オールデイ・オールデイズ・リクエスト

 Part2→

萩原:これからの2時間は、3人のゲストの方をお迎えして、バトルリクエスト、よくわかりませんが、内容をご説明する前に、まず、オールデイズには何かとうるさいゲスト、御三方、ご紹介したいと思います。さて、自己紹介といきましょうかね、じゃ。
松尾:私はですね、松尾清憲と申しまして、もうほんとに、え、今日の杉くんとは、BOXというバンドもやっておりまして、ソロアルバムではなんと、もうあの、萩原健太さんにライナーノーツまで書いもらってるという。
萩原:その節は。
松尾:ほんとに、お世話になりました。
萩原:いえいえ。
松尾:今日は、がんばりたいと思います。
萩原:ひとつ、よろしくお願いします。そして、続きまして。
銀次:はい、私は、伊藤銀次と申しまして、もう、大変ですね。(笑)萩原健太さんには、ジャケットとかのプロデュースをして頂いて。
萩原:ありがとうございます。そしてもうひとかた。
 :こんばんは、杉真理です。僕もですね、健太さんにはですね、(笑)宣材の、いろいろ、オススメの言葉など書いて頂いて。
銀次:読みました、それ。
 :ありがとうございます。
萩原:お力になれませんで、違うかっ。さてこうやって集まりまして、みんなやっぱりオールデイズには、けっこうこだわりが。つまり、昔からのヒット曲に愛情があるという感じなんですけど、それぞれ、お一人ずつ、オールデイズに対するこだわりというか、そんなことも聞かせていただけると。
松尾:僕は、「Oldays But Goldays」という感じでね、古いけど、やっぱり今の自分に影響している作品が好きですね。
 :バットゴールデイズ。「金属バット」ってことですか?
銀次:「黄金バット」ですね?
松尾:ちょっと違いますね。そういう感じで、だいたい昔のやつでも、今聴いても聴くに堪えうるやつが、大事にしたいなということで、今日持ってきたんですけど。
萩原:で、銀次さんは?
銀次:僕はやっぱり、知らないうちにそこから影響を受けてて、曲を作っても、知らないうちにそのへんの、自分の15歳位の頃に聴いた曲とかが、自分の血の中に自然に流れてるっていうか、今日選んできた曲なんか、本当にそういう、本当によく聴いたナンバーばっかりですけどね。
松尾:慌てて選んできたとか言ってなかったですか?
銀次:いや、慌てて選んでも、もう何年ももう、自然にスッと来ちゃう曲ばっかだよ。
萩原:杉さんはどうですか?
杉 :僕はですねー、やっぱり、よく、ちょっと前までね、アルバム志向とか言ってたけど、でも結局はヒットパレードが好きだったんで、要するに本当はシングル志向の人が多いと思うんですよ。で、やっぱりオールデイズっていうと、街の本屋さんでも売ってて、オールデイズの定番に入ってるようなものって、「えーっ、こんなに有名なの?」と思いながらも、買っちゃおうと思うでしょ?あれがやっぱり、下世話さに戻れる所が、みんなと共有できちゃう所が。
銀次:シングルいっぱい入ってるやつでしょ?
杉 :そう。本当は共有したくないなと思ってるようなイヤなやつでも、「共有しちゃおうかな、本屋さんで買っちゃおう」みたいなね。
萩原:でもやっぱりそういう「3分間の永遠」ですよね。だからよく「俺たちは3分間のシングルじゃ本質は理解してもらえない」って言う人がいますけど。
松尾:あれは違いますよね。
萩原:3分間を納得させられないヤツのアルバムを40分も50分も聴いてられないですよ。
松尾:そうですね。(笑)
萩原:基本ですよ。という具合に集まったわけなんですが、で、どうするかということなんですが、このゲストのお三方に、私、萩原健太が加わって4人がそれぞれ、これぞ!という、オールデイズのレコードを6枚づつ選んでいただきまして、私ちょっと選ぶ時間がなかったので、家のレコード棚からゴッと、任意に引き抜いてきたシングル盤が山と積まれてますんで、これをですね、その中からそれぞれ、順番を決めまして一曲ずつかけていくんですけれども、ただかけたんじゃ面白くないっていうんで、しりとりゲームといいますかね、タイトルでやっていくとあっという間に終わってしまったりするんで。
銀次:「ル」とか多いですもんね。
萩原:だからそういうんじゃなくて、前の曲に、何でもいいですから、とにかくなんかの理由でこじつけて、次の曲を紹介しながらかけていくという。
松尾:難しいですね。
萩原:で、持って来たレコードでこじつけられない場合は、しょうがないから、皆さんの場合は、ギターを持って来ていただいてますんで、こじつけられる曲を自分で歌う!
松尾銀次:はぁー!
萩原:そういうルールになってます。
 :青ざめますよねー。「青い影」になっちゃいますねー。(笑)
銀次:♪ラ〜〜 ファンダンゴ〜〜♪
萩原:でも、本当にただのしりとりになっちゃっても構いませんし、もう何でもこじつけられればいいとうことなんで、そういうことでいきたいんですが、かける順番を決めるために、ここでじゃんけんを行ないたいと思います。じゃんけんをして、左回りに順番にやっていくというかんじで行きたいなと。行きますよ!せーの、じゃんけん、ぽい!あ、松尾さんが1番ですねー。ということでですね、松尾さんから始まって、銀次さん、杉さん、そして私ということで、ぐるぐる6周するということで。
松尾:やはり、日ごろの行いが、私はね。(笑)
萩原:それじゃあ、まず松尾清憲さんの選んだ1曲をここで。
松尾:私はね、一曲目はザ・ムーヴという、これがね、知らないと思います皆さん。これはですね、ちょうどビートルズの、時代は60年代なんですけどね、僕としては、レノン―マッカートニーに通じるくらいのメロディメーカーだと思う、ロイ・ウッドという人がいてですね、その人が作ってたバンドでね、今日かけるこの「ブラックベリー・ウェイ」っていうのは、イギリスで1位になって、日本では全然有名じゃないんですけどね、僕としては非常に大好きでね、もう大事に今まで聴いてきたという曲ですね。それではザ・ムーヴで、「ブラックベリー・ウェイ」

♪ザ・ムーヴ「ブラックベリー・ウェイ」

萩原:続いての順番は、伊藤銀次さんです。
銀次:はい、わたくし伊藤でありますが、「ムーヴ」、動け!と言われたんで、それじゃあまあ、助走をつけようということでですね、(笑)すぐに出られませんからね。ワン.ツー.スリーと、助走をつけるということで、私は、レン・バリーの「1・2・3」をいきたいと思います。それとなんとなくね、「レン・バリー」と、「ブラックベリー」というのは、似てますよね。
 :そっくりだよ!
銀次:ね、同じ人かもしれないでしょ?
松尾:というかね、ムーヴのロイ・ウッド、「1・2・3」の、カバーやったんですよ。
銀次:言おうと思ったんだ俺!今!
松尾:さすが!
銀次:ま、言われてしまいましたが、ということもあって、裏付けもとれたということで、
萩原:レン・バリーっていうのは、もともとラベルっていうボーカルグループのね。
銀次:僕が知ったのはこの「1・2・3」からなんですけど、ちょうどこの曲が流行った頃っていうのは、髪の毛の長いグループ、ビートグループが多かった中に、初めて聴いた、なんか新鮮な白人の歌う、非常にモータウンのようなスイートなやわらかいメロディーラインっていうのかな、それがものすごく好きで、これは本当によく聴きましたね。それではレン・バリーで「1・2・3」

♪レン・バリー「1・2・3」

萩原:私と、松尾さんと銀次さんは、「かっこいいね〜」と盛り上がってましたけどね、杉さん1人だけ「どうしよう!」って。
杉 :こじつけを考えなきゃいけないのでね。次はですね、「1・2・3 レンバリー」ということは、1・2・3の連番、れんばれー。これは宝くじですよね。やっぱり夢を買うということで、次はドリーマーズ、「フレディ&ドリーマーズ」という。
銀次:うまいね〜。ミュージシャンじゃないみたいだな。
萩原:でも杉さん好きでしょ、フレディ&ドリーマーズのあのライン、イギリスのね。
 :リバプールサウンドでも、どっちかっていうと、甘口のほうですよね。ま、フレディ・マーキュリーがやってる・・
銀次:そんなことはない!
松尾:♪ママ〜♪
 :フレディ&ドリーマーズ、そのほかにもいろいろね、ジェリー&ペースメーカーズとかいましたけど、この「I’m Telling You Now」という曲、作曲者、ちょっと名前ど忘れしました。
銀次:ミッチー・マーレー。
杉 :そうそう。
銀次:僕ね、その人に印税払ってるんですよ。カバーしたんだもん。
杉 :「好きなんだ」を?
銀次:「好きなんだ」。
杉 :あらっ!
銀次:理由は、好きなんだ。(笑)
 :「好きなんだ」。佐野元春みたいだ。
銀次:(佐野元春風に)”好きなんだ。”やらせないでよ。
萩原:これ、話止まらなくなりそうだから、ちょっと紹介してください。
 :「How You Do It」っていう曲も、同じ作家なんですけど、あと、ビートルズがね、この曲もやってたみたいで、正式なレコードには入ってないんですけど、と言って次にふりやすくして、(笑)友情ですけどね。ということで、フレディ&ドリーマーズで「好きなんだ」。

♪フレディ&ドリーマーズ「好きなんだ」

萩原:そして私の番が。萩原ですけど、これは杉さんの友情に応えようかな。先ほどの曲はビートルズの初期に歌ってたんですよね。ビートルズと言えば!ビートルズからどこへでも行っちゃえますからね。(笑)オールマイティみたいなもんだからね。ビートルズと言えば、そのパロディーバンドっていっぱいいたじゃないすか。いろんな人たちがいたんだけど。
松尾:日本にもいましたね。
杉 :「東京ビートルズ」なんてね。
銀次:「フォーク・クルセイダーズ」なんかも一種のパロディーですよね。
萩原:「ずうとるび」っていう、山田隆夫さんのほうじゃない、ずうとるびってのも、それも知らないかなみんな?やってましたけどね。そんなこんなでいっぱい、いろんなグループがいたわけで、日本にも「BOX」っていう
松尾:あ、いましたね〜、あ、いるんだ。
萩原:ビートルズのパロディーバンドですか?
松尾:オリジナルですよねー。
萩原:話変わりますけど東京ビートルズは「抱きしめたい」とか、日本語でカバーしてるんだけど、サビでほら、転調するじゃないですか、ま、Cのキーで行ったらGmに行って転調するって。でもあのメロディーはそのまんまで、東京ビートルズは転調してない!
松尾銀次:えーーっ!
萩原:もう無理矢理なコード進行で、そのまんまのメロディーで行くという。メロディーは転調してるけど、コードはそのままというですね。
杉 :そしたら戻るところはどうなるんですか?
萩原:もうそのまんま戻ってくるというわけだ。
銀次:だから何にも別のところへ行った感じがしないっていう。
萩原:もう力技っていう。それはいいんですけど、ま、数あるビートルズのパロディーバンドの中でですね、やっぱりこの人たちが一番の出来じゃないかと。
銀次:認めましょう。
松尾:エリック・アイドル好きなんだ。
萩原:これはモンティ・パイソンとかでおなじみのね、エリックアイドルと、あと
松尾:なんちゃってなんちゃって!の。
萩原:ニール・イネスが組んで作った「ザ・ラトルズ」という。
銀次:凝ってますよねー。
杉 :これはね〜、もうすごいですよね。
萩原:ビートルズの曲をパロディーにしつつ、やってるんだけど、どの曲とも、なんか似てないような似てるようなっていう、なかなかうまいところをね。
松尾:やはりイギリス人ですよね、そこらへんはね。
萩原:そのアルバムからシングルカットされているナンバーが実はあったんですね。
銀次:シングルが出ている!
松尾:それをあなたは持ってる!
杉 :知らなかったな〜、すごい!
萩原:私、そのシングルを持ってきましたんで、これをかけてみたいと思います。ラトルズ「I MUST BE IN LOVE」恋の乗車券。

♪ザ・ラトルズ「I MUST BE IN LOVE」

萩原:さて、滞りなく、2回り目に突入したいと思いますけど、ここまで4人、うまくこう、リレーしながら続いた、ラトルズから、
松尾:私に戻ってきました。ま、ラトルズはね、ビートルズのパロディ、もう大好きでね、作ったわけですけど、ラトルズがイギリスなら、アメリカにもいたんですよ。「ユートピア」というバンドがいました。これがまたまた。
杉 :日本にも「ゆうとぴあ」っていましたけど、あ、ちがうか。(笑)
松尾:あれはちょっと違うじゃないですか、あーた。もう、すごいんですから、そのユートピアがまたね、ビートルズに捧げたというか、シングル盤なんかね、「抱きしめたいぜ」とか、そんなタイトルがあるんですね。「抱きしめたかぁ〜」とか、博多弁でもよかったような気が、(笑)そんなことはどうでもいいんですけどね。そのユートピアのリーダーのトッド・ラングレン、顔が長いんですけどね、もう大好きなんでね。
萩原:「アカペラ」というアルバムでね、お面かぶってますが、あごがはみ出してる(笑)
銀次:チェック厳しいー!
松尾:その、トッド・ラングレンの、これはけっこう皆さん知ってるかもしれないですけどね、「I SAW THE LIGHT」という曲をいきたいと思います。

♪トッド・ラングレン「I SAW THE LIGHT」 

萩原
:来ましたよ。名曲が出ちゃいましたよね。もうゆっくり味わってましたよね、今、松尾さんは。
杉 :すっきりしたでしょう、なんか。
銀次:いいな〜。
萩原:続きましては、これを受けて、伊藤銀次さんですね。
銀次:来ましたね。これ難しいですね、結構ね。「I SAW THE LIGHT」これはもうすでに終わった、松尾くんの心境ですよね。トッド・ラングレンといえば「ナッズ」というグループにいましたね。ナツの歌っていうのも結構いっぱいありますよね。(笑)夏の歌といえば、ロック史上、さん然と輝く「サマー・イン・ザ・シティ」という曲がありました。ラヴィン・スプーンフルというグループの。その曲ではなくてですね、ラヴィン・スプーンフルのこの曲は、僕、高校1年の時にね、バンドでやってた曲なんですよ。とても甘く切なくてですね、この曲をいきたいと思います。「YOU DIDN’T HAVE TO BE SO NICE」。
萩原:あのー、理由はなんでしたっけ?
銀次:それは「ナツの歌」ということで、ナツ、ナズの歌ということで。
萩原:ま、いいことにしましょう。じゃあ、曲紹介もう一度お願いします。
銀次:それじゃ、ラヴィン・スプーンフルで「YOU DIDN’T HAVE TO BE SO NICE」

♪ラヴィン・スプーンフル「YOU DIDN’T HAVE TO BE SO NICE」

萩原
:というわけで「うれしいあの娘(こ)」っていうやつですね。
銀次:日本語のタイトルはね。これは間違えて「うれしいあのむすめ」って言った人もいますけどね。
杉 :「狼(おおかみ)」じゃなくてよかったですね。(笑)
銀次:ウルフ?
萩原:危ないですけどね、そんな冗談を言ってる場合なんでしょうか、次は杉さんですけどね。
杉 :ラヴィン・スプーンフル、スプーン1杯の愛。やっぱり、スプーン1杯の愛をかけるのは、いちご!(笑)
銀次:うまいですよね、確かに。
杉 :「いちごの片思い」っていう。
銀次:いちごにかけると美味いっていうの。
杉 :そうそう、つぶしても美味いんですよね。
銀次:ミルクかけても美味い。
杉 :練乳が僕好きなんですけどね。そんなことはいいんです。「いちごの片思い」、これはですね、ナンシー・シナトラ。フランク・シナトラのお嬢さんですね。当時から結構、色っぽかったですね。
松尾:山本リンダ的なところがありましたね、ブーツなんか履いちゃって、「憎いあなた」という曲でね。
萩原:だけどよーく見ると、顔が似てるんですよね。
銀次:ね、お父さん似。
萩原:だからフランク・シナトラが、そういうセクシーな格好をしてると思ってみなさい。
銀次:それはいやだな。(笑)
松尾:私のナンシーのイメージが。
杉 :本当は「TONIGHT YOU BELONG TO ME」という、「今夜はあなたは私のものよ」という歌なんですけど、「いちごの片思い」ってついてるのは、その前が「レモンのキッス」という歌があったんで、レモンの次はこれだ!っていうんでね、いちごという、フルーツシリーズですね。「メロンの気持ち」っていうのもなんかあったかもしれませんね。
萩原:中原めい子さんみたいなもんですね。
杉 :「君たちキウイ・パパイア・マンゴー」みたいなもんですが、これは日本でもナンシー太郎さんっていう人が・・
銀次:ハッハッハッ!
萩原:とっとと曲紹介してください。
杉 :はい、ナンシー・シナトラで「いちごの片思い」

♪ナンシー・シナトラ「いちごの片思い」

萩原
:はい、もう杉さん、やさしい人ですね、私に本当に、次選びやすいものをですね、ま、ナンシー・シナトラがレモンからいちごへ来たということで、やっぱりレモン、いちごと来ればですね、
松尾:みかんでしょう!
萩原:(笑)違いますよ。次はですね、リンゴですよ。
銀次:あー、そのテがあったか。(笑)
萩原:アップルですね。アポー。アポーですよアポー。(笑)
銀次:ネイティブスピーカーってやつですか?
松尾:アップルレーベルじゃないんでしょうね。
萩原:その昔ですね、アンディ・ウイリアム・ショーでおなじみだった「オズモンド・ブラザーズ」というグループがいましたけどね、彼らがですね、「オズモンズ」というふうに名前を変えて、ジャクソン5の真似っこをして、ちょっとソウルフルなセンスを取り入れて、
松尾:結構日本で人気あったんですよね。
萩原:ありましたね。ジミー君もね、この曲のメンバーにはいませんけど、「ちっちゃな恋人」なんていう曲を歌ってましたね。最近はだいぶ、実業家になられたそうですけどね。
杉 :最近、誰かの人の息子がまた、レコード出しましたよね。「オズモンド・ボーイズ」っていうね。
萩原:ま、そういうですね、「家族のつながり」という面でもですね、フランク・シナトラとナンシー・シナトラ、この辺につながるというですね、このもう鉄壁のリレー、文句を言わせないですね。オズモンズの、これは全米No・1になった曲ですけどね、そのすばらしい曲をここで聴いてみたいと思います。オズモンズで「ワン・バット・アップル」

♪オズモンズ「ワン・バット・アップル」

萩原:はい、というわけで、いよいよ3周目に突入します。2周目までは見事に戻ってまいりましたが、
松尾:いちご、そしてリンゴ。そうするとまたやっぱり、いちごでしょう!ね、ブラックベリーウェイ!
萩原:それ、かけた!最初に。
松尾:えっ!かけました?
杉 :あなたが選んだんでしょう!
松尾:だめ?およびでない。こりゃまた失礼いたしました。ではじゃあ、なんか1曲、
萩原:歌っていただいて。
松尾:「ワン・バット・アップル」でしょう?アップル・レーベルっていうのがありましたですね。
萩原:最近CDで再発になりましたけどね。
松尾:その時にアップル・レーベルから発売してた、ジョンとヨーコが歌った歌があるんです。「GIVE PEACE A CHANCE」です。
♪oh we a say〜 it’s give peace a chance〜〜 oh we a say〜 it’s give peace a chance〜〜 エヴリバディ リボリューションエボリューションレボリューションそのあとよく知らないんですけどね。
一同:(笑)
松尾:南州太郎にこういうのありますけどね。これちょっとやりたかったもんで、ちがうかっ。
萩原:ということでまあ、つながらなかった場合は自分の歌でつなげてもOKというルールですからね。
松尾:そしてですね、このジョンとヨーコと言えば、ヨーコ、日本人。続いてご紹介するのがですね、私のやっぱり尊敬する、
 :セールスマンみたいだな。
松尾:奥様!なんて。尊敬する作曲家で、バート・バカラックという人で。バート・バカラックの中で、ちょっと異色な、オリエンタルタッチの、ディック・リーも「ディックりした!」みたいな感じの曲があるんですよ、これ、ハーパース・ビザールという人で、それを聴いていただきます。ハーパース・ビザールで「ME JAPANESE BOY」

♪ハーパース・ビザール「ME JAPANESE BOY」

萩原:はい、さて、松尾さんのこの曲から、どう続くか、伊藤銀次先生ですね。
銀次:「ME JAPANESE BOY」ですか。んー、まっ、最近は国際交流がさかんでね、
松尾:今、しゃべりながら考えてないですか?
銀次:読むな!(笑)日本人でも名前が、ジョージとかですね、増えてますよね。で、ジャックっていう人もいるわけですよ。
萩原:は?
銀次:この「ME JAPANESE BOY」、この日本の少年は、ジャックという名前なんです。「マイ・ネーム・イズ・ジャック」という、ね。
杉 :苦しいかもしれませんね〜。
萩原:「ジャック」っていうの?
銀次:いや、ハイジャックじゃないですよ。
萩原:ジョージとかね〜、マリアとかはいますけどね〜。
松尾:ジャックはちょっと苦しいような気がしますね。
萩原:「陸」って書いて、「リック」とか読ませる人もいましたけどね、
杉 :「弱い」って書いて「ジャック」!あんまりいい名前じゃないですよね〜。
萩原:銀次さん、例えば自分のお子さんに、「ジャック」って名前付ける勇気あります?
銀次:「ジャック」は、ないですね〜。「ゼック」しますよね〜。
萩原:だめです!
松尾:確か子供、「伊藤小銀次」じゃなかったですか?
銀次:うちは落語家じゃないっつうの。バックミュージシャンにつけてるんですよ。ドラムが小銀次で・・
萩原:じゃあ銀次さんは、これはだめということで、ちょっと自らの歌でつないでいただかないと。
銀次:じゃあですね、「ME JAPANESE BOY」。日本の曲があまりアメリカのチャートって、入ってはいますけど、1位になった曲ってのはないですね。洋楽として成立して、だれでも知ってる曲って言ったらやっぱりこの曲じゃないすかね、スキヤキ。「上を向いて歩こう」。
♪うえをむ〜いて あるこ〜う なみだが こぼれないよ〜うに♪サワリまで。
萩原:さわり魔?
銀次:いや〜、でもこれから先、どうやってつなげようかな(笑)
杉 :スキヤキでしょ?スキヤキと言えば!
銀次:そう、スキヤキと言えば、肉ですね、やっぱし。スキヤキと言えば、ネギですね。スキヤキと言えば、豆腐じゃないですか。豆腐と言えば、豆じゃないですか。豆は、「ジャックと豆の木」。ね、マイネームイズジャックと豆の木。
杉 :そう来た!
松尾:来たね来たね〜。
銀次:ね、これは誰にも何も言わせませんよ。
萩原:もう一回言ってください。
銀次:「マイ・ネーム・イズ・ジャックと豆の木」。マイネームイズジャックと豆の木と言えばマンフレッド・マンということでね。それで私はですね、なんか審査委員長の許可が下りないみたいですね。
萩原:どうぞ、曲紹介してください。
銀次:いきましょう。誰にも何も言わせない!マンフレッド・マンの「マイ・ネーム・イズ・ジャック」

♪マンフレッド・マン「マイ・ネーム・イズ・ジャック」
 
松尾:日本では、ムーンライダーズがカバーしてましたけどね。
萩原:というわけで、ムリヤリにでもこの曲になってしまいましたが、杉さん、これから、どうしますか?
杉 :困っちゃうよな〜。
松尾:杉くんの歌声も聴きたいな。
萩原:そう、ここまで2人歌ったんですから、
銀次:よく、2人間違えると次も間違えたりしますよね、つられて。
杉 :「マイ・ネーム・イズ・ジャック」、「私の名前はカルメンです」みたいなもんですよねこれ。「もちろんあだ名に決まってます」そしたら最初から「私のあだ名はカルメンです」って言やあいいんじゃないか。そういうことはまあ、置いといて、そんなことはどうでもよくて、時間稼ぎしてるんですけど、
萩原:今「カルメン」とか持ってくりゃよかったなーと思ってるんでしょう?
杉 :でも今日は持ってこなかったからなー。「カルメン」持ってこりゃよかったんですけどね〜。うまくつながったのに。
萩原:ま、歌っちゃえばいいじゃないですか。
杉 :じゃあ、男の人の名前の曲ってのはいろいろありますけど、「マイ・ネーム・イズ・ジャック」とか、やっぱり有名なのは「ヘイ・ジュード」。
♪Hey Jude〜 don’t make it bad〜 take a sad song〜 and make it better〜 remember to let her into your heart then you can start to make it better〜♪ ということで、「ヘイ・ジュード」を作ったのは、誰?
松尾:ポール牧!
杉 :そう!
銀次:指パッチン?
杉 :違うんですよ、ポール・マッカートニーさん。ポール・マッカートニーと言えばですね、昔、17の時かな?最初にというか、若い頃に作った曲、ピーターとゴードンが歌っている有名な曲ですけどねー。
萩原:持ってきましたね〜。
杉 :きれいにつながったでしょ?で、ピーター・アッシャーはね、今、プロデューサーとしてジェイムス・テイラーやリンダ・ロンシュタットとかね。ゴードンのほうはフラッシュ・ゴードンで・・
松尾:♪フラッシュ!ア〜!
杉 :その、ピーターとゴードンで「愛なき世界」。

♪ピーター&ゴードン「愛なき世界」 

萩原:はい、もう杉真理さんはですね、天使のような方ですよ。もう選びやすくて。全部ビートルズにつながっているという。ビートルズはオールマイティってさっき言ったばかりだもんね。私、全部ビートルズから選んでますからね。で、ビートルズと言えば、「リボルバー」「ラバー・ソウル」あの辺のアルバムありますけどね、その時にエンジニアをやってた人がいるんですよ。ノーマン・スミスと言う人が、ま、そういう技術屋さんだったんですけど、何を間違えたか、自らレコードを出してしまった事があったんです。歌っちゃったんです。でも、のちのインタビューとか読んでると、スタジオワークをビートルズがやってるのを見てて、結構いろんなことを学んだという、それを生かしたのかどうか知らないですが、とにかく自らレコードデビューした時にですね、自らのアーチスト名を「ハリケーン・スミス」と。
松尾:すごいですね〜。
銀次:なんかボクサーみたいですね。
萩原:名乗ってね、結構ヒット曲をいっぱい作ったんですね。
杉 :No・1になりましたもんね。
萩原:その中から、これがやっぱり一番の名曲かなっていうのを持ってきたんで、それをかけたいと思います。ハリケーン・スミスで、「OH BABY」

♪ハリケーン・スミス「OH BABY」


 

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