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Gil Evans - Las Vegas Tango
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Charlie Haden - Song For Che
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Billie Holiday - Strange Fruit
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Miles Davis - 'Round Midnight
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Elvis Costello - Shipbuilding
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The Style Counsil - The Whole Point of No Return
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Mike Gibbs - Nairam
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Old and New Dreams - Chairman Mao
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Ivor Cutler - Go And Sit Upon The Grass
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Peter Gabriel - Biko
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The Specials - You're Wondering Now
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Gil Evans - Las Vegas Tango
“音の魔術師”とも言われるジャズ・アレンジャー/バンドリーダーの最高傑作(だと思う)「The Individualism of Gil Evans」(邦題:ギル・エヴァンスの個性と発展)(Verve, 1964) より。様々に表情を変えるオーケストラの中、タンゴ調のリフをひたすら繰り返すベース(Paul Chambers & Ron Carter)。トロンボーン・ソロは Jimmy Cleveland、ギター・ソロは Kenny Burrell。
ワイアット版の収録アルバム
The End Of An Ear
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Mike Gibbs - Nairam
「The Only Chrome Waterfall Orchestra」(Bronze/BGO, 1975)。作者である Philip Catherine のギターと Steve Swallow のベース・ギターが、流麗で気品のあるメロディを奏でる。弦とフルートを使ったアレンジも美麗。
ワイアットはこれに歌詞を付け、タイトルをひっくり返した。
ワイアット版の収録アルバム
Shleep (as "Maryan")
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Charlie Haden - Song For Che
政治的色彩の強い名作「Liberation Music Orchestra」(Impulse!, 1969) より、チェ・ゲバラに捧げる歌。アレンジは Carla Bley。ヘイデンの重厚なベース・ソロがメインだが、途中でそのソロにかぶさってカルロス・プエブラの "Hasta Siemple" が(レコードで)挿入されるというサンプリング手法が斬新。
ワイアット版の収録アルバム
Ruth Is Stranger Than Richard
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Old and New Dreams - Chairman Mao
Ornette Coleman 縁の4人が集まった Old and New Dreams(この時点ではグループ名というより曲名・アルバム名のようだが)の一作目「Old and New Dreams」(Black Saint, 1977) より。Charlie Haden の作曲。ここでも "Song For Che" と同様に、ベース・ソロの途中で中国人女性の歌声(レコード?)がかぶってくる。
こちらも参照のこと。
ワイアット版の収録アルバム
eps
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Billie Holiday - Strange Fruit
ジャズ・ヴォーカル史上偉大な歌手の代表作であり、名曲名唱として名高い「奇妙な果実」。1939年録音。「The Greatest Interpretation Of Bille Holiday」(Commodore) などで聴ける。
ワイアット版の収録アルバム
Nothing Can Stop Us
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Ivor Cutler - Go And Sit Upon The Grass
Virgin レーベルのサンプラー2枚組LP「V」(Virgin, 1975) に入ってる、ハーモニウム弾き語り。すっとぼけた味がある。「Velvet Donkey」と同一ヴァージョンなのかは未確認。
ワイアット版の収録アルバム
Nothing Can Stop Us (as "Grass")
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Miles Davis - 'Round Midnight
作者 Thelonious Monk (piano) 本人の演奏がオリジナルではあるのだが、この曲の決定的名演はこれだろう。以後ジャズ界の帝王として君臨していくことになるマイルスの、記念すべきコロンビア移籍第一弾「'Round About Midnight」(Columbia, 1956) 一曲目。強烈な印象を残す例のブリッジ部(ダッダッダ〜ダッダ…)を作ったのは Gil Evans だと言われていたが、実はディジー・ガレスピーのアレンジを手がけていた Gil Fuller によるもの。テナー・サックスは John Coltrane。
ワイアット版の収録アルバム
eps
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Peter Gabriel - Biko
「Peter Gabriel 3: Melt」(Charisma, 1980) から、南アフリカの反アパルトヘイト活動家スティーヴン・ビコのことを広く知らしめた名曲。後にワールド・ミュージックや政治的運動にのめり込んでいく Peter Gabriel の出発点はここにあるのでは?
余談だが、ベスト盤「Shaking The Tree」に収録されているのは若干短い別編集ヴァージョン。
ワイアット版の収録アルバム
eps
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Elvis Costello - Shipbuilding
Clive Langer(プロデューサー)が作ったメロディに、コステロがフォークランド紛争を背景とした歌詞を付け、ワイアットに提供したのが先。これはセルフ・カヴァーということになる。「Punch the Clock」 (F-Beat, 1983) に収録。Chet Baker のトランペット・ソロが何と言っても素晴らしい。エコーのかけ具合も絶妙。本当はマイルスに吹いてもらいたかったらしいが…
ワイアット版の収録アルバム
eps
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The Specials - You're Wondering Now
別名:This Is The End。Elvis Costello がプロデュースしたデビュー作「The Specials」(2 Tone, 1979) の最後に収録。作者は Clement Seymour とのクレジットがあり、オリジナルはジャマイカのスカらしい。
ワイアットはサビの一部分を繰り返しているだけ。元はEPの初回プレスに秘かに収められていたもので、編集盤LP「1982-1984」でも曲名表記はどこにも無く隠しトラック的に収められていたが、なぜか「eps」には収録されなかった。
ワイアット版の収録アルバム
1st 1000 copies of 'Work In Progress' EP, 1982-1984 (uncredited)
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The Style Counsil - The Whole Point of No Return
「Cafe Bleu」(Polydor, 1984) より、Paul Weller がちょっとボサノバ風に一人でギターをつま弾き歌う。初期のスタカンはカッコ良かった。
ワイアットは自らトランペットを吹き、インストでカヴァー。
ワイアット版の収録アルバム
Shleep
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