小説

著:やまももけんじ

『 方舟がキミを運ぶね 』

第二十章 ライト&シャドウ

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第二十章 〜 ライト&シャドウ 〜
P.12 

「そりゃ面白いけど・・・歌詞なんかどうやって作るのか分からないよ・・・」

「俺だって作ったことないよ!だから面白いんじゃん!カンナも出来るだろ?」

私も作るの?

「そりゃそうだよ!特にカンナは絶対才能あるよ!なんてったって世界ズ考えたのカンナだもん!なっ、宿題!決定!絶対面白いよ!」

「うーん・・・・」

そうして僕らは夏祭りの夜に初めて一人一人歌詞を考えることに決まった。他のバンドがどうやって歌詞やメロディーを考えているのかは分からないけど、僕らは一人一人が考えることにした。でも他のバンドなんて関係ないんだ。だって、僕らは世界ズなんだから。僕らの世界ズなんだから。

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