（日米野球オールスターシリーズ第４戦、米選抜７−２全日本、米選抜４勝、９日、福岡ドーム）大リーグ選抜は、レンジャーズのハンク・ブラロック内野手（２３）の１号ソロを含む２安打２打点の活躍などで開幕４連勝を飾り、シリーズ勝ち越しに王手をかけた。日本は８６年以来となる４連敗と４戦ノーアーチ。先発したダイエー・新垣渚投手（２４）の乱調も響いた。第５戦は１０日、大阪ドームで行われる。〔写真：二回にブラロックに本塁打を浴びるなど先発の新垣はメロメロ＝撮影・塩浦孝明〕

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　新垣（ダイエー）がいきなりメジャーの洗礼を浴びた。一回に味方の失策からピンチを背負うと、５長短打を浴びて４失点。三回以降は立ち直ったが、結局６回６失点に終わった。「いつも立ち上がりは悪い方なんですが…。後半は変化球が切れていなかったので、真っすぐで打たせて取る投球に変えて何とかなったかな」と頭をかいていた。

★福浦が３試合連続安打

　福浦（ロッテ）が五回に右翼線二塁打を放ち、３試合連続安打とした。これで今大会通算打率．３３３と、４年連続３割の実力を大リーグ選抜相手にアピール。「外角狙いで反対方向に持っていく意識をもっているのがいいのかもね」と元気のない全日本打線の中で、１人気を吐いている。

ＭＬＢ選抜４連勝！ブラロックが１号弾含む２安打２打点

　（日米野球オールスターシリーズ第４戦、米選抜７−２全日本、米選抜４勝、９日、福岡ドーム）大リーグ選抜は、レンジャーズのハンク・ブラロック内野手（２３）の１号ソロを含む２安打２打点の活躍などで開幕４連勝を飾り、シリーズ勝ち越しに王手をかけた。日本は８６年以来となる４連敗と４戦ノーアーチ。先発したダイエー・新垣渚投手（２４）の乱調も響いた。第５戦は１０日、大阪ドームで行われる。〔写真：レンジャーズのブラロックが１号ソロを含む２安打２打点の活躍＝撮影・塩浦孝明〕

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　２番のブラロック（レンジャーズ）が好調だ。一回無死三塁で一塁線を破る適時打を放つと、二回には右翼席に本塁打して序盤で試合を決定付けた。昨年の球宴で初打席アーチをかけた２３歳。第１戦で３安打を放つなど、先発した３試合ではすべて安打を記録。「今まで３戦とも接戦だったので、何とか早い回に点を取りたかった。自分の仕事ができてよかった」と納得の表情だった。

　◆大リーグ選抜・ボウチー監督　「選手が好調で、貢献してくれているから４連勝できたと思う。勝つことしか知らない選手の集まりなので、明日からも戦い方は変わらない」

　（左ひざ痛悪化の）ラミレスが帰国しちゃったね。一緒に出たホームラン競争（７日）のときにユニホームをくれるって言ってたのに、ショックでかいよ。でも、向こうもオレのこと覚えてくれたし、あれに出て、捕手のエストラダとかいろんな選手に話しかけられるようになった。（マニー）ラミレスはやっぱり体がゴツくて、うちの（アレックス・）ラミ（レス）がかわいく見えた。

　今回も持ってきた英語の電子手帳は、去年くらいからいつも持ち歩いてる。音声が出て、しゃべるやつ。単語が分かれば、ある程度何とかなるからね。

　今回はメジャーも若い選手が多くて、みんな本気だよね。普通バントなんて本気じゃないとやってこないでしょ。２１歳のカブレラから、４２歳のクレメンスまで選手が幅広い。メジャーは年齢で不可能ってことはないんだと思う。年齢で判断するのが日本の悪いところでしょ。

　それにしても１０日間で８試合は厳しい。東京ドームで２試合終わって、シーズンと違うしんどさがあった。気が抜けないし、久しぶりの試合っていうこともあるし、なんか違う疲れがあるよ。二塁打は、バットの先っちょだったけど、試合に出たら打つというのを見せられればいい。４連敗だけど、一つは勝ちたい。チームに力みがないとはいえないけど、ヒットなり盗塁なりで、日本らしい野球を見せたい。もうそれしかないでしょ。

（ヤクルト三塁手）