#3 TRIBUTE TO THE PAST

大学卒業後に地元へUターン就職したのだが、引越しの際かなりのCDを処分してしまった。
ちょっとブート満腹状態だった私が次に思い立ったのは、「ZEPの音のルーツ探し」。
だが、ZEPの音のルーツはあまりにも多岐に亘っているので、ターゲットを
BLUESとBRITISH TRADの2つに絞ることにした。

まずBLUESの方だが、最初に聞いたのはマディ・ウォーターズだった。
何せ最初に聞いたのが彼の「ELECTRIC MUD」というアルバムだったので、
ロバート・ジョンソンを聞いた時は「えらく淡白やねえ」と思えたものだ。
結局「まだBLUESの音世界を探求するには時機が早すぎる!」と悟り、
わずか数ヶ月で挫折したのだった(爆)


先代のHP「のばち庵」を仮出発させた時期、トラッド探求への道へ入った。
私が注目したのは、ペンタングルというグループ。
バート・ヤンシュとジョン・レンボーンという2人のギタリストを擁し、ZEPのアルバムでは
特に「V」に影響を感じる事が出来る。
イギリス民謡にJAZZやBLUESの音要素をミックスさせたサウンドが特徴で、
私は今でも心を落ち着けたい時に愛聴している。(不思議と聞き飽きないんですよね、これ)
本来なら次にサンディ・ デニー(4枚目の「限りなき戦い」でロバートとデュエットしていた)が在籍した「FAIRPORT CONVENTION」に進むのが筋なのかもしれないが、これはまたの機会にということで。
ここで「刻の歯車」を一気に「現在」に巻き戻してみよう。


#4 BACK TO THE FUTURE


先代HP「のばち庵」を本格的に立ち上げて以降、90年代のROCKもよく聞く事が多くなった。
ZEPは1980年に解散しているが、その影響は確実に後進に伝わっている。
今、私は「ZEPの影響下にあるバンド」を色々探求しているところだ。
「LED IMPULSE」内のコンテンツ「天国への階段達」と、現在進行形の「COVERS INDEX」は、
この探求心から来たことはもはや言うまでもないでしょう(笑)

ここで,管理人がのめり込んだバンドをいくつか挙げてみたい。
まず,アメリカのブラック・クロウズだ。
JIMMY PAGEと共にツアー回った事も,記憶に新しい。
彼らがデビューした当初、「90年代の新人バンドにこんなレイドバックした音が出せるなんて!」と
大いに騒がれたのが懐かしい。
JIMMY PAGEとのツアーがキャンセルされた後、アルバム「LIONS」のツアーで来福した
彼等のライブを見にいったが,流石の一言だった。

それから、イギリスのサンダーも外せない。
彼らの楽曲には、ポジティブな力が満ちていると思う。また、ライブバンドとしても超一流の
実力を持っているバンドだ。彼らの解散ツアーの大阪公演を観て改めて確信した。

80年代のHR/HM。特にL.A.産のバンドを追いかけたこともあった。。
ZEPPELINは1970年〜77年までの間,L.A.では特に気合の入ったライブをやっていた。
「その凄まじい演奏を実体験した人間がバンドを結成したならどうなるか・・・
形はどうあれ、ZEPPELINの影響を受けていたのではないか???」
それが興味を持ったきっかけだった。
第一線を張れる実力がありながら,運に見放されたバンドに巡り合えることが,
管理人の新たな楽しみとなった。

スイスのゴットハードは,初期はZEPPELIN直系の骨太ハードロックを演っていたバンド。
こと4枚目までのアルバムは,学生の頃よく聞いていた。
大阪で初めて彼等のライブを見た時は,本当に楽しめるライブだった。
中盤のアコースティックセットで感じたリラックスした空気は,ZEPPELINのDVDで見た
アールズコートの雰囲気そのものだった。
ライブ最後の最後で「ロックンロール」までぶちかましてくれた,名実共に
「ZEPPELINの後継者」バンドの一つである。

しばらくの間,ZEPPELINから離れていた管理人だったが,2003年の新譜リリースで
本格的に「ZEPPER」 モードが復活(笑)
先陣を切ってリリースされた"HOW WEST WAS WON"にまずガツンとやられた!!
72年のLAといえば,この年のライブの中でも最高峰の出来との誉れも高く
ブートでは数公演分の音源を所有しているが,まさかのSB音源である。
著作権の問題かメドレーが編集されていたり、曲がカットされたりしているものの
全盛期のZEPPELINがいかに凄まじいライブを演っていたかを知ることができる。,

そういえば,このCDを評して「ブートを聞いているみたい」などと頓珍漢なレビューを
しているサイトも見たような気がするのだが,はて気のせいだったかな???(爆)

そして待望のDVDだが,これがまた傑物!!!
映像を見るに従って,ZEPPELINがビッグになっていく様をひしひしと感じることができた。
こちらも素材的にはブートビデオで見慣れたものが多かったのだが,それらはめでたく
引退と相成りました。
管理人的見所は,1970年の「MOBY DICK」と,何気にZEPPELINブートの最高峰の一つ
゛LISTEN TO THIS,EDDIE"からの音源(映像も!!)が収録されている事などかな。
ボンゾの奏法には未だブラックボックス的な部分が多かったので,今回の映像リリースは
ドラマーの世界にとっても収穫だと思う。

とまあ、ここでは私のZEPPER遍歴についてつらつらと書きなぐってみたのですが、如何でしたか?
このセクションについてはまだまだ探求中につき、バンドレビュー等追記する可能性がありますので
そちらの方もお楽しみに!


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