"80s Night" on 18 Jun 2004
2004年は冒頭からほとんどテキストも書けず、イベント類にも出られずの日
々。溜まった鬱憤を晴らすべく、下北沢Revolverで自らイベントを企画することにしました。その名も「80s
Night」。30代〜40代のリスナーにとっては懐かしく、20代の聴き手にとっては新鮮な80年代洋楽を、さまざまな切り口で掘り下げてみようという
ものです。6月18日(金)の当日にはたくさんのお客さんにお越しいただきました。ありがとうございます! 急ごしらえの企画だったにも関わらずDJを分担してくださったのはKyonさん、けいさん、ふりーまん田中さんの3人。いずれも素敵な選曲でイベントの 成功を支えてくださいました。そんなわけで安心して好き勝手プレイしてしまった自分のセットリストはこんな感じ。 ★1st Set (20:00-20:30) 1. "Breaking Us In Two" - Joe Jackson 週末に向けた夜のオープニングに相応しいナンバーなんじゃないかと思って。本当は "Steppin' Out" から The Style Council の "My Ever Changing Moods" あたりにつなぐ流れが好きなんだけど、先週別のお方に全く同じ流れを再現されたので遠慮しときました。 2. "We Close Our Eyes" - Go West Go West は大体好きだなあ。根っこのところですごくブルーアイド・ソウルだと思うんですよ。何だか木の人形みたいなのがぐるぐる動いてるようなビデオも良かった。 3. "The Riddle" - Nik Kershaw キター! こんな凄い曲が普通に受け入れられていたということ自体がまさに「謎」。巨大なクエスチョン・マークの中を彷徨っているビデオもインパクト大でしたね。 4. "All Through The Night" - Cyndi Lauper 先週ライヴを観た記念。シンディで何が一番好きかと言われると、一瞬迷ってこれを選びそう。少なくとも "Time After Time" ではないなあ。どうしてあれが人気あるんだろう? 5. "Since Yesterday" - Strawberry Switchblade 個人的には「いかにも80年代」っぽさを代表するアーティスト/楽曲のひとつ。この夜は DJ Kyonちゃんがお約束どおりの水玉で登場してくれたものだから、つい嬉しくなって先にかけちゃいました。ごめんよ〜 6. "Middle of The Road" - The Pretenders 1月にライヴを観た記念。"Money For Nothing" や "Some Like It Hot"、"I'm Coming Out" などと並んでドラムスが目立つイントロで有名な1曲。生クリッシー・ハインド姐御はやっぱりクールだった。 7. "I Wanna Be A Cowboy" - Boys Don't Cry 知らないお方も多いかとは思いますが、一部では「どっちが曲名かよく分からない曲」として有名な1曲(ウソ)。"I wanna be a cowboy... and you can be my cowgirl..." というコーラスがシュールなニューウェイヴ風ノベルティ。忘れ難い〜 8. "In A Big Country" - Big Country アーティスト名を盛り込んだ曲名として有名な1曲。スコットランドの大地を駆ける白馬の如き爽快さ。ご存知のとおりヴォーカルのスチュワート・アダムソ ンは自殺してしまいました。合掌。 9. "Election Day" - Arcadia 昨年の来日公演でますますデュラン・デュランというバンドの良さを再認識しているわけですが、『情熱の赤い薔薇』もまた、今聴き直すとある意味名盤なの ではないかと考える今日この頃。当時は圧倒的にパワステ派だったんだけどね。 10. "Did It In A Minute" - Daryl Hall & John Oates ホール&オーツは要するにどれも好きなので、よくかかる曲はやめてこれを選んでみました。これでなければ "One on One" あたりにしたんじゃないかと思います。 ★2nd Set (22:00-22:30) 1. "Don't Worry Baby" - Vapor Trails ご存知「ベストヒットUSA」のオープニングテーマ。もちろんちょっとしたジョークですが、当時あの番組に熱中していた者としては、これでオープンする 自分のセットを持つのがひとつの夢でした。自分で一つ夢を叶えちゃったよ。 2. "Perfect Way" - Scritti Politti 全米11位、彼らにとって唯一のUSトップ40ヒット。"I got a perfect way to make the girls go crazy" だなんて、どうしてグリーンはいつもこんなに自信満々なんだろう。羨ましすぎだよ。 3. "Something About You" - Level 42 はい、ちゃんと覚えてますよね? 必修チャート公式:UB40 + U2 = Level 42。というわけで前2者をかけられなかった分はこれで許してもらいましょう。例によってほろ苦い "Lessons In Love" と迷ったけれど、最後はやはり無限の広がりを感じさせるこちらを。 4. "Digging Your Scene" - The Blow Monkeys 一部で評判悪い曲とはつゆ知らず、たいへん失礼いたしました… まあ、当時は自分も熱くなって聴きまくったものですが、最近は冷静に対処できる曲になってきましたね。Dr.ロバートにとっては、類似のヒットを連発せず においたことが結果として現在の渋い立ち位置を築くことになったといえるのかも。 5. "The Promise" - When In Rome 今聴いてもそれなりに新鮮だと思うんですけど。グループ名が諺から取られているところがカッコいい(と書きながら類例を思いつかなかった。他にもありま すよね?)。 6. "Mama Used To Say" - Junior 今回はふりーまんさんにお任せしましたが、本当は僕もかけたい80年代ブラックものが山ほどあります。その筆頭がこれかな。誰のジュニアか分からない、 ただのジュニアってのもどうなのか。 7. "The Captain of Her Heart" - Double ダブルではなく「ドゥーブル」と読みます。サックスとピアノがとにかく印象的な気だるい1曲。タイトルが醸し出す情景といい、記録より記憶に残るヒット と言えましょう。 8. "Night Birds" - Shakatak Revolver店長曰く「このイベントでこれがかかるとは思わなかった」。失礼しました。80年代の腰の軽さというか、イメージだけで乗り切れた時代 感覚みたいなものをひどく的確に演出したアレンジで、まさにあの時代を象徴するナンバーではないかと思ってます。 9. "Tempted" - Squeeze こないだオールタイムで登場した記念。何回聴いても本当に飽きない。大好き。 10. "Poison Arrow" - ABC "Look of Love", "Be Near Me", "How To Be A Millionaire" などなど、好きな曲あり過ぎのABC。一度ライヴで観てみたいアーティストのひとつ、Spandau Ballet あたりとカップリングで来日企画してくれないかな… 11. "Borderline" - Madonna えーとですね、本当はこれで締める予定だったのですが、何故か間違って1曲早めにかけてしまいました… とはいえ初期マドンナでは間違いなく一番好きな楽曲、メロディといい歌詞といい、最高に可愛いかった時期の大切な思い出です。カラオケでも歌いやすいので 女の子は要チェック。 12. "Let's Go All The Way" - Sly Fox だからといってラストがこれってのはどうなのよ(笑)。偶然の結果とはいえ、重いビートが刻む贋物ファンクのダサかっこ良さにあらためて酔い痴れまし た。個人的にはオールタイムものなのでいつ聴いたって悪かろうはずがないのですけれど。 …というわけで全22曲。 残念ながらかけきれなかった曲も山ほど残りました。皆さんのリクエスト次第では第2回の企画も考えていきますので、BBSまたはメールでお知らせいただ ければと思います。 それではまた! (June, 2004) |