The D4
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Mean Fiddler
Mean FiddlerはASTORIAの一角にありました。この写真のちょうど右端が入り口。

TICKET
もぎる前のチケット。紙が厚くて豪華。

FLYER The Libertines The D4 The Beatings
Venueの外でもらったフライヤーカードの一部。左からLibertines、D4、Beatings(クリックで拡大します)

GIG REPORT
旅行中につけていたロンドン日記より抜粋(+少しだけ加筆)
ライブそのものよりその他の感想が多いかもしれませんが、当日の夜ホテルで書いた文章なのでご容赦くださいまし。
ちなみに「せっかくロンドンに来たんだし何かライブでも見ようかな」くらいの軽い気持ちでこのshowを選んだので、D4のライブももちろんこれが初体験でした。
The Bellrays / The D4 / The Beatings
2002/9/20 at Mean Fiddler
朝からウェストミンスター寺院、テムズ河クルーズ、ロンドン塔と思いっきり観光地をまわったあと、地下鉄でTottenham Court Road駅へ。いよいよ待ちに待ったロンドン初ライブ。
ひとりじゃないしチケットは前日に引き換えてあったしVENUEの場所も分かっていたので少し不安は和らいでいたけれど、それでもかなりびびってました。勝手が分からない街のライブハウスってやっぱり不安。

18:45くらいに会場近くに行ってみたら、まだ入り口のシャッターが開いてなくて人も10数人しか並んでなかったので、近くのVirginへ。地下に行くと、20時からのSUPERGRASSのインストアを見に来たであろうお客さんが既に集まりはじめていた。ライブと重なってなかったら見にきたのに、と残念に思いながら再び会場へ。
せっかくだから早めに入るのもいいか、なんて言いながら19:15ころ入場。荷物チェックでペットボトルの水は没収。
荷物はどうしようか迷ったけれど、身軽に楽しみたかったのでクロークに預けることに(もちろん貴重品は携帯の上)。荷物1つにつき1ポンドだと言うので私のかばんに友人のも詰め込んでひとつにして、受け付けのお兄ちゃんに渡す。名前を聞かれたので答えると、引き換え券にイニシャルを書いて渡してくれた。なるほど、こういうシステムになってるのか。

身軽になったところで2階のBarへ行き、ビールを飲みながらしばし上から観察。思ってたより広いし大きい。下のフロアに降りると、上から見るよりさらに広かった。奥のほうにもバーカウンターとスペースがあって、両側にはまるくソファスペースがあって、メインフロアはなぜか中央部だけ一段高くなっている。メインフロア(ステージからPA席まで)部分だけでいうと、ちょうど渋谷クアトロのメインフロアと同じくらい? 全体的にもなんとなくクアトロに似た感じ。

19時オープンということは始まるのは早くても19:30過ぎだねと、しばしソファでのんびり。まだまだ人が少ない。こちらではメインアクトまでは人が少ないと何かで読んだけど、本当にそうなのかも。雰囲気は東京のライブハウスとぜんぜん変わらない感じ。思ってたより全然こわくない。すっかりリラックスモード。
ビールを飲みながらしゃべっていたら、20:00頃ひとつめのバンド、Beatingsがはじまった。そもそもBeatingsとD4が見たくて来ただけに、最初から楽しみ。本当は後ろの方で様子を伺いつつ見ようかと思ってたけれど、全然こわくないしせっかく来たんだから楽しまないと!ということで前の方へ移動。まだ1バンド目なので、ぎゅうぎゅうになることもなくすんなり前へ。ステージがかなり高い位置にあるおかげで、背の低い私にもよく見える。

Beatingsは、見た目は細身でひょろっとした今どきの若者ふうだけど、音は荒削りで骨太ですごく男っぽい。色で例えるなら絶対黒。演奏も荒削りで若さ全開だったけど、それもまた若さゆえの醍醐味というか、とても似合ってる。ボーカルがシャウト気味でベースの音が太くてギターが突き刺さってくる感じ。
最後の曲あたりで、自分がゆれていたのか周りがゆれていたのか、とにかく地面がぐるぐるゆれていた。30分ほどであっという間に終わってしまったけれどすごくかっこよくて大満足。
Beatingsが終わってトイレに向かったら、さっきよりも人が増えていた。混み過ぎてなくてちょうどいい人数。でもこれからもっと増えるんだろうな。バースペースにも人がたくさん。
20:45頃、D4が始まった。気がついたら人がどんどん増えてきて、前に前にと動いていたら左端の最前列まで来てしまった。ちょうど柵が切れたところの、スピーカーの真ん前。目の前(正確には斜め右側の目の前)にD4の姿が。私がPVで気になっていたベースの人もよく見える。本当に細くて高くてうつむきながら弾いている。ステキ。
フロントの2人はアグレッシブに動き回る人たちで、スピーカーの上にのぼっちゃったりCDジャケのマシンガンポーズをやったり客席にダイブしたりとかなりアクティブ。ベースの人のクールで且つ熱いプレイがひきたつわ。

既に日本でCDを買って聴いていたせいもあってほとんどが知ってる曲だったし、それになによりすごくHOTで楽しかった。真ん中の方ではまだ2番目のバンドにも関わらずかなり盛り上がっていたし。とにかく彼らのライブはすごくすごーく楽しくて、いちばん前で踊りまくってしまった。スピーカーの真ん前なのとアルコールのせいか、地面がさっきよりもぐるぐるゆれていて、ほんとたのしーい!という状態。このままずっと続けばいいのにな。
今度は彼らがヘッドライナーのときに是非見たい。一気にD4が心のヒットチャートをぐんとかけのぼった。日本でも人気が出るといいな。単純だけどキャッチーで良いメロディだし、何よりライブがこんなに楽しいんだもの。いつか日本に来てほしい。

楽しい時間はあっという間で、すっかりD4を気に入り思いきり楽しんでいるうちに30分ほどのステージが終わってしまった。とても短く思えた。またいつか見たい。絶対見たい。
最後はBellrays。彼らのことは6月のJSBXのオープニングアクトで既に見ているので、半分くらい見て帰ることに。(いちおう旅先なのであまり夜遅くなってもね、ということで)
ダイナマイトなVo.のお姉さんは、いつ見ても(と言ってもまだ2度目だけど)迫力満点。ソウルフルな歌声ですごくかっこいい。それにしても、今日はBellraysがヘッドライナーだからか客の年齢層が高い気がする(後日注:ちなみにこの日は、別のVenueでParkinsonsのライブがありました。こっちも見たかったよ)。それともロンドンでは普通にいろんな年代の人がこうやってVENUEに来るのかな。だとしたらとてもいいところだわ。もちろん私はいくつになっても行くつもりだけれど。

Bellraysを25分くらい見て、Mean Fiddlerを後にした。すごくいい気分で、半袖のまま交差点を渡って地下鉄に乗り込んだ。こんなに楽しいんなら、次に来たときはもっとGIGに行こうっと。

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