伊東友香(Yuka Itoh) |
伊東友香(いとう ゆか)
詩人、歌手 1976年11月30日 生まれ 幼年時代より文章や、音楽に非常に興味を持っていたそうである。ともかく、詩や文章を書いていると落ち着くという根っからの文章家である。2000年3月に私(程塚)が、WEB上で彼女の詩を読み、非常に感心し、コラボレーションを申し入れた。最初の作品が「まのぬけた月」。その作品が、カシオのコンテストに入賞したり、MP3のサイトで、評価を受けたりし、その後、30曲に近い共同作品が生まれている。 2001年10月には、1st Album「Angel Breath」を発表。程塚作品、福井誠氏の作品、それに、伊東友香自らのペンになる全11曲。個性的で、ユニークなアルバムとしての、評価を受けている。伊東作品の特徴は、やはり、その独特の「詩」世界にある。歌の世界というのは、半分は、詩であるはずであるが、それが、ないがしろにされている場面によく出くわす。伊東作品は、その「詩」世界への圧倒的なコダワリから成り立っている。それには、もちろん、あえて天才的と言う表現をとらせて頂く伊東友香的詩世界の素晴らしさに立脚したものである。その世界は、辛辣でありながら、幻想的で、非現実的でありながら、リアリティーを持つという多彩なもの。それを、多くの場合、非常に平易な言葉、簡素な言葉で、完璧に表現してしまう。特に、セクシュアルな表現を、聖的とも言える表現にまで、高められる才能は、希有と言っていいのではないかと思う。彼女自身のボーカルは、独特の声質、フレージングで、説得力は小さくない。インディーMP3サイトでは、常に上位を席巻しているのは、故なきことではないと思う。最近は、作曲にも進境を見せていて、新作「そよ風」は、非常に人気の高い作品になっている。著名なアーティストとの活動や、詩人としての仕事も増えつつあり、今後は、伊東友香的世界が、もっと世の中に膾炙していくのではないだろうか? (文責 程塚繁樹) Utatane(伊東友香の詩と音楽) |