君は風
               作詞:佐々木幸男
               作曲:佐々木幸男
               編曲:戸塚 修
 

君の髪が風の中で 流れていった
流れ髪の君は とてもすてきです
そういうと 君はくすっと笑い
君の好きな“ユーフー”を飲みほす

君の好きな サイダーのうた僕が歌うたび
いつも横目で 聞いてるんです
終わるときまって君は くすっと笑い
皮肉っぽく よかったとポツリ

 熱い 熱いお茶を飲み
 ポツリ ポツリ
 話しかける君は
 君は風

 熱い 熱いお茶を飲み
 ポツリ ポツリ
 話しかける君は
 君は風

     




 

[sasakiの日記] より              2002/02/18 記
 

 この歌の後先にこんな事が書いてある。
 

  冬にあなたのとりとめのない話が始まり
  プツンと言葉が途切れたときに冬が始まろうとしています

  忘れないでそのまま 4月の光の中で
  忘れないでそのまま 4月の陽差しの中で

  冬でうけた心の凍てつきは
  春の暖かさの中で癒す
  春のない僕はいったい 何処で慰めようか?
  春の光は優しすぎて 淋しくなります

  春のまどろみの中で 夢から醒めぬ君は
  思い出の中に沈み込み
  陽の暖かさのみ貪る
 

 このノートは日記じゃないから前後の脈略はない。
 本来なら恥ずかしくて人前に晒すと言った類のものではないのだが、客観性を持ってみると、そうかそうか、いろいろネガティブだったん
だね君はと言った感想を持ってしまう。
 若いっていうのは相当にロマンティックなところで生息する事を可能にするものなんだ。
 だからといって今の僕が全く違うところにいるのかと言えばそんなことはなく、幾分冷静さはあるけど、目と鼻の距離に住んでいる隣人だ。

 この歌には驚くほど情報が少ない。特に最近の僕の詩と比べてみるとよくわかる。
 意図したわけでもないし、隠そうと思ったわけでも無い。
 最初からあった歌だと思う。作った瞬間に出来てしまった歌。
 唄う時間で出来てしまった歌。

 僕は彼女に相当マイッテいた。

 言葉なんてインチキだと思っておたのかもしれない。

 僕はこの歌と「風待ち」を持って札幌に戻ってきた。
 結局大根は日当たりが悪いのと、僕たちの夜中の小便攻撃で芽を出さずじまいだった。
   
 
 
ほーぼー
雨風景 ここで夏を見送る あとのまつり 君は風 一日がこんな風に過ぎて行くのなら 秋一番 ぶるう うすずみ色の空へため息を 一日がこんな風に・・・ ほーぼー
Discography