RENAISSANCE



【RENAISSACE】というバンド名からくるイメージは・・・?
優雅で気品ある美しい調べは、格調が高く、古典音楽の復興をもたらした貴重な存在である。このバンドの魅力は、透明感のあるハイ・トーン・ヴォイスを持つ、アニー・ハズラムの歌声とクラシカルなピアノではないだろうか。壮麗なオーケストラとの共演を成功させ、バンドをより劇的に展開していく。ここで、簡単にその歴史を振り返ってみることにしよう。



1960年代後半、ヤードバーズ(*1)解散後、ヴォーカリストのキース・レルフを中心にジム・マッカティー(Dr)、ルイス・セナモ(Ba)、ジョン・ホーケン(Key&Dr)、ジェーン・レルフ(Vo)によってルネッサンスは結成された。『ルネッサンス』『イリュージョン』の2枚のアルバムをリリースするが、商業的成功を得られないため解散してしまう。その直後、マイケル・ダンフォード(当時、バック・ミュージシャンとして参加)により、メンバーを一新、1971年にアニー・ハズラム(Vo)、ジョン・タウト(Key)、ジョン・キャンプ(Ba)、テレンス・サリヴァン(Dr)、ロブ・ヘンドリィ(Gu)の5人によって再結成された。1972年にデビュー・アルバム『プロローグ』をリリース。その直後、ロブ・ヘンドリィ(Gu)が脱退、マイケル・ダンフォードがゲスト参加し1973年にセカンド・アルバム『燃ゆる灰』をリリースする。その後、マイケル・ダンフォードを正式メンバーとして加えて1975年にサード・アルバム『運命のカード』、同年には初のコンセプト・アルバム『シェエラザード』をリリース、人気を不動のものとした。1976年には、初のライヴ・アルバム『ライヴ・アット・カーネギー・ホール』を発表した。翌1977年には『お伽噺』をリリース、彼らにとって最大のヒット・アルバムとなる。1978年に『四季』をリリース、その収録曲がTVドラマに使用された。1979年には、小作品で構成された『碧の幻想』をリリースするが、彼らの音楽性が時代の流れとともにギャップが生じはじめた。結果として、ジョン・タウト(Key)とテレンス・サリヴァン(Dr)が脱退し危機を迎えるが、メンバーを補充せず、1981年には『カメラ・カメラ』、1983年に『TIME LINE』をリリースするがバンドは失速し、1987年に解散する。

(*1) ジェフ・ベック、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジという3大ギタリストを輩出した伝説のロック・バンド。


私が持ってるアルバムです。他にもありますが、未聴です!(≧≦) ゴメンナサイ♪
アニーハズラムがVoの“黄金期”と呼ばれている頃のアルバムばかりですね(*^^*)
華麗なるオーケストレーションによる美しき音世界。ルネッサンス1972年発表の名作!
アニー・ハズラム(VO)
ジョン・タウト(Key)
ジョン・キャンプ(Ba)
テレンス・サリヴァン(Ds)
ロブ・ヘンドリー(Gu)
1.プロローグ
2.キエフ
3.サウンズ・オヴ・ザ・シー
4.スペア・サム・ラヴ
5.パウンド・フォー・インフィニティ
6.ラジャ・カーン
PROLOGUE
TOCP-65592
第2期黄金期の幕開けなったアルバム。バロック等クラシック音楽の美的な部分とロックの融合に成功した作品に仕上がっている。また女性ヴォーカリストをフロントに据えて歌うというスタイルは、当時では少なかったらしい。ショパンの「革命」をもじったオープニング・ナンバーを皮切りに心を打つ叙情的な調べが揃っている。またドライブ感を感じさせる部分もある。


歴史に残る名作!トラッドとクラシックの見事なまでの調和!!
アニーの美声が素晴らしい1枚!!
アニー・ハズラム(VO)
ジョン・タウト(Key)
ジョン・キャンプ(Ba)
テレンス・サリヴァン(Ds)
マイケル・ダンフォード(Gu)
1.キャン・ユー・アンダースタンド
2.レット・イット・グロウ
3.オン・ザ・フロンティア
4.カーペット・オブ・サ・サン
5.渚にて
6.燃ゆる灰
BURNING(燃ゆる灰)
TOCP-65593
この作品で、全盛期のルネッサンスのサウンドが確立されたといっても過言ではないだろう。ピアノを中心としたキーボード群、フォークタッチのアコースティック・ギターの艶やかな響き、雄大なオーケストラをバックに水晶のようなアニーのヴォーカル。WISHBONE ASHのAndy Powellが1曲参加している。


BTM移籍第1弾アルバムで、アニーハズラム加入後の3作目。
後年ライヴの人気曲となった「孤独の旅路」も収録された傑作。
アニー・ハズラム(VO)
ジョン・タウト(Key)
ジョン・キャンプ(Ba)
テレンス・サリヴァン(Ds)
マイケル・ダンフォード(Gu)
1.孤独の旅路
2.君を想う
3.わたしには解からない
4.黒い炎
5.冷たい世界
6.母なるロシア
TURN OF THE CARDS
ARC-7016
BTMに移籍後、絶頂期のメンバー+オーケストラのみで作られた初めての作品。最もクラシックに接近したアルバムでもある。ジョン・タウトの華麗なピアノ・ソロで始まる“Running Hard”に壮大な叙情詩“Mather Russia”まで、大曲とフォーク調の小作品を配したトータル・アルバムとしての完成度も非常に高い。


アナログ盤ではB面すべてを費やした組曲“シェラザード夜話”を収録し、彼らの音楽的レベルの
最高到達点を示した歴史的名盤。ヒプノシスによるジャケットも紙ジャケットで再現。
アニー・ハズラム(VO)
ジョン・タウト(Key)
ジョン・キャンプ(Ba)
テレンス・サリヴァン(Ds)
マイケル・ダンフォード(Gu)
1.トリップ・トゥ・ザ・フェア
2.ヴァルチャーズ・フライ・ハイ
3.オーシャン・ジプシー
4.シェエラザード組曲
Scheherazade
ARC-7017
オーケストラと共に演奏したロック・バンドは数多くあるらしいが、最もリリカルでクラシカルで上品に仕上がったアルバムのように思う。バンドとしても絶頂期にあたる!イギルスだけではなく、アメリカでも高く評価された。大久保寿太郎氏率いる、プログレ・ハード・ロック・バンドのScheherazadeのオープニングSEでご存知な方も多いはずの・・・C組曲は、「アラビアン・ナイト物語」をコンセプトに作られた一大組曲の完成度は、非常に高い。


BTM時代の名曲だけでなく、「燃ゆる灰」も収録した、ルネッサンス黄金時期のヒット・パレードともいうべき選曲の2枚組ライヴ。
アニー・ハズラム(VO)
ジョン・タウト(Key)
ジョン・キャンプ(Ba)
テレンス・サリヴァン(Ds)
マイケル・ダンフォード(Gu)
DISK 1
1.プロローグ
2.オーシャン・ジプシー

3.キャン・ユー・アンダースタンド
4.カーペット・オブ・サ・サン
5.孤独の旅路

6.母なるロシア
DISK 2
1.シェエラザード組曲
2.燃ゆる灰
CARNEGIE HALL
ARC-7018
「シェラザード夜話」のレコーディング一ヵ月後の1975年6月、オーケストラをバックに3夜連続で行われたコンサート。人気のある曲ばかりを収めたベスト盤的な感じもしますが、絶頂期といわれた時代のこのライヴもスタジオ盤と聞き比べてみるのもイイかも?


伝説のクラシカル・ロック・グループ、ルネッサンスが'77年に発表した名作。
アニー・ハズラム(VO)
ジョン・タウト(Key)
テレンス・サリヴァン(Ds)
マイケル・ダンフォード(Gu)
1.私の声が聴こえますか?
2.姉妹
3.ミダスの誘惑
4.魅せられた心
5.情熱
NOVELLA
WPCR-10881
彼らの代表作の1枚。ファンからも評価は高い人気作!!BTMから、ワーナー・ブラザーズに移籍後の第一弾となる、クラシカル・センスは不変です。重厚なオーケストラと混声合唱団をバックにアニーのクリスタル・ヴォイスが輝く。「私の声が聞こえますか?」〜「姉妹」が収められているのが非常に嬉しい!!


クラッシック、フォーク、ロックの融合を見事に体現した驚異のグループ、ルネッサンスが、壮大なスケールと繊細な優美の森へとあなたを誘う―'78年作品
アニー・ハズラム(VO)
ジョン・タウト(Key)
ジョン・キャンプ(Ba)
テレンス・サリヴァン(Ds)
マイケル・ダンフォード(Gu)
1.めざめ
2.ドリーマー号の出航
3.クローサー・ザン・イエスタディ
4.最後の思いやり
5.バック・ホーム・ワンス・アゲイン
6.愛の精
7.北の輝き
8.ソング・フォー・オール・シーズンズ
A SONG FOR ALL SEASONS
WPCR-10882
夜の香りを漂わす「Novella」に対し、こちらの作品は、いうならば“朝”の清々しさが漂うような感じがする。シンセ・サイザーやエレキ・ギターの積極的な使用は、新たなバンドの展開か!?ドラマティックであり、ダイナミックさも持ち合わせているこの作品は、大好きなアルバムの1枚です。美と繊細さが同居してる素晴らしい作品!!!


プログレッシヴ・ロックと英国の伝統の薫り高いトラディショナル・フォークの見事な融合!−クラシカルな気品に、ポップさを加味した’79年の意欲作!
アニー・ハズラム(VO)
ジョン・タウト(Key)
ジョン・キャンプ(Ba)
テレンス・サリヴァン(Ds)
マイケル・ダンフォード(Gu)
 1.ジキルとハイド
 2.ウインター・トゥリー
 3.天使だけが翼を持っている
   なんて信じられない
 4.美しき金の鍵
 5.フォーエヴァー・チェンジング
 6.秘密の使節
 7.魔法の鳥カリンダ
 8.きらめき
 9.友情
10.リヨンの洪水
Azure D'or
WPCR-10883
ニュー・ウェーヴが台頭し、ロックシーンが転換期を迎えた’70年代末期にリリースされた作品。前作までの大曲指向は影を潜め、ポップな感じの曲が中心となっている。プロデューサーは、デビッド・ヘンツェル。でも、クラシカル&フォーク色は、十分楽しめます!!


ルネッサンスの全盛期さなかの75〜78年にBBCにて収録されたライヴ音源を2CD、計120分にわたり収録。
今までのライヴ作とは異なり、バンドのみの演奏で数々の代表曲が聴ける貴重極まりない作品。
アニー・ハズラム(VO)
ジョン・タウト(Key)
ジョン・キャンプ(Ba)
テレンス・サリヴァン(Ds)
マイケル・ダンフォード(Gu)
DISK 1
1.プロローグ
2.ヴァルチャーズ・フライ・ハイ
3.ミダスの誘惑
4.ドリーマー号の出航
5.情熱
6.シェラザード組曲

DISK 2
1.私の声が聞こえますか?
2.オーシャン・ジプシー
3.カーペット・オヴ・ザ・サン
4.母なるロシア
5.孤独の旅路
6.燃ゆる灰
BBC Sessions
MAR99528/9
ルネッサンスの音楽は、スタジオ盤を聴いて「果たしてこの音がライヴでどのように再現されるのか?」という興味を抱かされてくれるのではないだろうか?オーケストラをバックに演奏をしていたバンドが、バンドのみの演奏でどのようにオーケストラのような壮大さを味あわせてくれるのか非常に楽しみであった。その部分は、シンセ・サイザーでカバーされていたように感じたが・・・ちょっと物足りなさを感じたのは私だけかな??


アニー・ハズラム、ジョン・トート、マイケル・ダンフォードを含む黄金期のライン・ナップによる未発表音源集。アニー・ハズラムによるライナー収録。
 1.キャン・ユー・ヒア・ミー〜
    コール・ユア・ネーム
 2.カーペット・オヴ・ザ・サン
 3.ディ・オヴ・ザ・ドリーマー
 4.バック・ホーム・アゲイン
 5.キャン・ユー・アンダースタンド
 6.ザ・ヴァルチャー・フライ・ハイ
 7.ア・ソング・フォー・シーズンズ
 8.プロローグ
 9.オーシャン・ジプシー
10.ランニング・ハード
DAY OF THE DREAMER
MAR00572
残念ながら、録音時期&場所については不明ですが、演奏・音質とも高水準である。BBCセッションズに収録されていない楽曲もあるので、両方合わせて聴かれることをお薦めします。収録されている楽曲より、1978年頃のものかな??


新たなる“伝説”の始まり!初来日公演の感動をここに凝縮!!2001年3月16日東京厚生年金会館大ホールにおけるライヴをほぼ完全収録!
アニー・ハズラム(VO)
ミッキー・シモンズ(Key)
レイヴ・テサー(Key)
ディヴィッド・キース(Ba)

マイケル・ダンフォード(Gu)
テレンス・サリヴァン(Ds)
DISK 1
 1.カーペット・オブ・ザ・サン
 2.めざめ
 3.ミダスの誘惑
 4.レイディー・フロム・トスカーナ
 5.パールズ・オブ・ウィズダム
 6.ディア・ランドシーア
 7.北の輝き
 8.ムーンライト・シャドウ
 9.プレシャス・ワン
10.アナンダ

DISK 2
1.母なるロシア
2.トリップ・トゥ・ザ・フェア
3.ワン・サウザンド・ローゼズ
4.君を想う
5.燃ゆる灰
Live In Japan 2001
TOCP-66007-8
解散後、約15年の時を経て異国の地から新たなステップを踏み出した彼ら・・・3月13日に行われた大阪公演で、観客の楽曲に対する反応を確認、翌14日の名古屋公演でセット・リストは変更された。そして、いよいよ最終公演となった3月16日の東京厚生年金会館大ホール!!この公演の内容をほぼ完全に収録されたライヴ・アルバムがコレ!初期の作品から、最近と作品までを網羅した選曲は、ファンにとって嬉しいものです。流石にアニーの声は、素晴らしかったなぁ〜!


英国プログレッシヴ・ロックの雄、ルネッサンスがロンドン・フィルハーモニック・オーケストラと共演を果たした歴史的ライヴ!アニーハズラム自身が「自分たちのベスト・コンサートのひとつ」と語る名演がCD2枚組となって登場。
アニー・ハズラム(VO)
ジョン・タウト(Key)
ジョン・キャンプ(Ba)
テレンス・サリヴァン(Ds)
マイケル・ダンフォード(Gu)
DISK 1
 1.プロローグ
 2.キャン・ユー・アンダースタンド
 3.カーペット・オン・ザ・サン
 4.私の声が聴こえますか?
 5.シェエラザード組曲

DISK 2
 1.孤独の旅路
 2.ミダスの誘惑
 3.母なるロシア
 4.情熱
 5.燃ゆる灰
 6.プロローグ
 7.ユー
キング・ビスケット・ライヴ
SRCS8374-5
1977年10月14日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのコンサート。DISK2に収められているFの曲は、オリジナル・アルバムには収録されていないポップな曲!!アニー・ハズラムへの電話インタビューが紹介されている。このアルバムを聴いて、2年前に行われた「カーネギ・ホール」より円熟味が増しているような気がしました(^^♪


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