A4サイズの大人用ケージを製作。父親が入居。
透明板を外した状態で撮影
地上部が広いに越したことはないが、2回目の出産で赤ん坊が8匹生まれているし、1回目の出産の子どもで里子に出していないのが1匹いるしで、飼育スペースが足りない。
しかしB5ケージ(地下3室)は大人を継続して飼うにはちょっとかわいそうなくらいに狭いので、地下型巣箱は本来の5室で大きさも同等のものにし、地上部を同じ平面のものにした。
衣装ケースと比べれば運動スペースが無いに等しいが、この父親がまだ衣装ケースにいた頃に、運動していたのを見たことがない。
母親はいつも活発に動き回っていたが、父親は回し車にも乗らず、食べて、砂浴びして、巣箱に戻って寝るを繰り返すだけの生活をしていた。
ちなみに地下型巣箱は衣装ケースの時もそうであったが、子供用B5ケージ、今回の大人用A4ケージに移った時も、巣穴への穴を見つけると、ほとんど躊躇なく穴に入って探索し、割いたティッシュを置くと、巣箱に持ち込んでいた。
【地下型巣箱】
材料は
子ども用地下型巣箱 試作1号
と同じもので、
B4 プラスチックプレート 2枚入り ・・・ 1セット(105円)×3
257mmx364mmx3mm
A4 PP 透明板 3枚入り ・・・ 1セット(105円)×1
210mmx297mmx1mm
プラスチックプレートは通称プラスチックダンボールと呼ばれているもの。
地下型巣箱は入澤二郎さんが提供して下さっている「自作コーナー」の図面を踏襲。
http://ham-ham-ham.com/jisaku.html
3mmのプラスティックプレートを使い、また透明板としてB4プラスチックプレート板をA4サイズにカットして使ったので、それに合わせて多少の寸法調整をしている。
天井高さ55mm、通路幅40mmは厳守し、穴径は32mm前後(きれいな円ではない)になっている。
【A4サイズの地上部】
材料は上記と同じ。前面と天井はA4 PP 透明板の端を折り曲げて強度を出して使っている。
側面と背面にはΦ4mmの木工用ドリルを使って、各面の上側と下側に換気用の穴をあけている。
【地下型巣箱の簡易クーラー】
百円ショップで売っている、エアコン室外機用のカバー(断熱仕様)を使い、凍らしたペットボトルを置く場所には、百円ショップで売っている書類整理用の棚パーツを使った。
カバーは内側がウレタンで、外側にアルミホイルを貼った、袋状のもの。試しにこの中に凍らしたペットボトルをタオルで包んだものを入れ、口を塞いで温度がどれくらい下がるか試してみたが、ほとんど温度降下は無かった。
百円ショップには同等なものを使った保冷バッグが売られているが、それは内外にアルミホイルの面が来るもの。
そこでカバーを内側に織り込んで、保冷バックと同じ状態にした。
その中にA4用紙の整理棚パーツを2つ重ねたものを置き(下の段にペットボトルを置く)、その上に地下型巣箱を置いた。
ペットボトルの出し入れ部を除く3方を巣箱と棚パーツの隙間に折込みんで完成。ペットボトル出し入れ部はカバーの余りを折りたたんで口を閉じる。
温度32℃の時に、カバー内が28℃なので、いま少し断熱が足りない感じ。カバーの内側に10mm程度の発砲スチロール板を噛ませると、少しは良くなるか。
他の簡易クーラーのように巣箱の下に敷くアルミ板はまだ用意していないので、その効果も不明。
◆
その後、アルミ板を用意。整理棚の下に発砲スチロールの板を敷いたが、周囲に入れる適当な厚みの発砲スチロールの板が見つからなかったので、プチプチを購入し、入れた。
周囲の温度が32℃の時、巣箱側面底部で27℃。5度の温度降下があった。
リード線式のデジタル温度計があれば、巣箱の中も短時間で計れるのだが・・・。
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上記のアルミシートのカバーを使った簡易クーラーだが、夏場の一番暑い時には廊下で33〜35℃になる日・時間帯があり、これでは長時間28℃以上が続く可能性があるということで、発砲スチロールのトロ箱を買ってきて、冷えるのがより確実なものにやりかえた。
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