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artist : MICHAEL NESMITH & THE FIRST NATIONAL BAND
title : 『 MAGNETIC SOUTH 』
release : 1970年6月
label : RCA RECORDS
tracks ( cd ) : (1)CALICO GIRLFRIEND (2)NINE TIMES BLUE (3)LITTLE RED RIDER (4)THE CRIPPLED LION (5)JOANNE (6)FIRST NATIONAL RAG (7)MAMA NANTUCKET (8)THE KEYS TO THE CAR (9)HOLLYWOOD (10)THE ONE ROSE (That's Left In My Heart) (11)BEYOND THE BLUE HORIZON
tracks ( analog ) : 未確認
members : MICHAEL NESMITH,guitar & vocals;O. J. “RED” RHODES,pedal steel guitar;JOHN WARE,drums;JOHN LONDON,bass;EARL P. BALL,side piano.
producer : FELTON JARVIS
related website : 『 Michael Nesmith's Videoranch 』(マイケル・ネスミス自身が運営する公式サイト)、『 MICHAEL NESMITH HOME PAGE 』(公式サイト)




(1)CALICO GIRLFRIEND  ▲tracks
 まずはコメントにも書いた(1)。フリー・ソウルと聴き紛うこと必至の、ギターによるカッティングが否応もなく期待感を誘う。その後ちょっとモッタリとするところもありますが、次第にグルーヴィーに。そして中盤に出てくるスティール・ギター・ソロもとてもカッコいい。


(2)NINE TIMES BLUE
(3)LITTLE RED RIDER  ▲tracks
 1分半強のカントリー・チューン(2)から間を置かずに、ファンキーなベースラインが印象的な(3)。R & R と R & B のリズム、そしてカントリーのメロディーが一体となって無理なく融合している、“横乗りカントリー”とでも言えそうな曲。



(4)THE CRIPPLED LION
(5)JOANNE  ▲tracks
 そして、“古き良きアメリカ”というか“懐かしの我が家”という感じの(4)(5)。慣れてくると、こののどかさがだんだんと良く思えてくる。むしろ切ない感じとさえ感じてくる。(5)は彼ら最初のヒット・シングル。キャッチーです。


(6)FIRST NATIONAL RAG
(7)MAMA NANTUCKET  ▲tracks
 ドタバタとしてアッという間のインタールード的な(6)を挟んで、ところどころヨーデル的な歌唱が入る乗りのいいカントリー R & R の(7)。


(8)THE KEYS TO THE CAR
(9)HOLLYWOOD  ▲tracks
 再びユッタリとした曲調のカントリー(8)に続いて、何か緊迫した印象のイントロからカントリー R & R になる(9)。途中でブレイクしたあたりで小出しにプチ・ベース・ソロのようなものもあり。最後はベース・ソロと、トレモロをかけたエレピやスティール・ギターによるスペイシーな演奏から、やたらクネクネとしたエンディングへ。


(10)THE ONE ROSE (That's Left In My Heart)
(11)BEYOND THE BLUE HORIZON  ▲tracks
 “和めるカントリー・ワルツ”かと思ったら、この曲はヒルビリー界最初のスター歌手と言われるジミー・ロジャーズという人が'30年代に録音していたハワイアン・チューンだという(10)。この曲の最後に時計のカチカチいう音の中、ピアノがフェイド・イン&アウトして、鶏の鳴き声と共に目覚ましの“ヂリリリリリリ”という音が鳴り、「ハァ〜〜〜ァ」というあくびと共に(11)の「BEYOND THE BLUE HORIZON」がスタート。始めはシャッフル系のリズムだったのが、微妙に変化して8ビートのカントリー R & R に。マイケルの伸びやかな歌がとてもいい。終わりはコオロギのS.E.で静かに。


 (1)で「スティール・ギター・ソロもとてもカッコいい」と書きましたが、このスティール・ギターは本作の至る所で全編にフィーチャーされていて、各曲でとても印象的なプレイをしているので、そこも本作の聴き所だと思います。因みに、(2)(3)(4)(9)はモンキーズ時代に既に録音していながらも未発表だった曲で、今回それを再演したもの。

 '00年にリリースされた、彼らの3作品から編集したコンピレイション盤には、本作が丸ごと収録されていることからも、彼らのキャリアの中で本作がどれだけ重要かがお分かりいただけるのではないだろうか。また、'99年には本作とそれに続くセカンド・アルバム 『 LOOSE SALUTE 』 の2イン1CDも出ている。


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