R&R Fragments

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<投稿>
R&R日記』初登場!ドクペ好きのさとりあ〜にさんからの投稿です。

第24回
Re:
' つるつる頭'
From:
さとりあ〜に
Dated:
'01/01/07


ジョー・サトリアーニ、このギタリストを知ったのは数年前、ジェフ・ベックの
"Blow By Blow"の解説に乗っていた。

いわゆる、ギターインスト=フュージョン系と言われてる昨今、純粋にロックインス
トと言うと、ベックあるいはジョーサトにとどめを刺す。
従来好きなギタリストというとフュージョン系・・・ラリーカールトン、TOTOの
スティーヴ・ルカサー、エリック・ゲイル、ハイラム・ブロック等
これらをずっと聴いてきてもっと、ロック色の強いのが聴きたくなってきた。そこ
で、ジョーの登場である。

ジョーのCDは、数枚購入したが、色々気が付いた事があった。

やはり第一に、賛否両論のあの早弾きだろう。ライトハンドを多用して目まぐるしくフレーズが変わる。まさに80年代のハイテクギタリストの一人である。フレーズをピタリ正確に弾きまくり、演奏にあいまいな揺らぎを感じさせない!

次に、メロディーとトーンである、メロディーはフュージョン系にある甘美さより、もっとドライに変にべたつかないメロディアスさ、しかも、前述の「鬼テク」と相まって独自の世界がある。決してフィーリングの伴わない「鬼テク」でなく、曲とテクが融合どころかせめぎ合いで出来た結果の世界である。

トーンは正直言って最初はあまり好きではなかった、ルカサー、ランドーあたりのクリアなトーンが好きで、ジョーのは少しへヴィであったが聴きなれるとこの位吼えてくれないと物足らなくなってしまった(^^)

アレンジも基本的にトリオで、基本的にキーボードやブラスをあえて入れずシンプルで疾走する演奏を盛り上げてる。

インプロヴィゼーション主体でなく簡潔な曲の展開もロックであろうか?

私は、ドライブ中とかクリスマスとかシチュエーションに合わせて音楽を選ぶ方では
ないが、ジョーの演奏はスポーツ番組のBGMに使われるように、スピード感あふれ
る演奏がドライブにぴったりであるが、いつ捕まるか戦々恐々でもある(^^)。

日本では一般にギタリスト・・・と言うと昔のベンチャーズとか寺内タケシ、サンタ
ナ、とにかく有名なエリック・クラプトンあたりだろうか?
アメリカではG3ライブのようにギター主体のロックコンサートが活況を呈してる
が、日本ではどちらかと言うとギターを弾く人が色々勉強のために聴くというのが多
いんじゃなかろうか?
だから、自分のような「ギターを弾かない(弾けない)」人にも、ジョーなどのギタリストもっと認知されると
イイナと思う。

そして、ジョーのあの「ゆで卵」のようなツルツルスキンヘッドである。
彼はアメリカ人にしては小柄で、顔も強面ではないので、ロック・ギタリストの感じではない。
があのツルピカ頭がセクシーだ!

これからも、せめぎ合う鬼テクとドライなメロディー、そして、あのイマイチな
ヴォーカル(^^)で頑張ってほしいです。

以上

(多分、続く)


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