ここ数年、エレクトリックの唄伴ではずっと使用している。以前はコントロールに多少苦労するる部分もあったのだが、高尾氏のTリガチャーのおかげで、バラードやビバップさえもリードミスの心配なしに、安心して吹けるようになった。マウスピースに慣れて来たのもあるし、筆者も「少しは」成長したのだろう。モニターの無い小ライブハウスで、バン事体がそこそこの大音量という現在の演奏環境ではマイヤーでソロを吹いても、客はおろか自分にも聞こえなくてツラいのだ。ちょっと鳴り過ぎか?と思い、多少マイルドなLAsaxなんかを使ってみたりしたが、バンドサウンドも大音量になってきたので、今はデュコフでちょうどいい。アンブシュアの「甘さ」が如実に表れるマウスピースなので、「ああオレもまだまだヘタクソだなぁ」と一番感じさせてくれる。
ボブアッカマン氏はますますの御活躍で、ビンテージ楽器のコレクションに、リンクやマイヤーの復刻と言える「ロストワックス」というシリーズのオリジナルマウスピースまで製作しておられる。できれば良いデュコフタイプも造って欲しい。
2007年10月加筆
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