2015年から2020年までの名PVF

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Juice WRLD - Lucid Dreams (2018)

イリノイ州シカゴ出身のラッパーJuice WRLDの大ヒット曲で、全米2位を記録しました。Stingの「Shape Of My Heart」を使った切ないメロディの曲もさることながら、独特のPVがJuice WRLDをスターダムに押し上げました。PV監督はこの後人気PV監督となった同郷イリノイ州出身のCole Bennett。床から頭を出す映像はシンプルながらインパクトがあります。

Panic! At The Disco - High Hopes (2018)

ラスベガスで結成されたロックバンドPanic! At The Discoの全米4位を記録した大ヒット曲です。イントロのファンファーレから力強い歌詞とメロディが光るエンパワーソングですが、PVはそんな曲のイメージを表現したものになっていて、ボーカルのBrandonがロサンゼルスの街を通行客にぶつかりながらも歩くシーン、そして高層ビルの壁を登っていくシーンで構成されています。通行客とぶつかりながらのシーンはVerveの「Bitter Sweet Symphony」を彷彿とさせますし、ビルの壁を歩くシーンはCharlie Puthの「How Long」(2017)他にもありますが、最後までのストーリーが素晴らしいです。PV監督はBrendan Walter & Mel Soria。

Jungle - Cherry (2018)

ロンドン出身のTom McFarlandとプロデューサーJosh Lloyd WatsonによるエレクトロファンクユニットJungleの2018年のアルバム『For Ever』に収録されていた曲です。PVは大きな部屋でプロのダンサーがダンスをするものですが、決して激しいダンスではなく、曲に合ったゆったりとしたもので、特に上からの映像が素晴らしいです。PV監督はJFC Worldwide。

Chemical Brothers - Free Yourself (2018)

マンチェスター出身のエレクトロミュージックデュオChemical Brothersの2019年に発売されたアルバム『No Geography』(全英4位)の先行カットとして2018年にリリースされたシングルです。Chemical Brothersは特にPVが素晴らしいものが多いですが、このPVはロボットを導入する工場でロボットが暴れ出すという映画のようなPVで、各ロボットの動き回るシーンは圧倒されます。PV監督はDom & Nicで、同じくChemical Brothersの「Wide Open」(ダンサーが網状になるもの)も手掛けています。

Travis Scott - Highest In The Room (2019)

ヒューストン出身のラッパーTravis Scottの全米1位を獲得した曲です。曲は人気ラッパーになったTravisの心境と恋人Kylie Jenniferとの別れを歌った歌ですが、人気絶頂期である今をHighest In The Roomというタイトルにしています。PVはロボットに改造されたTravisが目から火を放ちながら敵と戦ったりするシーンもありますが、ギャングや女性に捕まったりスターの華やかさとは違った暗さがあります。PV監督はDave MeyersとTravis Scott。

Post Malone - Circles (2019)

ニューヨーク出身のラッパーでありシンガーなPost Maloneの代表曲で、全米1位を獲得しています。ギターロックの爽やかさとメロディはエモラップとは違ったロックなアプローチで、これ以降ロックとヒップホップの距離が一気に近くなりました。PVは中世ヨーロッパを思わせる映像で、敵国にとらわれた姫を救うナイトにPost Maloneが扮するというもので、Post MaloneのPVの中でも特に力の入ったものになっています。PV監督はChris Brownの「Yeah 3X」やPost Malone「Goodbyes」を手掛けたColin Tilley。

Miley Cyrus - Mother's Daughter (2019)

テネシー州Franklin出身の女性シンガーMiley Cyrusの2019年のシングルで全米54位、全英29位を記録しています。PV監督はフランス出身のAlexandre Moore。女性へのエンパワーソングですが、Miley Cyrusらしい毒っぽさのある映像で、所々で中絶に対するメッセージも込められています。MTVミュージックアウォードでBest Art DirectionとBest Editingを受賞。

FKA Twigs - Chellophane (2019)

イングランドはCheltenham出身の女性シンガーFKA Twigsの2019年のアルバム『Madgalene』(全英21位)に収録されていた曲です。PVはFKA Twigs自身がポールダンスを踊るというものですが、ゆったりとした曲をバックに激しいFKA Twigsの踊りと映像が凄いインパクトです。PV監督はAndrew Thomas Huang。

Fall Out Boy f. Wyclef Jean - Dear Future Self (Hands Up) (2019)

イリノイ州はWillmetteで結成されたロックバンドFall Out Boyのグレイテストヒッツアルバム収録で、US Altanativeチャートで10位に入っています。邦題が「歌詞のままに生きる」という通りにロッキンなナンバーですが、PVは意表をついてアイスだけで一本のPVにしてしまうというアイディアがとにかく素晴らしいです。PV監督は不明。

James Blake - Can't Believe The Way We Flow (2019)

ロンドン出身のシンガーソングライターJames Blakeの2019年のアルバム『Assume Form』(全米21位、全英6位)に収録されていた曲です。タイトルにあるようにカップルの日常にある不信感を歌った内省的な曲で、穏やかなメロディの中で何度も「I Can't Believe」のフレーズが繰り返されます。そんなPVは最初のキスの映像、最後の手をつなぐ映像の合間に鳥の糞の映像などの汚い映像をフラッシュで交えています。PV監督はFrank Leborn。


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