弾いたことのあるウクレレは、都合4本。アキオ楽器さんの入口に置いてあった、2万円以下の楽器ですね。当時(といっても昨年末)は「当座」というか「エレキを入手するまでのつなぎ」のつもりだったんですけど、いやそれでいいんですけど、さすがに「生」のほうにも興味が出てきました。 たとえばクロマチックハモニカの場合*なら、ボディ**にかかわらずチューニングと「鳴り」を確認するために、必ず店頭で試奏します。試奏させてくれないお店では、買ってはいけません。西ドイツはトロスシンゲン(ホーナー本拠地)のお店では試奏させてくれませんでしたけど、和価格2万円のところ6千円のバーゲンだったからまあいいや(笑)。
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*ブルーズハープの場合はどうなんでしょうね。 **樹脂ボディならばチューニングのチェックだけでいいかも。僕はチェックしますが。
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そして木質ボディの場合には、楽器ごとの鳴りの違いは、大きい。 であるならば、丸ごと木製であるウクレレの場合には、楽器それぞれの鳴りの違いはさらに大きいわけであるらん、という推論が成り立ちます。 違うからこそ、胴体にfって書いてあるバイオリンやチェロでは下は数千円から数億円の値幅があり、ピアノではブランド(の型番)ごとに値段がものすごく違う。ウクレレも似たようなもんなんでしょうが、いい楽器を使って最高の演奏をしてもカネにならないから上限が抑えられてるんでしょうな(純粋理性推論)。念のために言っておきますが、つまりいい楽器を使って最高の演奏をするとおカネになるから、クラシックの楽器は高価なんだろうなあ、と言っているわけです。フィッシャー・ディスカウなんて喉の維持にものすごくおカネ使ってるはずだし。つまり、ウクレレ弾きはむしろ恵まれているわけです。ふう。
では、愛機Lanai UK-120(たぶん、120 for 12,000円なんだろうな)よりもよく鳴る楽器を弾かせてもらおうじゃないの、試しに。
行ったよ、神保町。
20軒くらいは廻ったよ、たぶん。
つまり、だめ。
ついでにアキオ楽器さんにも寄らせていただいたんですけど、ちょっと時間切れで「試奏」している暇が無かったのでした(残念)。 とここまで書いた後に、なんでか江戸川区船堀駅前の島村楽器さんに行ってみたら、ここの楽器は割とまともでした(仕事の休憩時間に立ち寄って眺めていた僕に「どんどん弾いてください」と言ってくださったサトーさん、ありがとうございました)。噂の高木ブーモデルもあったし、 ヤマハもあったし、共によく鳴りました。 それと、西武新宿駅の楽器屋さんにも行ってみました。ここは、試奏中に弦が緩んできたもんでネジ回しを出してきてくれたりして、それで1980円から4万円くらいまでの楽器を弾いてみたんですけど、ここもまともでしたね(素人の私見)。ちなみに評価対象になり得た楽器は、やはり1万円超あたりからでした。
でも、4万円の楽器よりもウチの1万2千円のLanaiのほうが好きだなあ。
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