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自爆シリーズ 番外編

第11回
Re:
全ての始まり- ビートルズ
From:
mack
Dated:
'01/06/26

まだ中学生で、音楽に目覚めようとしてはいたが何から手をつけていいかわからなかった俺にはとりあえずビートルズだった。
周りで早熟な奴はもうStones聴いていたり、巷ではstyxqueenaerosmithが流行っていたがとりあえず俺に分かるのはビートルズしか無かった。

楽器(ギター)を持ってて、バンドであれば無条件に憧れの対象であったが、ビートルズは

『なんか凄そうだ』
『音楽評論家の間でも評価高い』
『それにルックス的にもok!』で

自意識過剰気味で、間違うことを恐れる中学生
(俺だ)にとっては格好の入口だった。

お袋なんでこのアルバム持ってたのかなぁ・・・Odeon/東芝OP8016/ステレオ/モノラル(1967年)

まずウチに "Beatles Oldies But Goldies"というベスト物のCDがあって
(ちなみにこれはお袋が買ったものだ)これを聴かされていたので、入りやすかった、ということはあるだろう。
どんな曲が入ってたんかな?

ちょっと調べてみよう…(早速 goo!で検索だ)

A面:
1. She Loves You 2. From Me To You 3. We Can Work It Out 4. Help! 5. Michelle 6. Yesterday 7. I Feel Fine 8. Yellow Submarine
B
面:
1. Can't Buy Me Love 2. Bad boy[Williams] 3. Day Tripper 4. A Hard Day's Night 5. Ticket To Ride 6. Paperback Writer 7. Eleanor Rigby 8. I Want To Hold Your Hand

まぁ、無難な選曲じゃないの?!このなかでは Help! Michelleが好きだったような記憶があるなぁ。
中学生のガキのことだからとりあえずキャッチーな曲に耳がいっちゃったんだろうなぁ。
でも当時から Bad BoyでのジョンのボーカルにはKOされてたような気もするんで、今の偏った音楽の趣味に至る資質はその頃からあったんだろう(笑)

今聴いてみても衰えない、楽曲の素晴らしさ。それによく(Stonesと較べて)揶揄される演奏能力だって大したもんだと思うよ、聴かせる、ってことを心得たホントのプロの演奏だと思う。ジョージマーチンの功績でもあるんだろうけど、ギターの音なんかもPOPでかつ、イナタイ感じで(どんな感じや)録れてて、いまや歪んだ音でしかギターを弾けない体になってしまった俺にもアピールする、カッコよさがある。それにリンゴのドラム!俺は誰がナンと言おうと大好きだ。一部はバーナードパーディーが叩いてるという話もあるけど、リンゴの歌心のある、素直で、KOOLなドラムは最高だ。

それから、ビートルズのアルバムは1年間で全部揃えた(中2くらいまでかな)んだけど、
やっぱりロックバンドであるビートルズが最高!なのね、俺にとっては。

リボルバーも感動したし、サージェントペッパーズもよかったし、ホワイトアルバムなんて付録についてたポスターをズ-っっと部屋に貼ってるくらいハマってしまったし、イエローサブマリンもB面を除いて全曲歌えるぐらい好きになったけど、『あ、この曲 全員でライブでやったら格好イイな!』というのが(その当時は自分でバンドやろう、とはそんなに明確には思ってなかったけど)ひとつの評価基準だったりして、ね。

スタジオにおける色々な試みにも、素直に『凄いな』『才能あるな』って思うし、楽曲の良さには相変わらずアタマ下がる思いなんだけど、やっぱりビートルズの4人が揃って、スタジオで、ステージで音を出すところが見たいわけじゃない?mack少年としては、さ? でも当然、その頃( 1979-80頃)彼らは解散してたし、今みたいにビデオ映像が氾濫してるわけでもなかったからTVでやる ' Hard Day's Night’や ' Help!’といった主演映画でしか、演奏シーンって見れないわけ。まぁ、当初は結構興奮してみてたけど、ホラ 自意識過剰な少年としては(笑)子供騙しな、アイドル映画じゃなくてモノホンの演奏シーンを見たかったのね。

それで(俺が中3の冬)NTVかどっかで深夜放映があったんですよ。

いい映画だよなぁ・・・' Let It Be ' ApplePCS7096/ステレオ(1970年)

リアルでしたね、凄く。

人間、そしてバンド『ビートルズ』が良くも悪くも浮き彫りになってた。
なんか人間関係最悪の時期、じゃないですか、これって。

Maxwell's Silver Hammerのリハシーンでジョージがポールにくってかかるところなんかもあって中学生のガキとしては『これはしょうがないよな、ジョージの言うことも尤もだ』とは全然思わず みんな、仲良くやろうよ』とか考えていたのだから、今にしてみればお笑いだ。

それはさておき、このアルバムっていわば、ビートルズがR&Rに原点回帰した、って捉えられてるように、生でバンドのグルーブが一杯詰まってる。映画のほうでも、ふんだんにスタジオでの演奏シーンがあって夜中に居間のTVの前で感動しつつ(寒かったので毛布をひっかぶって)観た憶えがあります。

' I've Got A Feeling ' なんか最高にイイですね、今 聴いても。

それで最後に apple社の屋上でゲリラライブをするでしょ?あれはなんか観てて涙が出たなぁ…

mack テレキャスターが好きな理由って実はこの映画にあるのかもしれないな。

# ひとつ白状します。初めてコピーしたギターソロって(今までヒトに聞かれると) ' Smoke On The Water ' って答えてたんですけど、本当は ' Let It Be 'です。その当時持ってた YAMAHAのフォークギターで強引にチョ-キングしてました(笑) シングル Versionでも アルバムVersionでも両方弾けたりします。

なんかとりとめなくなってきたし、ビデオ観たくなってきた(K田のS星堂に売ってるかなぁー)んでもうこの辺で・・・


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