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DIARY-2-2008

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■前進 (2/1.2008)





■前進 (2/1.2008)


音楽を何故作るのか、と問われれば、自分が聴きたい歌を作りたいから。
というのが最近の私の答えだ。
世の中にはもちろん、自分の聴きたい曲もたくさんあるけれど、一番聴きたい曲は実は自分で作った曲だ。
誤解を恐れずに言えば、私は自分の曲が大好きだ。そんな曲をつくる自分も好きだ。他人がなんと言おうと。


もちろん、たまには、自分が“聴きたい”と言うよりも、“作ってみたい”曲を作ることもあるし、 ソフトウェアの新しい機能を使ってみようと思って作る曲もあるし、あるアイディアを形にしたいと思って作ることもある。
誰かにインスピレーションを受けて、それに合った曲を作ることもある。
それらもひとつひとつ大事な曲であるけど、重要なサブキャラであって、やっぱり最後の主役は“自分が聴きたい曲”だ。


聴きたい曲を作ると言うことは、つまり常に関心があるのは自分自身。自分の内側ということかもしれない。

ただ、関心が外側に向かう種類のものもある。
それは、出来栄えに関してだ。

曲は口笛でも鼻歌でも作れるんだけど、誰かにも聴いてもらおう考えると、少し作りこんでみたくなる。
作りこむ作業は結構地道な作業で、めんどくさいところもたくさんあるけれど、新しい発見をしながら作っていく過程は、 どこかの研究所の実験のようでもある。
それもまた楽しい。自己満足な部分もありながら、これを聴いてくれる人はきっと、 いいねーと言ってくれるに違いない、なんてことを想像しながら作業をする。
そういった作業の目的には、できたメロディを他人に聴かせても恥ずかしくないレベルにもっていくことも含まれるのだけど、 実際には、とてもじゃないが商業用のCDのようなクオリティは出しようがない。
でも、頑張ってみると、少しは上達もするし、色々と発見もあって、 曲の作り方さえ変える場合もあってそれはそれで楽しい。


また、一人で作るのも好きだけれど、みんなで演奏する楽しさも好きだ。
私は楽器は苦手なのでなかなかできないけれど、そういう機会をまたいつか作りたいとも思っている。

誰かとコラボレーションして作るのもとても刺激的だと思っている。
それは、音楽に限らず、絵でも映像でも、文章でも、ゲームでも学習でも。

実は、去年前半からずっと、自分の曲を作っていない。

自分の好きなことさえできない状況じゃあ、何をやってもだめなんじゃないかと思う。
2008年は、先ずここから前進したい。







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