Buzzcocks Fanzine

「Bazooka!!」vol.1

嵐の1996年日本ツアー特集


RAISON D'ETRE (存在表明)
さて、始めましょうか・・・・。
1996年。今年はバズコックスにとってもファンにとっても意味のある年となった。現在現役である証明となった「ALL SET」を発売。各方面で好評となり、どこかのお遊びで再結成してナツメロやって金儲けしている様なバンドとは一線を引き、「今」のバンドとして完全な形で各地をツアーして回り、またしても好評。そして当たり前だが日本では放送されていないけど「ペプシコーラ」のCMソングを歌い(そういや前回の来日でSTEVEがペプシのTシャツ着てたね)、New Yorkで新曲のプロモを撮り、8月にはナツメロパンク大会にまで出演。このライブを3日間通しチケットを£40で購入して野宿してまで観た友人は「バズコックスが一番良かった。」と言う。
そりゃあ、散々聞き倒して来たパンクの曲を目の前で演ってくれるのはうれしい事かも知れないし、演る方にしたって楽だ。でもそれは単なる「懐かしさ」でしかなく、当時の様な感動も衝動も起こらないだろう。ファンサービスでたまに昔の曲を演るのとは訳が違う。今、現在、自分は成長して生きている訳だし、バズコックスの曲じゃないが「16才」に戻れる訳じゃないのだ。それじゃテレビのナツメロ番組観て「あの頃は良かったねぇ」とか言ってるババアと変わりないじゃないか。
ファンは決してバンドの「後退」を望んでいる訳ではなく「成長」「前進」「未来」を望んでいるはずだ。「後退」からは何も生まれないのだから。
再結成後、他の「お遊び再結成」バンドとは違うんだという事を分かってもらうためにバズコックスは静かに、でも着実に活動を続けてきた。新曲を出し、老体に鞭打ってツアーに出て、実績とファンを作ってきた。これは想像もつかない程の苦労もあった事だろう。しかし、バズコックスはそれを前面には出さずに本当に静かに存在している。私には到底出来ない芸当だ。だから私はバズコックスを愛してやまないのである。
人間自分にないものを求めてしまうらしい。変身願望もあるらしい。しかし、変わろうと思ってもそう簡単に変われるものじゃない。でも、変わろうとする努力を怠った人間はクズだ。いくら無駄だと思える事でも好きな事を続けていけなくなったらおしまいだと私は思っている。
1996年10月28日。
日本で何個目かのバズコックスのファンクラブを発足させました。
会長のKartzです。よろしくおねがいします。


1996 嵐の日本ツアー

Welcome to Japan 17/9/1996
OSAKA BAYSIDE JENNEY 18/9/1996
NAGOYA BOTTOM LINE 19/9/1996
SHIMOKITAZAWA DISKUNION 21/9/1996 
KAWASAKI CLUB CITTA´KAWASAKI 21/9/1996
KAWASAKI CLUB CITTA´KAWASAKI 22/9/1996