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20050306(日) OP戦B×E@スカイマークST詳報:藤崎4回完全!ヽ(゚▽゚*)ノ藤井正捕手へ!大島選手インタビュー川口2安打!涌井くん3回1失点最速149k/h!ノリ初打席で二塁打!ヽ(゚▽゚*)ノ清原2号!センバツ特集:神村学園

   ◆3月6日
オープン戦  オリックス楽天    【9回規定により引き分け】
3月7日0時57分現在

  ◇開始13時01分◇スカイマーク◇観衆5071

【楽天】



通算率
対戦率  1   2   3   4   5   6   7   8   9 
(中) 平石 .273 .500 三振 …… 投安 …… 遊失 …… 右安 ……   
(二) 大島 .429 .000 一ゴ …… 遊ゴ …… …… …… …… ……   
二遊 前田 .125 .000 …… …… …… …… 三併 …… 二ゴ ……   
(右) 礒部 .091 .000 三振 …… 投併 …… …… …… …… ……   
鷹野 .000 .000 …… …… …… …… 遊ゴ …… 投ゴ ……   
佐竹 .000 −− …… …… …… …… …… …… …… ……   
(三) ロペス .286 .000 …… 一邪 …… 左邪 …… 三ゴ …… ……   
星野 .400 .000 …… …… …… …… …… …… …… 二ゴ   
(一) デイモン .091 .500 …… 右飛 …… 右安 …… …… …… ……   
走一 山下 .273 .000 …… …… …… …… …… 遊ゴ …… 遊ゴ   
(指) 川口 .417 .500 …… 左安 …… 投ゴ …… 中安 …… 三振   
(左) 竜太郎 .300 .667 …… 右安 …… 死球 …… 左安 …… …… 投ゴ
(捕) 藤井 .375 .500 …… 四球 …… 中安 …… 三ゴ …… ……   
長坂 .000 .000 …… …… …… …… …… …… …… …… 一邪
(遊) 斉藤 .111 .000 …… 一邪 …… 左飛 …… …… …… ……   
高須 .375 .000 …… …… …… …… …… …… 遊ゴ …… 二ゴ
34 .240 .235 残塁8、併殺0
   1   2   3   4   5   6   7   8   9   計 
楽 天 0 0 0 1 0 0 0 0 0
オリックス 0 0 0 0 1 0 0 0 0
【オリックス】



通算率
対戦率  1   2   3   4   5   6   7   8   9 
(左) .444 .000 右飛 …… …… 投ゴ …… 三ゴ …… ……   
横山 .000 .000 …… …… …… …… …… …… …… …… 二飛
(遊) 後藤 .250 .000 左飛 …… …… 二ゴ …… …… …… ……   
早川 .333 .000 …… …… …… …… …… …… 投ゴ ……   
嶋村 .000 .000 …… …… …… …… …… …… …… …… 右飛
(二) 水口 .143 .000 中飛 …… …… 中飛 …… …… 遊ゴ ……   
三木 .000 .000 …… …… …… …… …… …… …… …… 三振
(三) ブランボー .500 .500 …… 右飛 …… …… 左本 …… …… ……   
三遊 阿部真 .417 .000 …… …… …… …… …… …… 遊ゴ ……   
(右) ガルシア .048 .000 …… 一ゴ …… …… 一ゴ …… …… 左飛   
吉川 −− −− …… …… …… …… …… …… …… ……   
(一) 相川 .375 .000 …… 遊ゴ …… …… 三直 …… …… 中飛   
(指右) 下山 .375 .000 …… …… 遊飛 …… 三ゴ …… …… 四球   
(捕) 日高 .286 .000 …… …… 三振 …… …… 投ゴ …… ……   
的山 .000 −− …… …… …… …… …… …… …… 四球   
(中) 坂口 .222 .000 …… …… 左飛 …… …… 二ゴ …… 三振   
28 .267 .036 残塁2、併殺2
 











通算
防御
対戦
防御
藤崎 (右) 12 42 0.00 0.00
小林 (右) 27 4.50 4.50
小池 (左) 0.00 0.00
マイエット (右) 29 2.25 0.00
ケビン (右) 18 55 2.25 2.25
菊地原 (左) 28 0.00 0.00
萩原 (右) 27 0.00 0.00
吉川 (右) 0.00 0.00
◇本塁打   ブランボー1号 (ソロ125m=小林)
◇失策  後藤(5回) ◇暴投  マイエット(8回) ◇時間  2時間13分 ◇審判  柿木園(球)飯塚、永見、佐藤(塁)

> ◇スカイマーク◇観衆5071

…(*゚▽゚)…
オープン戦とはいえ、オリックスとイーグルス(元々オリ近)の初顔合わせですよ!?
日曜日ですよ!
太陽燦々おはようさんですよ!!!
なぜ5071人!?(つД`)ノ@神よ〜!な〜ぜですかぁ〜!



> 楽天・藤崎が4回パーフェク投!ローテ入りに猛アピール 藤崎
>  (オープン戦、オリックス1−1楽天、6日、スカイマーク)両軍ベンチの目が、マウンドの背番号60にくぎ付けとなった。捨てられた男の意地。楽天・藤崎=写真=が4回をパーフェクトに封じ、前回登板した巨人戦と合わせ、無安打無失点を5回に伸ばした。
>
>  「上出来です。満点に近い。気持ちよく投げることができました」。プロ6年間でわずか1勝。昨オフ、オリックスとの合併に伴い、近鉄から戦力外通告。トライアウト(合同テスト)を受ける前に、楽天に拾われた。「僕は1度、ユニホームを脱いでいるので、怖いものはない。開き直りはあります」
>
>  その第一歩が、今キャンプで取り組んだ新球フォーク。「僕は縦の変化がなくて三振が取れない投手だった。幅が出たと思う」。遊び感覚で始めたものが“秘密兵器”になった。夫人と長女を背負って戦う、24歳。チームには前所属球団の構想から外れた選手が、14人もいる。藤崎の力投は、“雑草球団”にこれ以上ない好影響を及ぼす。
>
>  田尾監督は「他の選手の刺激になるでしょうね。チーム内の競争が高いレベルで出来ている。藤崎は(先発)6本柱の1人に入ってくるかもしれないよ」とニヤリ。
>
>  藤崎も「次(の登板)も、とにかくゲームを作りたい。僕自身はあとがないんで、活躍してアピールすることだけを考えます」とガッテンだ。
> (本間翼)

>
> 藤崎紘範(ふじさき・ひろのり)
>  昭和55年5月21日、宮崎県生まれ、24歳。宮崎一高3年時の夏の県大会決勝で、西武・赤田擁する日南学園に敗れ甲子園出場はならず。平成11年ドラフト5位で近鉄入団。今季から楽天。1メートル82、75キロ。右投げ右打ち。年俸560万円
>
>
★藤崎について一言 ◆ヤクルト・松田編成担当兼スコアラー 「去年と比べて腕の位置が上がり、ずいぶんと角度がついた。両サイドと前後に小さく動く球で、打者を揺さぶっていた。もう少し暖かくなったら、スピードも出てくると思う」
>
>  
◆西武・根本スコアラー 「もう少し球速があり、押してくるようなイメージがあった。今までとは、その辺を変えて勝負していくのかなという印象ですね」
>
>
★オリックス・楽天のナインが“再会”
>  球界再編のあおりで離れ離れとなった両軍ナインが久しぶりに“再会”した。初顔合わせは引き分けだったが、礒部は「元気な姿を見せられてよかった。昔の仲間がいて楽しかった」。ただ戦力的には最下位争いも予想される両軍だけに、選手たちを眺めていた仰木監督の「“おまえんとこがケツ(最下位)ちゃうんか”とかお互い言いよる」のセリフもジョークにならない?
>
>
★GM同士がトップ会談
>  マーティ・キーナートGMがオリックス・中村勝広GMと試合前に初めて顔を合わせ、トップ会談を行った。なごやかな雰囲気の中、球場内でともにランチ。再編の流れで選手が分配されたチーム同士「これから、お互いに盛り上げていきましょう。新しいチームとして頑張りましょう」と誓い合った。球界活性化のために、情報交換もしていく方針。
>
>
■東北の零年
>  ン? 鳴り物がないはずの楽天攻撃中に応援のマーチが聞こえる。実はこれ、右翼スタンドにいるオリックス応援団が吹いたもの。
>  オリックス、近鉄の元応援団が“合併”してできた新生オリックス応援団。「どっちのチームにもなじみの選手はいるし、自然と応援しようということになりました」(団長)と打者一巡するまで、昨年の応援歌で大合唱。安打を放った打者にはチームにかかわらず拍手が送られ、和やかな雰囲気で試合が進んだ。
>
>  しかし、「もちろんオープン戦限定です」(同)とキッパリ。真剣勝負が始まれば、ペナントを争うライバルです。




<オリックス・楽天>4回をパーフェクトに抑えた楽天先発の藤崎

<オリックス・楽天>4回をパーフェクトに抑えた楽天先発の藤崎

> 捨てられた男・藤崎が意地の4回完全
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>  【楽天1―1オリックス】1度は捨てられた男が見せた“古巣”への意地だった。4回を投げ、打者12人を完ぺきに封じ込んだ。楽天・藤崎が笑う。
>
>  「キャンプから(ボールを)低めに集めることを意識していたので結果が出てよかった。90点以上、満点に近い。1度ユニホームを脱いでいるので怖いものはありません」
>
>  1奪三振、4つの内野ゴロ、そして7飛球。そんな藤崎の成長の証は3回だ。1死後、打席には日高。カウント2―0から3球目に選んだのはフォーク。キャンプ中、独自に編み出した121キロで空振り三振に取った。直球の最速は135キロ止まり。しかし全42球中、わずか3球投げただけの落ちる球の効果は絶大だった。ヤクルトの松田編成担当は「同じ腕の振りから細かい変化でうまくシンを外している」と分析した。
>
>  プロ入り1年目から1軍入りしたが6年間で挙げた勝ち星は1勝。昨年には近鉄から戦力外通告を受けた。50年ぶりの新規参入球団が選手生命を永らえさせたのだ。楽天には前所属球団から戦力外通告を受けた選手が計14人いる。最後のチャンスを逃すわけにはいかないのだ。
>
>  紅白戦、オープン戦を含めて通算11回を投げて2失点の藤崎に田尾監督は「結果も内容もよかった。先発は6本柱と考えてるけど、どこかに食い込んでくるかもしれない」と開幕ローテーション入りを示唆した。西武・松坂と同じ80年生まれ。生き残りに懸ける「松坂世代」の1人がチームに活力と刺激を与えている。
>
>  ≪ブランボー1号≫オリックスの新外国人ブランボーが待望のオープン戦1号。小林の速球を左翼席に運んだ。「もちろん、本塁打は気持ちいいけど、いまは球を強く叩くことだけ考えている」。ここまで16打数8安打と好調をキープ。昨季、韓国・現代で首位打者を獲得し、33本塁打をマークした実力を発揮しつつある。仰木監督も「長打力があるのは分かってたけど、きょうはそれを実証してくれたな」と満足そうだった。





楽天先発の藤崎は、オリックス打線を4回パーフェクトに抑える力投(カメラ・岩崎 龍一)

楽天先発の藤崎は、オリックス打線を4回パーフェクトに抑える力投(カメラ・岩崎 龍一)

> 藤崎、堂々オリックス斬り 近鉄を切られた男が4回パーフェクト
>  楽天は6日、“義兄弟”ともいえるオリックスとスカイマーク球場で初対決した。近鉄との合併過程でオリックスからプロテクトをされるどころか、戦力外通告を受け、拾われる形で楽天入りした藤崎紘範投手(24)が初先発し、4回をパーフェクトに抑える快投。オリックス・ナインを驚かせただけではなく、田尾安志監督(51)も「先発6本柱の1人に食い込める」と絶賛した。


  1 2 3 4 5 6 7 8 9
楽天 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
オリックス 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
(9回規定により引き分け)
[楽]藤崎、小林、小池、マイエット
[オ]ケビン、菊地原、萩原、吉川
[本]ブランボー1号(小林・5回)

>  投げる瞬間「ヨッシャ!」と叫び、藤崎は一球一球に気合を入れてオリックス打線と向き合った。丁寧にコントロールされたボールが、面白いように低めに決まる。強振する敵の打線に単打すら許さない。気が付けば、4回をパーフェクトに抑えていた。
>
>  ストレートの最速は135キロ。一場のスライダー並みだが、低めに集めて勝負した。キャンプで習得したばかりのフォークも駆使し、3回には日高を三振。「90点以上。満点に近いです」ヒーローは照れくさそうに振り返った。
>
>  田尾監督は「キャンプでは投手陣で一番安定していたが、思った以上の投球だ。先発6本柱に入ってほしい」と大絶賛。藤崎は先月27日の巨人戦でも、1イニングを3者凡退。オープン戦の“完全”記録を5イニングに伸ばした。
>
>  「昨年までは『結果を出さなきゃ』という変な緊張感があった。今年は一度ユニホームを脱いだ身。開き直って先発ローテを目指したい」と背番号60。昨年10月、近鉄から戦力外通告を受け、地獄を見たが、分配ドラフトを終えた11月に楽天から声がかかり、辛うじて現役続行の決まった男に、失うものは何もない。
>
>  昨年の合併騒動がらみの「義兄弟対決」に、オリックス・ファンは温かかった。右翼席のオリックス応援団は、大島ら元オリックス勢はもちろん、礒部など元近鉄選手が打席に入ったときも、当時の応援歌を演奏し、大声援。藤崎も「元近鉄選手には投げにくかったが、打ち取れて良かった」と、特別な試合で自信をつかんだ。
>
>  近鉄をクビになった際も支えてくれた磨希夫人(28)から前夜、電話とメールで「頑張ってね」と励まされた。登板後、すぐに報告したかったが「携帯が圏外でした」(藤崎)とお預け。それでも、先発6本柱の圏内にはガッチリ食い込んだ。(竹内 竜也)

>
> ◆藤崎 紘範(ふじさき・ひろのり)
>  ▽生まれ 1980年5月21日、宮崎・延岡市。
>
>  ▽ボディー 181センチ、80キロ。右投右打。血液型B。
>
>  ▽球歴 宮崎一高から98年ドラフト5位で近鉄入団。通算23試合1勝2敗、防御率5・72。昨年、近鉄から戦力外通告を受けたが、楽天・田尾監督の目に留まり、12月に入団。
>
>  ▽家族 02年12月に結婚。磨希夫人(28)と長女・しおりちゃん(1つ)。
>
>  ▽投手最低年俸 今季年俸は20万円ダウンの560万円で投手陣最低(推定)。
>
>  ▽魔球・藤崎ボール開発 球速はMAX135キロ止まりだが、直球のほとんどは打者の手元で微妙に変化するツーシーム。縫い目にまったく指をかけない独特の握りのため、制球は難しいものの通常のツーシームより鋭く変化する。

>
> ◆悔しさ隠す 仰木監督
>  痛み分けに終わった統合球団と新球団の初対決。「(周りの)予想は4強2弱やろ。だが、この両方の選手の出場で、勝ったとか負けたとか言われたらかなわん。決着がつかなくて良かった」と仰木監督は悔しさを押し殺した。ヒットは1本。楽天にあわやノーヒットの危機に、胸中は穏やかではなかった。
>
>  試合前から主力メンバーを隠すことを決めていた。前夜、村松、谷、北川らの欠場を伝えていた。「ある意味で若い子のラストチャンス」と2軍から横山、三木を招集。初対決はガチンコ勝負を避け、若手のテストの舞台に変えていた。
>
>  「(公式戦の)4月8日に決着をつければええ。向こうの名前は何や? ゴールデン・イーグルス? 食えるんか? 虫を食うとるんか?」と敵意をむき出しにした指揮官。シーズンでの初勝負へ“先制口撃”を開始した。(寺下 亨)




楽天・藤崎が好投を見せる=スカイマーク

楽天・藤崎が好投を見せる=スカイマーク

> 藤崎 因縁対決で意地見せた
>  がけっぷちの男が、チャンスをつかもうと懸命だ。楽天・藤崎が4回を1人の走者も許さずに投げ切った。「一度はユニホームを脱いだ身。怖いものはありませんよ」と言い切る。
>
>  プロ6年間で1勝しか挙げられず、昨秋に近鉄から戦力外通告を受けた。楽天が誕生しなければ、引退は間違いなかった。そんな男が、急きょ登板した2月27日の巨人戦と合わせて5回を完ぺきに抑えて、田尾監督に「先発の6本のどこかに入るかも」と言わせるほどになった。
>
>  「三振が取れないので、何かを変えないといけない」と、キャンプで習得したフォークボールを決め球にし、この日は三回に日高から三振を奪った。直球の最速は135キロだったが、今までのスライダーとの組み立てに新しい味が加わり「収穫だった」と手応えをつかんだ。
>
>  楽天には、前所属球団の戦力構想から外れた選手が藤崎を含めて14人もいる。「僕自身、後がないですから」(藤崎)という「がけっぷちパワー」が、楽天の力の源になっている。
>
>  藤崎に続けとばかり、2番手の小林宏、小池、マイエットという1軍当落線上の計4投手が、オリックス打線をブランボーの1本塁打のみに抑えた。13年目のベテラン小池は「もう敵チームですから、意識はしないようにした。結果が出てよかった」と“因縁対決”をクールに振り返っていた。





サンケイスポーツ東北版
円熟の28歳!猛アピール

円熟の28歳!猛アピール

> 楽天・藤井が先制打&1点守る好リード!正妻頂きだ! 楽天・藤井
>  (オープン戦、オリックス1−1楽天、6日、スカイマーク) 右翼スタンドの新生・オリックス応援団が、最初の打席に限定して奏でてくれた近鉄時代のテーマソング。“友情応援”の心地よさが、第2打席に入った藤井にいい影響をもたらした。
>
>  「自分の曲が聞こえ、うれしかったですね。チャンスだったので1球目からいきました。(前打者の)竜太郎が死球だったので、内角はないと思って打ちました」
>
>  2月26日の巨人戦(大分)で記念すべき楽天1号アーチを放って以来の打点は四回二死一、二塁の場面で刻まれた。
>
>  先発・ケビンの初球を狙い、先制の中前タイムリー。終わってみればこれがチーム唯一の打点だった。オープン戦5試合目にして初の引き分け試合を藤井が演出。負けないことの大切さを知る1戦に貢献した。
>
>  球界再編の流れで、古巣の近鉄とオリックスが合併。一方では楽天が誕生した。“シャッフル”された両チーム同士の初対決は、親しみと若干の戦いにくさがあった。
>
>  いままでに体感したことがない複雑な空間。そんな中で藤井が実力を発揮した。バットと同様にマスクをかぶっても魅せ、先発した24歳の藤崎からは4回パーフェクトの投球を引き出した。
>
>  「藤崎は本当によかったですよ。ストライクがとれない投手ではないので、100球を投げるのなら8割は、“これでもか”というぐらいに低めへ投げさせることを徹底しました」
>
>  それはまさに蓄積してきた経験を注入する藤井のリード。山下ヘッドコーチも「勝負強い。1点を死守したわけだからね」と絶賛。さらに「毎年けがをしているから、体と気持ちのバランスをうまく保つことが今年の最大のテーマでしょう」と続けた。そして田尾監督も「投手が試合を壊すことがないというのが収穫だった」とバッテリーを褒めた。
>
>  円熟期を迎えた28歳。楽天の要(かなめ)として、頼もしい限りの“ファイター”だ。
> (山下千穂)
>
>  〔写真:楽天・藤井は四回二死一、二塁から中前タイムリー。この日チーム唯一の打点を挙げた(撮影・南厚子)〕

>
> ★藤井 彰人(ふじい あきひと)
> --------------------------------------------------------------------------------
>  1976(昭和51)年6月18日、大阪府生まれの28歳。近大付高では2年夏に甲子園出場。近大時代は2度MVPに輝き、98年には日本代表としてインターコンチ杯、世界選手権に出場。99(平成11)年ドラフト2位で近鉄に入団し、今季から楽天でプレー。既婚。年俸3150万円。背番号31。1メートル70、75キロ、右投げ右打ち。

>
> ★頼もしいルーキー・平石、快振2安打
>  D7巡目・平石(トヨタ自動車)が『1番・中堅』でプロ初スタメンのフル出場。4打数2安打に相手失策を誘発して、3打席の出塁に成功した。「いま自分は生き残りをかけてますので、とにかく結果を残したかったんです」と新人野手で唯1人一軍に帯同する意地を見せた。「1番打者で試したかった。まあまあだった」と田尾監督も満足の笑みだった。

>
> ★助っ人・デイモン初安打
>  バットが湿り続けていた助っ人・デイモンに、オープン戦12打席目でようやく初安打が生まれた。四回一死、オリックス先発・ケビンの真っすぐを詰まりながらも右前に運んだ。「結果が出ず、いろいろ考えてしまっていたので、正直ホッとしたよ」と、明るさが戻った。打線の中核として期待する田尾監督も「ちょっと消極的になっていたが、これで大丈夫だろう」とひと安心だった。

>
> ★宮崎残留組もキャンプ打ち上げ
>  宮崎県日向市のチーム残留部隊(現状二軍扱い組)がこの日午前、キャンプを打ち上げた。7日に空路上京して、同日中に埼玉へ移動。翌8日から始まる教育リーグに備える。35歳のベテラン右腕・高村は「なるべく早く一軍に合流したいと思っています」と温暖な地で独自調整を続けてきた結果を披露する心意気だ。




> 【大島公一の名調子】神戸へ“里帰り”に戸惑いも…
>  (昨季まで9年間、オリックスに在籍した大島公一内野手は試合前、関係者へのあいさつで大忙しの巻)
>
>  −−思えば半年前までこの球場でプレーしていたんですね
>
>  「ウン。やっぱりちょっと不思議な感じがするね。ビジターだからベンチが三塁側だし、視界が全然ちがう。あっ、球場の名前も変わったんだね(ヤフーBB→スカイマーク)」
>
>  −−やはり戸惑いも…
>
>  「あるある。ビジターロッカーの使い勝手が全然わからなくって、思わずキョロキョロしちゃったよ…」
>
>  −−古巣との対戦は意識しますか
>
>  「いまは必死だから、恥ずかしながら自分自身に全くそんな余裕はありません…」
>
>  −−本拠地(フルキャストスタジアム宮城)が工事中のため、今オープン戦はすべて遠征。疲れは大丈夫ですか
>
>  「それが今回の神戸遠征で、久々に(大阪の)自宅に帰ることができたの。試合に普通に家から来られるっていうのは気分的に違うよね」
>
>  −−マイカー出勤も可能です。
>
>  「とはいったものの、実は結構遠いから、チームバスで来たほうが全然楽チンだったりしてね…」
>
>  −−神戸への“里帰り”にファンの声援もすごいですね
>
>  「このカードに限らず、みなさまの期待にこたえられるように、しっかりと頑張りたいと思ってます」




6回2死、中前へヒットを打つ川口。2安打でレギュラー争いへ再び参入の構えだ

6回2死、中前へヒットを打つ川口。2安打でレギュラー争いへ再び参入の構えだ

> 川口、技あり2安打 初スタメンで「結果」
>  それぞれが“古巣”への思いを胸に戦った楽天VSオリックスの初対決は、1―1のドローに終わった。楽天打線で気を吐いたのは、6番・DHでオープン戦初スタメンの川口憲史外野手(28)=前近鉄=。昨年までチームメートだったケビン(近鉄時代の登録名はバーン)からの左前打を含む2安打を放ち、出遅れ気味だったレギュラー争いに、あらためて名乗りを上げた。
>
> さびていなかった「いてまえ」の看板 定位置争い負けん
>  一時は“いてまえ打線”の主軸を担った男のバットは、まださびついていなかった。オープン戦5試合目で、ようやく先発出場のチャンスを手にした川口は、さっそく結果を出した。2回2死からの第1打席、ケビンの140キロを鋭いライナーで左前へ。6回の第3打席では、苦手としている左腕の菊地原から中前打。どちらも外角寄りの難しい球をはじき返す技ありの2本だ。
>
>  「2本ともたまたまヒットになっただけ」初スタメンでの2安打にも、表情は変わらない。優勝した2001年には3割1分6厘、21本塁打と大活躍した和製大砲も、昨年は2割1厘、3本塁打とどん底を味わった。まだ老け込む年齢ではない。復活を期して臨んだ新天地でのキャンプ。田尾監督も「打者としての素質は礒部以上。でも本人は、自分がそれほどの選手だと気づいていないみたい。淡泊なところがなくなれば」と期待を寄せていたが、一度狂った打撃フォームはなかなか元に戻らない。本職の左翼ではベテラン関川に後れをとり、オープン戦では一塁に回されることもあった。
>
>  練習では指揮官や駒田打撃コーチとともに、タイミングの取り方から見直す地道な日々が続いている。「いまはスイングを崩さないことだけを考えてます」持ち前の飛距離はまだアピールできていないが、ようやく明るい兆しが見えてきた。
>
>  第1打席では、旧近鉄ファンも多いオリックス応援席から、昨年までのテーマ曲が流れてきた。関西のファンに元気な姿を見せた元いてまえ戦士。好調が続く関川や、DH候補のデイモン、吉岡らとの定位置争いは、これからが本番だ。(星野和明)




> [田尾語録]6日
>  「きょうの藤崎のピッチングは、他のピッチャーにいい影響を与えるんじゃないかな。みんな彼をそれほど評価していなかっただろうしね。チーム内の競争が高いレベルになればいい」
>
>  「キャンプから、ブルペンでは一番安定したコントロールを見せていた。これから相手の主力級が出てきたときにどうかなとは思うけど、現時点で言うことはないですね」(4回パーフェクト投球の7年目右腕を絶賛)
>
>  「コントロールがまだまだ不安。打者のタイミングが合いやすいのかな。1点もやれない場面で、外野にポンポン持っていかれてる」(抑え候補のマイエットには厳しい注文)
>
>  「相手がどうこうという立場ではない。どことやってるという感覚ではなく、まずこちらのペースで戦うということ」(同一リーグのチームとのオープン戦は初めて)
>
>  「ピッチャーがゲームを壊すことがなかったのが収穫でしょう」(オープン戦5試合を振り返って)




> デイモン ひと安心
>  楽天のデイモンが来日初安打に笑顔を見せた。四回、ケビンの直球に詰まりながらも右前へ運んだ。26日の巨人戦から、二回の1打席目まで10打席連続無安打と、打撃不振は深刻だったが待望のヒットに「結果が出てよかった。これをきっかけに、もっと打っていきたいね」。




> 旧近鉄ユニホームのファンも集結
>  初の同門対決として注目を集めたオリックス対楽天戦には、5071人のファンがスタンドから声援を送った。特に右翼席にはオリックスファンはもちろん、旧近鉄のユニホームをまとったファンも集結。序盤の楽天の攻撃中には大島、礒部、川口らの“旧近鉄勢”の打席では、両翼席から応援歌が響くなど、新球団にもエールが送られた。神戸市の会社員・樋口通さん(45)は「不思議な感じはします。オリックスファンですけど、プロテクトから外れた選手も多いので、愛着しているところもある。楽天も頑張ってほしい」と話していた。
>




> 楽天vsオリックス、遺恨乗り越えた
> <オープン戦:オリックス1−1楽天>◇6日◇スカイ
>  「新球団」対「合併球団」の第1ラウンドは、ドローに終わった。楽天が、オリックスの本拠地神戸に乗り込んでの試合。初回から、微妙なムードが漂う。オリックスは昨季まで近鉄で登録名「バーン」だったケビンが先発。しかし大島が打席に入るとオリックス時代のテーマがトランペットで奏でられ、前近鉄選手会長・礒部が打席に立つと、右翼オリックス側から近鉄時代の礒部の応援テーマが響き渡った。
>
>  実は昨季までの近鉄、オリックスの応援団が協力。打者が一巡するまでは楽天を応援する企画で、試合前に歌詞カードを配布していた。旧球団のユニホームも応援旗も健在で、1回ごとに旧スタイルで応援が行われたのだ。
>
>  ファンの“配慮”に、楽天ナインはのびのびとプレーした。2安打の竜太郎は「うれしかった。公式戦でもお願いしたい」とこぼした。元チームメート同士だからこその“戦い”もあった。楽天前田が「阿部、髪が長いぞ〜」とオリックスベンチに向けて「口撃」。相手を知りすぎているから、ヤジの内容が笑いのツボを外さない。
>
>  田尾監督は因縁の対決にも「意識する余裕はなかった」と振り返った。ただ、打線はオリックスを上回る8安打を放ち、投手陣も1安打だけに封じ込み意地を見せた。
>
>  そして、オリックスの選手が近寄っては口にしたセリフもうれしかった。「ユニホームかっこいいな」。楽天は、分配ドラフトでプロテクトから漏れた選手と、残留を拒否した選手の集団だ。岩隈の移籍問題も重なり、オリックスに複雑な感情を抱くのは事実だが、ようやくそんなわだかまりを乗り越えて戦う日が訪れた。【柴田猛夫】
> [2005/3/7/07:40 紙面から]




> 同窓会ムードも吹っ飛んだ?1安打に仰木監督苦笑い
>  (オープン戦、オリックス1−1楽天、6日、スカイマーク)苦笑いを浮かべるしかなかった。試合後はベンチ前で異例の円陣も組まれた。わずか1安打。仰木監督は怒りをジョークでごまかした。
>
>  「日が照って暖かくなったけど、内容は寒々やったなぁ。まぁ引き分けやったし、決着は(公式戦で初対戦する)4月8日まで持ち越しというわけで、ええやないか」
>
>  近鉄勢が30人以上も所属する楽天との対戦に、試合前は同窓会のような空気が充満していた。しかし、回が進むにつれ笑顔は消える。オリックスのプロテクトから外れた前近鉄の先発・藤崎の前に打線が沈黙。4回をパーフェクトに抑えられた。五回にブランボーの1号ソロで追いついたが、終わってみれば安打はこの1本だけ。あとの走者は四球の2人という極寒打線だった。
>
>  「向こうは藤井が打ったのか。まぁ、仙台に行きたい、行きたいって言っていた選手やし、よかったんやないか」
>
>  四回に適時打を放った藤井も前近鉄。楽天とオリックスをパの2弱と自嘲気味に評した指揮官は「置いてけぼりにされんようにせんとなぁ」とポツリ。最後に出たコメントだけは偽らざる本音かもしれない。
> (臼杵 孝志)

>
> ★ブランボーが1号ソロ
>  新外国人のブランボーが絶好調だ。五回、小林の130キロ真っすぐを強振し、左中間スタンドにライナーで飛び込む1号ソロ。チーム唯一の安打と得点を刻んだ。「打った瞬間に入ると思った。今はボールを強く叩くことだけを考えているんだ」。これでOP戦は初戦から6試合連続安打で16打数8安打の打率5割。昨季、韓国プロ野球で首位打者を獲得した実力に偽りはなしだ。25日には家族も来日。「みんなの期待に応えられるようにホームランを打っていきたい」と話す頼もしい舶来砲が、ますますパワーアップする。
>
>  
◆初登板のオリックス・ケビンは4回を5安打1失点 「両サイドに投げ分けられたし、よかったと思う。1点は取られたが結果には満足だ」



> 松坂の次は涌井」伊東監督も絶賛2番手として登板し3回1失点の西武涌井
> <オープン戦:西武7−4阪神>◇6日◇倉敷
>  真っすぐを狙ったバットが、次々と空を切った。オープン戦2度目の登板となった西武涌井が、3イニングを投げて4奪三振。すべて直球で空振りに仕留めた。阪神鳥谷に1発を浴びたが、伸びのあるストレートだけで、先発ローテーション入りを確実にさせた。
>
>  4回から登板し、いきなり初球の149キロ直球を鳥谷に本塁打されたが、崩れるどころか「あれで開き直れました」。ストレートはコンスタントに140キロ台の後半をマーク。5回1死満塁のピンチでも、的場を高めの真っすぐで空振り三振。前打席で痛打された鳥谷も中飛に抑え無失点。荒木投手コーチも「打者が真っすぐを待っているところで、真っすぐで勝負していた。それでも振り遅れていたからね」と絶賛した。
>
>  次回登板は11日の横浜戦(西武ドーム)で、先発で4回以上を投げる予定。変化球とクイックモーションでの制球力が課題だが、「今の時点でも、ローテーションの2、3番手を争っているんじゃない」と伊東監督が語るように、オープン戦2度目の登板で、開幕1軍入りどころか、エース松坂に次ぐ先発候補争いに食い込むようになった。
>
>  周囲の評価は高いが、本人はまだ納得していない。「今日は落ち着いて投げれたけど、体が開いてシュート回転していました。変化球も前回よりよかったけど、まだ流れるような曲がり方でしたね。その辺を修正していきます」。高卒ルーキーの潜在能力は、まだまだ底を見せていない。【小島信行】
>
> [2005/3/7/08:30 紙面から]
>
> 写真=2番手として登板し3回1失点の西武涌井




<阪神・西武>3回を1失点に抑えた涌井は、松坂に似たポーズ

<阪神・西武>3回を1失点に抑えた涌井は、松坂に似たポーズ

> 涌井プロ初被弾も3回2安打の好投
> --------------------------------------------------------------------------------
>  18歳右腕の評価がまた上がった。西武1巡目ルーキーの涌井(横浜)が阪神戦でオープン戦2度目の登板。プロ初被弾の洗礼を受けたものの3回2安打1失点と力投。“プロ初勝利”が転がり込んだ。
>
>  【西武7―4阪神】「前回より落ち着いて投げられたけど、体が開いてシュート回転してしまった。次への課題です」。冷静に投球を振り返る西武・涌井の姿はとても高卒ルーキーとは思えない。
>
>  4回の登板直後、初球の149キロを鳥谷に左翼席まで運ばれたが動じない。「あれで開き直りました」と後続3人をぴしゃり。5回は2死満塁から再び鳥谷。カウント2―2からまたも直球勝負を挑んで中飛に打ち取ったが、本人は「本当は見逃しで三振に取りたかったけど」と悔しがる強心臓ぶりだ。4奪三振の決め球はすべて直球で空振りを奪った。荒木投手コーチが「ストレートを待っているバッターにストレートで勝負できる」と評価すれば、伊東監督も「課題はあるけどボールそのものは大丈夫。十分いけるでしょ」と開幕からの先発ローテーション入りを示唆した。
>
>  4日には高校の大先輩、松坂に連れられて神戸市内へ食事に出かけた。高卒1年目でローテーションに入った99年時の調整法を聞くなど心の準備は着々と進めている。次回は11日の横浜戦(インボイス)でいよいよプロ初先発。「次も頑張ります」。にやりと笑った涌井が6年前の松坂と同じ道を歩み始めた。
>
>  ≪鳥谷が1号≫阪神・鳥谷が待望のオープン戦第1号を放った。西武・涌井の149キロ速球を、プロ2年目で初めて左方向へ運んだ。「来た球を打つだけですから。(涌井は)意識してなかった。直球が速くて、いい球が来てました」。ルーキーを気遣いながら「逆方向へ打てたことはよかった」と満足そうだった。2年連続開幕スタメンに抜てきする岡田監督も「スイングが強くないと逆方向へホームランを打てない。(浜風のある)甲子園ではああいう打ち方をできんとね」と目を細めていた。




> 高卒ルーキー5年ぶりの快挙!西武・涌井がOP戦初勝利
>  (オープン戦、阪神4−7西武、6日、倉敷)D1巡目新人・涌井(横浜高)が、オープン戦2度目の登板。四回から2番手として登場したが、いきなり149キロの初球を鳥谷に被弾。それでも動揺することなくその後はピシャリ。3回2安打4三振1失点で初勝利を挙げた。「本塁打の後は開き直れました。前回よりも落ち着いて投げられました」。首脳陣の評価は高く、次回は11日の横浜戦(インボイスドーム)で初先発する。

>
> ■データBOX
> --------------------------------------------------------------------------------
>  西武・涌井がオープン戦初勝利(1勝1S)。高卒ルーキーでは平成12年の広島・河内貴哉(1勝0敗)以来5年ぶり、チームでは同11年の松坂大輔(2勝3敗)以来6年ぶりとなる。
>  また、新人投手でオープン戦1勝1Sは、平成以降では昨年のダイエー・竹岡まで16人いるが、高卒となると涌井が初めて。




五回、涌井は浅井の強烈な打球に鋭く反応=倉敷

五回、涌井は浅井の強烈な打球に鋭く反応=倉敷

> 涌井 松坂以来の開幕ローテ入り
>  西武・涌井の先発ローテ入りが当確となった。鳥谷に被弾しプロ初失点こそ喫したが、最速149キロの直球でグイグイ押して3回をその1点のみ。「打たれて開き直った。甲子園みたいで楽しかった」と振り返った若き右腕を、荒木投手コーチは「指が折れるところ(5番手以内)に残ってる」と断言した。
>
>  高卒ルーキーのローテ入りは、西武では松坂以来の快挙。それを“後押し”するシーンがあった。四回、片岡から148キロの直球で三振。片岡は松坂のデビュー戦での先頭打者。「松坂とダブる?そうやね、同じ横浜高だし」。大先輩が通った、まさに同じ道をたどっているのだ。
>
>  11日の横浜戦(インボイス)での先発が決定。これがローテ入りへの最終テストとなる。「変化球が課題だけど、ボールそのものは大丈夫」と伊東監督。快挙は手の届くところにある。




四回裏、鳥谷(右)は西武・涌井の初球をレフトスタンドへ叩き込む=倉敷

四回裏、鳥谷(右)は西武・涌井の初球をレフトスタンドへ叩き込む=倉敷

デイリ〜:
> 鳥谷 バース級左翼弾
>  阪神・鳥谷敬内野手(23)が西武戦(倉敷)でオープン戦1号を放った。涌井の149キロ直球を左翼席中段へ弾丸ライナーで運んだ衝撃アーチ。だが、その後の3度の好機では、ヒットが打てずじまい。果たして、今年の鳥谷は本物なのか。猛虎の遊撃手列伝において鳥谷の大先輩でもある本紙評論家・藤田平氏が、鳥谷の全打席をチェック。左方向への一発を絶賛しつつも、さらに大きく飛躍するための課題も指摘した。
>
>  左翼スタンド中段ではねた白球にスタンドがどよめいた。四回、鳥谷のオープン戦1号だ。代わったばかりの西武2番手・涌井の初球。真ん中寄り高め149キロのストレートをまるで右打者が放ったような放物線で放り込んだ。自身初の左への一発にも「たまたまです。来た球を打っただけ。(逆方向の)意識はなかった」と淡々と振り返った。
>
>  両翼99・6メートルの倉敷マスカットスタジアム。右打者でも中段まで運ぶのは至難の業。この“驚弾”を打てる秘密が鳥谷のボディーにはあった。はしを持つのも左というもともとは左利き。最後の押し込みが逆方向への力強い打球を生んだ。逆方向への一発は今季に明るい未来を予感させる。本拠地甲子園は右から左へ吹く浜風が有名。岡田監督も「甲子園やったら十分や」と太鼓判を押す当たりだ。かつての主砲、掛布やバースのように浜風に乗せた左翼への一発があれば、これほど頼もしいものはない。
>
>  九回一死二、三塁では中犠飛でこの試合3打点目。「逆に打てたこと自体良かったし、そのほかの打席でもしっかりとらえていましたから」と珍しく収穫を話した背番号1。この男の進化は止まらない。


(!゚Д゚)



トーチュウ:

オープン戦で初ホームランを放つ鳥谷

> 2年生・鳥谷149キロ流し弾 好機では凡退
>  ルーキーという肩書が消えたばかりの阪神・鳥谷敬内野手(23)が、高卒新人に痛烈な“プロの洗礼”を浴びせた。4回の先頭打者。西武の涌井が投じた初球だった。外寄り高めの真っすぐは149キロ。これを左翼ポール際へ運んだ。
>
>  「球は速かった。いい球が来てましたよ」。好投手の器と感じながら、鳥谷は1年のキャリアを示したのだ。「逆方向に打てたことが良かった」と進化のほどに手応えもつかんだ。
>
>  昨年の3本塁打はすべて右方向。今春キャンプでは内角球の克服に取り組んできた。その過程でプロでは初めて左方向へ本塁打。岡田監督は「スイングが力強くないと、反対方向にホームランは打てんよ」と絶賛。
>
>  ただ、涌井に強烈パンチをお見舞いした一方で気になる傾向も露呈。3打点を記録したものの、2度の満塁機でタイムリーは打てなかった。今オープン戦、得点圏では14打数1安打。チャンスに弱く、手放しでは喜べないのだ。 (吉川学)


ドラゴンズ以外の選手に対するトーチュウの書き方って、なんかトゲがありますよね…(-.ー)ぼそっ



> 西武交流戦対策に「9番・帆足」
>  西武は先発の帆足が3回を無安打無失点で順調な仕上がりをアピールした。1四球を与えたものの、3三振を奪い、阪神打線を圧倒。攻撃陣も15安打7得点の猛攻を見せた。阪神は2番手・福原が6失点。打線も8残塁と拙攻が目立ち、2連敗を喫した。


  1 2 3 4 5 6 7 8 9
西武 1 0 0 0 2 4 0 0 0 7
阪神 0 0 0 1 0 0 2 0 1 4
[勝]涌井 2試合1勝1S
[敗]福原 1試合1敗
[本]鳥谷1号(涌井・4回)、中島1号2ラン(福原・5回)
   柴田1号2ラン(福原・6回)

打席に立った西武先発の帆足は三振に倒れる

打席に立った西武先発の帆足は三振に倒れる

>  2回、打席に立った帆足には、阪神・太陽のボールが恐ろしく速く見えた。見逃し、空振り、見逃し。手も足も出ない3球三振。それでも球速は136、133、140キロと、自らが投げる球と何ら変わらない。三井高を卒業後、実に7年ぶりの実戦の打席に「打てませんでした。めちゃくちゃ速い」。投げる方では3回無安打と開幕ローテへ向け盤石だったが、マウンドと打席の体感速度の違いには、驚くしかなかった。
>
>  西武がパ・リーグの他球団に先駆けて、指名打者(DH)が採用されないセ球団主催の交流戦対策を実施した。結果は帆足が3球三振、ルーキー・涌井も二ゴロ、一ゴロ。やはりDHを採用するパの弱みが出た形だ。それでも、荒木投手コーチは「バントをする場面ではなかったが、帆足も速いと驚いていたし、涌井も2打席立った。とにかく本物の投手の球を見ることが大事だよ」と一定の成果を口にした。
>
>  5月6日から40日間に及ぶ交流戦がペナントの流れを左右する、とにらむ伊東監督。大事な局面での投手のバント一つが、試合の行方、1勝につながるケースがある。帆足は「高校の時は当てるのは得意だったはずなんですけど…。とにかく、バントは死ぬ気でやります」と宣言。自分の打席が、そのまま自らの勝利につながることもあるからだ。
>
>  「セ・リーグとのオープン戦では、今後もこういう形をとっていく」と指揮官は言う。今後も打席数が多くなる先発投手を中心に、9番打者としてスタメン起用する方針だ。荒木コーチも「できるだけ練習させる」と必要性を強調。伊東西武が、連続日本一への“死角”にいち早く対応して、どん欲に勝利を目指していく。(広瀬 雄一郎)

>
> ◆涌井3回1失点4K開幕ローテ射程
>  黄金ルーキーの名に恥じぬ輝きを、マウンドでも見せていた。“プロ初勝利”を手に入れた涌井には、代わりはなに被弾した影響は見当たらない。「前回より落ち着いて投げられたけど、体が開いてシュート回転してましたね」冷静に自己分析する18歳が、開幕ローテの座を引き寄せた。
>
>  2度目のオープン戦は、4回からの3イニングを被安打2の1失点、4奪三振。先頭・鳥谷に初球の149キロを左翼席に運ばれプロ初被弾を経験したが、動揺もなく次の桜井のバットを根本からへし折り、二ゴロ。片岡も149キロの速球で空振り三振に仕留めるなど、尻上がりに調子を上げた。
>
>  荒木投手コーチは「いきなり打たれて崩れない。直球を狙われても直球で勝負できる。ローテ入り? もう“指が折れるところ”まで入ってる」と、先発候補として5本の指に入ったことを認めた。ネット裏のヤクルト・福島スコアラーも「ルーキーの時の松坂よりいい」と対策に頭を悩ませていた。
>
>  11日の横浜戦(インボイス西武)での初先発も決まった。残す課題は変化球のコントロール。「変化球でカウントが取れれば十分いける」と伊東監督。涌井も「クイックで投げ急いでしまうところを気をつけたい」と気を引き締めた。横浜高の先輩・松坂と肩を並べる高卒ルーキーの開幕ローテ入りまで、あと半歩の距離にいる。

>
> ◆鳥谷進化左へ1号
>  プロの先輩としての意地が打球に乗り移った。鳥谷は4回、涌井の代わりはなの149キロの初球を、ひと振りで仕留めた。「来た球を振ろうと思っていた」弾丸ライナーが左翼席中段で大きく跳ねる。8打席ぶりのヒットは、驚異の一発だった。
>
>  「スイングが力強くないと反対方向に打てへん。波はあるけど、徐々に上げていけばいい」今年初めて2番に起用した岡田監督も驚くオープン戦1号は、プロ入り後初めてとなる逆方向への本塁打だった。
>
>  2月下旬から、疲労性の腰痛に悩んだ。思うように体が動かない。オープン戦3試合で15打数3安打。打率2割、1打点。万全にはほど遠い状態での一発だった。9回にも中犠飛で打点を稼いだ。「逆方向に打てたことはいいこと。その後の打席もしっかり捕らえられた」昨年、同じ3月6日、対オリックス戦(ヤフーBB=現スカイマーク)でオープン戦1号を放った鳥谷は、確実に進化している。





サンケイスポーツMLB
ノリ打った!

ノリ打った!

> 中村が会心デビュー!初ゲーム初打席、初ヒット! 中村
>  【ポートセントルーシー(米フロリダ州)5日(日本時間6日)=田代学、米田昌浩通信員】ドジャースとマイナー契約した中村紀洋内野手(31)=前近鉄=が会心デビューを飾った。メッツとのオープン戦に7番・三塁の先発で初出場。二回の初打席で左越えのエンタイトル二塁打を放った。3度の守備機会も無難にこなし、メジャー昇格をアピール。初の日本人内野手対決となったメ軍・松井稼頭央内野手(29)にも祝福された。〔写真:バットをポーン。ノリ中村の得意技が米国でも炸裂=撮影・米田昌浩〕
>
> ◇
>
>  快音とともにバットをポーンと宙を放り投げる、得意のポーズが出た。二回二死一塁でオープン戦初打席を迎えた中村が、ワンバウンドで左翼フェンスを越えるエンタイトル二塁打。二塁ベースに立つと早速、メ軍・松井稼が声をかけてきた。
>
>  「何試合目ですか」
>
>  「初打席や」
>
>  「ナイスバッティングです」
>
>  「(バットの)ちょっと先や」
>
>  出遅れを挽回する一打に、短い会話も弾んだ。ビザ発給の遅れでキャンプインに間に合わず、全体練習にも参加できなかった。メジャー昇格をアピールしなければならないマイナー契約の立場では、大きなハンデ。オープン戦デビューは4試合目になってしまった。が、7番・三塁で先発起用されたチャンスを逃さなかった。
>
>  4年連続2ケタ勝利を誇る、メ軍先発のスティーブ・トラクセル投手(34)の高めに浮いたボール気味のカーブを、迷わずフルスイング。自分のスタイルを貫いて結果を出した。
>
>  「力が抜けたというかホッとしました。ヒットが出る出ないでは、大きな違いですから。去年はリハビリを兼ねて来ていたので50%の状態でしたが、今年は勝負。仕上げてきた結果が二塁打につながったと思います」
>
>  中村は、ド軍首脳陣が抱いていた悪いイメージも一掃した。リハビリを兼ねて参加した昨春のオープン戦では、凡打を繰り返し1安打に終わっていた。ひざを故障した影響から守備の動きも不安視されていたが、この日は痛烈な三ゴロを軽快にさばき、強風の中で飛球2つも処理した。
>
>  「きょうはとてもよかった。三塁での反応、グラブさばき、フットワークもスムーズだった。野球をよく知っている。これからもプレー時間を与えたい」とジム・トレーシー監督(49)。中村の獲得に反対だったといわれる指揮官にも、強烈な印象を与えた。メジャー昇格に向けて、いよいよ中村の本当の挑戦が始まる。
>
>  【ノリに聞く】
>
>  −−打った瞬間は
>
>  「ちょっと先だった。捕られるかと思ったけど、左翼手が中堅寄りに守っていた。“落ちろ”と思いながら走りました。恐れ多くて入るとは思ってませんよ。しんだったら、とは思いましたが」
>
>  −−緊張は
>
>  「ちょっと緊張はしたが、スタッフが気を使って声をかけてリラックスさせてくれた。スムーズにゲームに入れたし、守備でもエラーをせずアピールできた」
>
>  −−1試合終えて
>
>  「メジャーで頑張っている他の選手が出ていて焦りもあったが、1試合目としては上出来。早く同じ立場になれるようにチャレンジしたい」
>
>  −−第3打席の三振は
>
>  「球種を見ようと思って打席に入った。こういう球か、日本と違うと思いました」
>
>  −−今後の課題は
>
>  「もう少し数をこなしたい。メジャーの投手の球は動くというが、まだ見ていない。スイートスポットでどう持っていけるか研究したい。日本でやってきたことをぶつけたい」 

>
> ◆二塁打を打たれながら中村のスランプを予言したのはメ軍先発・トラクセル 「打たれたのは甘いカーブ。彼にとっては、いいスタートを切れてよかったんじゃないか。メジャーで通用するかどうかは分からないが、重心を前に置いてスイングするタイプなのかい? そうなら、いずれ苦しむ時期がくるだろう」
>
>
★稼頭央は無安打もノリを祝福 中村は松井稼に祝福された
>  ド軍の中村と日本人内野手初対決となった松井稼頭央内野手(29)は2打数無安打1四球で1得点。五回で交代するとサブグラウンドで二塁の守備練習を行った。中村とは仲がよく、試合前ばかりか、初打席で二塁打を放った直後にも談笑した。「ノリさんと久々に話ができて、いい時間を過ごせた。初めての試合で打つのはすごい。刺激にもなる」と自分のことのように喜んでいた。
>
> 〔写真:二塁に到達した中村は松井稼に祝福された=撮影・米田昌浩〕
>
>
★メッツ・ベルトラン“あいさつ代わり”の2ラン
>  7年1億1900万ドル(約124億9500万円)でメ軍に入団したカルロス・ベルトラン外野手(27)に移籍1号が出た。一回一死一塁でド軍先発のエドウィン・ジャクソン投手(21)から右翼にあいさつ代わりの特大2ラン。「ファンをガッカリさせたくない。きょうは打撃練習からいい感じだったので強振し過ぎないように注意した。これで楽になった? もともと重圧は感じていないさ」と大物ならではの雰囲気を漂わせていた。




> 『飛ばないボール』も飛ばしたる!清原がOP戦第2号 清原
>  (オープン戦、ソフトバンク2−4巨人、6日、ヤフードーム)ビビらせたる!! 六回二死走者なし。清原の一撃に敵地・ヤフードームが震えた。『飛ばないボール』はもはや、関係ない。左中間席に飛び込むオープン戦2号ソロ。125メートルの“震撼(しんかん)弾”だ。
>
>  「1本、2本打ったからといって、騒ぎなさんな…。もう何本、打っとると思うんや!」
>
>  公式戦500本塁打まで、あと8に迫る清原は不敵な笑みを浮かべた。
>
>  高橋由、小久保、ローズら長距離砲のホームラン性の打球が『飛ばないボール』の影響か、フェンス手前で失速。1人、ケタ違いのパワーを実証しても、こう言い放った。
>
>  「広い福岡(ヤフー)ドーム? 飛ばないボール? そのためにトレーニングしとるんや」
>
>  2−2の均衡を破る勝ち越し弾の前に、第1打席でも相手に計り知れないダメージを与えていた。清原を四球で歩かせた先発・和田は「打席に立たれると、1人のファンになってしまった…。雰囲気に飲まれ、その回に2点取られた」。肉体改造、スキンヘッド、ピアス…。威圧感を増したことが、相手投手に相当なストレスを与えているのは間違いない。
>
>  それだけではない。六回裏にベンチに下がった清原は、すぐに左翼ファウルゾーンへダッシュ。走り込みを開始すると、ローズを背中に、話題の“おんぶ走り”を披露。スタンドを「オウー」とどよめかせた。
>
>  “ゴリン(五厘)ジャー”の番長の活躍で、巨人は5連勝。先発した盟友・桑田も清原の復活を喜ぶ。「ぼくの中では4番は清原。4番・ファーストの(アナウンスの)響きがいい。安心感が違うね」とご指名だ。
>
>  次は開幕カードとなる広島戦(9日・高松、10日・松山)。札幌、福岡に続き、怖い打者になった清原が、四国を震撼させる。
> (伊吹政高)
>
> 〔写真:打球の飛んだ先を満足そうにながめながら、清原が堂々のダイヤモンド1周=撮影・江角和宏〕

>
> ★桑田が“雪辱”果たし完全復活に手応え 桑田
>  オープン戦初先発の桑田=写真=が1年ぶりの“雪辱”で、完全復活の手応えをつかんだ。制球の甘さから3回2失点に終わったが、二回、城島に対し、106キロの落差のあるカーブで空振りを奪った。キレのよさに対応できなかったズレータなどは、バットを放り投げたほど。桑田は「空振りとれた時は本当、うれしかったよ」。昨年3月7日のオープン戦のダイエー戦(福岡ドーム)で、城島にカーブを2本塁打され、ショックが尾を引いたようにシーズン3勝どまり。伝家の宝刀に輝きが戻り、開幕ローテーション復帰へ大きく前進した。

>
> ★自由獲得枠・三木が2回無失点
>  桑田からマウンドを譲り受けた自由枠ルーキーの三木(八戸大)が2回を1安打7人でピシャリ。「オープン戦とはいえ、勝ちにこだわることが大切」と三木。2日の練習中に自打球をあてて口を3針縫うアクシデントもものともせず好投した強心臓ルーキーに「新人ばなれしてるな」と堀内監督。今後はロングリリーフで起用する見込み。

>
> ★矢野がホームランでアピール
>  3年目の矢野が一発で猛アピール。途中出場した九回の打席で、外角直球をバットの先ながらもパワーで左翼席に運んだ。「ストライクだったら全部行くつもりでいました」。スタンドインした後、ベースを全力疾走で一周する姿に、今季にかける意気込みが表れていた。

>
> ■データBOX
> --------------------------------------------------------------------------------
>  巨人・三木がオープン戦2勝目。新人投手の2勝以上は、最近では昨年の新人王、ヤクルト・川島(2勝1敗)がいるが、巨人では平成12年の高橋尚成(2勝0敗)以来、5年ぶり。
>  チームは第1戦(楽天戦)の黒星スタートから5連勝。オープン戦では平成15年3月16日(阪神戦)から23日(ダイエー戦)にかけて6連勝して以来となる。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨人 0 2 0 0 0 1 0 0 1 4
ソフトバンク 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2
[勝]三木 2試合2勝 [S]河原 3試合1S
[敗]吉武 2試合1敗
[本]清原2号(吉武・6回)、矢野1号(三瀬・9回)

> 【江本孟紀】清原はすでに“すずろ”ができている
>  “すずろ”という古い言葉がある。「なんとなく心引かれるさま」という意味なんやけど、今年の打者陣にはこの“すずろ”が重要になるよ。
>
>  清原の本塁打は見事やったけど、一回の高橋由、二回の小久保(ともに中飛)、六回のローズ(右飛)の打球も飛ぶボールならスタンドイン、もしくはフェンス直撃していた。七回に阿部が泳ぎながらセンター後方に飛球を打ち上げたけど、昨年まではあんな打ち方で入った本塁打はなんぼでもあったからね。
>
>  低反発ボールでは上半身だけではホームランにならない。清原のように右足に体重が乗って、軸回転で打たないことには入らんちゅうことよ。
>
>  ただ頭では分かっていても長年培った感覚は簡単に消えんよね。「なぜ入らない?」と不思議に思い、「打ち方がおかしいんだ」と悩みフォームを崩す打者も出てくるはずや。だからこそ日々の打席で飛ばないボールに自然と心引かれる、つまり“すずろ”ができた打者が、結果的にシーズン終了時に数字を残していると思うんよ。
>
>  オープン戦6試合で2本の清原はすでにそれができているわけやけど、それよりオレは清原が毎試合、先発出場しているのに心配がある。清原が引き寄せられて困るのはケガ。「開幕してみたら4番は他の選手やった」では巨人ファンの心が離れていってしまうよ。
> (本紙専属評論家、桐蔭横浜大学客員教授)




> 【高校野球】鹿児島・神村学園、夢舞台で旋風おこすゾ みちのく勢のライバルたち(5)
>  神村学園(鹿児島)の長沢宏行監督(51)は開口一番にこう切り出した。
>
>  「あれは口だけだよ。確信はなかった。願望はあったけれども…」
>
>  大きな体を小さく縮めて笑顔を浮かべた。同監督のいう“あれ”とは昨夏の鹿児島県大会前のことだ。一昨年4月創部の元女子校。1、2年生部員だけにもかかわらず、優勝候補として注目を集めた。
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>  「いまはまだまだ…。でもね、秋には大暴れするチームになる。甲子園に出るよ」
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>  夏の地方大会後には、関東や東海地方に積極的に足を運び、全国の強豪チームと試合を行った。
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>  エース右腕・野上亮磨投手(新3年)、主砲・天王寺谷(てんのうじや)亮右翼手(新3年)を中心に個々の能力は高い。新興チームに足りなかったものは経験と自信。実戦を十分に積ませることで、急速に力をつけた。秋季県大会を制し、九州大会では堂々のベスト4進出。同監督の“予言”は的中した。
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>  夙川学院(兵庫)でインターハイ5連覇。アトランタ五輪では日本代表のヘッドコーチを務めるなど、同監督はソフトボール界における伝説の人物だ。創部わずか2年での甲子園出場も、何ら不思議ではない。「何とか2つは勝ちたいね」。同監督は控えめに語ったが、表情には余裕がある。昨春センバツ大会の済美(愛媛)と同様の旋風を巻き起こす可能性は高い。
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>  主将の大長秀行選手(新3年、控え捕手)は「目標は優勝。済美ができたのは大きなプラス材料。だって、自分たちにもできるということでしょう」と目を輝かせる。“カリスマ監督”に導かれたチームがどんな試合を見せてくれるのか。青森山田(青森)と並ぶ“隠れV候補”の一角だ。




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