骨盤矯正の種類

骨盤矯正は大きく分けると3つのタイプに分けられます。

関節にアプローチする方法、筋肉にアプローチする方法、その両方にアプローチする方法です。ほとんどの骨盤矯正がどれかに当てはまるでしょう。

骨盤矯正

関節にアプローチする骨盤矯正として、よく知られている方法にカイロプラクティックなどのように、骨をボキボキさせて骨格の歪みや関節の可動域に着目して骨盤を矯正する方法があります。 長所は、「骨盤を矯正された」というイメージが得られやすいことです。一時期テレビのバラエティ番組などで、骨格矯正のパフォーマンスが行なわれていたこともありました。それだけ患者さんにとってはインパクトが強い方法です。即効性もあります。 短所は、効果が持続しにくいことです。関節の可動性が一時的に改善しても、周囲の筋肉が緊張しているとすぐにまた元の状態に戻ってしまいます。 なので何度も続けて通院しなくてはなりません。通院をやめれば、すぐに元に戻ります。

筋肉にアプローチする骨盤矯正は骨盤ダイエット体操などがこのタイプです。 筋肉にアプローチする方法は、一見派手さはありません。ソフトな手技が多いですから「本当に骨盤が矯正されたのだろうか?」と感じる場合があります。 関節そのものではなく、周囲の筋肉にアプローチして骨を支える筋肉を強くすることで間接的に関節の負担を軽減させます。その結果様々な症状が楽になります。比較的効果も持続しやすいです。

最後の方法は二つのタイプを合わせて行う骨盤矯正です。カイロプラクティックの治療院などでも、関節の矯正と筋肉のほぐしとを併せて行っているところが多いです。世の中のほとんどの骨盤矯正が3つのうちのどれかのタイプになるでしょう。 いい加減な治療院も多いので、よく回りのうわさなども聞いて、納得できるところに行きましょう!

骨盤矯正で大切なこと

骨盤矯正において大切なことは以前の骨盤の正しい動きを如何にもとに戻すかです。骨盤の関節がどれだけ正常に動けるかということです。仙腸関節、腰仙関節、股関節などの関節が正常に動けることです。これらの関節が正常に動けるためには骨盤周囲の筋肉との関連をもみていく必要があります。また骨盤周囲の筋肉だけでなく全身の筋肉が関連しています。どの筋肉が関連しているのかということは、これまたその人によって違ってきます。

骨盤の正しい動きを取り戻すといっても、やたら動けばいいというわけではありません。ちょうどよく動くのがいいのです。骨盤の動きが悪い人は、可動域が広がるように。可動域が広がり過ぎている人は、余計な矯正をされるとかえってバランスが悪くなります。

また、先天性の骨の異常などが以前にあったり、過去に脚の骨を骨折している人は、それなりのバランスをとるために身体全体が協力しあって多少の歪みを作り出しているというケースもあります。そういう場合は、骨盤のゆがみを矯正することで余計に調子が悪くなったりします。 これは身体にとって必要な歪みというわけです。

大切なのは、身体全体のバランスの調和です。静止した状態だけでなく、動いたときのバランスも含めて調和が取れていることです。 適切な骨盤矯正がなされると、身体が動きやすくなります。やりにくかった動作がやりやすくなります。 骨格には個人差がありますので決まったパターンを一概に当てはめられません!大切なのはあなた自身のベストのバランスを取り戻すことです。

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