私の音楽嗜好の中核に存在するバンド「LED ZEPPELIN」
ここでは私とZEPの出会いから、現在までの「音の探求」の変遷を書こうと思います。
私がZEPの事を知ったのは、ちょうど10年前の事である。
高校に入学してすぐ打楽器をやることになり、自分なりに「お手本」を探し始めた頃。
当時行きつけていたレンタルCD屋で、何気にZEPの4枚目を手にしたのがすべての始まりだった。
家に帰って早速CDを2曲目から(何故か)聞いたのだが、「ROCK AND ROLL」のイントロのドラムで
私は一瞬にしてノックアウトされてしまった。
「STAIRWAY TO HEAVEN」が終わる頃には、「うぉ〜カッコええ!!」と、すっかりココロ奪われていたのである。
そのレンタル屋には「T」と「CODA」以外のアルバムが置いてあったので、全部まとめて借りて帰り、
90分テープにダビングしてひたすら聞きまくった。
歌詞は全然わからなかった。
ただ「サウンドの魔力」 にとり付かれていた。
そして1992年、購読していたFM誌にJIMMY PAGEのインタビューが掲載されていた。
(ここで初めて、私はZEPというバンドの「歴史」に触れる事になる。)
YARDBIRDSというバンドから派生した事、2度の日本公演時はかなり大暴れした事、そして・・・
結成から解散までの12年間、一度もメンバーチェンジがなかった事。
ここにきて「CDも買わないといかん!」 と決意。最初に手に入れたのは「1968-1980」という
4枚組のBOX SETだった。
当時高校生の私に1万の出費はかなり痛かったが、結果さらにZEPにのめり込んでいった。
BOXを手に入れて数ヶ月後、輸入CD屋で見慣れぬCDを発見した。
そのCDのタイトルは「DANCING DAYS」。値段は9800円!? あのBOXと互角の値段とは普通ではない!
「一体どんなCDなんやろ、これ???」と、またも清水の大舞台から飛び降りてみる事にした(爆)
「DANCING DAYS」は、1972年10月2日、ZEPの第2回日本公演の初日の演奏を収めたブートレグである。
当時何かの本で、「ZEPには非公式の方が凄いライブ盤がある!」と読んだ事があったのだが、
その頃の私にとっては、このCDがまさにそうだった。
音がいいし、特にバスドラムの響き方に「わー武道館だ!」と感激していた。
他の日の演奏も聞きたくなったのは言うまでもない(笑)
そして、大学入試のために京都に出かけた時、立ち寄った本屋で情報誌「GOLD WAX」を
偶然発見してしまい、私のブート熱が一気に加速したのであった。
めでたく京都で学生生活を送る事になった私は、仕送りが入るとまず大阪へCDを買いに行き、
貧しくなるとCDを売却して食いつなぐという4年間を送った。
しかしZEPブートのリリースされる量は、(今日でも!)半端ではない。
そこで当時の私は、「各年代で一枚のペースでブートを買う」という作戦を立てたのである。
(これなら都合10タイトルでケリがつく!という、実に安直な発想でした)
一応目標は達成したのだが、その後も少しずつCDが増えてたりして(爆)
北九州に帰ってきてインターネットを始めて、同じZEP好きな方と出会えた事も
今の自分にとっては大きな出来事だった。
ファンサークルのスタッフとしてお手伝いをしたり,飲み会で東京へ遠征した事も良い思い出だ。