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CD案内

ロ短調ミサ
ヨハネ受難曲
Homilius

Karl Richter

Munchener Bach-Chor
Munchener Bach-Orchester

ロ短調では古典的な位置にあるのでしょうね。録音は1962年ですから、もう半世紀近く前になります。

Youtubeで検索すると、この演奏が見つかります。

悠々としたテンポで、あえて言えばたいへんゆっくり。リヒターならではの格調高い演奏です。
このテンポで歌うのは大変ですが、音取りが済んだあと、音程を確認するにはちょうどいいかも知れません。

またDVDもあります。リヒターをDVDで見ると、たいていの方は信仰したくなるほどのファンになってしまうのでは。

John Eliot Gardiner

Monteverdi Choir
English Baroque Soloists

テンポが速いといわれていますが、ちなみに、トータルで106分26秒。

リヒターは123分ちょうどなので、その差は16分34秒。

やはりかなり速い。最初に練習したのがガーディナーで、さんざん苦労したことを覚えていますが、これは苦労しますね。

本番はともかく、練習用としては採用しないほうがいいと思います。

Rene Jacobs

Akademie Fur Alte-Musik Berlin

ロ短調ミサは、教会用というより、演奏会を意識して作曲されたと言われて、とかく壮大なイメージがありますが、これは、ミサとして意識された演奏だということに特徴があると思います。

透明感のある合唱と適度なテンポは、教会での演奏会を感じさせてくれます。

Frans Brüggen

Netherlands Chamber Choir
Orchestra of the 18th Century

無理のないテンポ、無理のない表現は素直にきくことができます。

自習用としてはこれがお気に入りです。

Michel Corboz

Ensemble Vocal & Instrumental Lausanne

テンポは速いけれども、軽快で美しい。透明感のあるオケと合唱の組み合わせは素晴らしい。

でも速い、ガーディナーよりも速い。
素人の合唱団では、とてもこんなテンポでは歌えませんね。

Helmuth Rilling

Bach-Collegium Stuttgart

 

Gustav Leonhardt

La Petite Bande

 

Helmut Müller-Brühl

Dresden Kammerchor
Kolner Kammerorchester

これも美しい演奏です。
そもそも、教会音楽というのは天から降ってくる感じの演奏でしょうから、コルボにしろミュラー=ブリュールにしろ、その点を意識しているのでしょう。

こんな演奏ができれば最高ですね。

Andrew Parrott

Taverner Consort

少人数編成(ソロ)による演奏。
ひとりひとりの演奏レベルは高いものがありますが、少人数という制約のため、演奏テンポに無理があると思います。