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楽器が誕生して35年、筆者が吹きはじめて20年にならんとしている。フラセルのラッカーは強力で、端から徐々に禿げてはくるが、まだまだラッカーが残った状態だ。ネックのラッカーは10年以上前に剥がしてしまったが、絶対この方が良い。全体も剥がしたいが、使い込んではがれていく事に愛着を感じているので、できないでいる。いわゆる「鳴るパーツ」のたぐいも色々試してみたが、今はシンプルなセッティングに落ち着いている。それぞれのパーツは楽器の鳴りに関して一定の効果はあったものと思っている。 最近はビンテージライクな楽器がたくさん発売されるので、そろそろサブ楽器が欲しい気もするのだが、この楽器より「良い!」と思うものは全く無い。(デザイン的に惹かれるものはいくつかあるが・・・) <2009年11月> |
まだまだメインでバリバリ使っている。2010年にコーンのチューベリー(ニューワンダー)を入手して、楽器の鳴りに関してこのコーンが良い道筋を示してくれたと思う。「お手本」というか「お師匠様」という感じかな? ここ最近のマーク6はパワー入れてハイバッフルのマウスピースなんかで吹くと、フラジオが詰まってしまうようになってしまった。ラッカーを剥がしたネックはマットなサウンドで反応も良かったのだが、パワーには耐えきれないようだ。 そこでネックを色々と試したのだが、どれもこれも音色が変わり過ぎて困ってしまった。(オリジナルマーク6のネックはほとんど無く、しかも法外に高い)そこで、今はリファレンスのネックを試している。必要以上にブライトにならないし、パワーもオリジナルより安定して入る。シリーズ3のスターリングシルバーのネックも良い音だったが、ハイバッフルのマウスピースではうるさい感じになるし、値段も高すぎる。ヤマハのV1ネックもかなり良かったが、オクターブキーのマークにちょっと抵抗が・・・(ヤマハのサックスも持ってるし、メーカーがキライということではないですよヤマハさん!) ちなみに本体のカスタムしているポイントだが、10年ほど前にリゾネーターを純銀のモノに変えている。サムフックはY's Oneの小振りな真鍮製のものを付けている。コレはコンパクトでオリジナルの古いマーク6のやつみたいで感触が良く気に入っている。ノーラッカーで手が荒れるので、手が触れる側にはマニキュアを塗っている。サムレストは○森製のゴールドプレートで、コレは感触がイマイチで気に入らないので、若干カスタムしてある。 筆者好みのサムレストは昔のコーンなどによくあった真珠貝の、若干丸みのあるものでる。 <2012年2月> |