酒が好きだ。
唐突な出だしで恐縮だが、好きなものは仕方がない。独りで、本や好きなレコードを相手にして呑むもよし、気心の知れた仲間とゆっくり話をしながら呑むのもよし。
親父が理解あった（つか飲兵衛だった）せいか、中学生くらいからビールとワインぐらい呑んでたし、高校時代にはお馴染み サ●トリーレッドの馬鹿飲みをやらかして凄絶な二日酔いも経験した。その年代の男にはありがちな「早く大人になりたい」心理で飲んでたんだろう、と今では思う。しかし、いい加減よい「大人」であってもいい筈の学生の時分にも日常的に飲み、定期的に飲み会をやってたところを見ると、本質的に酒によって得られる酩酊、や自失、が性に合ってたんだろう。
またその頃、山口瞳や開高健の著書に凝ってたもんで、酒を飲まずに1日が終わるか！という・・・。
親掛かりの阿呆が何言ってるんだ？！てなもんです。でそれからかれこれ１０ウン年たったけど、やっぱり呑むのが好き。
呑みながら聴くのは、耳に新しいものは避けたい。過去に何回も聴いてるんだけど、ふとした瞬間に耳に飛び込んでくるちょっとしたフレーズ／フィルがなーんか気持ちよくてまた杯がすすむ、という風でありたい。
例えば、
レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥギャザー ／ The Rolling Stones
'81年後半のUSツアーの模様を収めたハル・アシュビｰ監督作品。
これは是非ビデオのほうを観たい。
スタジアム公演が多い、ので能天気に騒ぐアメリカの観客と一緒に
何故か開放的な気分になれる。
あと ' Just My Imagination 'をBGMに日が暮れていくところが、如何にもアメリカの夕焼けという感じで（乾いてて）大変宜しい。仲間で集まってワイワイ飲むときのBGVとしてもいいね。冷凍庫で霜を降らせたジョッキでまずはビール、という感じかな。ツマミはポップコーン（ トラブルピーチ＠下北沢 ）がいいな。
The Best Of Little Walter ／ Little Walter
' My Babe ' に尽きる！
適度にPOP（というと怒られるかな・・・）で耳に心地よい、ブロウ。
んー、生中もう一杯！ちょっと、チョリソでも頼もうかな。
The Blues Brothers ／ The Blues Brothers
笑いながら、音楽を聴き、ちょっと涙して、また笑う。
いやBGMがまたよかったりする・・・（CDには収録されてない）・・・・Sooth Me / Sam＆Dave
・Let The Good Time Roll / Louie Jordan
・Boogie Chillun / John Lee Hooker
・I'm Walkin' / Fats Dominoここらへんでバーボンでも貰おうか・・・
あ、お姐さん、フライドチキンこっちに一つくれる？
California Dreaming / Wes Montgomery
ちょっと軽く何か食べようか？
んー、その焼きうどんってイイねぇ！野菜いれてね〜そんなときにはウェス！でもね、ちょっと会話が途切れたり、煙草に火をつけるときに耳に入る、素晴らしいタッチ、トーン、そしてフレーズ。
んー、気持ちよく酔ってきたぞ〜
I've Got My Own Album To Do / Ron Wood
兎に角楽しい！アルバム。
ロン・ウッド自身酒飲みなんで、きっと大騒ぎしながら作ったんだろうなぁ、と頬がゆるむ（自宅に隣接したスタジオで作成された）。
曲もいい。' I Can Feel My Fire ' なんて Stonesで演ってもいいのにね。
というわけで、ちょっと中休みにビール小瓶一本だけ貰おうかー。つまみ？そんなもん要らんっ
Best Of UKADAN Live / 憂歌団
酒飲みながら観たい・聴きたいバンド No.1（笑）
演ってるほうも飲んでんのに、なんで飲んぢゃいけないんだ？！
そう思った俺は 某市ホールでのコンサートの際、
ウィスキーのポケット瓶を忍ばせて存分に「憂歌」を堪能した。酔払いと化した俺 - 「パチンコ演ってくれぃ〜！」
木村充揮氏 - 「しゃーない、ちょっとだけやで？」
コンサートが終わる頃に俺が泥酔していたことは言うまでも無い（笑ねぇ、この店にゃ焼酎って置いてないの？ん？JINROがいいんだけどなぁ・・・
畜生、だんだん飲みたくなって来たなぁ・・・
（多分、続く）
