2.1999年12月31日
(1)いざ出発! さて当日。私達は(総勢5名。富山では、10名の大所帯になる)、9:48に東京を発った。そこから、新幹線に乗り越後湯沢経由で、富山へ。富山には、13:30頃着。去年は、雪が降っていて寒かったにもかかわらず、今年はあったかい(越後湯沢には雪が積もっていたけど)。駅ビルで軽く買い物をし、本ツアー会場である、「富山第一ホテル」に14:00頃到着。チェックインを済ませ、部屋に入る。どうやら宿泊者は、本ツアー関係のみのようだ。 部屋に入ると、机の上に、お土産の品があった。お土産は、アニキと健ちゃんのサイン入りポストカード。2人の似顔絵入りどらやき2個。そして、お手製ポシェット(人それぞれ色や柄が違う。フォークロア調)。 集合の18:10まで、しばし自由にくつろぐ。 (2)説明会 18:10、ホテル2階の、「春日の間」に宿泊者全員勢揃い。去年はなかった、説明会だ。参加者はなんと総勢、約140名。去年の約倍の人数。これはすごい!と参加している私自身が思いつつ、今後の予定に耳を傾ける。カウントダウンや新年会の座席は全て抽選(グループ毎)。抽選により選ばれた番号順に、好きな座席を選んで行けるという方式で、座席決定。ここでは、この後行われる、座席抽選も説明会と合わせて行われた。我がグループは、Mちゃんの手によりくじ引き。引かれた番号は、「4」。幸先の良いスタートだ。 抽選を終えた一行は、カウントダウンディナーショー会場である、3階「飛鳥の間」へ移動。 (3)カウントダウンディナーショー ☆ ショー開始まで 会場につくと、受け付け場所には、ステージと座席配置の記入された、紙が貼られていた。そこに記入された座席を見ながら、各グループ毎人数分座席をとっていく。各テーブルは8人掛け。テーブルには、「立山」、「チューリップ」など、富山にちなんだ名称がつけられていた。また、各テーブルの座席には、1〜8の番号が振ってあり、選んだ座席の番号表をスタッフから受け取り、その席に着席。我々のグループは人数が多いこともあり、2つのテーブルに半々ずつに分かれてとることに。選んだ席は、ステージ上手側の最前列2つ。人数も多いことから、ここで、グループ内での座席抽選。各自座席カードを引き、その席に座ることにした。続々と参加者が、会場に入り着席。後は、始まるのを待つのみ。 参加者が全員そろい、しばらくすると、ブルーサテンのジャケットを身にまとった、CICOちゃん登場。「たれ目がぜひ来てくれっていうから…」と言葉を発し、名司会ぶりを発揮。CICOちゃんの軽快トークは、あっという間に場内を笑いに巻き込む。そこへ、健ちゃん登場。「何で富山なのか。僕もよくわからないけど。きっと見ていけばわかると思います」というようなことを言い、アニキ(友井さん)を紹介し、拍手喝采の中、アニキ登場。しばし、富山にちなんだテーブル名でやりとりが行われた(中には、よくわからないものや、ちっとも有名ではないものも含まれているらしい)。そして、「何で富山第一ホテルなのか」ということについても触れた。このホテルには、アニキの友達がたくさんいるため、選ばれた場所だとか。アニキの楽しい会話もすすみ、続いて、メンバー紹介。トッキー、淳君、啓三君の順に紹介され、一同ステージに勢揃い。 メンバーがそろったところで、いよいよ乾杯。乾杯は、シャンパンにて行われたが、ここで登場したのが、乾杯のプロ。日本で唯一の、シャンペン栓抜き資格の保有者である、ソムリエの岡本さん。栓抜き資格って?一体なに?資格なんているの?などとステージ上(じゃあみんな無資格で栓あけてたんだねぇと健ちゃん)。確かに、何で資格がいるのか?と、私も思ったが、これは、実際を見てみると頷けるものだった。 栓抜きの体制に入り、岡本さんが、持っている剣と瓶を上に掲げると、ステージからも客席からも歓声。剣をシャンパンの瓶に沿って、下から上に動かす。その時には、「シュッ」っという音が発生。2回ほどこの動作を行い、3回目に栓めがけて、勢いよく、剣を瓶に沿って滑らした。剣が栓に触れると、「ポン!」と、大変いい音が場内に鳴り響き、瓶の口から、シャンパンの白い泡が、一気に溢れ出た。この光景に、場内から拍手と歓声。まさに、「技術のいるパフォーマンス」という感じ。これを目のあたりにした、ステージ上の健ちゃんは、「これは、資格がいるね。よかった。普段あけているのは(栓を)無資格でいいんだね」と一言。そして、岡本さんは、シャンパングラスに、シャンパンを注ぎ、それがステージ上へ振る舞われた。また、お客さんにも、ホテルの方からシャンパンが注がれ、乾杯の準備。全員に、シャンパンが行き渡ったところで、景気よく乾杯の合図。この合図とともに、「北酒場」のイントロが流れ、「北の〜酒場通りには〜♪」と1フレーズ歌う健ちゃん(まさに宴会のノリ)。 ショーが始まるまでは、お食事タイム。ビュッフェスタイルなので、各自、料理を取りに行き、思い思いの時間を過ごす。その間、ステージ上の方と言えば、アニキと健ちゃんが並んで座り、食事をしながらのトーク。マイクを持ってしゃべったり、客席と話をしたりと、こちらの方も自由に過ごす(ちなみに、ここでなにを話していたかは、私自身ほとんど記憶にない)。他のメンバーは、客席後方のテーブルで、歓談(そこまで来た、お客さんと話をしたり、写真を撮ったりする光景もちらほら)。また、場内には、ミニバーが用意されており、好きなカクテルを飲むこともできた(お酒の種類は、割とあり、お任せでカクテルも作ってもらった)。お料理はあっという間になくなってしまい、ちょっと物足りなさも感じたが、「あとから、お料理出るから、ちょっとお腹がすいているくらいがいいのよ」という、佳代子さんの言葉に、少しほっとした私(お腹空いていた割に、あまり食べずに、料理が無くなっていたから)。このような自由な歓談の時間は、1時間強程。 ☆ 第1部のショー <セットリスト> M1:東京という街で M2:NO ANSWER M3:僕のサラダガール M4:真っ赤なスカーフ M5:SWINGしてるぜBABY! M6:きっと夢を見ていた M7:空が好きだった君に 20:54、ショー(ライブ)が開始。ミレニアムGENTLESメンバーが登場し、アニキがステージをいったん去った。健ちゃんは、トークを絡めつつメンバー紹介。トップバッターは、本名(井上浩一)もそえて紹介された、CICOちゃん。本来ならば、夢の国にいるはずを…ということで、しばし、ディズニーランドネタ。2番目に登場したのは、トッキー。見た目は森末慎二ネタから、健ちゃんとトッキーとの関係までを話した。3番目は、淳君。「演奏は地味ですけど衣装は派手」なんて健ちゃんに、言われていた(健ちゃんの衣装らしい)。ラストは、啓三君。「演歌の星」と言われ、「演歌だったら何でも弾けます。たとえば『みちのく一人旅』とか」と健ちゃん。それに応じて、イントロ披露。このようなメンバー紹介を終え、演奏スタート。 最初の2曲は、立て続けに演奏され、先ほどまでとは違った雰囲気になる場内。お酒を飲みながらも、演奏を楽しめる空間だ。「NO ANSWER」の、余韻が残る中、「ありがとうございました」と健ちゃんは言葉を発し、2曲のタイトル紹介。「ここまでは、イントロダクションですね」と続け、アニキをステージに呼んだ。光田健一withミレニアムGENTLESに、さらに強力メンバーが加わった。アニキが登場し、アンケートのリクエスト項目についての話(申し込み時に、アンケート記入があり、それについて少し話していた。まあ、いわゆる次の演奏曲の紹介に絡んでいる)。リクエストは、「ゴダイゴ」が多かったようで、次は、「ゴダイゴ」の曲をやりますということで、「僕のサラダガール」。本当は、アコースティックギターが入っていて、ネオフォークっぽいそうだが、ギターがいないので、レゲエ風にアレンジ。啓三君は、ピアニカで参加。ちなみに、この曲、日清サラドレのCMソングだったらしい。健ちゃんは、誰も知らないだろうと思って選曲したらしいが、「この曲知ってる人〜」と挙手を求めた所、以外に知っている人が多く、残念そうだった(健ちゃんは、「誰も知らないと思ったんだけどなぁ。失敗でしたね」と言っていた)。続いて出てきたのが、富山ではおなじみの話題といってもいいと思われる、老田くんネタ(健ちゃんの小学校時代の同級生。途中で富山に転校になって、夏休みに富山にきたという話しを、過去2回の富山ツアーで話している)。そして、某アニメ映画の話題になる(この時点で、次の演奏曲目の予想がついた)。健ちゃんは、マイクを持って中央に立ち、ボサノバ風にアレンジされた、「真っ赤なスカーフ」を大熱唱。まるで歌謡ショーのごとく、ステージ上を動き回り、メンバーにからみ出す(顔を触ったり、頭を触ったり。ちょっと悩ましげ)。さらには、客席にも下りて大熱唱。前回の富山での新年会での熱唱振りを、彷彿させた。この光景に、客席からは、笑いも若干発生。演奏が終わると、アニキの口から、「何でいきなりやるの?リハの時は真面目に歌ってたのに…」とこぼれた。健ちゃんは、「いや〜感情移入しちゃうねぇ」と陽気に一言。アニキも感情移入して演奏したかったらしいが、どうも健ちゃんに先を越されてしまった様だ。 続いて、やはり次の楽曲紹介を含んだMC。次に演奏されるのは、アニキと健ちゃんの共作。「一緒に作った曲があるんですよ」という声が聞こえた途端、「お!聴けるんだぁ。あの曲!」と、嬉しくなった。何せ、前回の年末年始ツアーでは、聴くことが出来なく、ずっと聴きたい!と思っていたからだ(勿論リクエストに書いた曲)。この曲の紹介は、業界用語を使っていて…という話しから始まった。このトークが、結構面白い。簡単に紹介すると、「業界用語って言うのは、5千円のことを、ゲーセンって言ったり…ゲーセンって言ったって、ゲームセンターじゃなくて。あ、最近のコギャルは、ゲームセンターのことゲーセンって言わないんだよね。なんて言うんだっけ?結局分からなかったんだけどさ。」と、健ちゃん(私も、以前テレビを見ていて、同様に思ったことがある)。客席に、なんていうのか教えてもらおうとするが、誰も知らない。結局ここにはコギャルがいないからということで、分からないままになる。そして、MCは、こう続く。「本当に有難う。こんなミレニアムな時に…ところでミレニアムって何なの?はじめて聞いたよ。僕」と、健ちゃん。「知らない」と、アニキ。「ステーキの焼き方のことかな?」と、健ちゃん。しばらく間を置いて、「突っ込んどく?それは、ミ・ディ・ア・ム」と、アニキ。こんなやり取りをしつつ、「で、何話してたんだっけ?」と健ちゃんが言うと、「一緒に作った曲があるんですよ」とアニキ。「そうそう。5千円のことをゲーセンって言ったり…」と、健ちゃんは始め、先ほどと同じやり取りを繰り広げ、場内爆笑。改めて、曲紹介を行い直した。歌詞は、健ちゃんが7割作り(アニキのアイディアも有)、曲はアニキ作(演歌っぽい所も有り)。歌詞は、じっくり聞かれたら困るとか、トイレ行っている間に演奏しておきますから…などの発言もありつつ、「SWINGしてるぜBABY!」と、タイトルコールがあり、ようやく演奏開始(「SWING」というのは、ジャズの世界では、ノリが良いとかそういう意味があるそうだ)。アニキと健ちゃんのピアノの掛けあいが、見所聴き所だろうか。CICOちゃんもノリノリで、合間に入るCICOちゃんの、合いの手も抜群。パワーがあり、面白いと感じる楽曲。楽しい雰囲気が、あふれ出てくる曲だ。演奏の方は、相当、パワーを使うようで、演奏後、アニキは疲れ気味。「35過ぎるとつらいねぇ」と、呟いていた。 エネルギッシュな演奏の後に、繰り広げられたのは、ラテンのノリで、サンバの曲。「きっと夢を見ていた」だ。楽曲に合った、照明。赤い色が、ステージ一面に広がっていた。間奏部分での、アニキと健ちゃんのすばらしいピアノの掛け合い。アニキの額には、流れる汗。健ちゃんは、指で、数字の合図(何小節とかそういう合図だと思うが)。その合図に対応して行く、メンバー。この曲でも、エネルギッシュな演奏を見ることが出来た。 さてここで、サンタクロースの衣装を身にまとった、茂泉さん登場。バーテンの山下さん(会場内のミニバーにいる)、ステージに登場(本日2度目。1度目の時点では、炎を使った、メニュー(コーヒーディアブル)を披露。ちなみにどの時点で、登場していたのか、メモをとり忘れていたため不明。そのため、本レポートに1度目のことは記入していない)。さて、山下さん登場で何が行われるか!というならば、健ちゃんの楽曲で、「オリジナルカクテル」を作るというもの。その曲のイメージに合わせて、カクテルを作る。なんとも贅沢な企画。選曲されたのは、先ほど演奏された、「きっと夢を見ていた」と、茂泉さんのリクエスト。このリクエストは、次に演奏される曲で、茂泉さんが、非常に好きな曲。その曲をリクエストするために、サンタの格好でやってきた。その曲は、「笑うトナカイ」と歌詞に登場する、「空が好きだった君に」。茂泉さんのピアノで、健ちゃんが歌い上げる。茂泉さんの、「ピアニカも聴きたい」と言う要望で、健ちゃんはピアニカも吹いた。ムーディーに、仕上げるステージ上の2人。アニキはこの間、いつのまにかステージから去り、カクテルを作っている山下さんの元へ。演奏中、2種類のカクテルを、作る山下さん。シェーカーさばきも見せつつ、演奏終了後、作ったカクテルが披露された。まずは、「きっと夢を見ていた」カクテル。これは、赤い色。味見をする、健ちゃん。「あ〜美味い!」と一言。アニキにグラスを渡すと、一気に飲み干す。「空が好きだった君に」カクテルは、ブルー(澄んだブルーではなく、クリーム色がかったブルー)。これも味見をする健ちゃん。「あ〜これ美味い。おいしい!」と連発。「きっと夢〜」より、こちらの方が、おいしいのか?というような、感じだった。このカクテルは、フルーティーということで、アニキは味見せず(「フルーティーはいいや」と言っていた)。これらのカクテル、あとで注文できるので、お客さんも飲める状態。 カクテル作りで、ショーはいったん終了(1時間ちょっとくらい)。茂泉さんの「年末ジャンボお宝クイズ!」と、声高らかなタイトルコールで、次のコーナーが始まった(啓三君のファンファーレつき。このファンファーレ、競馬ファンファーレ募集応募し、外れたというものらしい)。 ☆ 年末ジャンボお宝クイズ さて、このクイズ。言ってみれば、賞品つき、カルトクイズといった所。解答者は、抽選によって選ばれる。賞品は、健ちゃんの衣装や、アニキの大好きなサンダーバードのプラモデルなど、メンバーにちなんだ賞品。例えば、健ちゃんに関する問題ならば、健ちゃんが自ら出題し、解答者の抽選も健ちゃんが行う。それで、正解者には直接賞品を手渡すと言った仕組。また、この間、2度目の、お料理タイムということも有り、お客さん達は各自好きなように過ごす時間でもあった。私自身、お料理に物足りなさを感じていたので、ステージで繰り広げられている、クイズには、殆ど耳を傾けていなく、料理に目が行っていた。クイズは、なんとなく聞いていただけなので(どうせ、解答権も回ってこないと思っていたので)、はっきり言ってその内容は、覚えていない。お料理を取りに行ったり、バーで先程のオリジナルカクテルを作ってもらったりしていたので、メモなども取っていない。印象的には、やはりマニアックなクイズ。3択形式なので、当たる確率は、3分の1といった所。 オリジナルカクテルについて、少しばかり説明しよう。バーで、カクテルを作ってもらっている間、何をベースに作っているのか、質問したのだ(カンパリは嫌いなので、入っていたら飲めないから)。「きっと夢を見ていた」カクテルは、クランベリーリキュールを用いて、赤を演出。グラスに注いだ所で、仕上げに、バイオレットフィズ(だと思う)を、静かに注ぐ(マドラーを使って円を描く様に)。そうすると、紫色の線が、赤の中にすっと描かれた状態になる。味は、すごくおいしかった。飲みやすく、何杯でもいけるという感じ。「空が好きだった君に」は、DITAという、ライチのお酒を用い、グレープフルーツジュース、そしてブルーキュラソーで青色を演出。こちらの方は、グレープフルーツの味が効いた、割とさっぱりとした感じのカクテル。私自身は、「きっと夢〜」の方が、好み。ちなみに、友人MちゃんとTちゃんも、同様の意見。バーカウンターに行ったときは、実は、「きっと夢〜」カクテル作りをしていた山下さん。健ちゃんの発した言葉が、こちらの方が「おいしい」と感じたからだろうか、はたまた最初に頼んだ人の状態のまま、もう1品、注文する人がいなかったからだろうか。その辺は知る由もないが、私は両方飲みたかったので、「きっと夢〜」も注文。この後は、どうやら「きっと夢〜」カクテルが、主流になっていたよう。お客さんに振舞う時は、シェーカーで作成ではなく、ステアタイプ(そりゃそうだ。たくさん必要だからね)。 そういえば、この時に、コーヒーディアブルも飲もうと思っていたのに、すっかり忘れてしまった。ここで味の紹介が出来ないのが残念。ちなみに、この催しは、30分くらいだったと思う。 ☆ 第2部のショー <セットリスト> M1:In a Sentimental mood M2:I can‘t let go(迷う夢) M3:K’s walk M4:イパネマの娘 M5:涙の富山スペシャル。さよなら1000年メドレー!〜懐かしいあんな曲こんな曲といえば、僕らの世代がばっちり分かっちゃうよスペシャル〜(全25曲一挙公開。また逢う日まで〜銀河鉄道999〜夢の途中〜高校3年生〜学生街の喫茶店〜さらば涙といおう〜星影のワルツ〜22才の別れ〜あばよ〜涙くんさよなら〜好きになった人〜さよならをするために〜My revolution〜さよなら〜青春〜悲しい色やね〜悲しみにさよなら〜かえらざる日々〜ラストワルツ〜Hello good bye〜I‘ll never fall in love again〜Say
good bye Hollywood〜So faraway〜さよなら模様〜今日の日はさようなら) M6:A HAPPY NEW YEAR M7:東京エンプティタウン M8:STAR M9:君に夢を伝えたい M10:みち草 22:40頃、第2部スタート(ちなみに、この第1部、2部の分けは、レポートを書くに当たって便宜上、私が勝手に分けたものなので、ここで断っておきます)。ステージには、アニキと健ちゃんの2人。「友井賢太郎セレクション」として、ジャズナンバーコーナーの開始。そこでジャズにちなんだ、MC。「ジャズって聴く方は、グラスなんか傾けて「おしゃれ〜」って感じだけど、演奏している方は、体育会系。日本のジャズメン位だけど、すっごく厳しいの。上下関係とか」という話しをする健ちゃん。「以前、最初に決めた曲と全然違う曲を本番でやられて(しかも全然知らない曲)、もういじめ。でも鍛えられましたね」と続け、「In a Sentimental mood」。リハなしでの演奏。健ちゃんのピアニカで、始まり、その音に重なる様に、アニキのピアノが流れこんだ。2曲目は、健ちゃんの1stアルバムにも入っている、「迷う夢」のジャズバーション。アニキがとても大好きな曲で、仕事でもよく演奏するらしい。ちなみに、譜面には、「1987.9.13」と記入されており、「12年前の曲ですね」と健ちゃん。ピアノのコンビが絶妙な、演奏。去年のカウントダウンの時も演奏されたが、その時とはまた違った印象を受けた(どう違うのかといわれると答えられないが、なんとなくそう感じた)。 2人の世界を堪能した後、ミレニアムGENTLES再登場。9月の富山ツアーの時に聴いた、かわいい雰囲気のアニキ作、「K‘s walk」。曲紹介の時、健ちゃんは「啓三君」とタイトル紹介。これを早く言い、「K’s walk」にもって行く健ちゃん。啓三君は、ピアニカで参加。にこやかに無邪気な雰囲気で、演奏する健ちゃんが印象的。演奏が終わると、「ショパンもリストも心奪われた、天才モーツァルトだってみんな…2番は、ジョビンもジョブリンも…」と、「僕はピアノが好きなんだ」の歌詞を言う健ちゃん。「ジョビンって何でしょう?」と会話を続け、次の曲の紹介。ジョビンとは、アントニオカルロスジョビンのことでと説明を加え、この人が作った「イパネマの娘」をお届けしますと紹介。先ほどの曲に引き続き、啓三君はピアニカ。オレンジ色の照明が、曲の雰囲気にあっているような感じ。健ちゃんは、途中から立ってピアノを弾いていた。 3曲演奏が終わると、健ちゃんはステージをいったん去り、アニキと、CICOちゃんが場をつなぐことに。2、3分後、時計を持ってステージにやってきた、健ちゃん。この頃、ホテルの方のご好意で、年越しそばが、振舞われた。この時、時間は23:16。カウントダウン用のクラッカーも、スタッフの方から配られ、いよいよ、カウントダウンの準備へ。おそばが配られたことで、「そばにちなんだ曲」を、シャレ込みで突っ込みにあいながらも、1フレーズづつ数曲歌う健ちゃん(宴会ノリだな)。おそばを食べ終えた所で、メドレーのタイトルコール。全25曲のメドレーだ。さよなら1000年といっても、ほんの数年分しかないこのメドレー。無理やり1000年といった様な気もしないでもないが、選りすぐりの「別れがテーマ」の曲を、一気に演奏するらしい。メドレー紹介の時には、歌詞を途中まで数曲分読み上げていた。実はこの行動、時間調整だったらしい。「全25曲、1曲2分とすると、50分」と健ちゃんが言うと、「終わっちゃうよ(来年になってしまうという意味で)」と、客席から突っ込みが入る。「終わっちゃうので、テンポ3割増でお届けしましょう」ということで、CICOちゃんの名司会振りで、メドレースタート(23:25頃)。CICOちゃんの、大木凡人さん顔負けの曲紹介もありつつ、軽快に1曲目から順に進んで行った。振りつきで歌われたものあり、アニキの歌(星影のワルツ)、CICOちゃんの歌(さらば涙といおう)ありと、盛りあがるステージ。そして、それを観て笑う客席(「高校3年生」のビン底めがねは、結構笑えた)。結構知っている曲も多かったが、タイトルを知らない曲も多く、メモを取るのに四苦八苦(CICOちゃんの曲紹介は、初めの方のみで、後はなかった)。「かえらざる日々」では、健ちゃんとCICOちゃんのやり取りが笑いを誘発。「バイバイバイ〜♪」と健ちゃんは歌いながら、CICOちゃんを、追い払う動作。それに対し、CICOちゃんは「ずいずいずっころばしごまみそずい〜♪」と歌詞を替え、健ちゃんに擦り寄る。そのやり取りの後は、コサックダンスを披露したCICOちゃん。コサックダンスでお疲れ模様の中、「つかれた心と体にアニキのピアノ」と、紹介するCICOちゃん。メドレーの最後は、みんなで歌おう「今日の日はさようなら」。健ちゃんが、歌詞の先導をし、場内みんなで歌った。メロディに載せて、「次のミレニアムまであと1000年。またあいましょう」と、名司会のCICOちゃん。笑いを発生させつつ、最後にみんなで歌ったりと、怒涛のような25曲メドレーは、2000年になる、10分程前に終了。ここで改めて、メドレーのタイトルを発表。すると、残り3分になった。ここで、「みんなどこでもきっと、「5,4,3,2,1」とやっているだろうから、年越しの歌で迎えよう。曲の途中でも、時間になったら、みんなでクラッカーバン!僕はそれでも歌いつづけるから」と、健ちゃんが説明。その後すぐに、年越しの歌である「A HAPPY NEW YEAR」が始まった。ちょうど、1番と2番の間の間奏部分で、小山田さんが、指でカウントを取り出した。そして、この間奏の時に年が明け、場内に、「バン!」とクラッカーの音が鳴り響いた。あまりのタイミングの良さに、ただただ驚くばかり。この曲は、2番に入ってすぐ、年が明ける歌詞。本当にタイミング良すぎる。 2000年問題も発生せず、無事に新年を迎え、新年1発目の曲。「みんなダンシング!!」の掛け声で始まった、「東京エンプティタウン」。この声に誘われる様に、お客さんは、総立ち状態。CICOちゃんは、はっぴ姿で登場(“ハッピ”イニューイヤーに掛けているらしい)。ノリにノリまくる場内。ここは本当にホテルのバンケットルームか?と思うような状況になっていた。各自思い思いに、体を動かす。ステージも、客席も本当にノっていた。「STAR」では、健ちゃんは客席に下り、場内全体をくまなく走りながら、歌う。途中途中お客さんと手を合わせながら、すごく楽しそうに動き回る健ちゃん。その勢いは、「君に夢を伝えたい」まで、そしてラストまで続き、ステージに戻っても大いに盛りあがっていた状況。ラストナンバーの「みち草」では、アニキがピアニカを吹いていた。こうして、24:30頃、盛大に行われた、長時間のカウントダウンディナーショーは終了した。 ショー終了後は、このあとの予定説明が、茂泉さんから行われ、集合写真撮影。また、本日のイベントで帰る参加者の方は、メンバーとの7ショット撮影を行った。次の企画(初詣)まで、時間があるので、いったん部屋に戻り、外に出られる準備をし、集合場所のロビーに向かった。 (4) 予定変更のお話会 集合場所のロビーに参加者が集い、しばらくすると、茂泉さん登場。外はどうやら、雨。このため、急遽、初詣を中止にし、お話会を開催することに。場所は、説明会の行われた、2階「春日の間」。各自好きな席に着き、メンバーの登場を待つ。この会が始まったのは、25:30頃だろうか。拍手と歓声の中、メンバーは、横一列に並んで座った。ホテル側から、烏竜茶のサービスがあったりと、嬉しい限りの配慮。 このお話会で、何が話されたかというと、まずは、先程のライブの感想から始まった。メンバー1人1人に感想を聞く、健ちゃん(どうやら、内輪で感想を聞くのが流行っているらしい)。が、結局感想に辿りつくまで、どんどん健ちゃんが話を広げてしまうので、感想と呼べるようなものには、あまりなっていなかったような気がする。相変わらず、内容が飛んでいて、スタレビバリツアーでも話していた、東京ピアノのCMネタ(オプショナルツアーのバス内で、話していた)等も出ていた。ちなみにこのネタは、CMのピアノの音が、どうもおかしいと思った小学生の健ちゃんが、お母さんに「ピアノの宣伝なのにおかしい」と言ったら、「じゃあ、投書すれば?」と言われ、テレビ局に電話をしたというもの。結局の所、「貴重なご意見有難うございました」だけで、CMは変わっていなかったという話。あとは、リハーサルの話(アニキが東京に来て、リハを行ったが、あまりやっていなかったとかそんなこと)や、打ち合わせの時の話をしていたが、眠さのため、記憶もうつろではっきりよく覚えていない。この会が終わったのは、27:00頃(ちなみに、26:50頃、「今何時?」というようなことを、健ちゃんはCICOちゃんにしており、時計を見ると「3時には終わりにしよう」みたいなことを言っていた。はっきり聞こえたわけではないけど、こんなやり取りをいていたのは記憶にある)。こうして長い長い、1日はあっという間に過ぎ去った。 |