UTUSAN MALAYSIA -HIBURAN- 3 JUNE 2000

マレー語から日本語
へは[ななえ]さんが
翻訳してくださいまし
た。感謝です。

 

マレーシアらしさがPoetic Ammoのアイデンティティ


西洋音楽の影響を受けながらもマレーシアらしさを忘れない・・・ファンに
受け入れられるためには自国のアイデンティティが大切なはずだ。それが
最新シングル
Who beThe Playerが人気のPoetic Ammoの成功の秘密ではないだろうか。

昨年、Poetic AmmoはAIMの最優秀英語アルバム賞を勝ち取って
音楽ファンの注目を集めた 。しかも
KRUの初の英語アルバムを抑えてのことだった。
 「僕らのアルバムは、海外のアーティストを手がけるプロデューサーに言わせると、
『サウンドが変わっている』らしい。コンセプトはラップ、ヒップホップだけれど
アメリカのものとは『違う』ってね」と
Yogi Bは語った。聞いたこともない音、
と驚かれたという。しかし彼らにとってはその『違い』は当然のことだった。
「音楽そのものは普通かもしれないけれど、詞には
マレー語とタミル語を混ぜることで
マレーシアらしさを表現したんだ 」 マレーシアのファンにとっては、逆にその
『違い』が身近に感じられた。

しかし Yogi.Bによれば、今の人気も口で言うほど簡単に得られた訳ではなかったという。
何社ものインターナショナルレーベルにレコーディングを断られた経験があった。
「これまでに経験してきた喜びも苦悩も音楽や詞に織り込んでいるんだよ、
僕らの音楽を聴いてくれているファンのみんなには僕らがぶつかってきた壁が
分かるはずさ」今、彼らは自身の成功を誇りに思っているという。
ある飲料メーカー
 Who's The Player?のビデオクリップ制作に何千リンギットを投じたのも、
彼らの才能を確信してのことだろう。このビデオはこれまでのマレーシア人歌手の
ビデオとしては
最高の出来といってよい。

今、彼らは最新アルバムのレコーディング中に追われている。今回のアルバムは
Paul Morisson のプロデュース、今月半ばにはお目見えする予定だ。


( RUDY IMRAN SHAMSUDIN )