WEEKLY CLIP

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  1. サンライト
  2. 予想通り
  3. CCCD
  4. 影響曲
  5. Golden Best

2002

サンライト

jun.26.2002

久しぶりに聞いた「サンライト」は改めてPOPでメリハリあるアレンジの曲だと再確認。ただ歌いだしの「Ah woo-」のヴォーカルがちょっと大人しい感じでした。多分ライブでの印象が強いからでしょう。1曲目として歌われていたため気合が入っていたというのか勢い良く飛び出して、なおかつ声を張るところや割とメロディックに聞かせる部分もありと楽しみ甲斐のある曲です。といってもライブで聞いたのは1977年12月の新宿ルィードがラストかな?もっとも他に演奏した曲はあんまり覚えていません。「Booming Cracker」「Bye Bye Mr.Randam」「冥想」「マイ・ピュア・レディ」といったナンバーは当然演奏されましたけれど。「旅」「偶然」もやっていました

ルイードは音楽喫茶で昼間は明るい喫茶店。屋根裏やロフトといったライブハウスとは違って(^^ゞキレイな所でした。飲み物付きでチャージが1400円から。ステージも割と余裕ある配置でギターとベースが接触しているなんて(^^;ことはなかったと思う。ここにエレピ(だったと思う)を横置きしたり外したりといったこと・・・でした

途中でブレイクがあってここに同じころデビューして一緒にレコード店周りをしたというマザーグースが登場。ちょっと物まねをして「貿易風にさらされて」。ギター3本にコーラスというコンビネーションでしたが、これがエラクソフィテケイトされた演奏でした

印象に残っているのは「涙の雨」。この曲を歌いながら流し目を-を使っていると思ったんですね。向かって左から右へと目線が動いて行く。なんとなく気になって目線の先、後ろを振り返るとちょっと屈みながら移動している女性(トイレか帰るのか)が2名。妙にその光景が記憶に残っています。

もう一つ印象的だったのは終演後、客席に「まことちゃん」が大ブームだった楳図かずおさんがいらしたこと。グワシッなどとやっている連中を相手に気さくに応じられていた。私もグワシッとやりながらサインもらっていたり(^^;

原宿ルイード / History of Ruido
新宿ルイード閉店後、復活した原宿ルイードのweb。Historyには過去の出演者のちょっとしたリストもあります。当時のラインアップが多少伺えます

予想通り?

jun.22.2002

予想通り、ベスト16でしたね、中々世界の壁は厚い。いや、そうじゃなくてゴールデン・ベスト、アルバム・バージョン中心の構成でありました。ちょっと気を持たせるジャケットだっただけに期待もしていたのですが、「ストップ・モーション」のシングル・ジャケットは使ってありますが、アルバムバージョン。「旅」「偶然」はなぜかブックレットのクレジットでは編曲者が尾崎亜美(アルバム・シングルともオリジナル・クレジットは松任谷正隆)になっていますが「マインド・ドロップス」収録のもの。まあ、ただ曲の完成度や仕上がりといったところでは実は微妙な感じをもっています。平たく言えばアルバム・バージョンの方が良いかなと思っている部分もありましたから。ただ「ストップ・モーション(シングル・バージョン)」は最初の編曲担当という資料的な意味は大きい。

期待のジャケットも表1だけで後はすっきりと青いものだったり(^^;もちろんなんですが、リリース時期(収録アルバムのリリース時期)の表記やシングル・ジャケットのサムネイルなんてあるわけはありません。それにしても歌詞を1ページ毎に配置しているのだからもう一手間かけてくれればとは思うけど。洋楽レベルを期待してはいけません。あちら文化ですから。

初CD化は「回転木馬」だけで「サンライト」はそうではないようです。様様なコンピレーションもあるため既にCDになっていたようです。

これですと、「Twin Best」との差別化も実はあまりありません。収録曲の違いということになってしまいます。30曲で3000円と18曲で1980円かぁ。ちょっと違うのはクレジットの間違いが「ゴールデン・ベスト」の方が少ない。

結局ミュージシャン・本人が関係するか、もしくはファンクラブが監修するかしないとこうなってしまうのかな。所詮サラリーマンですからという声が聞こえてきそうだけど、やっつけでない仕事をしているサラリーマンはほかの業界には沢山居ると思うけど

CCCD

jun.18.2002

CCCD(コピーコントロールCD)が増えて行きそうですね。欧米ではなどといわれていますが、北米でのガードはちょっと形態が違う。しかも家庭や個人使用での複製は認められているためPCでのコピーを1回は出きるような方法も検討されているとのこと。Universalの方法はもう少し込み入っていてPC で再生できるソースを追加してある。もっともこれはWindowsはもとよりPC の本家であるUSAだからこその事情もあるでしょう。
コピー防止機能付きの音楽CD,米メジャーレーベルが市場投入 ZDNN 2001年12月21日

このCDもどきの問題点は、規格から外れたCDもどきであるためオーディ・プレイヤーでの再生が保証されていない。聞けなかったとしても仕方ない。聞けなかった人が悪い。返品も受け付けることは絶対ない。TOCを規格外れにしているため場合によってはプレイヤーが壊れてることもあるが、原因を特定できないため使った人が悪い。無論メーカーは再生を保証しない。再生する人が悪いことになっている。
レコ協,コピーコントロールCD普及に向け環境作り ZDNN 2002年4月18日

90年代のバブル以降、97-98年辺りからCDの販売枚数か落ちたときは携帯電話の所為であるとされていました。ただ以降経済環境は落ち込んでいるため大抵の消費財の売上は下がっています。CDだけが売れると思っているのかな。

音楽番組の減少に付いてはどう思っているんだろう。音楽を中心としたテレビ番組は相変わらず少ない。トークを-といってもあれがトークなのかな-中心として間に歌を挟むといった色物の番組がなんとか続いているだけ。

中古市場も眼の敵にしているけれどあのバブルの遺産とも言える100円CDの山を見たことがあるのかな。初回限定仕様ですら100円。それでももう誰も買わない。

個人的に言えば今のところファイル交換はしていない。またする気もない。将来的のことはわかりません。公式なシステムが出来ることだってあるかもしれませんからね。MP3にしても音質を確認するために実験で数曲試しただけ。レンタルも借りてない。で、気づくとCDの購入もかなり減っている。リマスターで出るものがあるから買っているような気がするけど純然たる新譜は・・・・・。

かつて世界に先駆けてすべてのアナログ盤工場を廃止したのは慌て物の日本。まだまだアナログユーザーは居たのに。結果的にDJユーズの世界では全く相手にされず、欧米の独壇場となったわけです。それに、こっちのほうが深刻だったのはその時点ではアナログのほうがまだ音質が上だったこと。

今回先走って導入するCCCD は音質を犠牲にしている。笑えるのはまあ音なんてとりあえずのファイル交換ユーザーの為に良い音で聞きたいユーザーに犠牲を強いていること。もしかすると何かといえばリマスターしろだの言う、より良い音で聞きたがるうるさ型のユーザを敵視しているのか?

あの-といっても決して評判の良いという意味ではなく-キャピトルでさえ1991年にはCaptiol Collecters Series を出している。1950年代の音をリマスターにより驚くほど鮮明に聞くことが出来た。詳細とは言えないまでもブックレットには必要な情報は記載されていた。叩けば埃がいくらでも出てきそうな北米のレコード業界ではあるけれど、少なくとも彼らには大切なものがあるらしいことは態度で示している。

確かに日本でも1990年代前半にはQ盤プロジェクトはあった。ブームというか皆でやるというのもどうかとは思うけどないよりはまし。でもリマスターはされずになおかつ資料はダウンサイジング(オリジナルの歌詞カードのフォト・コピーがあれば良い方で、情報を思いっきり端折ったものまであった)。

で、ほんとに音楽は文化だと思っていますか?

影響曲

jun.11.2002

カバーアルバムがプームです。もともとカバーするのは特別なことではありません-例えばビートルズのデビューアルバム-ライブの感じを出したかったとは言え-半分はカバー、それも結構マニアックな曲を選んでいました。

1978年「PRISMY」リリース時の「電撃ワイドウルトラ放送局」をちょっと聞き返してみましたら、「影響を与えた曲(-受けた、ということですけれど)」というコーナーがありました。DISC MEMOとも重なるのですが、このコーナーではセルジオ・メンデスについて最初に取り上げていました。クラシックの人であった亜美さんがこんなものがあるのかという衝撃を受けてPOPの世界に引き入れられたとも語られていました。オンエアーした曲は「おいしい水」。どうやら当時のブラジル'88 も聞いたようですが、良かったのは'66の頃と。

でも考えてみると正面からボサノバを歌うことはありませんでしたね。あのアマチュアでやってみたかったけど、うまくは出来なかった、だってヴォーカルがトホホホだったもの(^^;というナンパーをリベンジしたような「桃姫バンド」では無理だったのかな。Zep やDeep Purple は私としては「影響を受けた曲」としていろいろ意味はあるので、同じような色合いの尾崎亜美編を聞いてみたいように思いますねぇ(^^;

ちみなに「影響を与えた曲(-受けた、ということですけれど)」2番目はスティービー・ワンダー、3番目が鈴木茂(曲は東京はーばーらいと)でありました。

Golden Best

jun.3.2002

まだリリースまでには間があるのですが、フットボールの大会もあって気づくと過ぎていたなんてこともありそうなので、Hi-fi PapaさんのBBSにポストしたことなど含めてわかっていることなどを徒然と。

当初はシングルを中心としたエキスプレス時代のベストアルバムで、これまではCD化されていなかったためなかなか聞けなかった「サンライト」「回転木馬」の収録が目玉だと思っていました。ところがリリースニュースのサイトの出ている『ゴールデン☆ベスト』尾崎亜美 のジャケットはシングルのスリーブを配してあり、また共同企画のSME OnlineShop のコメントを見るとそれぞれコンセプトのある企画で、うむ、これだとほかのシングル・テイクも収録されているかもという期待が出てきました。(もっともこのCDのジャケットはAMI OZAKI だったりします。迂闊にも(^^;私はBBSで指摘されるまで気づきませんでした)

この時代にはシングルを9枚リリースしていて、うち8枚分が収録されています。この8枚というのはジャケットの都合(表-1に4枚、表-4に4枚配する?)のような気がします。これに 「For You」 と「春の予感」の2曲がプラスされています。ただその8枚分にはなぜか初期の人気の高い「初恋の通り雨」は外れています。ほかのコンピレーションにも収録されているから?なのかちょっとわかりません。どれを外したら良いのとはいえないものの(^^;「嵐を起こして」はアルバムからのカットでジャケットもアルバム「Stop Motion」と同じ物を使っているのでデザイン(資料)的な意味ではこちらが外れていてもなんて気もします。
まあ、ベストというのは-例えミュージシャン当人が選曲しても-なかなか皆を納得させるのは難しいでしょうね。。そう言えばようやく店頭でも見かけるようになってきた音楽録音用CD-Rレコード盤デザインレーベル というのもあります。アナログタッチで自分で選曲してみるというのも一考かも。
『ゴールデン☆ベスト』尾崎亜美
○SME OnlineShop
○三菱化成 Phono-R

とりあえずこれまでのベストアルバムの収録分布を一覧にしてみました。ただまだはっきりしないので、シングルとアルバムでバージョンの違うものはアルバムのほうにチェクしています。

BEST ALBUM 収録分布

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