なつかし Mouthpiece

ブリルハート レベルエアー(メタル)

定価:¥20,000

サンボーンがデュコフに落ち着く前、メインで使ってたのがこのマウスピース。

(1980年くらいまで)

デュコフより、圧倒的にキンキンしたヒステリックな音でホント他の人とは違ってました。

以前一度試奏したことがあるけど、そう今で言えばビーチラーメタルに近いかなあ。

もっとキンキンしてたような気がする。(気のせいでした・・・)

ロックやR&Bが大音量化して、サックスがそれに対応を余儀なくされた時代。

ライブなんかでもモニターの返りが悪いと、そば鳴りのするのが欲しいし、

なにより、サンタナやジミヘンみたいなのにサックスが対抗するには

当時のPAではサックス奏者の自己防衛として

こうゆうのが欲しかったんだろな、と思います。

いいマウスピースか?と問われるとちょっとクセがありすぎて

どうかな?と思う。¥20,000くらいなら買ってもいいか。プレミアを付けてまで買いたくはない。

現在もセルマー社で取り扱われてはいるが、70年代のサンボーン使用タイプとは

多少形がちがうようだ

空気の流れが水平なのでレベルエアと言うのか・・・・・

詳細レポートはこちらへ

ブリルハートレベルエア

ブリルハート(SelmerUSA)Newレベルエア


Saxworks DavidSanborn Model

定価:¥58,000

その名の通りデヴィッドサンボーンが開発に協力したサンボーン仕様のマウスピースである

キャンディーダルファーが愛用しているが、サンボーン本人が使ったのはほんのわずかで

すぐ、デュコフに戻ってしまった。形状的にははほとんどデュコフであるが

外見で目に付くのは、独特なリガチャーである。

輪ゴムのような樹脂製のリングが数本付属しており、プレイヤーの好みで本数を調節して、

リードの振動を制限するようにできている。

ちなみにサンボーンが使うときリングは奥の方に1本だけだが

キャンディーダルファーの場合は”あるだけ”付けまくっているようだ。

キャンディーセッティング(左)とサンボーンセッティング(右)

少量生産だけに値段のほうも相当高い。試奏した記憶をたどると、

デュコフのサウンドキャラクターを再現しつつも、ノイジーな所がなく

リードミスにそれほど気を使わなくても良く、扱いやすく、リッチなサウンドで

現在筆者が所有するデュコフP8カスタムモデルに近いイメージがある

リガチャーの効果は絶大で、止める場所と本数で、かなり抵抗感をコントロールできる。

このマウスピースが販売されていた当時はサンボーンへの興味も薄れて、

ジャズに走っていたため購買意欲はわかなかった。

(もちろんあまりに高額だ、というのもあるが・・・・)

HOME ||| alto mouthpiece |||  soprano mouthpiece ||| Link ||| 掲示板 ||| mail