黒い巨頭

 この世に燦然と輝くインパクト絶大なブラックミュージックの巨人たち。
その素晴らしい音楽は皆さんでチェックしていただくとして、
このコーナーでは彼ら巨頭(ビッグ・ボス)の人間的側面に
スポットライトを浴びせて行こう。



vol.3 マディ・ウォーターズ

ブルースの変革者、
マディ・ウォーターズに
ロックの起源を見たり!!


さて、今回はマディー・ウォーターズである。音楽好きな皆さんは
当然知ってるとして、あまり音楽に詳しくない方は、聞いた事のない
名かもしれない。しかし、彼は実に偉大なのである。何故なら
プレスリーがカバーし、ローリングストーンズは彼の曲名をバンド名にし、
果てはサザンの歌詞にまで登場する。彼なしには現在のロックも違った
ものになっていたのではないかとも言われる。彼は始めてエレキサウンドで
ブルースを演奏し、(つまり彼がロックの起源か)ロックの祖と言われる
チャックベリーを名門チェスレーベルに紹介したのも彼である。 
 
 彼の音楽史における重要性、わかっていただけただろうか?  だがここで
紹介したいのは彼の発するカリスマ性についてだ。彼の名前をネットで検索する
と簡単に無料で彼の演奏風景が見れる。写真では到底考えられない、
知性とフェロモンと才気があふれ出している。丸顔、大きな目、チョビ髭とどうみても
三枚目の面構えだが…渋い!!(当然音楽も最強である)しかもその落ち着き
ぶりはスマートでクールそのものだ。
かつてブルースはその名の通り、悲しみに溢れた音楽であった。
貧しさや孤独感…しかし彼の歌う詞(下参照)はどうだ!変革者に相応しい
プライマルな衝動!現代人にもズバリと伝わるストレートさ!やはり彼も時代を
超えた革命を起こしたビッグボス(黒い巨頭)なのである。合掌。


オレはお前に服を洗って欲しいわけじゃない
オレはお前に家にいてほしいわけじゃない
金が目当てってわけでもないんだ
オレはお前とやりたいだけなんだ
ただお前とやりたいだけなんだ
(I just want to make love to you.)

  by Muddy Waters








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