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自爆シリーズE

第16回
Re:
' I Surrender '
From:
mack
Dated:
'01/07/24


自堕落な高3の夏を過ごし、焦燥の秋を迎え、そして開き直りの冬がやってきた。

(夏から冬にかけての日常)
・某K合塾の夏期講習なるものに通った僕は、都内の叔父の家から
 毎日予備校のある代々木まで通ったのだが、近くの古本屋でビ●本を物色
 するのに情熱を燃やしてしまい両親から送られてくる小遣いを殆どそれに
 注ぎこんだ。・・・が、叔母にそのコレクションを見つかって両親に暴露された。

 脱線:叔母って書くとフランス書院みたいだね!でも現実は、そんなに甘く無かった(笑)

・叔父さん宅では客間の6帖を与えられていたのだが、
 隣の部屋に叔父さん夫婦やその子供達が寝ている関係上
 夜中に深夜番組(そのころの11PMは今より扇情的だったような気がしてならない・・・
 あとオールナイトフジなんかもあの頃始まったんじゃなかったっけ?!

 を観るときにも、イヤホンを耳にあて、光が漏れないようにTVの向きを変え、
 といった涙ぐましい努力をしていた。その努力をもうちょっと勉強に向けろよ・・・
 と自分でも当時思っていたのだから重症だ。

・叔父さん宅でのオ●ニーについても苦労した。いや、基本的にノックもせずに
 (障子だけど)部屋に入ってくるようなことはしないんだけど、ホラ、叔母さんが
 掃除してくれるじゃん?!
 クズカゴにその残骸やら何やらあると拙いわけよ・・・。
 思い悩んだ僕は、トイレットペーパーの芯を抜きテイッシュのかわりとして
 その部屋に常備させることにした。証拠物件は水に流してしまえばいいのだ!

・寮から歩いて30分くらいのところに、新しく喫茶店ができ、そこのママさん(笑)
 がちょっといいオンナ〜秋吉久美子風〜だったので往復1時間の道程をものと
 もせずに通った。でそこで、創刊した直後の「ビッグコミックスピリッツ」などを
 読んでいると寮監の先生も(ママに惚れた奴がいたらしくて・・・なんせ娯楽がねぇもんで
 車で乗り付けてくるので、おちおち煙草も吸ってられないのであった。

・Armed & Ready (by MSG)のソロをやっとコピーした・・・。
 マイケルのコピーにはこれだぜ!といって ヘルコのプラスティック素材の
 ピックも買った。思えば、スペックから入るという悪しき慣習はこのから
 あったのだった・・・。

3年間を過ごした高校を後にした(註:ウチの高校では早くも受験前の2月には寮を出て実質的に卒業してしまうのだ)時、感慨というより開放感が僕を包んだ。

さて、というわけで入試だ。

試験場に向かう僕の頭のなかでは " Into The Arena "( by MSG )が鳴り響いていたが、試験を終えて帰路に就くときの 心のBGMは " I Surrender " (by Rainbow )だった。

降参だよ〜、おでをまた雇ってくでよ〜

というようなことを3,4回繰り返し、なんとか志望校のひとつに潜りこめた僕は

よし!これで大学でブイブイ バンドやるぜ!

と心中ガッツポーズをとるのだった。

で、その時分には、ウチの両親も帰国してたんで、4月の入学式までの1ヶ月あまりをこれ以上無いほど怠惰に過ごした。
1日に12時間くらい寝て、3時間くらいギター弾いて、5時間くらい漫画読んでたような気がする。

で、バンドをやるにあたって、高校のときの二の舞は避けねば、ということで
少しネタを考えましたよ。< 練習した、というんじゃないところが、抜本的に変わってない。

で、とりあえず Highway Starのコピーを万全のものにした、と・・・。

(後日談)大学で軽音のサークルに入ってみると、今更 Deep Purpleをやって
 るヒトは、全く、居なくて
、僕のちょっとした努力は水泡と化した。
 で、僕は「無意味に早弾きをするオトコ」というあまり有難くない名称を
 頂戴した・・・。

(多分、続く)


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