Weather Report
 Milesコンボの卒業生であるJoe ZawinulとWayne Shorterとが結成したFree Jazzのバンドです。一般的にはFusionに分類されることが多いですが、これは正しいとは思いません。彼らはJazzのバンドです。輝かしい歴史を持った素晴らしいバンドです。簡単に歴史を振り返ってみましょう。('98/6/17)参加ミュージシャンを追加

[News]

[Remaster]
PDLS(JP):All & 'Jaco Pastorius','Atlantis & Native Dancer/Wayne Shorter','Dialects/Joe Zawinul' ,'Havana Jam I & II'
Imported vs JP:Not checked
Weather Report -71- (US:94 JP:97-PDLS-,01-DSD-)
I sing the body electric -72- (US:94 JP:97-PDLS-)
Live in Tokyo -72- (JP:97-PDLS-)
Sweetnighter -73- (JP:97-PDLS-)
Misterious Traveller -74- (JP:97-PDLS-wt.Bonus 01:US DSD SACD)
Tale Spinnin' -75- (US:94 JP:97-PDLS- US:01-DSD-)
Black Market -76- (US:94 JP:97-PDLS-,01-DSD-,SACD)
Heavy Weather -77- (US:94 JP:97-PDLS-,96? Gold SBM, SACD)
Mr.Gone -78- (US:94 JP:97-PDLS-)
8:30 -79- (US:94{Omitt Scarlet Woman} JP:97-PDLS-,01-DSD-)
Havana 1&2 -79- (JP:97-PDLS-)
Night Passage -80- (US:94 JP:97-PDLS-)
Weather Report ('82) -82- (US:94 JP:97-PDLS-)
Procession -83- (US:94 JP:97-PDLS-)
Domino Theory -84- (US:94 JP:97-PDLS-)
Sportin' Life -85- (US:94 JP:97-PDLS-)
This is This -86- (US:94 JP:97-PDLS-)
 USでは、Colombiaから94年にRM盤がかなりの数発売されました。背中がえび茶色の背景に白文字のものなので、すぐに判ります。日本では、97年にPDLS仕様(初回紙ジャケ)のものが発売されました。彼らのアルバムの音は元が良いだけに、特にPDLS仕様のものはお勧めです。ただ、'Heavy Weather'のみ旧版ではLPと同じだったのですが、RM以降はほんの少しだけEditされているのが非常に残念です。このアルバムだけは旧版(US)を聴くことが多いです。
 01年にもPDLS仕様の紙ジャケ盤が発売されています。いったいどれを買えばよいのでしょう?リストを作ってみましたが、まだ不正確な可能性があります。

[Album]
Core Member:Wayne Shorter(ts,ss) Joe Zawinul (key)

1.Weather Report (1971) PDLS Remaster
Miroslav Vitous (b) Alphonse Mouzon(ds) Airto Moreiro (per)
 記念すべきでビューアルバムです。最初はM.Vitous(b)との三頭バンドとしてスタートしています。このアルバムを聴くと、彼らがFree Jazzのバンドであることが解ります。少々辛い作品ではありますが。ジャケットは良いですね。
 DSD Remasterの紙ジャケ盤を購入しました。かなりヒスノイズが多いですが、かなりクリアな印象です。一部変な付帯音がつくなどおかしなところもありますが、聴いていられるレベルにはあります。聴き返してみると、おもしろい曲もありますね。

2.I sing the body electric (1972) US CD
Miroslav Vitous (b) Eric Gravatt (ds) Dom Um Romao (per)
 路線は1.と同じです。B面は3.からの音源(Live)が使われています。個人的には1.よりはこれの方が好きです。
 US Remaster盤('94)を聴きましたが、音質は非常に良好です。この後の作品につながる路線も少し窺えるところがあります。

3.Live in Tokyo (1972) PDLS CD
Miroslav Vitous (b) Eric Gravatt (ds) Dom Um Romao (per)
 このアルバムは日本でのみ発売されました。国際版は2.のB面となります。同様の路線です。2枚組なのでかなり苦しいです。^^;)よくぞレコーディングしたなあと思います。当時の水準からすると、良い音質だと思います。ZawinulはVitousにele-bを弾くことを要請していたようですが、Vitousはそれにはあまり賛同していなかったようです。('98/11/29)これのBootlegを発見しました。海外では正規盤として発売されていないので、Bootlegが出るのですね。

4.Sweetnighter (1973) JP Paper Sleeve CD
Miroslav Vitous (b) Eric Gravatt (ds Trk2) Dom Um Romao (per)Andrew White (b & E.horn Trk 3) Herschel Dwellingham (ds) Muruga (per Trk 1,2,3)
US LP:PE32210 Matrix:P AL-32210-1F/P BL-32210-1C
 ここから路線が大きく変わりました。このアルバムはリズムの洪水のようなアルバムで、とにかくリズムが凄い。DsやPerは毎回のように変わっていますが、このアルバムはリズムを聴きましょう。USの'Nice Price'のシールが貼ってある安物ですが音質は非常に優秀です。CDならPDLS盤を買ってみてください。一般的にはあまり評価されていませんが、彼らの隠れた名盤です。

5.Misterious Traveller (1974) JP PDLS CD,SACD
Miroslav Vitous (b Trk2 & Bonus) Alphonso Johnson (b) Eric Gravatt (ds Trk2) Ishmael Wilburn (ds) Skip Hadden (ds) Dom Um Romao (per)
JP LP:SOPL-249 Matrix:SOPL-249A1 1A2/SOPL-249B1 1B3
 このアルバムからBassはAl Johnsonに交代します。この頃のインタビューでZawinulはVitousのことをぼろくそに言っています。何でそこまでという感じです。Vitousは好きなBassistなので残念でした。
 中期の作品の中では最高傑作といわれるほど評価の高いアルバムです。確かに素晴らしいアルバムです。Jacoが参加していないWRのアルバムならこれを一番に推します。彗星のジャケットも良いですね。PDLS盤のみBonusが1曲追加されています。Vitousの曲です。アルバムとの違和感もないです。お勧め。紙ジャケ盤の裏ジャケの曲目に間違いがあります。日本盤LPでは間違っていませんが、US盤には間違いがあったのでしょうか?
 USではMulti CHのSACDも発売されています。

6.Tale Spinnin' (1975 幻祭夜話) US Remaster(94&01)
Alphonso Johnson (b) Alyrio Lima (per) Ndugu (aka Leon Chancler ds)
 これも好きなアルバムです。かなりリズムが激しい印象です。Jaco在籍時にLiveで演奏された曲も収録されています。US Remasterでは、ナローレンジな印象で、高域が強調されています。音質的には、4.5.が遙かに優秀です。
 Al JohnsonはCrusadersで来日したときに、ソロで「桜」を演奏したといういまいちあか抜けない印象が強いです。音質面にも無頓着なようで、あまり良い音を出しているとは思えません。彼のBassは変わっていて、12フレットより下はフレット付でそれより上はフレットレスになっています。ソロの時はフレットレスで演奏できるようにしているそうです。

7.Black Market (1976) US CD,JP Paper Sleeve,SACD
Alphonso Johnson (b) Jaco Pastorius (b Trk 2 & 6), Chester Thompson (ds) Alejandro Neciosup Acuna (congas & per) Narada Michael Walden (ds) Don Elias (congas & per)
 いよいよJacoが登場します。2曲だけの参加ですが、その存在感は圧倒的です。タイトル曲が有名ですが、それ以外にも名曲揃いです。音質も良い方だと思います。SACDも発売されました。これは日本でのみの発売です。Multi CHのシールが貼ってあったのですが、実際には2chのみです。CDとのHybridでもありません。音質はさほど良いとは感じませんでした。

8.Heavy Weather (1977) CD & JP Gold CD,SACD
Jaco Pastorius (b, stl ds & Mandocello) Alex Acuna (ds & congas) Manola Badrena (congas & per)
US LP:PC34418 Matrix:PAL-34418-1B/PBL-34418-1A
 言わずと知れたWR最大のヒット作です。1曲目の'Birdland'はシングルカットされました。それ以外の曲も名曲揃いで、今でもよく聴くアルバムです。Remaster以降のものは少しEditされているのであまり好きになれません。
Jaco Pastoriusはいきなり、Co-Producerになっています。SACDも発売されました。USでは、Half Speed Cutting盤も発売されたようです。
 オリジナルでは、Remark You Madeの最後でJacoがBassの音を右手で止めるところまで入っていますが、Remaster盤以降では途中で切れてしまっています。これはSACDでも同じでした。また、全体的に位相を操作して立体感を出そうとしています。Keyboardの音が頭の中で鳴ったりします。これはどのメディアでも共通しています。

9.Mr.Gone (1978) JP CD
Jaco Pastorius (b, ds) Tony Williams, Steve Gadd, Peter Erskine (ds), Manola Badrena (solo vo. Trk 1), Deneice Williams, Maurice White (vo. Trk 8)
US LP: PC35358 Matrix: PAL-35358-1G/PBL-35358-1K
JP LP: 25AP1060 Matrix: 25AP-1060A1 1A/25AP-1060B1 1A3 (Master Sound)

 発売当時はがっかりしたアルバムです。彼らの独特の作曲方法(即興演奏をテープに録音し、その中から良い部分を抜き出したり、発展させたりして完成させていく。その対象はLive演奏も含まれている)を最も如実に示したアルバムです。改めて聴き返すと、なかなかよい作品です。River Peopleがシングルカットされました。通向きのアルバムでしょう。発売の直前まで、'River People'というタイトルでありました。また、LPは76cm/sマスターによるMaster Sound仕様(JPのみ?)でありました。

10.8:30 (1979) JP LP & PDLS CD,US Remaster CD
Jaco Pastorius (ds, b) Erich Zawinul (per) Peter Erskine (ds & per) Robert Thomas Jr. (per)
JP LP:40AP1640 Matrix:40AP-1640A1 1A12/40AP-1640B1 1A15/40AP-1641A1 1A16/40AP-1641B1 1E1
 これもライブの名盤と言われています。ライブのベストテイクを集めたと言うだけあってどの演奏も神懸かり的な演奏です。Bootlegと聴き比べてみるとその差は明らかです。LPのD面がスタジオ録音になっています。日本以外ではCD化が遅れました。また、US CDは'Scarlet Woman'を省略して1CDにしています。

++.Havana 1&2 (1979) JP PDLS
 日本でLPは発売されなかったのですが、WRは2曲参加しています。1のBlack Marketは8:30と同じ、2のTeen Townは別Takeですが、8:30には及びません。日本ではPDLS仕様で初めてCD化されました。海外では未CD化だと思います。

11.Night Passage (1980) US CD
Jaco Pastorius (b) Peter Erskine (ds & per) Robert Thomas Jr.(per)
JP LP:30AP1956 Matrix:30AP-1956A1 1A5/30AP-1956B1 1A3 (Master Sound)
 評価の高い作品ですが、この後の来日公演は入りがいまいちでした。前年の大阪公演の音源が使われていると書かれていますが、曲目が違うのではないかと思います。昔はよく聴きました。LPではMaster Soundでも発売されています。CDはエンファシスがかかっていました。Remasterではどうなったかは不明です。

12.Weather Report ('82) (1982) JP CD & MS LP
Jaco Pastorius (b) Peter Erskine (ds & per) Robert Thomas Jr.(per)
JP LP:30AP2291 Matrix:30AP-2291A2 1A6/30AP-2291B2 1A6 (Master Sound)
 これを最後にJacoは脱退してしまいます。同時にPeter ErskineとRobby ThomasJr.も脱退します。Jacoが大人しい演奏をしていて、アンサンブルで聴かせるアルバムになっています。Jacoの脱退のニュースは、FMをかけたまま微睡んでいるときにFMから流れてきました。非常にショックでした。デジタル録音なのですが、エンファシスがかかっています。
 Master SoundシリーズのLPの音はかなり凄いです。特にバスドラのリアリティに驚きます。このLPはDigital Masteringとなっており、CD(通常盤)はDigital Recordingとなっていますが、録音はDigitalなのでしょう。しかし、録音時期(1981年の録音のはず)を考えると、CD対応(fs=44.1KHz)であったのかfs=50KHzであったのかは不明です。エンファシスがかかっているのも気になります。エンファシスはA/Dの前にかけなければ意味がありませんから。

13.Procession (1983) JP LP,Master Sound LP
Omar Hakim (ds,g,vo.) Victor Bailey (b) Jose Rossy (per) Manhattan Transfer (Vo. Trk 4)
JP LP:30AP2553 Matrix:30AP-2553A1 1A4/30AP-2553B2 (Master Sound)
JP LP:25AP2505 Matrix:25AP-2505A1 1A2/25AP-2505B1 1A1

 DsにOmar Hakim、BassにVictor Baileyを迎えた再出発のアルバムです。Jacoらが抜けてどうなることかと思ったのですが、いらぬ心配だったと当時は思ったものです。とにかくOmar Hakimのドラムには圧倒されます。残念ながら生で彼の演奏は観たことがないのですが、何とか観たいものですね。David BowieのLet's Danceで叩いているドラムとは根本的に異なります。Manhattan Transferがゲストで参加しています。Playboy Jazz Fes.では共演が実現し、'Birdland'を演奏しました。Master Sound LPが存在します。

14.Domino Theory (1984) JP CD
Omar Hakim (ds) Victor Bailey (b) Jose Rossy (per) Carl Anderson (vo.)
 このメンバーでの作品ではこれが一番評価が高いでしょう。まあまあ好きなアルバムです。この頃、ライブでは昔の曲は演奏しないと宣言(Zawinul)しかし世論の反発にあって、昔の曲はメドレーにして演奏することで決着。

15.Sportin' Life (1985) JP LP
Omar Hakim (ds) Victor Bailey (b) Mino Cinelu (per) Bobby McFerrin, Carl Anderson, Dee Dee Bellson, Alfie Silas (vo.)
JP LP:28AP3027 Matrix:28AP-3027A1 1A1/28AP-3027B1 1A1
 この頃まで来るとさすがにFusionと言われても反発できなくなります。音楽的には苦しいなという印象です。決して内容が悪いということではないのですが。音質はなかなかです。

16.This is This (1986) PDLS CD
Omar Hakim (ds Trk6) Peter Erskine (ds) Victor Bailey (b) Mino Cinelu (per) Carlos Santana (g) Marva Barnes, Colleen Coil, D. Siedah Garrett, Daryl Phinnessee (vo.)
 これがWR名義の最後のアルバムです。Wayne Shorterは1曲だけの参加です。ZawinulのソロをWR名義で出したという方が正しいでしょう。Santanaがギターで参加しています。Fusionと割り切って聴けばそれなりです。ちょっと残念な最後でありました。これまでの全てのメンバーの似顔絵が描かれていますがあまり似ていません。

17.Live And Unreleased (10/1/02) US CD
Disc:1 Freezing Fire/Plaza Real/Fast City/Portrait Of Tracy/Elegant People/Cucumber Slumber L/Teen Town/Man In The Green Shirt
Disc:2 Black Market/Where The Moon Goes/River People/Two Lines/Cigano/In A Silent Way-Waterfall/Night Passage/Port Of Entry/Rumba Mama/Directions - Dr. Honoris Causa
 Al Johnson以降のLiveからの名演を収録したLive録音集2CDです。まず、音が良いのに驚きました。聞き比べるとさすがにAl時代の録音はそれなりですが、それでも臨場感には驚きます。当然、Jaco在籍時の録音が中心です。この頃の録音は結構たくさん持っていますので、どの頃の録音かはだいたい判ります。(ライナーに録音日のデータはありますが)あとは、Omar Hakimのバスドラはキック力が強いのかかなり腹に応えます。8:30収録曲と一部重なりますが、演奏内容はかなり異なるので、その違いを聞き比べるのも楽しいでしょう。録音・演奏共に優秀な作品です。超お勧め。

18. The German Concerts (2011) JP DVD
 海外ではバラで発売されているBootのような3作品が日本では1Packで発売されました。これ以外に1971年のLiveもあるのですが、それは収録されていません。CD版とDVD版が存在します。DVD版を購入しました。音声はLPCM 48K/16bitなのでDVD版をお勧めします。CD版に添付のDVDでは堪能できないでしょう。詳細は次の通りです。Titleはばら売りのものです。
Live in Berlin 1975
 Al JohnsonがBassの最後の方のLiveです。40分ほどなので、抜粋されていますね。動くAlを観たのはこれが初めてです。演奏はいまいちしっくりいっていない様子です。この後すぐにBassはJacoに、Drumsは、このときPerのAlex Acunaが代わります。
Live in Offenbach 1978 9/29/78
Jaco在籍時で、2時間10分と全盛時のWRのConcertの全貌がわかります。カメラが入っているので、無難にまとめようとしていますが、十分すばらしい演奏が繰り広げられています。Jacoはそんなことお構いなしですが。超お勧めです。輸入版でこれだけ買うのもありだと思いますが、ちょっと高めの価格設定でした。
Live in Cologne 1983 5/13/83
 最後期のメンバーによるものです。こちらも全ての演奏が収録されています。演奏は良いと思います。詳細は後ほど。

[Video]

0.Live in Montreaux Aug.1976 (1976.8.7) VHSJaco Pastorius
 Jacoが加入した直後の演奏です。ベストの演奏まではいっていません。それでも白熱の演奏が聴けます。Song List

1.Playboy Jazz Fes. Vol.2 (1984) Beta
 WRはVolcano for Hireと例のメドレー、そして、マントラとの共演で'Birdland'を演奏しています。安定した演奏です。マントラとの共演は貴重でしょう。これは、中古のLDを買ったのですが、B面(WRはA面)がノイズだらけの絵でとても観ていられる代物ではありませんでした。WRの部分だけ録画して、お店に持っていくと返品できました。^^;)

2.Japan Domino Theory (1984) LD
 正規盤というとこれしか見あたりません。1曲目のDb WaltzでOmarの驚異的なドラムが堪能できます。最後はおなじみの曲のメドレーで終わります。この間に、Off Stageの映像が挿入されています。61分と時間が短いです。完全映像が望まれますね。

[Bootleg]

?1.The concert 73 (1973) 未聴
 収録曲からすると、1975以降になるのだそうです。

?2.Solarization's (1974) 未聴
 詳細不明です。

3.Roxy 5/30/76 (1976) US? CD
 Jaco加入の直後のライブです。まだしっくりはきていない感じです。\4K近くする売値でした。

4.Italian Weather (7/16/76) CDR
 MontreuxでのLiveの直後ですから、演奏曲なども似通っています。Audience録音ですが音質は良い方でしょう。Montreuxの出来ほどではありません。

?5.Live in Montreaux 7/8/1976 (1976) VHS,CDR
 Videoの同じタイトルからの音源ではないかと思います。BootのVideoではVersion違いも存在します。

6.Live Weather (1978/1975?) 2CD
 前半は日本でのFM放送の録音、後半はBottomlineでのライブです。

disc1
1.Scarlet Woman
2.Teen Town
3.A Remark You Made
4.Black Market
5.Gibraltar

disc2
1.Shorter & Zawinul Duo (Sophisticated Lady)
2.Birdland
---以上、FMより 以下、Bottomline(1975?)
3.Freezing Fire
4.Improv. -Cucumber Slumber-
5.Badia
6.Cucumber Slumber
7.Man in the Green Shirt

7.Weather Report (1976-8?) VHS(40min)
 3種類の映像から構成されています。画質・音質とも悲惨です。
・最初は、Motreux Jazz Fes.の映像。Videoの0.ですが収録日は違います。
 冒頭に日付のようなテロップが流れますが、英語ではないので意味が解りませんでした。Live映像の前後に番組タイトルが流れます。そのBGMは'Black Market'です。冒頭の曲は'Birdland'の原型と思われます。例のフレーズをZawinulが続けて弾いています。ここでのJacoのSoloは圧巻です。続く二曲も非常にテンションの高い演奏が聴けます。
・Midnight Special-昔TVで放送されたのと同じで観たことがある映像です。絶好調の演奏です。演奏曲とそのアレンジから、'Heavy Weather'発売直後ではないかと思います。
・TVのテーマ音楽が入っています。映像はそのタイトルを流していますが、音楽はWRです。タイトルは'Plaza Real'。Song List

8.Boston Live Passage (1980/1/25) CDR
 Jaco在籍時の後期の音源になります。これ以前の演奏と比べると少し物足りなさを感じます。勿論、十分なQualityの演奏ではあるのですが。ジャケット写真の裏にはケムール人(?)がいます。^^)Song List

 調査してみると、いろいろと音源があるようなので、まとめてみます。
[秘蔵品]

1.Live in Japan (7/2&6/28/78) Cas
 Live Weatherの元の音源です。これは凄い演奏です。2週連続で放送され、アンコールであと2曲ほどOn Air されました。Live Weatherにはアンコールの曲(Elegant People)は収録されていません。持っている者にとっては宝です。録音は、7/2の中野サンプラザが中心で、'Black Market'のみ6/28の新宿厚生年金ホールです。Songlist

2.Live in Japan (7/1983 Live Under The Sky) Cas
 これもエアチェックしたものです。新しいメンバーでのライブで、90分テープの両面に録音されています。既に、昔の曲はメドレーで演奏されています。当日は生放送で中継されました。Songlist

3.Live in Japan (9/1984) CDR
 これはホールでのコンサートのオンエア音源です。Videoのものとは違う日の演奏のようです。曲目は同じですが演奏が異なります。メンバー紹介が、Vocoderを使った無機質な声で行われますが、それがまるでKraftwerkのようなので笑えます。Songlist

4.Live at Hammersmith Odeon (10/11/78) CDR
 135分にも及ぶComplete音源です。元はBootlegの様です。残念ながら一部途中で切れている音源があり、JacoのSoloもその犠牲になっています。(Completeとちゃうぞ!)Mr.Goneからの曲が多いです。Songlist

5.Live at Greek Theatre (5/26/79) CDR
 こちらの音源は、8:30の曲順と非常に似通っています。当然8:30の演奏には及びませんが、それでもかなりのテンションです。Birdlandはかなり長いです。曲毎に音が途切れてはいますが、全部で90分ですから、演奏は全て入っているのかな?ドラムのSoloがカットされている?録音はAudienceでMONOのような音です。演奏は比較的クリアに録音されていると思います。Songlist

6.Live at Hammersmith Odeon (10/12/78) CDR
 上記の前述の演奏とは異なります。一日違いでどれほど演奏が違うのかというのを知るのも面白いですね。演奏自体は前日の方が良いように思います。JacoのSoloもいまいちです。この時期にこれほど良くない演奏があるとは。Songlist

7.Rockpalast (9/78) VHS
 比較的よく名前を聞くBoot Videoです。ドイツでの演奏で、やっと手にすることが出来ました。画質はかなり悲惨ですが、演奏は素晴らしい。後半に音声にもノイズが乗るのが残念です。Songlist

8.Live at Ann Arber (4/?/76) 2CDR
 Jacoが参加した最初のステージであると言われています。JacoのSolo Albumの曲が多めに演奏されています。音質もノイズが盛大ですが、質は良い方でしょう。Songlist

9.Live at Kristianstad, Sweden (7/?/76) CDR
 Monteruxの後のLiveかなという印象です。構成は非常に似通っています。演奏の質はMontreuxの方が高いですね。Songlist

10.Live in Atlanta (1977) 2CDR
内容からすると、'76年のLiveの構成に近いので、77年といっても最初の方ではないかと推測できます。音は良くありません。Songlist

11.Live at Rainbow Theatre (10/10/77) CDR
 この音源は、珍しくSoloが中心の構成になっています。そういう意味ではちょっと辛いと感じる人もいるでしょう。音は良くありません。Songlist

12.Live in Philadelphia (11/10/78) 2CDR
8:30の構成に近いです。音は良くありません。Songlist

13.Live at Veterans Auditorium (11/12/78) 2CDR
こちらも同様ですが、Continuumが演奏されたりと少しアクセント(?)がついています。音は良くありません。L-CH側が接触不良でノイズが出ています。Songlist
12.と13.は元になるカセットテープから再度起こしました。この方がはるかに自然で音楽性も損なわれずにCDR化できました。最初に受け取ったCDRでは、音が悪いからという勝手な理由で、いったんMDに落とし、しかも、音楽性を損なうイコライジング(本人は耳には絶対の自信を持っているそうな。しかも手動の適応型だそうな)等の余計な処理には本当に迷惑します。

14.Live at Phoenix (11/28/78) 2CDR
 コンサートの後半部分のみの収録のようです。JacoのSoloは入っているので許しましょう。Songlist

15.Live at Hammersmith Odeon (7/7/79) 2CDR
 ここでは既に8:30のStudio-Sideに収録されている曲も演奏されています。Songlist

16.Live in Detroit (11/?/79) CDR
 曲順は、カセットのA面とB面の順序が逆になってしまったようなは入り方になっています。作業者のミスでしょう。Songlist

17.Teen Town II (6/76?) CDR
 日付が6/76となっていますが、この日付は正しくないでしょう。BassはJacoではなくて、Al Johnsonです。演奏曲目も1976年のJaco参加後のものとは異なります。厳密には比較していませんが、'Live Weather'に収められているBottomlineの部分と同じではないかと思います。音質はこちらの方がはるかに優秀です。Songlist

18.Live in Miami (5/5/77) 2CDR
 ジャケット写真も一緒に送ってもらいました。音質はさほど良くありませんが、コンサートのほぼ全貌が収録されているのではないでしょうか。やはり8:30の構成に近い感じです。少なくとも、AtlantaのLiveはこれよりは前であることは間違いないでしょう。Songlist

19.Live at Orpheum Theatre (11/11/78) CDR
 これで11/10-12までの3日間の音源がそろったことになります。(^^)音質は他のものに比べるとかなり優秀(Remasterとか言っていました)です。マイクに直接何かがこすれる音が無ければ完璧なのですが。Abridged Editionとなっていて、オリジナルは90分ほどあるはずなのですが、これは66分程度しかありません。演奏はなかなかGoodです。Songlist

20.Live at Fox Theatre (2/24/80) CDR
 Jaco在籍時の後期になりますね。Setlistは'Night Passage'からの曲が中心になっています。悪い演奏という印象はありません。Songlist

21.Live at Hampshire -College Jazz Fes.- (7/18/82) 2CDR
 こちらはJaco脱退後のもので、Omar HakimとVictor Baileyのリズムで、Processionからの曲が中心です。リクエストしていなかったのに送られてきました。^^;)演奏はかなりがんばっているなあという印象です。やはり最後はメドレーで終わっています。

22.Live at Argentina (Summer/80) CDR
 Bootlegのようです。BUE Jazz FestivalでのLiveだそうです。8/16にはブラジルでLiveをやっているので、この頃の録音でしょう。Soloが中心に収められています。エアチェック音源のような気もしますが、ノイズは多めです。最後のJacoのSoloはTraderによって勝手に途中で切られてしまいました。:-<Songlist

23.Live in Santa Monica (5/25/77) 2CDR
 この頃の音源は既にいくつか持っており、構成は似通っています。Audience録音ですが、音質は良い方です。Songlist

24.Live in Copenhagen (8/28/77) 2CDR
 ノイズが非常に多いですが、これはダビングの繰り返しによるもののようで、オリジナルのソースはかなり良い音ではないかと思います。多分Completeではないかと思います。Songlist

25.Beogradski dzez festival 80' (10/31/80) VHS
 Pro Shotの映像(多分TV放送)ですが、ダビングの繰り返しでかなり画質は劣化しています。どちらかというとCoolなステージです。

26.Live in Reading,PA (11/29/78) 2CDR
 まあまあの音質です。Mr.Goneからの曲が多めです。8:30のイメージに近いです。多分Completeではないかと思います。Songlist

27.Live in Boston (7/11/81) 2CDR
 これはなかなか良い音で録音されています。Audience録音ですがうまくやっています。日本公演の直後なので、日本公演の内容にかなり近いのではないかと思います。Volcano〜など当時の次作に収録された曲も演奏されています。大阪公演よりは遥かに良い演奏だと思います。Songlist

28.Live at Funkausstellung Berlin (03/09/71) 2CDR
 ドイツのFM放送のエアチェック音源のようです。音質は時代を考えると驚くほど優秀です。エアチェックというより放送用のテープをダビングしたのではないかと思うほどです。演奏はLive in Tokyoと同じ感じです。Bonus Trackもついています。Songlist

29.Live at Grand Rappids (11/30/77) CDR
 前半部分の録音という感じです。1曲分からない曲が入っています。8:30的な構成のLiveと思われます。音質はまあまあでしょう。Songlist

30.Live at Montreux (7/17/79) CDR
 このときの録音には正規に録音されFMで放送された音源が存在しますが、これはAudience録音でした。ノイズもかなり盛大に入っています。コンサートの中盤が抜粋され、最後も途中で終わってしまっているのが残念です。それでもJacoのかなり長いSoloは全部聴くことができます。Songlist

31.Live at Playboy Jazz Festival (6/21/81) CDR
 Audience録音です。音質はまあまあでしょう。雰囲気的には全曲収録されているように思います。来日公演に近いので、Setlistもかなり近いと思います。Night Passageからの曲が中心で、当時は発売前のWeather Reportからの曲も何曲か演奏されています。Jaco以外の各自のSoloは短縮され、曲のイントロ的に演奏されています。Songlist

32.Live at Playboy Jazz Festival (6/17/79) CDR
 Audience録音です。音質はまあまあでしょう。Trackが3つだけ、Track間に音切れ&ノイズ、関係のない音源(Jaco関係なので許せますが)とEditingに問題があります。8:30のLiveの構成に近いものです。Festivalなので短縮版と考えればよいでしょう。演奏は非常に良好です。Songlist

33.Live at Philadelphia (4/24/76) CDR
 Jacoが参加するようになって間もない頃の音源です。Moutruex '76の演奏にかなり近い演奏です。JacoのSoloはPortrait of Tracyをモチーフ(ほぼそのまま)にしたもので比較的地味です。音質の方はいまいちで、かつ、Track at Onceが途中で介在しているのか、Track毎に音切れがあります。

34.Live at Hammersmith Odeon (11/13/80) 2CDR
 音質は優秀な方です。2CDRにほぼ満杯状態ですから、ほぼ完全収録と思います。一部、曲が途中から始まっているものがあります。演奏はかなり熱の入っているという印象です。

35.Live at Royal Oak Theatre (4/9/77) CDR
 音質はAudience録音ですが優秀な方です。Setlistは'76年のものから'77のものへの過渡的なものという印象です。演奏も良いと思います。Songlist