DJ Fatboy Slimの01年にStar69と両A面扱いでUK10位まで上昇したナンバーです。PV監督はBeastie Boysの「Sabotage」など多数の名PVを手掛けるSpike Jonez。ビルの清掃が終わるまで一人たたずむ重役らしき男（クリストファーウォーケン）。どこからともまく音楽が流れてきたかと思えば、一心不乱に踊りまくります。タップします。ラストまで腹抱えて笑いっぱなしの名ビデオクリップです。

00年代にブレイクして世界的なラップスターとなったEminemの全米2位まで上昇したヒット曲です。Eminemはアクの強いPVでたちまちMTVのスター、キッズのスターとなりますが、このPVではBatman & Robinよろしくヒーローに扮しています。監督はJoseph Kahn。MTV Music AwardではVideo Of The YearやBest Direction、Best Editなど各賞を受賞しました。

テクノバンドChemical Brothersの02年に全英チャートで8位まで上昇したナンバーです。監督は独特の世界観を作り上げるMichael Gondry。電車の車窓から眺める景色が音楽に合っていたら。不思議な映像のPVです。

Missy Eliottの全米2位のヒット曲です。Missy ElliottのPVはどこかキモ可愛いというか不気味な雰囲気が特徴ですが、このPVはその極み。ダイエットして軽快になったMissyが、体を張りまくり踊ります。監督はDave Mayers。2003年のMTV Video Music AwardでVideo Of The Yearを受賞しました。

ロンドンで結成されたロックバンドColdplayはこの曲が世界的なヒットとなり一気にブレイクを果たしました。PVは割とクラッシック手法の逆回転系のPVですが、逆回転な部分とボーカルの歌っている普通の部分がミックスされている点がポイントです。監督はMansunやBlurなどUKのロックバンドのPVを多く手掛けたUKのJamie Thraves。2003年のMTV Music AwardでBest Directionを受賞。

全米はワシントンで結成されたインディーバンドModest Mouseのロック系ラジオでヒットしたナンバーです。ペイパークラフトと実写をミックスさせた独特の映像で、UKのコメディ軍団モンティパイソンのような感じも受けます。「Float On」はLupe Fiascoの「The Show Must Go On」など多数の曲にサンプリングされるなど人気でした。

ガレージバンドWhite Stripesのロック系ラジオのヒット。監督はWhite Stripesのレゴブロックビデオ「Fell In Love With A Girl」も手掛けたMichael Gondry。これもクラッシックな手法でもある本人参加型のアニメーションですが、リズムに合わせてドラムが一つづつ増えていく映像が面白いです。White Stripesは凝ったPVでも有名で、その他にも「Seven Nation Army」や「Fell In Love With A Girl」など名作を次々と出していきました。

Kanye Westのデビューヒットで、全米チャート15位まで上昇しました。実際にKanye Westが背負った事故による怪我を歌にした曲を、このPVではこれまでの道のりを上手く映像にまとめています。監督はCoodie & Chike。Kanye Westが尊敬していたソウルディーバChaka Khanの「Through The Fire」の曲が切なくて、曲PVともにマッチしています。Source AwardではVideo Of The Yearを受賞しています。

Kanye Westを見出したニューヨーク出身のラッパー Jay-Zは00年代から大活躍をするラッパーで、この曲は04年に30位のヒットを記録しました。白黒のカット割りの激しい映像で、Rick Rubinプロデュースによるハードロック的なアプローチと映像が見事にマッチしています。監督はアーチストの本質をえぐる映像が得意なMark Romanek。MTV Video Music AwardではBest Director、Best Editを受賞しています。