蝦夷松(えぞ松)のトップ材
写真は、3Aの蝦夷松(えぞ松)のトップ材です。
木目が詰まっていて、タッピングした感じは、【素直に
響く】と言った印象です。
この度は、《プチ・アーチド・トップ》に仕上げる為、
板厚は5mmのまま接着して、外周を切り出します。
ネックの仕込み角度も、通常のナイロン弦より強めに
付ける予定なので、ブリッジがあまり高くならない
様に、3次元的に削る訳です。(ネック接着部分を斜めに
傾斜を付けて)
思わず、チョーキングをしたくなる、ナイロン弦?
JPN2000は何と!4度の仕込み角度!通常のナイロン弦
より、チョーキングした時の音の変化は如実です。
(ナイロン弦でチョーキング、使うかどうかは・・・?ですが。)
到着したえぞ松のAAAトップ材
こぼれ話

Gilbert O'sullivanのAlone Againと言う曲の間奏の部分で
ナイロン弦のチョーキングが聞けます。
発表当時は、斬新だったかも知れません。
楽器に依って様々な表現方法が見つかる事もあると思いますし
表現者が様々なアプローチで、新しい表現方法を提案出来る
様な楽器を作りたい物だと、考えています。
コードを引き下ろしてダブル・サウンド・ホールの片方の穴
を手のひらで《ふさいで、開いて》すると、「ウァ〜ウォン
ウァ〜ウォン」と音が変化します。
これも、新しい音楽表現かも知れません。
(使えるかどうかは・・・ですが。)

切り出したトップ
木目の接写!