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20050214(月) キャンプ13日目詳報:イーグルス初紅白戦特集:平石大暴れヽ(`Д´)ノ斉藤球団第一号矢野好投!


サンスポ
> 楽天・平石“オーナー賞”ゲット!初の紅白戦で大暴れ 平石洋介
>  初、初、初だ! 楽天の沖縄・久米島キャンプで13日、初めて紅白戦が行われ、新人の平石洋介外野手(24)=写真=が初の“オーナー賞”をゲットした。走ってチーム初盗塁、打って適時二塁打を含む3打数2安打の活躍で、観戦した三木谷浩史オーナー(39)がただひとり名前を挙げて絶賛。チーム初の“ヒーローインタビュー”まで受けたルーキーが、開幕スタメン候補に名乗りをあげた。
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> ◇
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>  あれは誰?。紅白戦で元気のいいルーキーが三木谷オーナーの心を奪った。「平石君がよかったねぇ」。帰る途中、口にした一言。この瞬間、チーム初の“オーナー賞”が決まった。MVPならぬMOP(モースト・オーナーが気に入った・プレーヤー)。平石だ。
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>  「オーナーにそう言っていただけるなんて、すごいうれしいです」
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>  紅白戦の白組「3番・中堅」で出場。2打席目の四回無死二塁、右翼フェンスに当たる適時二塁打。これが楽天球史に残る初盗塁だ。六回には左前打も放ち、ただ1人のマルチ(複数)安打。すかさず二盗も決めた。練習が終わると、即席の会見がセットされた。これもチーム初の“ヒーローインタビュー”。初モノ尽くしの一日だった。
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>  守っても強風の中、飛球2つ無難にさばいた。中堅の定位置争いは、飯田(元ヤクルト)、俊足の森谷(元近鉄)らがライバル。高橋守備走塁コーチは「足は森谷が速いけど、出塁率とかで実戦タイプなのは平石かな」と買う。田尾監督も「評価がちょっと上がりつつある」と目を細めた。
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>  「どんどん、失敗を恐れずやっていきたい」。3月26日の開幕・ロッテ戦。今度は“球団正史”に残る活躍で、本当のお立ち台を目指す。
> (結城正)

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> ■平石 洋介(ひらいし・ようすけ)
>  昭和55年4月23日、大分県生まれ、24歳。PL学園高から同大、トヨタ自動車を経て、平成17年ドラフト7巡目で楽天入団。高校時代は主将。3年夏の甲子園では松坂擁する横浜高と準々決勝で対戦。延長十七回の名勝負(PLの負け)を演じた。1メートル75、76キロ。左投げ左打ち。独身。契約金4000万円、今季年俸1000万円。背番号33。
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★斉藤が新球団初アーチ
>  新球団第1号は斉藤。紅組の6番・遊撃で先発出場し、二回の第1打席に朝井の直球を左翼席へ運んだ。「普通なら(スタンドまで)行かないですよ。風、風。入るなんて思わなかった」と、初得点、初打点もゲットして照れ笑い。「僕は本塁打なんて年間何本も打てませんから」。プロ11年で通算5発の男は、ひたすら低姿勢。


◆楽天紅白戦(13日、仲里)
紅 組 030 000−3
白 組 010 200−3
本=斉藤、中島(以上紅)、山下(白)

> ■東北の零年
>  本日もまた海老澤佐江子先生のご登場。今キャンプに帯同し、選手にヨガ式ストレッチを指導する先生は、解散したアイドルダンスグループ「ZOO」(ズー)のメンバー。この日はカツノリが、先生の待つ体育館に、ZOOのヒット曲「Choo Choo TRAIN」(チューチュートレイン)を歌いながら入ったのをきっかけに、なんと先生直々の振り付け教室が始まった。巻き起こる「おー、本物だよ」の声。楽しそうに踊る男たち。つかの間のダンスショーとなった。すっかり選手の心をとらえた海老澤先生。久米島だけで帰る予定だったが、15日からの宮崎・日向キャンプにも帯同してほしい、との声が上がっている。

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> ■この日のファンサービス
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>  球場のバックスクリーンは即席のネット製。紅白戦では“バックスクリーン裏”で観戦するファンも。球場の造りもファンサービス?


【ザ・デイ(13日)】
楽天
久米島・3500人
曇り、17度
初の紅白戦。6回で3捕逸と捕手陣が守乱。バッテリー間の呼吸に不安を残した



スポニチ
紅白戦の4回無死二塁、右越えに適時二塁打を放った平石

紅白戦の4回無死二塁、右越えに適時二塁打を放った平石

> 楽天ルーキー、平石株が急上昇
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>  楽天のドラフト7巡目ルーキー・平石洋介外野手(24=トヨタ自動車)の株が急上昇した。13日、楽天初の紅白戦に白組の3番・中堅で出場すると3打数2安打1打点1盗塁の活躍ぶり。同志社大の先輩・田尾安志監督(51)をうならせた。沖縄・仲里球場には今キャンプ最多の3500人が集結。島民の約3分の1の視線を一身に受けた。
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>  田尾監督の秘蔵っ子が、ベールを脱いだ。記念すべき“プロ初安打”は4回無死二塁から右翼フェンス直撃の適時二塁打。右横手投げ・徳元の内角に食い込んでくる直球をコンパクトなフォームで運んだ。「結果が出せたんでよかった。新人というプラスになる面を使って、こういう時期にアピールしていきたい」
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>  3―3で迎えた6回1死にも左前打。さらに4番・山下を迎えたところで、この試合唯一の盗塁となる二盗も決め、チーム方針の機動力野球を実践した。「カウント0―2になったから4番だし、変化球しかないと思った」。ノーサインのゲームながら冷静な読みが的中。広橋守備走塁コーチは「ああいう場面でカウントを考えて走るのはすごいセンスを感じるし、実戦的だ」と目を細めた。
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>  平石は昨年12月の同大OB主催による田尾監督の激励会に出席。尊敬する先輩と会話を交わすことはなかったが、帰り際に配られた紙袋の中に田尾監督の著書「絶対うまくなるバッティング」(日本文芸社)が入っていた。約200ページを2日で読破。02年の日本代表選考合宿で当時、全日本アマチュア野球連盟のアドバイザーだった指揮官から「腕でタイミングを取らずに、しっかりボディーに(力を)ためて打ってみな」という指導論が身に染み込んでいる。
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>  左投げ左打ち、身長は1メートル74の指揮官より1センチ低いだけ。シャープな打撃は“田尾2世”と期待されている。「(後輩だから)言いづらいよ」とかわしたが「コーチ陣はいいものを持ってるよ、と言ってくれている」と喜んだ指揮官。平石は言った。「打席の中では守っていてもしようがないのでどんどん攻めていく」。先輩譲りの強気の姿勢で開幕1軍入りを狙う。
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>  ≪平石メモ≫☆生まれ 1980年(昭55)4月23日、大分県生まれの24歳。
>
>  ☆経歴 大阪・成法中時代は巨人・桑田もプレーした八尾フレンズに所属。PL学園と同大では主将を務め、トヨタ自動車在籍時は昨年7月のハーレム国際大会出場。
>
>  ☆趣味 中学時代からギターを始め、楽譜があれば何でも弾ける。沖縄の民芸楽器「三線」にも挑戦中。
>
>  ☆記憶力 試合中には使用不可能のVTRには頼らず、イメージを大事にする。98年夏の甲子園準々決勝では横浜・松坂(西武)と対戦し、三塁コーチャーとして怪物の球種のクセを見抜いた。
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>  ☆バット 長さ33・5インチ(約85センチ)重さ910グラムの黒バット。昨年12月に福井県武生市のZETT工場に出向き、平石オリジナルを作製。




報知

ルーキー平石は2安打1盗塁の大活躍

ルーキー平石は2安打1盗塁の大活躍

> 楽天「初」実戦 初ヒーローは平石 久米島人口の3分の1が観戦!
>  半世紀ぶりの新規参入球団・楽天が13日、久米島・仲里野球場でチーム初の“実戦”となる紅白戦(6回戦制)を行った。始球式に登板後、試合を観戦した三木谷浩史オーナー(39)が真っ先にヒーローに指名したのは、チーム最多の2安打に唯一の盗塁を決めた7巡目ルーキー・平石洋介(24)=トヨタ自動車=だった。また、エース・岩隈久志投手(23)が宮崎・日向市にキャンプの舞台を移した22日の紅白戦登板を志願した。
>
>  楽天史上、初のヒーローインタビューは平石だ。テレビカメラ8台を中心にカメラマン、記者であふれる輪の中へ誘導され「え、うそでしょ。僕でいいんですか」と俳優・真田広之似のイケメンは照れた。
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>  人口9517人の3分の1を超える、最多の3500人の観衆が集まった仲里野球場で輝いた。「3番中堅」として白組スタメンで出場。第1打席こそ中飛に倒れたが、4回、徳元から右越え二塁打、6回には矢野から左前安打を決めて唯一のマルチ安打。6回の出塁時には楽天史上初の盗塁を成功させた。
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>  初めての紅白戦は朝井が初奪三振(1回表先頭)、高須が初安打(1回表左前)、斉藤が初本塁打(2回左中間)と球団の歴史を刻んだが、三木谷オーナーが唯一、実名を挙げてたたえたのが平石だった。「平石くんは良かったね。あれが広角打法だよ」うれしそうに言い残し、久米島を後にした。それを聞かされ、ルーキーは「すごくうれしい。昨日は悔しい思いをしたから」と喜んだ。
>
>  12日、久米島に入ったオーナーは「楽天市場」のキャンペーンで集まったファンからのバレンタインチョコを持参していた。イケメンの平石が代表で受け取るはずだったが、特打中で間に合わなかった。代役を務めた一場ら残りのルーキー5人が、オーナーから激励され、平石は悔しまぎれに一場のチョコを食べた。
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>  同大の先輩でキャンプ中、打撃投手を買って出てくれた田尾安志監督(51)は「実戦になれば彼の良さが出る。練習よりも個性が出た。年齢はちょっといっているけど、評価は上がりつつある」と話した。PL学園高時代は、あの松坂大輔擁する横浜と延長17回の死闘を演じた。遅れてきた“松坂世代”は「失敗を恐れず、遠慮だけはしたくない」と言う。楽天初のオープン戦(26日、対巨人)は生まれ故郷の大分が舞台。そこでも光り輝くことを誓った。(酒井 隆之)




仙台から送られたバレンタインチョコレートを手に笑顔を見せる岩隈

仙台から送られたバレンタインチョコレートを手に笑顔を見せる岩隈

> ◆岩隈、キャンプ最多101球投げた
>  盛り上がる紅白戦の陰で、エースが熱投した。岩隈は3回裏にブルペンに入り、今キャンプ最多、初の3ケタとなる101球を投げ込んだ。カーブ、スライダーと初めて変化球も披露。100球の時点で「いい球が来たら終わり」とブルペン捕手に告げ、直球一発OKで締めた。
>
>  「お客さんも入ったし、天気もよくなったし、気持ち的に盛り上がってきた。今から投げにいこうかな」と満員の球場をちらりと見て笑った。本人の構想では日向キャンプ2日目の17日にフリー打撃に登板し、22日の紅白戦で実戦に挑む予定。エースがいよいよ乗ってきた。
>
>  そんな中、三木谷オーナーが12日の打撃練習で折ったバットは岩隈のものだったことが判明した。実際は米田純球団代表(41)が110キロのマシンで試打したときに折れたようだが、オーナー、代表にバットを折られた投手も前代未聞。「弁償するから、って代表に謝っていただき恐縮しました」と笑い飛ばした。明るい雰囲気に包まれて、楽天のエースがいよいよ羽ばたく。




> 積極性足りない、初紅白戦に田尾監督不満
> <楽天紅白戦:白組3−3紅組>◇13日◇久米島
>  楽天田尾安志監督(51)は初めての実戦で、積極性の足りなさを課題に挙げた。「見送り三振5個は物足りない。チャンスの時に消極的になる。(4回に4番の)山下がランナー三塁で中途半端な打撃をした。外野フライでいい場面なのに」と、前の打席で本塁打を放っている山下にも容赦はなかった。
>
>  この試合はノーサインで行われた。選手が状況に応じて精神面を含め、どんな打撃をするか試す考えだった。吉岡、礒部らベテランと主力が欠場し紅組を中堅、白組を若手で構成したがプレー、気迫とも目立った野手は少なかった。若手投手陣が3四球と試合をつくっただけに、指揮官には物足りなく映った。3本塁打についても「風が強かったから。本当の本塁打は中島だけかな」と厳しかった。
>
>  それだけに平石の動きが目立つ形になったが、自身の同大の後輩とあって「評価してやりにくい。ほかのコーチに聞いてほしい」と苦笑した。
> [2005/2/14/08:19 紙面から]






サンケイスポーツ東北版
記念すべき“新球団第1号弾”は斉藤!

記念すべき“新球団第1号弾”は斉藤!


> 楽天、初ホーマーは斉藤!プロ12年目の渡り鳥内野手 楽天・斉藤
>  記念すべき“新球団第1号弾”は、通算5本塁打、プロ12年目の意外な男のバットから生まれた。楽天の斉藤秀光内野手(29)が13日、沖縄・久米島で行われている春季キャンプ初の紅白戦で、球団1号本塁打を左中間へと運んだ。ノーサインで行われたこの日、その後は送りバントや遊撃の守備で堅実なプレーを披露。大技、小技、個性をアピールした。〔写真:楽天1号となるソロホーマーを放った斉藤内野手。久米島のファンを堪能させた(撮影・戸加里真司)〕
>
> ◇
>
>  高々と上がった打球は、フォローの風に押されグングンと伸びた。楽天初の紅白戦。紅組6番・遊撃手で先発出場した斉藤が二回、白組先発・朝井の直球を捕らえ左中間席へ、“球団第1号”の本塁打を放った。
>
>  「普通なら(スタンドまで)行かないですよ。風、風。入るなんて思わなかった」
>
>  中堅後方に立てられた球団旗が、激しくなびくほどの強い追い風が吹いていたのは確か。それでも、集まった3500人のファンは大歓声をあげた。そりゃそうだ。新球団初本塁打であるとともに、約1300年の歴史を誇る久米島で、プロ野球選手が初めて描いたアーチだったのだから…。
>
>  記録ラッシュはこれだけではない。この瞬間、チーム初得点、初打点もマーク。「塁に出ることだけを考えていただけでした」と本人もビックリの一打。プロ11年で通算5本塁打の男が、大仕事をやってのけた。
>
>  しかし、むしろ“らしさ”が出たのが、六回の第三打席。無死一塁で打席に入ると初球を迷わず送りバント。「自主性に任せてサインはまったく出していない」(田尾監督)という中、状況を考えてのこの試合唯一の犠打に、指揮官も「あそこは1点を取ればゲームが決まる状況。よかったんじゃないかな」と高評価した。「僕は本塁打なんか年間何本も打てませんからね。それよりは何十個もバントを決めたほうがチームのためになる。本塁打よりバントの方がよかったと思う」。本人も納得の表情を浮かべた。
>
>  遊撃の守備では3度の守備機会を無難にこなし、ディフェンス面でも首脳陣にアピール。田尾監督も「自分の武器をどんどん見せてもらうのはいいこと」とニンマリ。
>
>  「性格があっさりしているんで、打撃ではあっさりしないで粘っこくいきたい。体もけがなく順調にきているし、チャンスをつかみたいです」。オリックス、阪神を渡り歩いた29歳。2年前にはウエスタン・リーグの首位打者になっている男は、50年ぶりに誕生した新球団で、確かな地位を築きつつある。
> (本間翼)

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> ★斉藤 秀光(さいとう・ひでみつ)
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>  1975年(昭和50年)4月18日、神奈川県生まれ、29歳。横浜商大高3年時に夏の甲子園出場。94年(平成6年)ドラフト3位でオリックス入団。02年(同14年)は阪神、04年(同16年)オリックスへの移籍、今季から楽天。昨季は104試合に出場し、打率・253、4本塁打、26打点。通算成績は255試合、打率・244、32本塁打、32打点。1メートル80、79キロ。右投げ右打ち。既婚。背番号5。年俸2400万円。




> 楽天“第1号”は斉藤
>  楽天の“球団1号アーチ”が飛び出した―。チーム初の紅白戦が行われ、プロ12年目の斉藤秀光内野手(29)が二回、左中間越えの一発。球団立ち上げ後、初の実戦での一発に、観戦に訪れた3500人は、大きな拍手を送った。
>
>  三木谷オーナーが観戦した御前試合。そこで放った“チーム1号”。これ以上のアピールはない。「塁に出ることだけを考えた」と話す斉藤の声は、興奮で上ずっていた。
>
>  昨年、オリックスと近鉄が合併。斉藤は94年からオリックス、阪神に在籍しており、関西に愛着があった。オリックス残留を希望してもいた。だがプロテクトされず、楽天に入団。だからこその、意地がある。「合併球団には負けたくない」。その言葉を胸に、厳しい練習に耐えている。
>
>  六回にも送りバントを決め、小技も披露。田尾監督は「自分の役割がしっかりできていた」と絶賛した。斉藤も言葉に力を込める。「仙台のファンの方に名前を覚えてもらえればうれしい。レギュラーのチャンスですから。」と、新天地での躍進を誓った。




斉藤は2回無死から左越えにチーム1号アーチを放ち、遊撃手の定位置獲得をアピールした(カメラ・上村尚平

斉藤は2回無死から左越えにチーム1号アーチを放ち、遊撃手の定位置獲得をアピールした(カメラ・上村尚平

> 遊撃はワシ斉藤1発快答
> 紅白戦でチーム1号
>  楽天の初めての紅白戦が13日、沖縄・久米島キャンプで行われ、斉藤秀光内野手(29)=前オリックス=が記念すべきチーム第1号アーチを放った。プロ11年間で通算5アーチの伏兵は「ホームランよりバントを決めた方がうれしい」と言い切る職人タイプ。三木谷オーナーや田尾監督が見守る中での一発に「アピールできました」と、遊撃のレギュラー獲得に改めて意欲をみせた。


  1 2 3 4 5 6 7 8 9
紅組 0 3 0 0 0 0       3
白組 0 1 0 2 0 0       3
[本]斉藤、中島(以上紅)山本(白)

>  高々と舞い上がった打球は、強い北風に乗って左中間フェンスを越えた。初めて見るプロのアーチに、島民の3分の1近くにあたる約3500人が集まった仲里球場は「オ〜ッ!」というどよめきに包まれた。
>
>  先頭で打席に立った2回。白組の先発・朝井の高め直球をフルスイング。「風ですよ。入るとは思わなかった。素直にうれしいです」初キャンプを大歓迎してくれた久米島の人たちのために組まれた紅白戦。三木谷オーナーも視察に訪れた初実戦での一発に「オーナーもそうですけど、監督にアピールできましたね」と笑顔を見せた。
>
>  昨年はオリックスで104試合に出場。11年目で初めて1軍の主力に定着した。さらなる飛躍を狙う新球団元年。「性格的にあっさりしてるんで、プレーにそれが出ないようにしている」と、執着心を前面に押し出すことを誓っている。初アーチはカウント2―0からボールを2球選んだ末に放った粘りの一撃だった。もっとも、過去11年で通算5アーチの男に、飛距離へのこだわりはない。同点の6回無死一塁では、ノーサインながら「状況から考えて」自ら犠打を選択。「きょうはホームランよりもバントの方がうれしい」と、自分の持ち味を生かしたプレーを喜んだ。
>
>  守っても三遊間の難しい当たりをさばくなど、危なげない動きを見せた。もともと守備には定評があるだけに「守りの方は普通にやってます」とサラリ。前田、酒井ら守備力が武器のライバルと争っている遊撃の定位置。バットでアピールして、まずは一歩リードだ。(星野和明)
>
>  ◆斉藤秀光(さいとう・ひでみつ)1975年4月18日、横浜市生まれ。29歳。横浜商大高では93年夏の甲子園に出場。同年ドラフト3位でオリックス入り。2002年に阪神へ移籍するが、04年にはオリックスへ復帰。昨秋の分配ドラフトで楽天入りした。強肩を生かした守備範囲の広さに定評。180センチ、79キロ。右投右打。通算成績は7年間で255試合に出場し、322打数72安打、打率2割2分4厘、5本塁打、32打点。今季年俸は2400万円。背番号5。家族は妻、1男1女。
>  
> ◆中島 完ぺき左越え弾
>  《中島》紅組の9番・DHで出場し、2回に左越えアーチ。今季から挑戦している中村紀(ドジャース)流の打法で放った豪快な一発に「完ぺき。狙ってたわけではなく、体が反応しました」とニコニコ顔。
>
> ◆有銘 満足2回無失点
>  《有銘》徳元とともに地元・沖縄出身として島民に人気の左腕が、白組の2番手で登板し2回無失点。久米島キャンプを締めくくる好投に「のんびりした雰囲気の中で、いいキャンプを過ごせた」。




> 矢野2回無失点2奪K、19日G斬って開幕一軍へ 楽天・矢野
>  最強打線よ覚悟! 19日の巨人との練習試合(宮崎)で先発が予定されている、28歳右腕・矢野英司が紅白戦に登板。六回の表と裏続けてマウンドに上がる変則の2回を投げ、2安打無失点。三振2個と上々のピッチングを披露した。
>
>  「まずまずですね。ちょっと真ん中に入ってしまった球もあった」。本人は渋い表情を見せたが、収穫は手にした。
>
>  ふたつの三振はいずれもカーブ。激しくブレーキのかかる変化球で緩急をつけ、打者のタイミングを完全にはずした。「僕にはあれしかないですから」。本人は謙そんするが、小野投手コーチは「いいボールだったね。カウントも取れるし勝負もできる。武器になるね」とニッコリ。田尾監督も「(19日の登板は)状態次第と考えているが、いけそうですね」と太鼓判を押した。
>
>  G戦の結果が開幕一軍入りへの最初のテスト。プロ7年目の挑戦が始まった。
>
>  〔写真:紅白戦でまずまずの投球をみせた楽天・矢野投手。オープン戦の登板にメドが立った(撮影・戸加里真司)〕

>
> ★ラスがフリー打撃に登場
>  昨年の韓国最多勝で楽天の左腕・ラスが、フリー打撃に初登板した。「低めに球を集めることだけを気をつけた」と藤井、カツノリらを相手に約10分間の投球。
>
>  「日本の打者はうまくボールに当ててくる。やっぱりうまいという印象」。巨人在籍時代に痛打された経験があるだけけに、2年ぶりの日本球界に改めて警戒を強めていた。
>
>
★ホッジスは50球「動きと制球」確認
>  韓国球界から復帰の楽天・ホッジスがフリー打撃に初登板した。3年前ヤクルトで最多勝。打者の手元で揺れ動く球を武器にしていたが一昨年限りで解雇され、日本での再挑戦に意欲を燃やしている。
>
>  「球速を求めるより球の動きと制球が重要」と約50球、軌道を確認した。1メートル93の長身から繰り出すまっすぐと変化球が楽しみだ。




> [田尾語録]13日
>  「ちょっと消極的だった。見逃し三振が多い。捕手のパスボールや落球が多かった。ただ、初めての試合形式なのでミスが多いのはしようがない」(初の紅白戦の印象)
>
>  「3本出たけど、風が強かったので、まともなのは1本だけ。中島の本塁打は初球からガツンといって内容がよかった。山下は本塁打を打っているが、4回に外野フライ(犠飛)でいいところを凡打した。あれでは寂しい」(斉藤、中島、山下と本塁打が3本出たが)
>
>  「実戦になれば彼のよさが出る。僕だけじゃなく、他のコーチもそう言っている。評価は上がりつつある」(2安打1盗塁の平石について)
>
>  「雨が心配でしたが、久米島の人たちに試合を見てもらいたかった。3500人も? そんなにいましたか。島の人口の3分の1ですね」(久米島初のプロ野球紅白戦を披露でき)
>
>  「今日はノーサイン。斉藤が送りバントを自分で決めてやってくれた」(初さい配は次の紅白戦に持ち越し)




田尾監督(手前)を打席に迎え、始球式を行う三木谷オーナー=久米島

田尾監督(手前)を打席に迎え、始球式を行う三木谷オーナー=久米島

> 三木谷オーナー連日のハッスル
>  前日大ハッスルした楽天・三木谷オーナーはこの日も元気いっぱいだった。早朝からテニスで一汗かき、初の紅白戦では始球式を務め、試合を観戦した。2安打1打点の活躍を見せた新人の平石が印象に残った様子で「平石がよかった。広角に打ってたね」と、褒めていた。




> 【三木谷オーナーの名調子】野球の楽しさ知ってもらってよかった 始球式
>  (キャンプを訪問した三木谷浩史オーナー。紅白戦も観戦)
>
>  −−試合を見て
>
>  「これがチームの最初の試合ということになりますね。一、二軍がいっしょにやっているので、当落線上の選手もいるためか、緊張感があったと思います。各選手にはそれぞれ課題が残ったんじゃないですかね。課題を見つけられたという意味では、よかったのではないでしょうか」
>
>  −−久米島でも初のプロの試合になる
>
>  「何人ぐらい、いらっしゃったんですかね。最後(キャンプは14日まで)に試合を見せられてよかったですね。朝、雨が降っていてどうなるか、と思っていたけど、田尾監督が感謝の意味で何とかやりたい、と思ってのことだったんでしょう」
>
>  −−これも地域密着のひとつ?
>
>  「いや、ウチのチームは、何も特別なことはやってないんですよね。“楽天流”とか、偉そうなことは言うつもりもないし。ただ、野球の楽しさというものを知ってもらって、よかったと思いますよ」
>
>  −−前日、ブルペンで投げたのに続いて、紅白戦では始球式=写真=を務めました
>
>  「きのうの筋肉痛があって、ワンバウンドになっちゃいました。マズいですよね。次回までに練習しときますよ。次回? 長い人生なんだから、いつかはまた、やるでしょう」




前日

前日()
同日
翌日

翌日(キャンプ14日目詳報:イーグルス久米島キャンプ打ち上げ&期待の戦力新里捕手&岩隈“投主”の自覚&18日の日向に猪木来襲!&チャリティ試合詳細発表でボビーが会見)
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