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5月10日 ニューヨーク州 ユニオンデール
NASSAU COLOSSEUM


 寒い、気温14度。雨。みち母娘とみちママ友人とホイットニー美術館に行く。ペンステーション15:46発のロングアイランドレイルロードでユニオンデールに向かう。ウエストヴァリー駅からタクシーでホテルへ。今日のホテルも会場の隣。中止を知らない私達はウキウキ、早めの夕食を食べる。会場の周りを一周したところで《tonight's nine inch nails show is cancelled》の貼り紙に気づく。がっくり、ショックと怒りで落ち着かず、ネットでキャンセル理由を探す。「メンバーの急病の為」とだけ判明。

『NIN追っかけ7日目になるはずだった今日のライヴ、トレントの声帯の腫れのためキャンセル。会場のナッソーコロシアムの目の前にあるホテルで途方にくれました。MSGでのライヴ、マリマン登場で盛り上がり楽しかったけれど、NINの世界に浸りたい私にとって、あれがアメリカで見る最後のライブになってしまったのは、ちょっと残念。 一人追っかけツアー、あっけない幕切れです。ニューヨークに来て以来、毎日“starsuckers, inc”のビデオ見ていますが、いまいちなのです、これ。ビデオ自体も曲を生かすものじゃなく(曲が頭に残らないと思う)、話題性のみ。fuckが放送できないことにより変えた歌詞もいまいち。そして何より、トレント最高に太っている! 頬がたるんでいる、あごがないよ。何だか悲しい』








5月11日

 晴天。悔しさ記念に昨日の貼り紙の写真を撮りに行く。その後早々にマンハッタンに帰る。みち母娘と別 れ、買い物に行く。アップタウンをぶらぶらするものの、買いたいと思う物はなく不発。友人に頼まれた物をさがすのみ。夜はブルックリンのみちママ友人宅のパーティに誘ってもらい、おいしいごはんをいただく。11時を過ぎていたが、地下鉄で帰っても安全と言われ、そうする。本当に治安は良くなってる。地下鉄も混んでいるし、駅からホテルへ向かう時も他の人も歩いてるから安心。9日に会った知人もMSGでのライブ終了後34丁目のMSGから、ミッドタウン48丁目の東にあるホテルまでなら歩いて帰っても大丈夫と言っていた。

『NIN以外のことも。まずAPC。正直に言うとやや期待はずれ。耳に馴染むと、胸に染み込んで来るものがあるのではと思っていたのですが、逆にだんだん単調に感じられます。ヘヴィーなサウンドだけど、うねりというか、奥行きが無い、何か平坦。
 こちらのライヴもセキュリティは厳重です。ボディチェックは必ず受け、金属探知機を持った係員もいます。会場の中には警官も。ライヴ中に通 路に立ったりすると懐中電灯の光でさされ、すぐ移動させられます。フロアに仕切りはなし。ただPAの前に収まる人数しか入れてない。ステージ前のセキュリティはサーフィンして来る人を受け止めるというより、掴まえて引き摺り下ろしている。そのための踏み台が前の柵に着いている。予想以上に厳しいです。何故かNYのセキュリティが一番ゆるい』



5月12日 帰国

 DL1969便 ニューヨーク(JFK)8:30 ― ポートランド11:15、20分の遅れで到着。2時間の乗り換え便待ち。6月10日ここでライヴがあるのよねーと考えながら待つ、というか1ヵ月後、私ここに立っててやるって思いながら待つ。
 DL51便 ポートランド13:20 ― 成田15:30 予定通り到着。旅の終り。


『NINのライブの後は胸が一杯になってあまり食べられなくなる。家に帰って体重を計ったら3キロ減ってた。本当に楽しい旅でした。毎日毎日、来て良かったと思いながら過ごしました』


5月21日 禁断症状

 今朝起きて、発作的にニューオリンズに行きたくなり、25日のチケットを取ろうとチケットマスターにアクセス。すでにインターナショナル・カスタマーは申し込めず、USカスタマ−のふりをしてシートをサーチすると、さすがにもう3階席しかなく諦めた。もし1階席が取れていたら何もかもブッちぎって行ってたかも。そしてNOTHING STUDIOを探し求めて街をうろついていたに違いない。


6月17日 ユタ州 ソルトレイクシティ
E CENTER OF WEST VALLEY


 UA838便 成田17:05 ― サンフランシスコ9:55、予定より30分早く到着。入国審査後、乗り換え便のゲートに移動すると出発時間が1時間遅くなってる。4時間待ち。
 DL1534便 サンフランシスコ14:00 ― ソルトレイクシティ16:40、タクシーでホテルへ。タクシーの中から会場が見えた。ホテルと会場があるエリア(ウエストヴァレーという町のはずれ)は、大きな敷地に劇場、映画館、アリーナがありその周辺にホテルとファーストフードのお店がそれぞれ数軒づつあるという造り。駐車場を突っ切ればホテル、これなら帰りも安心。でも一応下見。“reptile”をリハーサルしているのが聞こえて来た(本番では演奏しなかった)。
 サンフランシスコでの入国審査で、観光と言いながら二泊しかしないということでいろいろ質問された。「ロックのコンサートを見るために来た」と答えると、「そのためだけに日本からアメリカまで来たのか!」と呆れられた。「何てグループ?」と聞かれたので「NIN」と答えると、その審査官は「前のツアーは見た」と言い、今度は「ライヴのチケットはいくら? どの曲が1番好き?」とかNINについて質問された。「You are big fan of nine inch nails!」と何度も言われた。前回の追っかけの時も、タクシーのドライバーなどに「何のためにこの町に来たの?」とよく聞かれ、答えるたびにNINの名前を出してきたけど、NINを知っていたのはこの審査官が初めて。






『NIN追っかけ第2弾1日目、端っこだったけどフロアの最前列で見た。でもライヴ自体は良くなかった。見ていた位 置が良くなかったせいで、スピーカーからやたらギターの高音だけが聞こえて残響し、ひどいときはヴォーカルまでも聞こえなくなった。ず〜っとハレーションを起こしているような音だった。観客のノリも悪い。田舎はやっぱりだめだ。そして何より、トレントは調子が悪い。一生懸命だったけどどうしようもない。ダニーとロビンは気が抜けてる(ロビン、“la mer”で、とちりやがった)。今日は何も受け取るものが無かった。FRAGILITY V2.0 の最終となる明日に期待します。トレントもロビンも化粧がさらに濃くなっていて怖い。トレントは腕や首を黒く塗っている。“somewhat damaged”で始まりアンコールで“just like you imagined”も演奏。近くで見て初めて気づいたけど“the mark has been made”“the day the world went away”“just like you imagined”ではトレント、ベースを弾いていた』

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