にぎやかに未来へ

前の車の 後をつけてよ 夕べの賭けに負けたせいで
今日一日じゅう あいつもボディガードを言渡された

通りには油断の出来ない ホールドアップがうろうろしてる
誰がまともで 誰がいかれているのか 区別できない
 

そして今 銀行の非常ベル鳴り出した けたたましく
続いて宝石店 どさくさにまぎれて

賑やかに にぎやかに ニギヤカニ
DAIDADU DADADU DAIDADU やって来る


信号から信号めがけて 獲物を狙う目が走る
若気のいたり きたりが メインストリートで 待ち伏せる
 

そして今 行き着くところで 落ち着けないなら
奴を守りぬけ
瞳の奥深く 何を見つめ続ける

賑やかに にぎやかに ニギヤカニ
DAIDADU DADADU DAIDADU やって来る

 





 
 
 sasakiの日記 より               2004/03/19記
 非常に印象的なギターだけのプレィから入る。
 ひとまわし終わってからさらにハーモニカとハーモニーをのっけるギターがかぶる。
 このギターリフは本人が気に入って最近弾いているフレーズだと言うことだった。なんかメランコリックで美しいメロディだったのでこの曲のイントロに使わせてくれないかとクマが頼んだところ、こころよくオーケーしてくれたものだ。
 ドラムのフィルインから本編突入。
 大学のとき筒井康隆とドストエフスキーにどはまりした。世の中にこんなに面白い作家がいたのかというぐらい衝撃的だった。
 筒井康隆に「にぎやかな未来」という短編がある。
 未来はどこもかしこもコマーシャルが溢れ、レコードにまで(CDなどはまだ出現前)コマーシャルが入っていると言う状況で、頭にきた主人公がレコード屋にコマーシャルのないレコード求めに行くという話で、オチはまあ、それほど奇抜ではないんだけど、このタイトルがとにかくずーっと残っていたみたいだ、僕の頭に。
 僕の「にぎやかに未来は」の未来はもう少し殺伐としている。
 一人歩きできないくらい危険で、ちょっと歩くと銀行の非常ベルがひっきりなしに聞こえて、救急車、消防車が右往左往する世の中。
 誰もかれもがホールドアップでお互いが信用できない。信号から信号はもうレース場。もうまともな奴なんかいないという、未来と言うよりもうスピードつきすぎて今になってしまってるんだけど、要するに身も蓋もない世の中がやってくるよということを唄っている。
 そしてそんな世の中で彼女は何を見つめ、僕は彼女を守れるんだろうか?というまあ、言ってみればハードボイルドラブソング。
 ダークにいきたかったんだけど。ロンドンバージョンはタイトにギシギシ攻めていく感じに仕上がっている。
 最後の3行はロンドンに行ってから書き換えた。オケの雰囲気と前の詩ではどうしても軽い感じがして歌入れ3日前当たりに全とっかえした。
 オケがタフな分唄入れにはかなり苦労した記憶がある。なかなか唄がマッチしなかった。洋楽のオケに日本語を入れ込むみたいでなかなかオーケーテイクが取れなかった。
 この曲はこのアルバム「LONDON 3RD」の中では変わった手触りかもしれない。
 向こうのミュージシャンには日本語のタイトルは無理なのでLONDONにいるあいだだけのタイトルを便宜的につけていた。
 
 「FUTURE」。
 
 ま、そのまんまということで。
 
 
 
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