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春日が丘3丁目。ヒトミは温泉行きのバスを待っていた。 ヒトミが定刻通りバスに乗り込むと 運転手がいつもの紙袋をヒトミに渡した。 紙袋の中身はいつもの温泉まんじゅうと せんずがワンカートン入っていた。 ヒトミはそれを牛乳でいっきに流し込むと おかわりのピザを注文した。 最近胃腸の調子がよくないため少しふらついたヒトミだが 特製のビタミン剤を一気に飲み干すとすぐに体力が回復した。 バスが次の停車駅に止まるとマリとリカが乗り合わせてきた。 二人は学園の問題児。愛についておしゃべりしていた。 ヒトミは二人のおしゃべりを聞きつつもバスの長椅子で ごろ寝しながら菓子パンをほおばりつつホームルームの 3分間ものまねジャンクションの予習をしていた。 ヒトミが最後のお楽しみに取っておいた 超マテリアルなチョコパンに手をつけようとしたその瞬間 愛の槍がマリとリカの間をすり抜けチョコパンに突き刺さった。 「ヨースコーバンバンジー」 ヒトミの心が臨海地点に達したその時。 愛が呟いた。「見切り発車って。やっぱ後悔するねん」と。 そのバスは偶然の花びらを摘んだと如く 現在のミュージックシーンとアミューズメントパークの 履き違えをストロボでたきつつも愛の前に漠然と倒れ込んだ。 つづく |
コスモスは旅立ちの時を迎えていた。 木星にサムライ修行に出かけることを決心したのだった。 思いでの詰まったこの学園を離れるのは 一心不乱に嘆きがましいが 宇宙の心理とハピネスコマネチが コスモスの地軸バランスを崩壊させつつも レイテクルに暗示された汚れ泣き未来をシクラメンの花びらと 結ぶ遭遇具合と共にとケジメをつけたのだった。 迎えの最終列車にコスモスが飛び乗ると 別れの汽笛が鳴った。 誰にも知らせていなかったので 当然見送ってくれる者は誰もいない。 「夢じゃないよね」コスモスは心の中で3回呟いた。 空からバラが降ってきた。祝福のバラだ。 気がつけば今日は今年6回目のクリスマスイヴだ。 自分自身にありがとう。 すべての友にありがとう。 さよならハッピーバースデー。でもそんなアナタが好き。 永久に輪廻する過去から来る幻想をシャットダウンすると コスモスは自然と自分自身に告白した。 列車が空に消えた・・ ・・・・ 花が白く微睡んだ・・・ ・・・ 終了 |
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名前 | コスモス | 性別 | 男子 | この小説はフィクションです。この小説に出てくる個人名、団体名、企業名などはすべて架空のモノです。同じような名前が実在したとしても一切関係ありません。 |
年齢 | 14才 | 職業 | 中学2年生 | |
星座 | 水瓶座 | 血液型 | O型 |