ESTUDIO TRIANA 〒164-0002東京都中野区上高田5-45-9地下/TEL&FAX:03-3319-7998
HOMEへ 教室の案内 フラメンコとは… 岩崎恭子写真集 作品集 スペイン人の一流共演者
プロフィール 短期レッスン開催 MEDIA ブログ版<<恭子日記>> お問い合わせ
教室の案内
教室の様子
 
レッスン風景
 
1998年8月 マイレッスン より
 


 
最近、若い女性の”習ってみたいこと”の上位に常にランクインされているのが、フラメンコ。その人気の秘密って、どんなところにあるんだろう。
レッスンはどんなふうに行われ、先生への道はどんなふうに開かれているんだろう。そのあたりを知るために、岩崎恭子フラメンコ舞踊スタジオ
「トゥリアーナ」を訪ねて、伺ってみました。
岩崎先生が、この世界に入るきっかけとなったのは、17歳のときに習い始めたクラシックバレエ。
「遅い出発でしたね。そのころ、灰色の受験生活を送っていたんですが、どうも運動不足を感じて、精神のバラン
スを保つためにもバレエを始めました」スタートは遅かった岩崎先生だけど、中学生のころ、文京区代表として
陸上短距離で活躍していた実績も。その運動能力を発揮して、バレエはみるみる上達。上智大学卒業後、一時、
OL生活に入り、バレエを諦めていたものの、当時もボーイフレンドが「痩せた女性好み」であることを知り、ダイ
エットを兼ねて今度はフラメンコを学びはじめた。
フラメンコの世界が身心ともに合っていた先生は、4年後、スペイン留学を果たす。
「現地で最初に見たフラメンコは、荒々しい存在感が、しなやかな動きに溶けていく、鮮やかな瑞々しい踊りでし
たね。本場のレッスンは厳しかったですよ。つらいとき、精神的に支えてくれたのは、飼っていた猫でしたね」
6年間の留学を経て帰国した先生は、フラメンコ舞踊スタジオ「トゥリアーナ」を主宰し、レッスン、舞台活動など
多面的に活躍している。現在、10月に公演予定の、彫刻家ロダンとの愛に生きたカミーユ・クローデルをモチーフ 岩崎恭子先生
にした舞台準備におおわらわ。体力だけでなく、頭脳も使う本格的な舞台だ。 先生歴10年(1998年時)
−舞踊指導をしていて、楽しいこと、つらいことは?
「いろんな世代の人と交流できるというのが楽しいし、これは財産です。つらいことは、どんな仕事でも一緒だけど
日々、持続させていくことですね。定期的にフラメンコのレッスンを受けているし、声楽も習ってるんです」
今は、生徒さんにまるで、”サークルの先輩”のようにフランクに教えている先生。でも、最初の3年くらいは、どうし
てもアーティストとしての完全主義が前面に出てしまい、生徒さんとのコミュニケーションがうまくとれなかったとい
う。「このごろは肩の力が抜けたというか、忍耐力がついたというか、生徒さんとの絆はうまく結べているんじゃない
かと思ってます。人間愛っていうか、わたしは生徒を愛していますから」
−フラメンコの先生になる方法というのは?
「経験をつんだ先生が主催するフラメンコ教室で、最低5年はみっちりレッスンを積んでほしいですね。性格的には
素直で飾らなくて、生活感覚があって、それでいて、確かな個性が感じられる人」とのこと。今のフラメンコ・ブームに関しては「単なるブームじゃ
なく、あちこちでスクールを開いている先生達が、真面目に一生懸命指導してきた結果です」と先生は力説する。
その言葉を噛みしめつつ”フラメンコの先生”への道をまとめてみると、できれば、フラメンコを始める前までに、
バレエなどの舞踊を経験して、働きの基本をマスターしているほうがいい。そして、フラメンコ教室で最低5年間は
しっかりレッスンを積む。性格的には、飾り気がなくまじめで日常感覚を大切にし、しなやかな個性を持っている
人、当然、忍耐力や、人が好きという温かい人柄も求められる。
自分の心の奥底にラテンの情熱を感じる人!全身で”人生の悲哀と歓び”を表現したくなったら、めくるめくフラメ
ンコの先生への道は遠くない!
フラメンコの先生になるには
資格:特に必要なし 年収:カルチャーセンター講師、貸スタジオ講師、
投資額:5年間のレッスン料     個人スタジオ講師などにより異なる
     スペイン視察(1度)を含めて200万〜1000万位 仕事内容:フラメンコのレッスン
向いている人:飾り気がなく、個性的。忍耐力と人間愛を持つ
1998年5月 WANNABE より
 
 さすがは人気のフラメンコだけあって、今企画にはたくさんの応募を頂きました。その中から男性1名を含む14名に参加
 していただき、レッスンがスタート。明るく気さくな岩崎先生の登場で、初対面同士のちょっと緊張した雰囲気もみるみる
 和みます。「フラメンコの基本は、リズム、腰の位置、そしてブラッソ(腕)の動き。ブラッソは自分の感じたリズムで動かせ
 ばいいのよ」とファーストアドバイス。体をほぐし、基本姿勢を作るためのストレッチから、シューズを履いての足打ち、ブラ
 ッソ(腕)の動き、その組合せ・・・「頭では分かっているのに手足がバラバラ・・・」それぞれのもどかしさを、先生の細かい
チェックと励ましクリアしながら、なんとか課題の「セビジャーナス」1曲分を終了。
曲に合わせて滑らかに踊るというところまではいきませんでしたが、鼓動にも似た
床を打つリズムが体中に響く快感と、本当に楽しそうに踊り、話をする先生の
姿に、多くの方が「是非続けたい!」と宣言。あっという間の、それだけに充実 ↑岩崎恭子先生
した90分でした。
←なんとか1曲の振付終了。顔に背中に汗が光ります。初めに比べて、
 みんな姿勢も手の形もキマッてますね。
 
●手の動きなど、その人の感じたリズムを表すという レッスンを終了して・・・。 ●みんなの床を打つ音がきちんと揃うのはとても
 自由さが自分にぴったり。ダイエットにもお勧め。  快感でした。姿勢も良くなるので一石二鳥。
●思ったより難しかったのが、体の中から自然と出て ●想像以上に情熱的。背景にある文化等に
 くるノリのようなものをほんの少し感じられた気が  思いを馳せると心も洗われるような気が。
 します。  もっと知りたい、踊りたい。
●人間の持つ自然のリズムを刺激するのか、リズム ●今回は”踊る”という所までは・・・。でも基本
 のまま体を動かすことがこんなに難しいとは!  動作で踊れる曲があるのは励み。見学だけ
●新しい事への挑戦する時の楽しい気持ちを思い  でもお勧めします。
 出しました。姿勢が悪いので最初の床運動もため ●体の奥に眠っているものを目覚めさせる力を
 になりました。  感じた。踊りは阿波踊りでも、心は一人前の
●足と手を同時に動かすのは難しかった。背筋を  ダンサーでした。
 伸ばすのは気持ちよく、ホーム等でも姿勢を気に ●指先まで神経を張って踊る点はどことなく東
 するようになった。  洋的で、奥深い踊りだと思いました。姿勢も
●どう見ても自分は”盆踊り”でしたが、床を打つ音 ●手先や足先まで神経が通いそう。  よくなりそう。
 は自分の胸の音のようで、何かが始まりそうな予感  床を鳴らしてリズムを取っていると気持 ●シューズが床を打つ音に、日常にはない、そし
 が・・・。  ちが高揚して夢中になれました  てほかのダンスにはない興奮を感じました。