Malikyar とKaram Gill。 |