~第二十二章 オリジナル~
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僕の歌詞を読んでいたカンナも顔を上げていつきを見る。二人でいつきを見ると、少し笑いながら、でも真剣な顔で言った。
「俺書いてないんだ。っていうか書くつもり無かったんだ。」
「・・・えっ?」
書くつもり無かった?
「ちょっと、なんだよそれ!だって約束だったじゃんか!3人で約束したじゃん!それにいつきが言ったんだろ?!」
「そう。俺から言った。ごめん。実はさ・・・最初から俺、歌詞書く気、無かったんだ。」
「わかんないよ!なんでさ!僕だって書きたくて書いたんじゃないよ。」
「だからごめんって。いや、言ったろ?俺、方舟だって。二人は信じてるか分からないけど、俺、真剣にそう思ってんだ。」
「方舟って、それが何の関係があるんだよ、世界ズの歌詞3人で作っていこうって言ってたじゃん!」