Diary -November 2002-
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30 Nov 2002 Saturday |
僕んちのあたりでは、土曜日(と水曜日)が燃えるごみの日だ。でもたいてい土曜の朝なんて、目が覚めてみたら収集車が来る時間。そこであわてて飛び起きて、寝巻きのままコソーリと辺りを見回しながら、マンションのごみ捨て場に向かうことになる。良かった。まだ収集前だ。ごみを置き、青く澄んだ冬の空を見上げて深呼吸。身体全体に酸素が行き渡るような気分。部屋に戻ってAFN(810kHz)をつけ、BRITAの水でTyphooの紅茶かカルディのコーヒーを淹れて、新聞でも読みながらお昼過ぎまでのんびり過ごす。ミルクティはミルクが先。カフェオレはコーヒーが先。 何の予定も入れなかった場合、僕の週末はこうして始まる。 *** 今日みたいに収集車が行ってしまった後だったりすることもあるのだけれど、ごみ捨て場はマンション専用の屋根付き・扉付き型だったりするので、カラス被害等の実害はありません。それでもちょっと「しまったな〜」とは思う。だけどまあいいや。今日くらいバチは当たるまい。 と思えるのは昨晩の下北沢Revolverでのイベント Beauty's Night が非常に盛り上がって楽しかったからなんですけど。立ち客が出るくらいお店がいっぱいで、女の子が入れ替わり立ち替わりDJブースに立つ姿も普段とは違う雰囲気で面白かった。音楽性での統一を敢えて捨て、「女の子DJ」というコンセプトだけで斬った瞬間にこれだけ客が入るという罠。でもかえって一晩でいろんな音楽が聴けてお得な感じかもね。映画『シングルズ』のVHSを貸していただいたので、じっくり見よう。Time Out も Tetley も然るべき人にちゃんと渡せたし、某ジェネシスファンクラブ会長の某田中さんと、70年代チャートものやプログレについて熱く語れたのも良かった。94年暮れくらいの気持ちがちょっとフラッシュバック。いやフラッシュバックする先はいつだってそこなんだけど。 *** マグカップいっぱいのミルクティは、もうおしまい。ベランダの布団と洗濯物を取り込んだら、何かを探しに街に出かけよう。何の予定も入れなかった場合、僕の週末はこうして過ぎてゆく。 |
28 Nov 2002 Thursday |
今年の1月にうちの知事がニューヨークで開催されるダボス会議に出席するとかいって、その準備チームに配属されて働いていた頃のこと。世界経済フォーラムの国際会議だけあって、現地でのマスコミ取材もすごいことになっていて、僕ら東京のスタッフにまでじゃんじゃんメールや電話が入ってきたものだった。その中に、エジプトのある雑誌からの取材要望があった。エグゼクティブのための経済専門誌、との触れ込みだったが、その名を聞いて驚くべし。 …月刊ファラオ(笑)。 思わずぷっと吹き出しそうになったが、よく考えてみればこれって米国なら「月刊プレジデント」みたいなもんか。月刊ファラオ。何らおかしくない、至極まっとうなエグゼクティブ・マガジンなのだった。結局会議出席は流れ、僕らは後始末に奔走した。いつだって記憶に残るのは決して成功しなかった仕事ばかり。でもそんな、記録より記憶に残る仕事をしたい winter ですこんばんは。相変わらず前振り長すぎてすみません。 *** 今日職場の女の子からこんな相談を受けた。 「別に好きでも嫌いでもない相手から、突然デートのお誘いを受けたらどうしますか?」 方向性は大きく2つある。まず第一に、相手がストーカーっぽい人だったらちょっと困る。嫌いではないが好きでもないということであれば、無用なトラブルを避けるべく、はっきりとその気はないことを伝えるべきだろう。その上で、友達としてのお付き合いがしっかりできる相手であれば一緒に食事なりに行けばよろしい。男女間での恋愛感情抜きのよい友人関係というのも多分ある。実際に会っていろいろ話す中で、ひょっとして後から相手に魅力を見出すことになるかもしれない(アリーの言う「性的魅力」も含む)。とにかくゼロからのスタートで、プラスに転ずることはないかもしれないよ、ということをあらかじめ両者がよく認識しておくことだ。その意味で両者が十分に「大人」である必要がある。 一方で僕個人は、よくアメリカのTVドラマや映画に出てくるように、もっと男女が気軽に声を掛け合って食事に誘ったり、デートを申し込んだりできる文化だったら面白いのにと思う気持ちも多少ある。彼らは幼いころからパートナーを探してペアを作ることをあまり恥ずかしがらない文化を持っている(逆にソロでいる人も排除せず、肯定しているように思われる)。たとえば高校最後のプロム(ダンスパーティ)で一緒に踊ってくれる相手を探して申し込むシーンは、青春映画/ドラマの格好のテーマとして繰り返し使われる。こうしてペア作りのシミュレーションを繰り返した上で結婚するのだから、さぞ仲良く暮らすのだろうと思いきや、ご存知のとおり米国の離婚率は今やたいへんなことになっている。この辺ちょっとうまくいかないところだ。 それはさておき、ご存知のとおり世の中には割とペア単位で楽しむことを想定したレストランや娯楽施設も多い。とても面白そうなのに、1人では行きづらい。そんなところに便宜的に2人で行くために、お互い気兼ねなく声を掛け合える異性の友人を持っておくことは、決して損にはならないだろう。ところがここまで達観して(というか割り切って)ソロで生きている人は多数派とは言えないようで、そんな相手を見つけるのはあまり簡単ではないようだ。と伝聞推定形で締めくくっておきましょう。 ていうか冒頭の女の子の言葉。自分への遠回しなお誘いかと大勘違いして、1人職場で焦ってたことは誰にも内緒にしておく方向で。 *** 明日からのちょっとした楽しみは、2002NHK杯国際フィギュアスケート大会がテレビ放映されること。お馴染み佐藤有香さんの解説つきで、イリナ・スルツカヤ選手や村主章枝選手、恩田美栄選手らの演技が見られます。週末を迎える喜びはひとつでもふたつでも多いほうが良い。これ真実。 |
27 Nov 2002 Wednesday |
今朝の朝日新聞の家庭欄「ひととき」というコラムは、40歳で「おばさん」と言われてショックを受けている女性の投書だった。内容はさておくとして、目に留まったのは次の表現である。ひょっとすると既に定着しているものであるかもしれないが、少なくとも自分は初めて見たような気がしているものだ。 「確かに、私は果てのないおばさん街道ばく進中。年々、押すに押されぬ立派なおばさんに成長し続けていることは素直に認める。」 押すに押されぬ立派なおばさん。押しても頑として動かず、どうにも否定のしようがないほど本物のおばさんである、といった意味であろうと大体の想像はつく。だがご存知のようにこの表現はもともと「押しも押されもせぬ」というものだった。実力を十分に備え、他から何と言われようがびくともしないさまを指す。一昔前の国語辞典ならこの表現しか載っていないだろう。 ところがその後、「押しも押されぬ」という慣用表現が使われ始めた。押しも押されぬ。これはちょっと意味を想像するのが難しい。というよりオリジナルの「押しも押されもせぬ」を知っていないと理解できない。押しも押されぬ、では係り方や受け方が明らかに文法的におかしいからだ。そこで、オリジナルを誤って端折った用法だろう、と想像できる。これに比べれば、今日の投書にある「押すに押されぬ」は文法的には理解しやすい。言葉は生き物であって、日々その姿を変えていく。「正しい日本語」「間違った日本語」などというものが存在しない所以だけれど、このように新しい表現が新聞などで活字になっていく瞬間を目にするのはちょっとだけエキサイティングな体験だった。 何書いてるか意味わかんないですか? それならそれでも一向に構わないんですけど。同じく今朝の朝日の文化欄「eメール時評」で綱島 理友さんが書いている「意味わかんなあーい」に腹が立つ気持ちくらいはちょっとわかってあげてもいいかもよ。 *** さて昨日の続きですが、自分のメモ帳というのは何のことはない、100円ショップでどこでも売ってる3冊100円のミニノートです。この場合、「安い」ということと「どこでも売ってる」という2点が重要。 日記を書くようになってから、どこに行くときもこのミニノートをこっそりしのばせています。目についた面白いものや、思いついたことなどをちょこちょこっとメモする。たいていはどうでも良いことばかりなのだけれど、それまでまったく目に留まらなかったものが視界に入ってきたり、考えもしなかったことに考えを巡らせるようになったり、ページをぱらぱらめくっていてまったく関係ない事項が結びついて新しいネタになったりと、いろいろな発見がありました。そういう消耗品であるからして、単価は安い方が良いに決まっている。お金がもったいないのではなく、高価なノートであると書くのがもったいなく感じられる可能性があるから。いくら書きつぶしても構わないと思えることが重要。でもって、書ききったときにどこでもすぐ次のノートを買えることも重要。要するに常に携帯できないと意味がない。小さくてポケットに入り、どこにでも連れて行けるしどこでも補充できる手軽なメモ帳は、自分にとってはPDAなんかとは比べ物にならないくらい便利なアイテム。正直、この手の用途では紙のノートに勝てるPDAは(まだ)ないと思ってます。 ついでに言うと、同じサイズのミニノートを買い続けることも重要。書き終えたノートを時系列に束ねることで、より大きなメモのストックを作ることができます。情報を検索するのがたいへんでは?という心配はほぼご無用。下手に分野別や50音順に並べ換えるのが一番まずい。人間の思考が時間軸に沿ったリニアなものである以上、記録やメモの類も、あまり気にせず何でもあれこれ発生順に書きまくるべき。それを時系列に遡ったり進んだりするのが実はもっとも確実に検索できるような気がしています。 |
26 Nov 2002 Tuesday |
今日のちょっとした幸せ。 来年の手帳を用意する時期になりました。皆さんはどんな手帳使ってますか? 職場のもらいもので済ましちゃってる方もいらっしゃるかもしれません。前の会社にいたときは、営業先のお客さんや出入りの業者からもらう手帳やカレンダーがたくさんたまったものでした。毎年御用納めの12月29日に、夕方から納会と称してビールを飲み(もちろん僕ら若手がパシって買ってくる)、最後が楽しみな手帳/カレンダー山分け大会でした。いろいろ漁ってみましたが、当時は自分の会社が作っていた手帳が一番しっくりきていたので、それを愛用していたようです。なんて愛社精神に満ち溢れた7年間。 ところが今の職場のものはどうも馴染まない。経費削減の折、全員に配ってくれるわけでもありません。そこで使いやすそうな手帳を探していたのですが、やっとのことで見つけました。灯台下暗し、この種の商品ではもっとも市場シェアが高いと思われる「能率手帳」の、「エクセル4」というタイプがそれ。 ありがちな手帳のスケジュールレイアウトは次のとおりです。 9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 3(月) 4(火) 5(水) 6(木) 7(金) 8(土) 9(日) ところがこれは僕にとっては非常に使いにくい。例えば10時から11時半にかけてのミーティングと、その内容や場所を記入しようとすると、他の時間帯(右側)にどんどん食い込んでしまうからです。そこで、次のようなタイプのものを探していました。 3(月) 4(火) 5(水) 6(木) 7(金) 8(土) 9(日) 9時 10時 11時 12時 13時 14時 … これがなかなか存在しないのです。日付が左から右に流れるという概念は圧倒的に少数派であるらしい。百歩譲って日付は縦でもいいから、時間軸が縦(折り返し可)になっているものを探しながら、結局上のような理想レイアウトになっている「エクセル4」を見つけ、買うことができました。ちょっと嬉しい。 このタイプの良いところは、1週間の行事予定が見開きでざっと目に入った瞬間に、どの時間帯に用事が集中しているか(あるいは分散しているか)が判断できるということ。例えば午前中に用件がたくさん入っている週なら、前の晩にあまり無理をしてはいけないことがわかります。お昼の時間帯のメモをざっと右に眺めて、どこで誰と何を食べる/たかをチェックするのも容易です。また、用件毎に縦方向に↑↓を引いて所要時間帯を押さえることにより、1日において当該用件が占める割合を視覚的に一瞬で把握できます。加えてこの手帳には、「WEEKLY PLAN」としてその週の予定を書く欄が別枠で設けてあること、上の図のような時系列予定表に落とし込めない「その日のどこかでやるべきこと」を書く欄もあること、さらに各ページの右上隅に今月と来月のカレンダーが小さく印刷してあり、2ヶ月先の予定を見通した時間把握が可能であることなどが決め手でした。 僕の場合、手帳はただのスケジュール帳に過ぎなくて、メモ帳は別に用意してあります。(このことについてはまた次回触れます)。個人的には先の予定など何も立てたくなくて、できれば週末など直前までオープンで完全に真っ白、その朝の気分で何をするか/しないか決めたいタイプ。だから手帳に予定をびっしり書き込んで「私は常に誰かと会ってるか/お稽古事に行ってるか/映画を見てるか/エステに通ってるかのどれかなのよ、こんなに充実してるわ!」と悦に入る女の子の気持ちはあまりよくわかりません。結果としてどの週末も、好きな音楽を聴いているか/好きな本を読んでいるか/好きな食べ物を食べているか/好きな映画を見ているか/好きな街を歩いているか/好きな女の子とだらだら過ごしているかのどれかである/あったことがほとんどですが、特に充実していないと思ったこともありません。むしろびっしりの予定に追われてあくせくしたり、消化し切れなかった予定を眺めて落ち込んだりするほうがずっと充実してないよ。 そんな気がする自分ではありますが、仕事の上ではどうしてもね。最低限忘れちゃ困るミーティングや出張の予定があるわけで。しかも年々記憶力の方は怪しくなっていくわけで。だからしてお気に入りの手帳を持つってことは、かなり幸せなことであるような気がする。結局、毎日のように(時には1日に何回も)ページを開いてご対面するわけだから、ルックス(レイアウト)も性格(使い勝手)も両方大事。ある意味、大切なパートナー選びだと思います。 |
24 Nov 2002 Sunday |
出張前後の多忙期にたくさん録画していた海外TVドラマ類をようやく見終わり、リアルタイムでの放映に追いついた。結論から言うと「今シーズンは当たり!」。 意外にも非常にハマってるのが『The West Wing』(ザ・ホワイトハウス)。最初は地味かも、と思ってましたが回を重ねるごとにキャラの様子が見えてきて。コールガールと寝ちゃったロブ・ロウは相変わらずですが、他のキャラも家庭の問題や公務上のトラブルなどを抱えて緊迫しています。ホワイトハウス内部のセットも見事だし、ERを思わせる長いショット(カメラがとんでもなく長い距離動き、無数のキャストがその前を横切りまくる)の連続もうならせる。マーティン・シーン演じる大統領の下す決断に「それでいいのかオイ?」とツッコミたくなるのはご愛嬌。むしろ彼を取り巻く補佐スタッフたちの仕事ぶりこそが主役なのですから。より規模の小さい形ながら、うちの職場でもほぼパラレルに起こっているようなことが多くて、身につまされます。 お次は『Will & Grace』。最近はグレイスが「ウィルの子供産みたいから精子バンクよろぴく」とか言い出して、ゲイとストレートながらも本当に仲良しなところを見せてる彼らですが。まあそういうカップル?もこれから増えていくのかなあ、という気もします。そういえば「ブリジット・ジョーンズの日記」にも、しばしばブリジットの相談相手になるゲイの男友達がいましたね。女の子の気持ちがより良く理解できるってことなのだろうか。自分はゲイでも女の子でもないので、その辺ちょっとよくわからないけれど。 そして最終シーズンになってしまった『Ally McBeal』は、ジェニー/グレン/レイモンドといった新キャラの導入で表面上はごちゃごちゃしているものの、アリーとジョン・ケイジのエピソードもがっちり織り込んであって安心させる。特にジョンの「告白することによって長年の友人関係が壊れてしまうのではないか」という悩みは、ある種の人たちにとっては切実なものだろう。でもジョンは後悔したくないからと思い切って打ち明けてしまうし、それに対するアリーの回答は実にあっさりしたものだった。「あなたには、性的魅力を感じないの」。でもこれ重要。とても重要。グレンのスーツ、ワイシャツ、タイのお洒落はちょっと参考になるし、アリーそのものの天然破天荒キャラ、ジェニーもいい味出してる。もうすぐ登場するジョン・ボン・ジョヴィの役どころも非常に楽しみ。 *** 告白しないほうが良かった。そんな経験を持っているのは、僕だけじゃないだろう。もう何年も前になるが、僕には本当に悔やまれる経験があって、そのことを思い出すと今でも胸をかきむしりたくなる。もし何もなければ、彼女は僕の妹のような存在として、いつまでも仲良くしていられたのではないか。そんな「もし〜なら」の想像を、今でも無限に繰り返してしまう。だけど僕は彼女のことを好きになってしまったし、また同じ場面に置かれたらやはりきっと告白してしまうことだろう。短かったが故に強烈な印象を残す恋だったし、今でも彼女の非凡な文才と、何物にも代え難い素晴らしいスマイルをありありと思い起こすことができる。 問題は例によってほとんど僕の側にあったのに、僕が彼女に対してとった行動は、あまりにも冷たい仕打ちだった。「まだ若かったんだからしょうがないよ」の一言で済ませられる話じゃない。あまりにも。あまりにも。 だからジョン・ケイジのいう「告白することで友人関係が壊れるかも」という恐怖はすごくリアルに感じられるし、僕の場合、何年も経った今でも、夜中に Google で彼女の名前を検索している自分に気づいて愕然とすることがある。俺はいったい何をやってるんだ? 画面に出てきた膨大な数の同姓同名のリンクを片っ端からクリックしながら、醒めきった自分は完全に悟っている。いったん完全に破壊しつくした関係は、もう友人レベルにすら戻すことができないと。ハンプティ・ダンプティだよ。割れちゃったら、卵は元に戻せない。心の声が猛反発する。じゃあ時が癒すとか、時間が解決するってのは嘘だったのかい。何年も何年もかけて、しだいになだらかになる山だってあるはずじゃないか。かくして今夜も時間ばかりが過ぎてゆく。 *** この手の話をするときに、どこまでリアルに書くか、逆にどこまでフィクションにするかは、ひとえに書き手自身にかかっている。100%真実を書いたところで、それが真実であることを知っているのは広い世界に2人だけ。逆に100%フィクションにしてしまっても、ほぼ同じ内容を伝えることは可能だ。とすれば、どこまでが現実でどこからがフィクションかを議論することは虚しい。要するにポイントは何か、そこだけ大雑把につかんでもらえれば良い。今願うのは、彼女が幸せになっていること。ただそれだけ。本当に。僕の背負っている十字架はこの他にもたくさんあって、一人では支えきれないほど、あまりにも重い。(だが一人で背負わねばならない類のものであることは言うまでもない) |
23 Nov 2002 Saturday |
日経新聞の株価欄を眺めているだけで1日つぶせるという人がいます。社名と数字と前日との差額で埋め尽くされた巨大な表に没頭する人々。株に真剣に投資していたり、証券会社に勤めていたりすれば当然なのでしょうが、自分にはちょっと無縁の世界。 でも逆に、彼らからは「何それ?」って思われそうな表にのめり込む僕だったりします。それは、ロンドンに行くと必ず買う Time Out 誌のコンサート日程表。ちょっと時間が経っちゃいましたが、11月6日号を眺めながら、「あ〜このライヴ見に行きたい!」と思ったものを一挙抜粋しちゃいましょう! わかる人だけわかってくれりゃいい的な勢いで。 OCTOBER 10/30 Fun Lovin' Criminals (Forum) Lifehouse (Dingwalls) Nina Simone (Royal Albert Hall) Paul Weller (Wembley Arena) Robert Plant + Crazy World of Arthur Brown (Hammersmith Apollo) Steve Hurley (Blackheath Halls) 10/30-31 Joshua Redman (Jazz Cafe) 10/30-11/4 Lisa Stansfield (Ronnie Scotts) 10/31 Belinda Carlisle (Cobot Hall) Level 42 (Royal Albert Hall) Jefferson Starship (Mean Fiddler) Jazz Crusaders (Ocean Hackney) NOVEMBER 11/1-2 Underworld (Brixton Academy) 11/1 ZZ Top (Hammersmith Apollo) Hugh Cornwell (Mean Fiddler) Masters of Groove:Reuben Wilson/Bernard Purdie/Grant Green (Jazz Cafe) 11/2-3 Alicia Keys (Wembley Arena) 11/2 Kevin Ayers Band (Borderline) Southside Johnny & Asbury Jukes (Astoria) 11/3 Paul Carrack (Royal Albert Hall) 11/4 Behemoth (Underworld) Bill Wyman (Harrods + WH Smiths Sloane Square、サイン会) 11/5 Morrissey (Brixton Academy) The Electric Soft Parade (Shepherds Bush Empire) 11/6 Tony Hadley, Colin Blunstone, Chris Farlowe, Rod Argent, etc. (100 Club) 11/7 Papa Roach (Brixton Academy) Salif Keita (Forum) 11/7-8 Luther Vandross (Wembley Arena) 11/8 Roddy Frame (ULU) Voices and Music in Opposition to War - Gene, etc. (Queen Elizabeth Hall) Jesus Jones (Marquee) 11/9 JTQ (Subterania) Sinead O'Conner (Shepherds Bush Empire) The Tubes (Ocean) Xzibit (Forum) 11/10 Bryan Adams, Brian May, Joe Strummer, etc. (Royal Opera House) 11/11 Julia Fordham (Subterania) Ryan Adams (Royal Festival Hall) 11/12 Pink (Brixton Academy) 11/12-13 Cliff Richard (London Arena) 11/14-16 Suede (Shepherds Bush Empire) 11/15 Carter USM (Mean Fiddler) 11/15-16 Richard Ashcroft (Brixton Academy) 11/16 Monsters of Rock:Alice Cooper, Thunder, Quireboys (Wembley Arena) 11/17 De La Soul (Astoria) Legends of Rock:Jack Bruce, Uli John Roth, Glenn Hughes, Michael Schenker (Brixton Academy) 11/18 Hanoi Rocks (Camden Palace) Wyclef Jean (Brixton Academy) 11/18-19 Dolly Parton (Hammersmith Apollo) 11/18-21 Meshell Ndegeochello (Jazz Cafe) 11/20 3 Colours Red (Garage) 11/20-21 The Tragically Hip (Shepherds Bush Empire) 11/21 Danzig (Astoria) The Fall (Electric Ballroom) J Mascis (Dingwalls) 11/22 Avril Lavigne (Astoria) Fishbone (Marquee) 11/22-23 Foo Fighters (Wembley Arena) 11/22-23 Morcheeba (Brixton Academy) 11/23 Hothouse Flowers (Shepherds Bush Empire) 11/24 The Stranglers (Shepherds Bush Empire) 11/25 Violent Femmes (Astoria) 11/26 Michelle Shocked (Marquee) 11/27 Patricia Kaas (Shepherds Bush Empire) 11/28 The Levellers (Shepherds Bush Empire) 11/29 George Harrison Tribute:P. McCartney, R. Starr, E. Clapton, Tom Petty, Ravi Shankar, etc. (Roayl Albert Hall) 11/29-30 Classic Rock Festival: Uriah Heep, Nektar(11/29), Asia(11/30) (Shepherds Bush Empire) 11/30 Gary Moore (Brixton Academy) DECEMBER 12/1 Billy Bragg (Shepherds Bush Empire) Disturbed (Brixton Academy) Biohazard + Agnostic Front (Forum) 12/2 Nickelback (Wembley Arena) 12/2-3 Doves (Brixton Academy) 12/5 Bob Geldof (Bloomsbury Theatre) Ron Sexsmith (Marquee) Stereo MC's (Shepherds Bush Empire) 12/6 Magnum (Astoria) Shed Seven (Shepherds Bush Empire) 12/6-7 Primal Scream (Brixton Academy) 12/7 Manic Street Preachers (Wembley Arena) Saw Doctors (Shepherds Bush Empire) 12/8-9 Gomez (Shepherds Bush Empire) 12/9 Idlewild (Brixton Academy) 12/10-11 Badly Drawn Boy (Brixton Academy) 12/10 Beth Nielsen Chapman (Union Chapel) The Cranberries (Hammersmith Apollo) 12/11-13 Elton John (Wembley Arena) 12/12 Reef (Astoria) 12/12-14 Groove Armada + Dirty Vegas (Brixton Academy) 12/13 Cradle of Filth (Astoria) 12/14 Chris Difford + Francis Dunnery (Union Chapel) Status Quo (Wembley Arena) 12/14-15 The Human League + Kim Wilde (London Arena) 12/16 Beverley Knight (Hammersmith Apollo) Shakira (Wembley Arena) 12/17-18 Blondie + Inxs (London Arena) 12/18 Napalm Death (Mean Fiddler) 12/18-21 Bjorn Again (Shepherds Bush Empire) 12/20 Youssou N'Dour (Forum) 12/21 Death In Vegas (Forum) 12/21-22 Madness (London Arena) 12/22 New Model Army (Forum) 12/23 The Almighty (Astoria) どうでしょうか? 自分だったら毎晩どれに行こうか迷うくらい、見たいものだらけ。特に12月14日の Chris Difford (ex-Squeeze) + Francis Dunnery (ex-It Bites) の組み合わせは超見たい! (11月30日の Asia はどのエイジアなんでしょうね(笑)。まあ、ユーライア・ヒープとの組み合わせだから…) 1月以降も引き続き見たいライヴが目白押し。気になるところでは、The Music, Tori Amos, The Flaming Lips, Chris Rea, Counting Crows, Saxon, Reel Big Fish, Sophie Ellis Bexter, John Squire, Fairport Convention, Rose Royce + Odyssey, Feeder, Red Hot Chili Peppers, Tracy Chapman, Donny Osmond, Art Garfunkel, Lighthouse Family, Madredeus, Richie Havens らの名前が挙がっています。 *** 最後に口直し。になるかどうかわかりませんが、ロンドンの街角で写真をパチリ。これは British Telecom の電話ボックスですが、扉に "NOBODY'S PERFECT" と書いてあります。「完全な者など誰もいない」、そりゃそうだ。ご丁寧に、E がひとつ左右ひっくり返っていて「不完全」になってます。その下に書いてある小さな文字は以下のとおり。 "But at least nine out of ten BT Payphones are always working." (でもBTの公衆電話の10台中9台はいつもちゃんとかけられますよ) BTの公衆電話は故障していることが多くて、苦情も絶えないのですが、こういうのんびりしたジョークで返されるとこっちも力が抜けます。問題は10台中9台が正常に作動することではなくて、まさにこの電話が故障しているのかどうかなのですから。 |
18 Nov 2002 Monday |
8月後半から9月いっぱいまで、サイトの更新をお休みして職場の昇任試験の受験勉強をしていました。15日に発表があり、無事合格していたことがわかりました。とりあえず、ほっとしています。決して難しい試験ではありませんが、逆に万に一つも落とせないものだったので。 ただ、受験にあたってはいろいろと考えさせられました。この手の昇任試験はこの後もう1回あって、それに合格するといわゆる管理職に登用されるコースになります。今回はそのひとつ手前の関門だったわけですが、受験することにより確実に組織のシステムに組み込まれていく。まだ何とか時間をやりくりできる範囲内だし、一人とはいえ生活もありますから、ある程度のお給料ももらわなくてはならない、という判断で受験したものの、これから先どこまでこの「システム」に足を突っ込んでいくか、については考えどころです。 その意味ではこの職場は非常に公平であるともいえます。つまり、試験を受験しないことにより、一生ヒラのままでいるという選択肢がある(実際にそうしている人たちもいる)から。自分の趣味の時間や、家族と過ごす時間を第一に考えるという人にとっては、管理職なんてならなくてもいいから早く帰らせて、という選択肢があるのは魅力的です。個人的には読書や映画や、家族(自分一人でも家族だよ)のために過ごす時間は何にも代え難いと思っていますけどね。 *** 朝、少し寒い日が増えてきました。起きるのがちょっと辛い人もいるかな? でも、凛とした冷たい空気の中に身を置くと、身体とココロが引き締まって、しゃきっとするような気持ちになることもありますよね。春夏よりは秋冬のほうが、どうやら僕の性には合っているらしい。 |
17 Nov 2002 Sunday |
今日は、「木を見て森を見ず」ということわざについてじっくり考えてみたい。 *** まったく関係なさそうな話題から導入してみよう。僕はいちいち小さなことで感動できるタイプだ。たとえばこの写真のものが何であるか、長いこと知らなかった。本当はその存在について早い時期から指摘してくれた人もいたのだが、当時僕は彼女の言葉に真剣に耳を傾けていなかったようだ。女の子の多くはすぐにピンときたことだろうが、ご存知のようにこれは洗顔フォーム用の泡立てネットである。 「そんなもの必要なの?」といぶかる男性読者がいるかもしれない。ところがまさに「騙されたと思って使ってみよ」の言葉どおり、これは画期的な商品だ。水で濡らしたネットに洗顔フォームをほんの少しつけてしゃかしゃかとこすり合わせると、驚くほど簡単に、しかも大量の泡が立つ。写真右端の穴に指を引っ掛け、ネット部分をつかんで引っ張ると、つかんだ手のひらにはきめ細やかでクリーミーな泡がたっぷりと残る。これで肌を包みこむようにそっと洗うのが正しい洗顔法らしい。女の子には常識なのだろうが、とにかく僕はこの洗顔ネットのシンプルさと驚異的な泡立て力にびっくりした。しかもせいぜい100円とか200円の代物である。これまで洗顔フォームを手で広げ(泡などほとんど立ちやしない)、顔につけるようにして洗っていたことによる肌へのダメージを考えると、いったい何だったのかという思いに駆られる。いわんや80年代後半のスクラブ入り洗顔料のブームをや。あれはひどかったね。「スクラブ入り洗顔料禁止」これすなわち "No Scrubs"。 *** このように小さなことで感動できる自分だが、世の中の男性の多くはやはり小さなことに感動している。正確には、感動しているのではないかと「思う」。遠まわしに言うと、感動しているのではないかと「思う」と表現することによって、自分だけじゃないよね?と訴えつつ、ほとんど根拠のない小さな安心を獲得しようとしている。 小さなこと、それはパンチラ。 正直、少しだけ幸せな気分にならない? 「ちぇっ、今日も学校(仕事)か、つまんないなあ…」とか思いながら出かける朝の道。ふとしたハプニングで、前を歩く女の子とか電車の対面に座ってた女の子からチラリと見えたりすると。何かこう、道に500円玉が落ちているのを見つけちゃったみたいな。見せた側に何の隠された意図もなく、見た側だって何の期待もしていない。まったくの偶然が織り成す朝の幸せ返し。そんな幸せが巡り巡って世界中のぎすぎすした空気を解放し、お互いがお互いにやさしくなれる社会を作ることができるような気がするんだけどどうだろう。ていうか俺いったい何書いてるんだか(笑) *** というようなテーマについて、やや真面目に取り組んだのが井上章の「パンツが見える。−羞恥心の現代史−」(朝日叢書)だ。筆者はもともと建築史家らしいのだが、どうやら風俗史にのめりこんだようで、特に女性の下着を取り巻く状況に並々ならぬ情熱を注ぎ込んでいる。一言でいえば「パンツ」をめぐる感性の興亡に、命を賭けている。 問題の根幹は「白木屋ズロース伝説」にある。ご存知の人もいるかもしれないが、日本における女性用下着の普及のきっかけになったと言われる事件である。その昔、日本橋の白木屋デパートで発生した大火事の際に、高層階で和装の女店員たちが多数死亡した。当時の女性は一般に下着を着ておらず、和装の彼女らが綱につかまったり樋を伝ったりして降りる際に、下に集まった野次馬たちに下半身を露出することを恐れて避難が遅れ、死につながったとされている。 筆者はこれを眉唾だという。確かに当時の日本人女性は下着を着用していなかった。和装であれば日常のあちこちで下半身、時には陰部が露出して人目に触れることもある。しかし彼女らはそれを特に恥ずかしいこととは考えていなかったというのである。現代の日本ではやや考えにくい状況だが、筆者はさまざまな文献や資料を列挙してその事実を明らかにしていく。そして、日本人女性がいわゆるパンツ/パンティ的な下着をつけるようになったことに伴い、まったく新しい概念として、下着を見られることすなわちパンチラは恥ずかしい、という考えが生み出された(作り出された)のだという。したがって、女の子の側が下着を隠して、パンチラを見られることを恥ずかしくと思う感覚は、具体的には日本では1950年代後半以降のきわめて時限的・空間限定的なものに過ぎない、というのが筆者の主張である。要するに「羞恥心」という概念は普遍的なものではない。誰かが仕組んで繰り返し植えつけたイメージによる「洗脳」なのではないか。 まあ、パンチラを見る側もちょっと心が温かくなるくらいなら良いのだろうが、異常な関心を示して盗撮を始めたりすると犯罪になる。また、パンチラを見られることに羞恥心を感じるうちは良いのだろうが、金になると知ってブルセラショップなどで下着を売る女の子もいる。つまり「羞恥心」なる曖昧な概念はいつだって崩壊の危機にあり、僕らはその変動過程の真っ只中にいるってことだ。女の子の側も「隠す」ことで性的魅力を増すことができる時代があった。昨今のキャミソールやローライズのジーンズ、さらには見せパンの普及なんかを見てると、ちょっと不思議な感覚にもなる。 *** しかし、パンチラってのは絶妙なネーミングではないか。チラリと見えるところに意義があるのだろう。これが全部見えていたらどうか。たとえば Peach John の下着カタログを見て「羞恥心」を感じる人がいるだろうか。やっぱり違う。一部だけが見えるとき、全部見えてしまっては感じない何かを僕らは強く感じているのだ。一部分なら見るが全体となると見ようとしない。これすなわち「木を見て森を見ず」。 つくづく、昔の人は奥が深いことを言ったものだ。 (そしてかつてこの用法を世に問うたこのサイトも。) |
9 Nov 2002 Saturday |
昨日、11日間の出張を終えて帰国しました。ロンドンは3年ぶり、ベルリンは初めて。とはいえ、仕事での出張の上に、訪問団のトップが副知事で、そのケアが大変だったためほとんど観光はできませんでした。当然といえば当然ですね。思い出すごとに少しずつ感想を書いていこうと思います。 一言でいえば、「寒かった」(特にベルリン)。 *** それより今日は、以前から書こうと思っていたBRITAについて触れておきたい。これはドイツ生まれの浄水ポット。上から水道水を注ぐと、フィルターで塩素やカルキ臭、トリハロメタンや重金属などをしっかりろ過してくれておいしい水ができるというものです。この種の商品はたくさんあって、どれもこれも胡散臭いと思っていました。ところがこのBRITAは世界的に相当のユーザーがいて、あちこちで「本当においしい」という噂を聞いていたので、少しだけ興味があったのです。 するとたまたま職場の冷蔵庫にこのポットがあるのを発見。家で愛用している某先輩が、職場でもおいしい水を飲みたいを持ち込んだものでした。半信半疑で飲ませてもらったその水は、さっき蛇口から出てポットに入ったものとはとても思えないまろやかな口当たり。グラスを二つ用意して飲み比べればその差は歴然でした。「水がまるくなる」とはこういうことを言うのか。早速その日の帰りに東急ハンズで買ってきてしまったのが上の箱です。 多少値が張ります。ディスカウントショップで購入できればもっと安いのでしょうが、ハンズだと上のタイプが4,000円くらい(カートリッジ1個付き)、替えカートリッジは1個1,000円以上します。でもあんまり安いものはどうも怪しい。逆にこれくらいの値段であれば「信頼できるかも」と思わせる罠。恐るべしゲルマン人。ちなみにカートリッジは200リットルろ過可能とのことで、1リットルあたりのコストは約7円くらい。自分が買ったのは「フィヨルド」という薄型1.6リットルタイプで、冷蔵庫のドアポケットにぴったり収納可能というのが売り。薄さは実測値で約8.5cm、大型のペットボトルが入る冷蔵庫なら多分OKでしょう。 生水はちょっと…という声もありますが、自分なんかよく冷やした水をBRITAからグラスに注いでそのまま飲むこともよくあります。カルキっぽさやザラザラ感がきれいに取れたスムーズな飲み口。もちろん紅茶やコーヒー、料理にもじゃんじゃん使ってます。これまでは重いミネラルウォーターを買って家まで運んでいましたが、それから解放されただけでも買った価値あり。シンプルライフを標榜する自分としては、買うたびにゴミになるペットボトルのことも少し気になっていました。それに、高いミネラルウォーターはもったいなくて、たとえばご飯を炊いたりするときに使うのはためらわれましたが、これなら大丈夫。 今回出張してみて、BRITAを生んだドイツはもちろん、ロンドンのスーパーマーケットなどでもごく普通に見かけました。カートリッジが日本よりずいぶん安かったので買って帰ろうかなとも思ったのですが、BRITAによると各国の水道の水質に合わせて専用のカートリッジを作っているという説明。残念ながらあきらめました。確かに、英国の水道水の過剰な石灰分を除去するカートリッジを買ってきたとしても、日本のこの過剰な塩素をきちんと除去してくれるかどうかは微妙ですね。そして僕は今夜もBRITAの水で安いTYPHOOの紅茶を入れ、シャーデーのアルバムなど聴きながらほっと一息つくのです。 |
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