ものすごく久し振りに風邪をひきましてね。熱は1日で下げたんですけど、大事をとって3日間ほど寝込んでみました(なまけもの)。それでまあヒマだもんだから、寝たまま本を読んだり寝たままウクレレを弾いたりしていたわけですが。 いやあ、やっぱりウクレレって軽くていいわ。たまにベースとかギタレレレとかを持つと余りの重さに泣きそうになりますからね。そこへいくと、ウクレレだったら仰臥位で腹の上に乗っけて弾いていても、絵としてはヘンですが、辛くはない。重量という点ではハモニカも負けてはいませんが、あんなもん病床で吹いてたらそりゃ辛いし。そこいくとウクレレは指1本ですからね、めでたしめでたし。 そういえば普段の持ち歩きも、ソフトケースに放り込んでネックの下にハモニカ(CX-12)を仕込んでますけど、軽いこと軽いこと(笑)。もちろん、常に持ち歩いています(上達の秘訣その1)。
それでまあ、寝っころがって仰臥位で3日間ほど弾いてたんですが、ちょっと腕の角度があれなんでストロークはちょっと辛い。畢竟「単音弾き」もよくやってみることになったんですが、これはこれで難しいなあ。 サザン関口さんの「ウクレレ・カレンダー」を聴きながら弾いていたりもしたんですが、コードワークはそこそこ追いつくとして、あの小倉さんとか渡辺さんとかのソロはどないなっとんねん。まずチューニングはLOW-G、撥音はピック、くらいのことは判るが‥‥。まあ焦ってもしょうがないし、渡辺香津美といきなり勝負しようというのが間違っとる(笑)。そういえばベースを始めたときにも、いきなり「ジャコパスのこれができない」と山崎規夫に言うたら、「始めて3日でジャコパスに対抗しようという時点で間違っとる」と諭されたのでしたちゃんちゃん。
というわけで単音については当座は措くとして、個人的嗜好としては先ずはジョージ・シアリング風のブロック・コードだな。 ネガティブな理由としては、12フレットのウクレレなのだから素直に考えて音域は1オクターブと6つ(無理をすれば、右手指でフレットを押さえつつその左側を左手指で弾くことで3オクターブまで拡張できるが、実用性を考えるとちょっと悩む)。だからと言って、現状ではLOW-Gを張って実用2オクターブ強にするつもりもないわけで、ということはピアノソロを88度を活用して弾いていた俺にとって、18度程度では単音ソロはとれない、というか面白くない(ピアノでもブロック・コードだったし)。
ポジティブなほうとしては、ブロック・コードを使うということは即ちあらゆるポジションでのコードワークを習得するということであるので、まあ勉強にはなるんじゃないの? かっこよさそうだし。 あと、「最高音は1弦か4弦なのだから、そこを軸に覚えればいいかな」なんて思ったりもしたんだけど、ちょっと弾いてみたらやっぱり全パターンが出てくるんだから却下。頭で考えただけのものはやはりダメだ。成果としては「判断の軸はやはり1弦になるだろう」、くらいのことかな。
というわけで、まずは3種類しかないディミニッシュでも覚えてみようかと思ったのだけれども、寝たきりだとやはり辛いので先送りして養生に努めるのでした(ただ寝てるだけ)。
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