2015年から2020年までの名PVE

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Childish Gambino - This Is America (2018)

映画『Solo A Star Wars Story』でLando Calrissian役を演じるなど俳優Donald Gloverとしても有名なアメリカのアーティストChildish Gambinoの2018年の全米1位獲得曲です。明るいメロディと暗いメロディを交互に配置しながら、アメリカの暗部を表現した曲もさることながら、このPVの衝撃は世界中で話題となりました。何と言ってもアメリカの銃社会を批判したような2回にわたるChildish Gambinoの銃殺シーンは強烈ですが、PV全体でも細かい部分が緻密に練られていて、見るたびに発見があるPVになっています。PV監督はHiro Murai。

Travis Scott - Sicko Mode (2018)

ヒューストン出身のラッパーTravis Scottのの全米1位獲得曲です。表記はないですがDrakeをフューチャーして、複数のパートで構成されるTravis Scottらしい曲になっています。PVはアルバムジャケットのAstroworldを舞台にオープニングの大きな月を背景にしたDrakeの登場から始まり、全体に漂うおどろおどろしい雰囲気が素晴らしいです。PV監督はKendrick Lamarの「Humble.」他数多くのPVを手掛けるDave Meyers。

Zedd f. Maren Morris & Grey - The Middle (2018)

ロシア出身のDJ Zeddの全米5位を記録した曲です。テキサス出身のカントリーシンガーのMaren Morrisとロサンゼルス出身のエレクトロミュージックデュオGreyをフューチャーして、EDMとは違うエレクトロポップな曲で話題となりました。時計のチクタクをイメージしたミュージカルタッチなダンスとバックの映像との構成が洗練されていて素晴らしいです。PV監督は「Sicko Mode」と同じくDave Meyers。

Camila Cabello - Havana (2018)

ガールスポップグループFilth Harmonyの元メンバーで、キューバはハバナ出身のシンガーCamila Cabelloがその出身であるハバナを歌って全米1位を獲得した曲です。PVでは女優としての映画パートとクラブでのダンスパートを組み合わせた大作になっていて、シンガーだけでない多才な才能を感じさせるPVになっていて、Camila Cabelloを一躍スターダムに押し上げました。PV監督はDave Meyers。

Courtney Barnett - Nameless Faceless (2018)

シドニー出身のロックシンガーCourtney Barnettの2018年のアルバム『Tell Me How You Really Feel』(全米22位、全英9位)に収録されていた曲です。絵を何枚も張り付けたようなコラージュのような映像で、Lyric PVではありがちなものですが、猫をさりげなくフューチャーした映像はユニークです。PV監督はLucy Dyson。

Loyle Carner - Ottolenghi (2018)

サウスロンドンはLambeth出身のラッパーLoyle Carnerの2019年のアルバム『Not Waving,But Drowning』(全英3位)に収録されていた曲です。PVは電車の中のごく日常の風景がそのまま写真になったり、ガラスのように割れたりと不思議な世界観を作っています。PV監督はOscar Hudson。

Crumb - Locket (2018)

ボストンで結成されたインディーロックバンドCrumbの2017年に発表された『Locket』に収録されている曲です。Crumbは色々な楽器の音が飛び交うサイケデリックで不思議な世界をもったバンドですが、そのイメージそのままにこの曲は人間の眼球から始まりサークルを中心としたトリッピンな映像が話題となり、インディーバンドとしては高いビューを稼いで話題となりました。

Ariana Grande - No Tears Left To Cry (2018)

フロリダ出身のシンガーAriana Grandeの全米3位を記録した曲です。この曲の前の年のマンチェスターアリーナツアーで爆弾テロが起き、涙が残らないほどの悲しみをあえてダンスナンバーで表現した曲で、PVもまたそんな曲の世界を表現しています。世界の天地がひっくり返るような不思議な世界をバックに力強い歌声が心に残ります。PV監督はまたもやDave Meyers。

Ariana Grande - God Is A Woman (2018)

同じくフロリダ出身の女性シンガーAriana Grandeの全米8位を記録した曲です。タイトル通りに女性エンパワーメントな曲で、「神は女性」のタイトル通りに銀河を腰で廻したりするなど宇宙を中心としたスケールの大きな映像と、ギリシア神話や宗教画をモチーフとしたスピリチャルな映像が素晴らしいです。監督はまたまたもやDeve Meyers。

Kendrick Lamar f. SZA - All The Stars (2018)

カリフォルニアはコンプトン出身のラッパーKendrick Lamarが担当した映画サントラ『Black Panther』からカットされて全米5位を記録した曲です。映画の映像と合わせて「All The Stars」というタイトル通りに宇宙の星々の中で踊るSzaの映像が美しいです。監督はDave Meyers。


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