ウクレレ始めました34。

とかげ君の電化。

Oct.12,2001

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さてりびテツのステージも無事にこなしつつ、常陸多賀ファミリー祭でのシャープ兄弟の演奏もそこそこ受けつつ、やはりウクレレのマイク拾いでは音量が小さいなあ、などとは思い始めてはおりました。音が小さいとなればピックアップだな、どうせやるなら内装だな、などと考えて、常陸でまいたけ氏から電動ドリルとヤスリなどを借り上げてきた私なのでした。

ピックアップ写真。ピックアップ自体は、先に西武新宿島村楽器さんで、4,800円の王冠に入った貼り付け型ピエゾ製品を購入してありました。
右の写真(メーカーさんから拝借)の、丸い部分が王冠になっていて、そのなかにピックアップが仕込まれています。ボディへは練りゴムのようなもので貼り付けるのですが、このゴムが意外と分厚くて音抜けが宜しくないのが(もともとギター用だから当たり前なんですが)直付けしたくなったもう一つの理由でもあります。

なんでこれを購入したのかというと、ピックアップ売り場のいろいろのなかにこれが混じって売られていて、王冠に「←TWIST OFF→」って書いてあったんですよ。こんな簡単な構造のピックアップで何がOFFになるんだろうと思った僕は、店員さんに聞いてみました。店員さんもよく判らなかったようでちょっと調べてくれて、けっきょく「もともとの王冠のデザイン」だったわけなんですけど、騙されたのがクヤしかったので買っちゃいました。
他にも、コーヒーの王冠とかバドワイザーとかいろいろあるみたいです。


線の侵入ルート写真。というわけでピックアップ付属のメスジャック(写真下のほう)を有無をいわせずぶった切り、とかげ君本体にドリルでどりどりと穴をあけて、線を本体内部に這わせます。
表板には穴をあけたくなかったので、まあこんな感じで。ピックアップ自体の位置は、配線終了後にアンプを通して鳴らしながら決めて、アロンアルファで止めました。


左肩のジャック写真。ケーブルはボディ内部をてきとうに抜けて、左肩のジャックに出てきます。これも島村楽器さんで300円で買ってきたジャックに電線をハンダ付け。
ジャックに径を合わせてボディにどりどりと穴をあけて、ごりごりとやすりで広げます。ほんとうはエンドピンのほうに出すとかっこいいしケーブル長も稼げるんでしょうけれども、一つにはエンドピン界隈に駒が仕込んであるのに気づいたのと、もう一つの理由として、僕の実力ではエンドピン廻りの配線はできない(手が届きません)というのもありまして。
まあ弾いてみた感じではそんなに不便なこともないので、いいことにしましょう。


フロントビュー。正面から見ると、こんな感じです。

ブツはですね、店員さんが勝手に黒弦に張り替えていたStafford TK-250、クロサワ楽器のオリジナルでたぶんコア単板。よく鳴るし弾きやすいので気に入っています。外出のお供もほぼこの子ですし、ピックアップデビューとしてはいい選択だったと考えています(しまうま君に穴をあける度胸がなかった、というのもありますが)。

ここまで、死にそうに疲れ切っていたシャープ兄弟公演のその晩に作業しました(バカですね)。といっても、いろいろやってみて1時間はかかってないんじゃないかなあ。
購入資材は、

  • ピックアップ(4,800円くらい)、
  • ジャック(300円)、
  • 半田鏝と半田(1,000円)、
  • ラジオペンチ(400円)、
といった感じです。ピックアップはもうちょっと安いものもあるし、内装するなら穴の数が減るぶん作業も楽になるんだろうなあ。あと、ドリルをお貸しくださったまいたけさん、ありがとうございました。というか、特に治具も持っていない場合には電動ドリルでないと作業しづらいわけだし、助かりました。

翌日さっそく秋川渓谷のブラックサン芋煮会ジャムセッション付(なんだそりゃ)に持参したんですが、なんかホワイトノイズが目立ちました。なんだろうなあなんて思いながらスター楽器さんのサイトを拝見していて気づいたんですが、どうやらジャックのハンダ付けのときにピックアップの極性を間違えていたらしいんですね。ご教示いただき、どうもありがとうございました。というか僕が間抜けすぎ(笑)。

ZOOM 504ii Acoustic マルチエフェクタ。おかげさまにてノイズもなくなり、いまはディレイやイコライザを通して遊んでいます。せっかくなので、次に狙ってるのがこのへんのマルチエフェクタだったりなんかして。いろいろできて楽しいんだろうなあ。ちょっと欲しいなあ。5千円くらいだし。



というわけで、とかげ君でライブ。

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